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第6部 俺が『最強』になった理由《ワケ》
第25話 僕が『最強』になったワケ
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龍見の兄貴の拳が、また俺の顔面を捉える。
打たれた頬がじんわりと熱を持ち、ヒリヒリと痛む。
もう何時間殴られただろうか?
1時間?
いや、5分も経っていないかもしれない。
しこたま殴られ過ぎて、時間の感覚が曖昧だ。
それでも俺はまた、右足を振りかぶる。
「どうした喧嘩狼! テメェの実力は、そんなモンか!? そんなんじゃ、オレの手足はへし折れぇぞ!」
「ぶふっ!? ハァ、ハァ……。慌てんじゃねぇよ? やっと身体が温まってきた所じゃねぇか?」
右の上段回し蹴りを放り込むが、鼻先寸前で躱されてしまう。
そして無防備になった俺のレバ―めがけて、龍見の兄貴の左フックが深々と突き刺さる。
それだけで、ポンコツ寸前の身体は悲鳴をあげ、意識が飛びそうになる。
「~~~っ!?」
「おっと、あぶねぇ」
霧散しそうになる意識を無理やり繋ぎ止め、左の足刀を龍見の兄貴へと叩きこむ。
が、やはり俺の蹴りは半歩身を横にズラすだけで、簡単に躱されてしまう。
こんな相手、家族以外では初めてだった。
初めて、身内以外で自分の蹴り技が通じない相手を前に、俺は思わず苦笑してしまった。
「あぁ~、こりゃ姉ちゃんが苦戦するワケだわ。なんで当たらねぇんだ?」
「ワリィな。オレの目は『特別性』でな。おまえの動きは、全部『スローモーション』に見えるんだわ」
そう言って、龍見の兄貴の拳が、また俺の顔面を捉えた。
口の中が芳醇な鉄の香りでいっぱいになる。
「まぁ、中坊にして良くやった方だ。そこそこ楽しかったぜ、喧嘩狼?」
「ぺっ! ……何をもう終わった気でいるんだ、テメェ? 本番はここからだろうが?」
「もう止めとけ。おまえじゃ、オレには勝てねぇよ」
龍見の兄貴は、純白の特攻服を俺の血で汚しながら、小さく笑った。
「オレとおまえじゃ、背負っているモノの重さが違うんだよ。『西日本最強の男』のレッテルは、そんな軽くはねぇんだ」
そう言って、勝ち誇ったように笑う、龍見の兄貴。
背負っているモノの重さが違う?
西日本最強の男のレッテルは軽くない?
……ハッ! 冗談だろ?
その自信満々の表情が滑稽すぎて、思わず俺も笑ってしまった。
「……何がおかしい?」
龍見の兄貴が不愉快そうに眉根を寄せた。
俺は腹がよじれそうになる爆笑を何とか押さえつけながら、ニンマリ笑って言ってやった。
「いやぁ、悪い。気分を害させる気はなかったんだわ。ただ、テメェがあまりにも面白いジョークを言うものだから、つい」
「ジョーク?」
「あぁ」
何とか呼吸を整えながら、目尻に浮かんだ涙を拭う。
「テメェがいつ、ナニを背負った?」
違うだろ?
そうじゃねぇだろ?
