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第5部 嵐を呼べ オカマ帝国の逆襲!
もう1つのエピローグ そして悪意が動き出す
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「――そうか、わかった。喧嘩狼と古羊洋子の件は、コッチで引き継ぐ。【猫足】、おまえは手筈通り【双子】と合流して九州へ行け。お金はウチの会社が出す。じゃあな」
スマホをポケットにしまい込みながら、彼は「ふぅ」と短く嘆息を吐いた。
東京卍帝国の6人の大幹部【シックス・ピストルズ】の1人である、【猫足】から作戦失敗の報を受けて、5分後のラブホテルにて。
彼は自分の考えの甘さを恨みながら、1人静かに反省していた。
「……【猫脚】は失敗したか」
「総長……。はい、申し訳ありません」
「気にするな。相手は西日本最強の男。もとから一筋縄じゃいかない事くらい、承知している」
彼に『総長』と呼ばれた男は、全裸のままベッドに腰を下ろし、咥えたタバコに火を点けた。
彼の背後では、同じく衣服を一切身に纏っていない女性が、荒い呼吸を立てながら、艶めかしい声をあげて、身体を小刻みに痙攣させていた。
「次は【悪童】に行かせろ。確かアイツ、喧嘩狼に興味があったハズだから、喰いつくハズだ」
「【悪童】と言いますと、『ハニービー』の連中ですか?」
男は「そうだ」と短く答えながら、肺いっぱいに嗜好の香りを吸い込んだ。
東京卍帝国が誇る6人の大幹部【シックス・ピストルズ】。
その中でも、女性でありながら、総長に引けを取らない、圧倒的カリスマ性を備えた大幹部【悪童】。
彼女が率いるチーム『ハニービー』は、実に東京卍帝国の構成員の3割を占めていた。
彼女が居たからこそ、東京卍帝国は、この短期間で東日本を制圧できるほどの大きなチームになれたと言っても過言ではなかった。
ただ……。
「総長、お言葉ですが【悪童】をあまり信頼しない方がよろしいかと? あの方は、ちょっと……」
「分かっている。アイツが東京卍帝国を乗っ取ろうとしている事くらい」
それでも、と男は小さく笑った。
「使えるウチは使わせて貰うさ」
「総長……」
「安心しろ。策はちゃんと用意してある」
毒を喰らわば皿までだ、そう言って男はタバコの煙を吐きだした。
「それから、もう1つの計画の方は、ちゃんと進んでいるんだろうな?」
「それはもちろん、抜かりなく」
「そうか、ならいい」
男は上機嫌で煙を吐きながら、ニンマリと笑みを溢した。
さてさて、これから楽しくなってきそうだ。
「さぁ、オオカミ狩りの時間だ」
そういって笑う男の顔は、子どものように無邪気だった。
【第5部 おわり】
スマホをポケットにしまい込みながら、彼は「ふぅ」と短く嘆息を吐いた。
東京卍帝国の6人の大幹部【シックス・ピストルズ】の1人である、【猫足】から作戦失敗の報を受けて、5分後のラブホテルにて。
彼は自分の考えの甘さを恨みながら、1人静かに反省していた。
「……【猫脚】は失敗したか」
「総長……。はい、申し訳ありません」
「気にするな。相手は西日本最強の男。もとから一筋縄じゃいかない事くらい、承知している」
彼に『総長』と呼ばれた男は、全裸のままベッドに腰を下ろし、咥えたタバコに火を点けた。
彼の背後では、同じく衣服を一切身に纏っていない女性が、荒い呼吸を立てながら、艶めかしい声をあげて、身体を小刻みに痙攣させていた。
「次は【悪童】に行かせろ。確かアイツ、喧嘩狼に興味があったハズだから、喰いつくハズだ」
「【悪童】と言いますと、『ハニービー』の連中ですか?」
男は「そうだ」と短く答えながら、肺いっぱいに嗜好の香りを吸い込んだ。
東京卍帝国が誇る6人の大幹部【シックス・ピストルズ】。
その中でも、女性でありながら、総長に引けを取らない、圧倒的カリスマ性を備えた大幹部【悪童】。
彼女が率いるチーム『ハニービー』は、実に東京卍帝国の構成員の3割を占めていた。
彼女が居たからこそ、東京卍帝国は、この短期間で東日本を制圧できるほどの大きなチームになれたと言っても過言ではなかった。
ただ……。
「総長、お言葉ですが【悪童】をあまり信頼しない方がよろしいかと? あの方は、ちょっと……」
「分かっている。アイツが東京卍帝国を乗っ取ろうとしている事くらい」
それでも、と男は小さく笑った。
「使えるウチは使わせて貰うさ」
「総長……」
「安心しろ。策はちゃんと用意してある」
毒を喰らわば皿までだ、そう言って男はタバコの煙を吐きだした。
「それから、もう1つの計画の方は、ちゃんと進んでいるんだろうな?」
「それはもちろん、抜かりなく」
「そうか、ならいい」
男は上機嫌で煙を吐きながら、ニンマリと笑みを溢した。
さてさて、これから楽しくなってきそうだ。
「さぁ、オオカミ狩りの時間だ」
そういって笑う男の顔は、子どものように無邪気だった。
【第5部 おわり】
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