220 / 414
第7部 大乱闘スマッシュシスターズ
第10話 ご機嫌ナナメな女神さま♪
しおりを挟む
大神士狼争奪杯の日取りが決定した、翌日の早朝。
俺はいつものように、古羊姉妹と一緒に学校まで続く坂道を歩きながら、いつもと違う芽衣の雰囲気に、戸惑いを隠せないでいた。
「あ、あの芽衣さん? 何か今日はやけにピリピリしてないですか?」
もしかしてあの日ですか? と出かかった言葉を、寸前で飲み込む。
いやぁ、だってさ?
今日の芽衣の様子を見るに、冗談が通じないどころか、完全に言い負かされ、膝を抱えて号泣する未来しか見えないんだもん。
「ピリピリなんかしていません。それはきっと、士狼の勘違いです」
にっこり♪ と、いつもの強化外骨格のような笑顔を顔に貼り付けながら、背後にバラの花を舞散らさせる。
確かに、見た目はいつも通りだが……もうね、雰囲気が全然違うの。
笑顔の裏に般若が見え隠れしているのよね?
なにあの笑顔?
すげぇ怖いんですけど?
その妙に迫力のある笑顔に「そ、そうですか……」と返事をすることしかできない。
く、苦しい!?
爽やかな朝だというのに、息が苦しいよぉっ!
俺は同じく芽衣の後ろをトボトボと歩いている爆乳わん娘のもとまで近づき、小声で助けを求めた。
(おい、よこたん。これは一体どういうことだってばよ?)
(ど、どういう事とは?)
(なんでアイツ、朝からあんなに機嫌が悪いんだよ? もしかして『あの日』か?)
(……ししょーにデリカシーを求めるのは、もう諦めたからいいけどさ。ボク以外にそんなこと、絶対に聞いちゃダメだよ?)
なんだか気づかないうちに、ラブリー☆マイエンジェルに諦められているんですけど、俺?
お嬢ちゃん? 知ってる? 目の前で匙を投げられるのが、1番傷つくんだよ?
(一応言っておくけど、別に『あの日』じゃないからね?)
(『あの日』じゃないのか……。なら何であんなにピリピリしてるんだよ? おっかなくて、オションションが漏れそうだわ)
(えっ!? も、もしかして分からないの、ししょー!? あんなに分かりやすいのに!?)
よこたんが『信じられない!?』とばかりに目を見開く。
えっ、なに?
その『鈍感男、死ね!』みたいな目は?
ちょっ、やめてよ?
そんなダメな子を見るようなで、俺を見ないで!?
言っとくがなぁ、あまり俺を刺激しない方がいいぜ?
こっちには伝家の宝刀である「泣き土下座」がスタンバイしているんだぜ?
この天下の往来の場で、見事に泣き叫びながら、『もう止めてよ、ししょーっ!?』と、おまえが半泣きになるまで、地面に額を擦りつけてやろうか?
俺が1人決意を新たにしている間に、前を歩いていた芽衣が、
「何をしているんですか2人とも? はやく行きますよ」
と催促してくるので、あえなく断念。
しょうがないので、素直に芽衣の後ろを着いて行きながら、校舎の中へと足を踏み入れる。
昇降口でよこたんと別れ、俺と芽衣は愛しの2年A組へと続く廊下を無言で、歩き続けた。
「…………」
「…………」
「……あの?」
「黙って歩け」
「……はい」
……く、空気が重い!?
窒息しそうだ!
は、はやく教室に辿り着いてくれ!
心の中で『はやく♪ はやく♪』と、両足を急かしながら、なんとか教室の前までたどり着くことに成功。
や、やっとこの重苦しい空気から解放される!