「テメェは何も背負ってなんかねぇだろうが」
「……あぁっ?」
ブチッ! と龍見の兄貴の方から、切れてはいけない『ナニカ』が切れた音がした。
それでも俺は、構わず目を血走らせている兄貴に言ってやった。
「テメェはただ、そのあまりの荷の重さに目を逸らして逃げている、ただの半端者だろうが」
「このオレが、半端モノ……だと?」
龍見の兄貴のこめかみに血管が浮き上がり、今にもブチ切れそうなくらい、ドクドク言っているのが、手に取るように分かった。
「『西日本最強の男』? ハッ! そんなチンケなレッテルよりも、テメェにはもっとお似合いな看板があるよ。なぁ、バカ兄貴?」
「こんの、クソガキ……ッ!?」
「なぁ? 何をそんなにビビッてるんだよ、おまえ?」
「~~~~ッ! うるせぇっ!?」
とうとう怒りの導火線に火が点いたらしく、龍見の兄貴が俺の顔面めがけて、しこたま拳を振り抜いた。
「テメェに何が分かる!? 最初から全部持ってたテメェにっ! オレの何が分かるってんだ!?」
まるで嵐のように、右に左にと、兄貴の拳が俺の顔を捉える。
気を抜いたら、今にも意識が飛んでしまいそうだ。
それでも俺は、兄貴の声に耳を澄ませた。
「両親に裏切られ、里親に裏切られ、妹に裏切られ、俺の居場所はもう、出雲愚連隊にしかねぇんだよ! テメェに分かるか? 居場所のないヤツの恐怖がっ!?」
信じていたモノに裏切られる怖さが!?
喉から血を吹き出さんばかりの勢いで、声を荒げる龍見の兄貴。
「何が『バカ兄貴』だっ!? アイツ、オレが施設から居なくなって、何してたと思う? 笑ってたんだぞ!? 大事な兄貴が消えたっていうのに、アイツは笑ってたんだ!」
そんなモンかよ!?
アイツの中で、オレの価値は、存在は、そんなモンだったのかよ!?
顔をグシャグシャにして、もはや泣いているとしか思えない形相で、俺に殴りかかってくる兄貴。
俺はそんな兄貴の拳を、片手で受け止めながら、怒りに声を震わせてしまった。
「――甘えてんじゃねぇよ?」
「ッ!?」
バッ! と、俺から距離を取ろうとする龍見の兄貴。
それを許さんと言わんばかりに、俺は兄貴の拳を握りしめながら、勘違いバカ野郎を睨みつけた。
「いつまでも寅美先輩に甘えてんじゃねぇよ、クソ兄貴」
ギリギリッ! と、兄貴の拳を握りしめる。
痛みに顔を歪めるクソ兄貴に、俺はハッキリと言ってやった。
「自分の妹の気持ちくらい、気づいてやれよ! 寅美先輩はなぁ、ずっとテメェとの約束を信じて、大好きな『お兄ちゃん』と再会できると信じてるから、笑ってたんだよ!」
自分が明るく元気でいないと、テメェが心配するから。
大好きな『お兄ちゃん』が悲しむと思ったから、笑顔でいんだよ!
「胸ン中じゃ、不安で怖くて苦しくて……どうしようも無かったに決まってんだろうが!? そんなコトも分かんねぇのかよ!?」
それが何だ?
テメェはそんなちっぽけなプライドを守るために、テメェを慕っていた女を見限るのか?
そんな事のために、寅美先輩は何年も頑張ってきたのか?
ふざけるなっ!?
「テメェがどう思おうが知らねぇが、この世界であの人に『お兄ちゃん』って呼んで貰えるのは……テメェしかいねぇんだよ」
俺じゃダメなんだ。
兄貴分の真似事しか出来ない、俺じゃダメなんだよ。
「テメェだけが、あの子に『お兄ちゃん』って呼んで貰えるんだ。……テメェだけが、ただ1人、この世界であの子の『兄』を名乗れるんだよ!」
「喧嘩狼、おまえ……」
「寅美先輩がよく言ってたよ。『お兄ちゃんが、お兄ちゃんがっ!』って、テメェとの思い出を、それはもう大切そうに、宝物を自慢する子どものように、俺に教えてくれたよ」
2人で虫取りに行ったこと。
なけなしのお小遣いをはたいて、誕生日プレゼントを買ってくれたこと。
一緒に野球を観戦しに行ったこと。
職員さんにナイショで、2人で1つのカップラーメンを盗み食いして、大目玉をくらったこと。
ケガした自分を、おんぶして、家まで連れて帰ってくれたこと。
「このうえなく些細な、明日になったら忘れてしまいそうな出来事を、先輩は『全部お兄ちゃんとの大切な思い出だ』って、そう言って、嬉しそうに俺に教えてくれたよ」
「な、なんで?」
「決まってんだろうが。それだけテメェが大切だったんだよ!」
それだけじゃない。
花丸INポイントノートだってそうだ。
お兄ちゃんとの約束だからって、律儀に最後までお題をクリアして……バカ兄貴を信じてねぇと出来ないことだ。
「寅美先輩は、今もテメェのコトを信じてんだよ! 信じて、バカ兄貴が帰ってくるのを待ってんだよ!」
身体中から気力が溢れ出てくる。
絶対に負けられないという意志が、手足に力を蘇らせる。
俺は愕然と目を見開く龍見の兄貴に、言葉をぶつけ続ける。
「この世の中には、家族に会いたくても会えないヤツが、いっぱい居るよ。でもよ? テメェは違ぇだろ? まだ間に合うだろ? 今ならまだ、間に合うだろ? そうだろ!?」
その手は拳を握るためにあるのか?
違うだろ?
テメェの妹を、力いっぱい抱きしめてやるためにあるんだろがっ!
「先輩はずぅぅぅ~~~っと! テメェに抱きしめて貰えるのを待ってんだよ!」
俺は龍見の兄貴の手を解放しながら、右足に力をこめる。
「テメェが『西日本最強の男』なんていうチンケなレッテルのせいで動けないのなら、今、ここで、俺がソイツをぶっ壊してやるよ」
「~~~~~っ!」
声にならない怒声をあげながら、再び俺に殴りかかってくる兄貴。
我を忘れて突っ込んでくるバカ兄貴に、俺はありったけの力をこめて右足を駆動させた。
「戻って来い、クソ兄貴。その手で妹を抱きしめに行って来い」
瞬間、俺の最大火力の一撃が、バカ兄貴の側頭部にのめり込んだ。
打たれた頬がじんわりと熱を持ち、ヒリヒリと痛む。
もう何時間殴られただろうか?
1時間?
いや、5分も経っていないかもしれない。
しこたま殴られ過ぎて、時間の感覚が曖昧だ。
それでも俺はまた、右足を振りかぶる。
「どうした喧嘩狼! テメェの実力は、そんなモンか!? そんなんじゃ、オレの手足はへし折れぇぞ!」
「ぶふっ!? ハァ、ハァ……。慌てんじゃねぇよ? やっと身体が温まってきた所じゃねぇか?」
右の上段回し蹴りを放り込むが、鼻先寸前で躱されてしまう。
そして無防備になった俺のレバ―めがけて、龍見の兄貴の左フックが深々と突き刺さる。
それだけで、ポンコツ寸前の身体は悲鳴をあげ、意識が飛びそうになる。
「~~~っ!?」
「おっと、あぶねぇ」
霧散しそうになる意識を無理やり繋ぎ止め、左の足刀を龍見の兄貴へと叩きこむ。
が、やはり俺の蹴りは半歩身を横にズラすだけで、簡単に躱されてしまう。
こんな相手、家族以外では初めてだった。
初めて、身内以外で自分の蹴り技が通じない相手を前に、俺は思わず苦笑してしまった。
「あぁ~、こりゃ姉ちゃんが苦戦するワケだわ。なんで当たらねぇんだ?」
「ワリィな。オレの目は『特別性』でな。おまえの動きは、全部『スローモーション』に見えるんだわ」
そう言って、龍見の兄貴の拳が、また俺の顔面を捉えた。
口の中が芳醇な鉄の香りでいっぱいになる。
「まぁ、中坊にして良くやった方だ。そこそこ楽しかったぜ、喧嘩狼?」
「ぺっ! ……何をもう終わった気でいるんだ、テメェ? 本番はここからだろうが?」
「もう止めとけ。おまえじゃ、オレには勝てねぇよ」
龍見の兄貴は、純白の特攻服を俺の血で汚しながら、小さく笑った。
「オレとおまえじゃ、背負っているモノの重さが違うんだよ。『西日本最強の男』のレッテルは、そんな軽くはねぇんだ」
そう言って、勝ち誇ったように笑う、龍見の兄貴。
背負っているモノの重さが違う?