俺が喜び勇んで、おもむろに教室のドアを開けた瞬間、
「あっ! やっと来まシタネ! 待ってマシタヨ、オオカミくん!」
「うぉっ!?」
まるでご主人様の帰りを待っていた忠犬よろしく、ガバッ! と俺の腕に抱き着く、蜂谷さん。
途端に教室の温度、というか男達の瞳の温度が2度ほど下がったのが分かった。
蜂谷はマーキングする猫のように、俺の二の腕に自分の頬をスリスリすると、ニパッ! と眩しい笑顔を浮かべて口をひらいた。
「おはようゴザイマス、オオカミくん! 今日もいい天気デスネ!」
「で、でへへ♪ お、おはようございま――ぷげらっ!?」
「あらあら士狼? そんな所に突っ立っていたら、通行の邪魔ですよ?」
ズドムッ! と、芽衣の鞄の角が下腹に突き刺さる。
途端に「よっしゃぁっ!」と歓声をあげるカスども。
ほんとウチのクラス、ロクなヤツがいない……。
ほろりと涙を溢す傍らで、さも「偶然ですよ?」とばかりに澄ました顔を浮かべる芽衣。
その瞳は俺など見ておらず、まっすぐ蜂谷を射抜いていた。
「おはようございます、蜂谷さん。今日も朝から発情ご苦労さまです」
芽衣は蜂谷にしか聞こえない声量で、ぼそりと呟いた。
そのまま空いていた俺の腕を、むんずっ! と無理やり掴むと、強引に引っ張り、自分の背後に隠すように蜂谷の前へ1歩踏み出した。
瞬間、気が狂いそうになるほどの静寂が、教室を包み込んだ。
なんせ今の状態を傍から見れば、
『女神さまが大神を無理やり蜂谷から引き離した』
という図になるのだから。
そりゃ無責任のギャラリーたちも、息を呑みますわな。
なんて他人事のように現状を分析していると、蜂谷の瞳が楽しげに細められた。
「おはようゴザイマス、コヒツジさん! 今日も偽物じみた笑顔が輝いてマスネ!」
「ありがとうございます。そういう蜂谷さんこそ、毎日発情お疲れさまです」
「アッハッハッハッハ!」
「うふふふふふ」
美少女2人の心底楽しそうな声が、教室中に木霊する。
うんうん、やっぱり女の子は笑顔が1番だよね。
ほんと楽しそうだ……目ぇ以外は。
「た、大変だ! アマゾンがこの緊張感に耐えられなくて、打ち上げられたハマチみたいになってる!?」
「しっかりしろアマゾン! だ、誰か! この中にお医者様の息子はいませんか!?」
「な、なんで大神ばかり良い思いをするんだ……ファ●ク」
視界の端で、アマゾンが息絶える姿を捉える。
まぁ、アイツはどうでもいいか。
アマゾンがご臨終になったとの同時に、ぐにゃりっ! と、2人の間の空間が激しく歪んだ。
その暴力的なまでのプレッシャーに、息が続かないっ!?
は、早くこの場を離脱しなければ!
そう思ったのはどうやら俺だけではないらしく、みなアマゾンを放って教室の外へ飛び出していった。
これは俺も乗るしかない、このビックウェーブに!
グッ! と足に力をこめる――が、
「あらあら? どこへ行く気ですか、しろぉ♪」
「ふぇぇ……」
芽衣が俺の腕をガッチリホールドしているため、逃げるに逃げられない!?
いやぁぁぁぁぁ!?
誰か助けてぇぇぇぇぇっ!?
結局、我が担任が教室にやってくるまで、この異様な笑い声のオーケストラは続いたのであった。
俺はいつものように、古羊姉妹と一緒に学校まで続く坂道を歩きながら、いつもと違う芽衣の雰囲気に、戸惑いを隠せないでいた。
「あ、あの芽衣さん? 何か今日はやけにピリピリしてないですか?」
もしかしてあの日ですか? と出かかった言葉を、寸前で飲み込む。
いやぁ、だってさ?
今日の芽衣の様子を見るに、冗談が通じないどころか、完全に言い負かされ、膝を抱えて号泣する未来しか見えないんだもん。
「ピリピリなんかしていません。それはきっと、士狼の勘違いです」
にっこり♪ と、いつもの強化外骨格のような笑顔を顔に貼り付けながら、背後にバラの花を舞散らさせる。
確かに、見た目はいつも通りだが……もうね、雰囲気が全然違うの。
笑顔の裏に般若が見え隠れしているのよね?
なにあの笑顔?
すげぇ怖いんですけど?
その妙に迫力のある笑顔に「そ、そうですか……」と返事をすることしかできない。
く、苦しい!?
爽やかな朝だというのに、息が苦しいよぉっ!
俺は同じく芽衣の後ろをトボトボと歩いている爆乳わん娘のもとまで近づき、小声で助けを求めた。
(おい、よこたん。これは一体どういうことだってばよ?)
(ど、どういう事とは?)
(なんでアイツ、朝からあんなに機嫌が悪いんだよ? もしかして『あの日』か?)
(……ししょーにデリカシーを求めるのは、もう諦めたからいいけどさ。ボク以外にそんなこと、絶対に聞いちゃダメだよ?)
なんだか気づかないうちに、ラブリー☆マイエンジェルに諦められているんですけど、俺?
お嬢ちゃん? 知ってる? 目の前で匙を投げられるのが、1番傷つくんだよ?
(一応言っておくけど、別に『あの日』じゃないからね?)
(『あの日』じゃないのか……。なら何であんなにピリピリしてるんだよ? おっかなくて、オションションが漏れそうだわ)
(えっ!? も、もしかして分からないの、ししょー!? あんなに分かりやすいのに!?)
よこたんが『信じられない!?』とばかりに目を見開く。
えっ、なに?
その『鈍感男、死ね!』みたいな目は?
ちょっ、やめてよ?