西日本最強の男のレッテルは軽くない?
……ハッ! 冗談だろ?
その自信満々の表情が滑稽すぎて、思わず俺も笑ってしまった。
「……何がおかしい?」
龍見の兄貴が不愉快そうに眉根を寄せた。
俺は腹がよじれそうになる爆笑を何とか押さえつけながら、ニンマリ笑って言ってやった。
「いやぁ、悪い。気分を害させる気はなかったんだわ。ただ、テメェがあまりにも面白いジョークを言うものだから、つい」
「ジョーク?」
「あぁ」
何とか呼吸を整えながら、目尻に浮かんだ涙を拭う。
「テメェがいつ、ナニを背負った?」
違うだろ?
そうじゃねぇだろ?
「テメェは何も背負ってなんかねぇだろうが」
「……あぁっ?」
ブチッ! と龍見の兄貴の方から、切れてはいけない『ナニカ』が切れた音がした。
それでも俺は、構わず目を血走らせている兄貴に言ってやった。
「テメェはただ、そのあまりの荷の重さに目を逸らして逃げている、ただの半端者だろうが」
「このオレが、半端モノ……だと?」
龍見の兄貴のこめかみに血管が浮き上がり、今にもブチ切れそうなくらい、ドクドク言っているのが、手に取るように分かった。
「『西日本最強の男』? ハッ! そんなチンケなレッテルよりも、テメェにはもっとお似合いな看板があるよ。なぁ、バカ兄貴?」
「こんの、クソガキ……ッ!?」
「なぁ? 何をそんなにビビッてるんだよ、おまえ?」
「~~~~ッ! うるせぇっ!?」
とうとう怒りの導火線に火が点いたらしく、龍見の兄貴が俺の顔面めがけて、しこたま拳を振り抜いた。
「テメェに何が分かる!? 最初から全部持ってたテメェにっ! オレの何が分かるってんだ!?」
まるで嵐のように、右に左にと、兄貴の拳が俺の顔を捉える。
気を抜いたら、今にも意識が飛んでしまいそうだ。
それでも俺は、兄貴の声に耳を澄ませた。
「両親に裏切られ、里親に裏切られ、妹に裏切られ、俺の居場所はもう、出雲愚連隊にしかねぇんだよ! テメェに分かるか? 居場所のないヤツの恐怖がっ!?」
信じていたモノに裏切られる怖さが!?
喉から血を吹き出さんばかりの勢いで、声を荒げる龍見の兄貴。
「何が『バカ兄貴』だっ!? アイツ、オレが施設から居なくなって、何してたと思う? 笑ってたんだぞ!? 大事な兄貴が消えたっていうのに、アイツは笑ってたんだ!」
そんなモンかよ!?
アイツの中で、オレの価値は、存在は、そんなモンだったのかよ!?
顔をグシャグシャにして、もはや泣いているとしか思えない形相で、俺に殴りかかってくる兄貴。
俺はそんな兄貴の拳を、片手で受け止めながら、怒りに声を震わせてしまった。
「――甘えてんじゃねぇよ?」
「ッ!?」
バッ! と、俺から距離を取ろうとする龍見の兄貴。
それを許さんと言わんばかりに、俺は兄貴の拳を握りしめながら、勘違いバカ野郎を睨みつけた。
「いつまでも寅美先輩に甘えてんじゃねぇよ、クソ兄貴」
ギリギリッ! と、兄貴の拳を握りしめる。
痛みに顔を歪めるクソ兄貴に、俺はハッキリと言ってやった。
「自分の妹の気持ちくらい、気づいてやれよ! 寅美先輩はなぁ、ずっとテメェとの約束を信じて、大好きな『お兄ちゃん』と再会できると信じてるから、笑ってたんだよ!」
自分が明るく元気でいないと、テメェが心配するから。
大好きな『お兄ちゃん』が悲しむと思ったから、笑顔でいんだよ!
「胸ン中じゃ、不安で怖くて苦しくて……どうしようも無かったに決まってんだろうが!? そんなコトも分かんねぇのかよ!?」
それが何だ?
テメェはそんなちっぽけなプライドを守るために、テメェを慕っていた女を見限るのか?
そんな事のために、寅美先輩は何年も頑張ってきたのか?
ふざけるなっ!?
「テメェがどう思おうが知らねぇが、この世界であの人に『お兄ちゃん』って呼んで貰えるのは……テメェしかいねぇんだよ」
俺じゃダメなんだ。
兄貴分の真似事しか出来ない、俺じゃダメなんだよ。
「テメェだけが、あの子に『お兄ちゃん』って呼んで貰えるんだ。……テメェだけが、ただ1人、この世界であの子の『兄』を名乗れるんだよ!」
「喧嘩狼、おまえ……」
「寅美先輩がよく言ってたよ。『お兄ちゃんが、お兄ちゃんがっ!』って、テメェとの思い出を、それはもう大切そうに、宝物を自慢する子どものように、俺に教えてくれたよ」
2人で虫取りに行ったこと。
なけなしのお小遣いをはたいて、誕生日プレゼントを買ってくれたこと。
一緒に野球を観戦しに行ったこと。
職員さんにナイショで、2人で1つのカップラーメンを盗み食いして、大目玉をくらったこと。
ケガした自分を、おんぶして、家まで連れて帰ってくれたこと。
「このうえなく些細な、明日になったら忘れてしまいそうな出来事を、先輩は『全部お兄ちゃんとの大切な思い出だ』って、そう言って、嬉しそうに俺に教えてくれたよ」
「な、なんで?」
「決まってんだろうが。それだけテメェが大切だったんだよ!」
それだけじゃない。
花丸INポイントノートだってそうだ。
お兄ちゃんとの約束だからって、律儀に最後までお題をクリアして……バカ兄貴を信じてねぇと出来ないことだ。
「寅美先輩は、今もテメェのコトを信じてんだよ! 信じて、バカ兄貴が帰ってくるのを待ってんだよ!」
身体中から気力が溢れ出てくる。
絶対に負けられないという意志が、手足に力を蘇らせる。
俺は愕然と目を見開く龍見の兄貴に、言葉をぶつけ続ける。
「この世の中には、家族に会いたくても会えないヤツが、いっぱい居るよ。でもよ? テメェは違ぇだろ? まだ間に合うだろ? 今ならまだ、間に合うだろ? そうだろ!?」
その手は拳を握るためにあるのか?
違うだろ?
テメェの妹を、力いっぱい抱きしめてやるためにあるんだろがっ!
「先輩はずぅぅぅ~~~っと! テメェに抱きしめて貰えるのを待ってんだよ!」
俺は龍見の兄貴の手を解放しながら、右足に力をこめる。
「テメェが『西日本最強の男』なんていうチンケなレッテルのせいで動けないのなら、今、ここで、俺がソイツをぶっ壊してやるよ」
「~~~~~っ!」
声にならない怒声をあげながら、再び俺に殴りかかってくる兄貴。
我を忘れて突っ込んでくるバカ兄貴に、俺はありったけの力をこめて右足を駆動させた。
「戻って来い、クソ兄貴。その手で妹を抱きしめに行って来い」
瞬間、俺の最大火力の一撃が、バカ兄貴の側頭部にのめり込んだ。
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