そんなダメな子を見るようなで、俺を見ないで!?
言っとくがなぁ、あまり俺を刺激しない方がいいぜ?
こっちには伝家の宝刀である「泣き土下座」がスタンバイしているんだぜ?
この天下の往来の場で、見事に泣き叫びながら、『もう止めてよ、ししょーっ!?』と、おまえが半泣きになるまで、地面に額を擦りつけてやろうか?
俺が1人決意を新たにしている間に、前を歩いていた芽衣が、
「何をしているんですか2人とも? はやく行きますよ」
と催促してくるので、あえなく断念。
しょうがないので、素直に芽衣の後ろを着いて行きながら、校舎の中へと足を踏み入れる。
昇降口でよこたんと別れ、俺と芽衣は愛しの2年A組へと続く廊下を無言で、歩き続けた。
「…………」
「…………」
「……あの?」
「黙って歩け」
「……はい」
……く、空気が重い!?
窒息しそうだ!
は、はやく教室に辿り着いてくれ!
心の中で『はやく♪ はやく♪』と、両足を急かしながら、なんとか教室の前までたどり着くことに成功。
や、やっとこの重苦しい空気から解放される!
俺が喜び勇んで、おもむろに教室のドアを開けた瞬間、
「あっ! やっと来まシタネ! 待ってマシタヨ、オオカミくん!」
「うぉっ!?」
まるでご主人様の帰りを待っていた忠犬よろしく、ガバッ! と俺の腕に抱き着く、蜂谷さん。
途端に教室の温度、というか男達の瞳の温度が2度ほど下がったのが分かった。
蜂谷はマーキングする猫のように、俺の二の腕に自分の頬をスリスリすると、ニパッ! と眩しい笑顔を浮かべて口をひらいた。
「おはようゴザイマス、オオカミくん! 今日もいい天気デスネ!」
「で、でへへ♪ お、おはようございま――ぷげらっ!?」
「あらあら士狼? そんな所に突っ立っていたら、通行の邪魔ですよ?」
ズドムッ! と、芽衣の鞄の角が下腹に突き刺さる。
途端に「よっしゃぁっ!」と歓声をあげるカスども。
ほんとウチのクラス、ロクなヤツがいない……。
ほろりと涙を溢す傍らで、さも「偶然ですよ?」とばかりに澄ました顔を浮かべる芽衣。
その瞳は俺など見ておらず、まっすぐ蜂谷を射抜いていた。
「おはようございます、蜂谷さん。今日も朝から発情ご苦労さまです」
芽衣は蜂谷にしか聞こえない声量で、ぼそりと呟いた。
そのまま空いていた俺の腕を、むんずっ! と無理やり掴むと、強引に引っ張り、自分の背後に隠すように蜂谷の前へ1歩踏み出した。
瞬間、気が狂いそうになるほどの静寂が、教室を包み込んだ。
なんせ今の状態を傍から見れば、
『女神さまが大神を無理やり蜂谷から引き離した』
という図になるのだから。
そりゃ無責任のギャラリーたちも、息を呑みますわな。
なんて他人事のように現状を分析していると、蜂谷の瞳が楽しげに細められた。
「おはようゴザイマス、コヒツジさん! 今日も偽物じみた笑顔が輝いてマスネ!」
「ありがとうございます。そういう蜂谷さんこそ、毎日発情お疲れさまです」
「アッハッハッハッハ!」
「うふふふふふ」
美少女2人の心底楽しそうな声が、教室中に木霊する。
うんうん、やっぱり女の子は笑顔が1番だよね。
ほんと楽しそうだ……目ぇ以外は。
「た、大変だ! アマゾンがこの緊張感に耐えられなくて、打ち上げられたハマチみたいになってる!?」
「しっかりしろアマゾン! だ、誰か! この中にお医者様の息子はいませんか!?」
「な、なんで大神ばかり良い思いをするんだ……ファ●ク」
視界の端で、アマゾンが息絶える姿を捉える。
まぁ、アイツはどうでもいいか。
アマゾンがご臨終になったとの同時に、ぐにゃりっ! と、2人の間の空間が激しく歪んだ。
その暴力的なまでのプレッシャーに、息が続かないっ!?
は、早くこの場を離脱しなければ!
そう思ったのはどうやら俺だけではないらしく、みなアマゾンを放って教室の外へ飛び出していった。
これは俺も乗るしかない、このビックウェーブに!
グッ! と足に力をこめる――が、
「あらあら? どこへ行く気ですか、しろぉ♪」
「ふぇぇ……」
芽衣が俺の腕をガッチリホールドしているため、逃げるに逃げられない!?
いやぁぁぁぁぁ!?
誰か助けてぇぇぇぇぇっ!?
結局、我が担任が教室にやってくるまで、この異様な笑い声のオーケストラは続いたのであった。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる