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第7部 大乱闘スマッシュシスターズ
第22話 借り物競争~古羊芽衣の場合~
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「あっ、きたきた! おーい2人ともぉ!」
入場口のあたりで1人心細そうにしていた爆乳わん娘が、俺たちを発見するなり、ブンブンッ! と犬のシッポのように片手を振り回し、「ここだよぉっ!」とアピールしていた。
俺と芽衣は『ほわっ♪』とした笑みを浮かべるラブリー☆マイエンジェルのもとまで、ゆったりと近づき、
「おっす、よこたんっ! 1時間ぶり。元気だった?」
「うんっ! そういうししょーも、今日は絶好調だね!」
「まぁな! 調子が良すぎて、今なら空も飛べそうな気分だわ」
「バカなこと言ってないで、はやく準備しますよ士狼」
「準備って言っても、ただ並ぶだけじゃん」
そう言いながら俺は赤組の1番目に、芽衣は2番目へと並ぶ。
そんな俺達を眺めながら、ラブリー☆マイエンジェルは黄色のハチマキを締め直しつつ、「お互い頑張ろうね!」と、お気持ち表明しながら、自分のチームである黄色組へと戻っていく。
チクショウ。相変わらず可愛いな、コイツ?
結婚してやろうか?
『それではただいまより、プログラム5番。借り物競争を開始いたします』
というアナウンスと共に、行進がスタート。
トップバッターということで、さっそくスタートラインに並ばされる俺。
「士狼、やるからには1位を獲るんですよ!」
「へいへい、努力しますよ」
ヒラヒラと片手で返事をしながら、俺以外のトップバッターである生徒たちをグルリと見渡してみる。
見るからに貧弱そうな連中ばかりだ。
これならよほどの悪いお題が当たらない限り、1位になることはそう難しいことじゃないだろう。
そんなことを思っていると、体育祭実行委員である男子生徒の1人が、キビキビした動きで、空砲を天に向けて構えた。
「準備はいいですか? それでは位置について……よーい、スタート!」
パァンッ! という小気味よい空砲と共に、大地を蹴り上げグラウンドを駆ける。
数十メートル先には、お題が書かれた四つ折りの白い紙が落ちているので、それをササッと拾い上げる。
さてさて、俺のお題は何かしらん?
まるでラブレターを開く男子中学生のような面持ちで、お題の書かれた紙に視線を落とす。
そこには――『残念なブサイク』と書かれていた。
「よっしゃ! もらった!」
一直線に自分のクラスが応援している場所まで疾走する。
『おぉっと、赤チーム迷いがありません!』と、声を張り上げるアナウンスを置き去りにするスピードで、2年A組応援席へと移動。
そこには、
「た、大変だ! 米沢の野郎が3年の先輩に告白されたってよ!?」
「おいアマゾン。ここはオレに任せてくれ。奴の血と臓物で、カルパッチョを作ってやるよ」
「待て待て石岡? ここは『ミスターフレンドリーファイヤー』の異名を持つ、この大岡勝義に全てを任せろ」
「落ち着け、おまえら。まずは落ち着いて……全員で行こう」
「「「「「了解っ!」」」」」
そこには、背信者をどのようにして処刑するか、喜々として話し合っている仲間たちがいた。
さすがはウチのクラス、よりどりみどりじゃないか。
なんせ「おはよう」と挨拶すれば「くたばれ」と返ってくる。
こだまでしょうか?
いいえ、人間のカスです。
おっと、こんなところで感慨にふけっている場合じゃないぞ。
さて、誰を連れて行こうかな?
「よしアマゾン、キミに決めた!」
「あぁん、なんだよ大神? 今忙しいっていうのに。お題はナニ? 漢の子?」
「学校で1番のイケメンを連れて来いってさ」
「そりゃまぁ……オレだろうなぁ」
クラスメイト全員の「えっ!?」という視線が、アマゾンに突き刺さる。
その自惚れた答え、まさしく俺が求めていた人材に他ならない!
「さすがアマゾンだ。話せば話すほど、おまえしか適任が居ないとすら思えてくる」
「へへっ、よせやい。よし行くぞ、ついて来い!」
アマゾンは俺を置いて、1人さっさとゴールに向かって走りだす。
さすがは我が残念な友人の中でも、トップを独走する逸材。
ノリと頭の軽さは天下一品だ。
上機嫌のアマゾンを引きつれて、ぶっちぎりの1位でゴールテープを切る。
傍で控えていた実行委員の女子と、生徒指導のヤマキティーチャーが、駆け足でゴールした俺達のもとへとやってきた。
「それでは紙をチェックしますね」
「ちなみに不正しようとしても無駄だからな? キチンと先生も一緒に確認するぞ」
そう言いながら、実行委員の女子生徒と先生は、俺が持ってきた紙を覗きこみ、顔を破顔させた。
「はい、バッチリです! 問題ありません!」
「あぁ、文句なしの合格だ! 1位おめでとう、大神」
「よっしゃ! やったなアマゾン!」
「オレが居るんだから当然だろ!」
パァンッ! と、小気味よくアマゾンとハイタッチ。
瞬間、2Aの応援席が、これでもかと言わんばかりにざわめき始める。
「こらこら? 何を驚いている、おまえらぁ?」
と、満面の笑みで応援席へと帰って行く、アマゾン。
とりあえず、これで芽衣の顔に泥を塗ることだけは避けられたな。
ふぃ~っ! と、短く息を吐き捨てながら、1位のフラッグを握り締め、競技の邪魔にならない場所まで移動させられる。
さて、今日の分の仕事も終わったし、あとは古羊姉妹の勇姿を見守るだけだな。
なんて思っていると、競技を行っていた芽衣が、一直線に俺のところまでやってきた。
「士狼、出番ですよ! 30秒で支度しな!」
「ガッテン承知の助!」
カモンッ! と呼ばれた犬の如く、素早く芽衣の隣を並走しはじめる。
その間、わずか3秒未満。
これが半年に渡る調教、もとい教育の成果である。
まだ他の選手がお目当てのブツを探している中、俺と芽衣は脇目も振らずにゴールへと突っ走って行く。
これはもう1位は確実だ!
「ちなみ何も聞かずについて来たけどさ、お題はナニ? 知的でクールなナイスガイを連れてこいとか?」
「いいえ、違いますよ」
そう否定すると、芽衣は何故か言いにくそうに口をモゴモゴさせながら、頬を赤らめた。
刹那、シロウオオカミのスーパーコンピューターが、唸りをあげて回転しはじめる。
借り物競争、お題、恥ずかしがる芽衣。
これら情報を加味した結果、俺の優秀な頭脳が、ある1つの結論に辿り着いた。
め、芽衣が引いたお題って、まさかっ!?
借り物競争の定番である……『好きな人』なのではないか?
その証拠に、芽衣は俺と視線がかち合うと、恥らうようにパッ! と顔を背けてしまう。
疑惑が核心に変わる、充分な証拠である。
ま、間違いない……芽衣が引いたお題は『好きな人』だ!
ちょっ、ちょっと待て?
ということは……芽衣の好きなヤツってまさか……っ!?
「芽衣……。おまえ、まさか……」
驚きに満ちた瞳で芽衣を見やる。
気のせいか、心臓の鼓動が1オクターブほど早くなった気がした。
芽衣は頬を桜色に染めながら、小さく頷くと、その蕾のような小さな唇を動かして、
「どうやら、バレてしまったみたいですね」
「やっぱり、おまえの引いた『お題』って……」
「士狼の考えた通りです」
そう言って、芽衣が手にしていた紙を俺に渡してくる。
受け取った紙に視線を落とすと、そこには力強い文字で、こう書いてあった。
――『ペットにしたい動物』と。
『おーとっ!? 1位を爆走していた大神選手が、突如逆走! そのまま明後日の方向へ走って行きます! コレはどうしたのでしょうか!?』
「おい大神!? 真面目にやれ、シバくぞ!」
「テメェ、なに古羊さんの足を引っ張ってんだ!? シバくそ!」
「というか、なんであんなに古羊さんの仲がいいんだ? シバくぞ!」
仲間たちの声援を一身に浴びながら、ゴールとは真反対の方向へ足を進める俺。
その背後を「うふふ、待て待て~っ♪」と、満面の笑みで追いかけてくる芽衣。
「コラコラ士狼、待ちなさ~い♪」
「アハハ、無理でぇ~す☆」
砂浜を駆けるバカップルのように、きゃっきゃ☆ うふふ♪ しながら、グラウンドを駆けて行く、俺と芽衣。
結局、俺が逃げている間に、他の選手は全員ゴールしたらしく、芽衣は強制的にビリケツとなった。
入場口のあたりで1人心細そうにしていた爆乳わん娘が、俺たちを発見するなり、ブンブンッ! と犬のシッポのように片手を振り回し、「ここだよぉっ!」とアピールしていた。
俺と芽衣は『ほわっ♪』とした笑みを浮かべるラブリー☆マイエンジェルのもとまで、ゆったりと近づき、
「おっす、よこたんっ! 1時間ぶり。元気だった?」
「うんっ! そういうししょーも、今日は絶好調だね!」
「まぁな! 調子が良すぎて、今なら空も飛べそうな気分だわ」
「バカなこと言ってないで、はやく準備しますよ士狼」
「準備って言っても、ただ並ぶだけじゃん」
そう言いながら俺は赤組の1番目に、芽衣は2番目へと並ぶ。
そんな俺達を眺めながら、ラブリー☆マイエンジェルは黄色のハチマキを締め直しつつ、「お互い頑張ろうね!」と、お気持ち表明しながら、自分のチームである黄色組へと戻っていく。
チクショウ。相変わらず可愛いな、コイツ?
結婚してやろうか?
『それではただいまより、プログラム5番。借り物競争を開始いたします』
というアナウンスと共に、行進がスタート。
トップバッターということで、さっそくスタートラインに並ばされる俺。
「士狼、やるからには1位を獲るんですよ!」
「へいへい、努力しますよ」
ヒラヒラと片手で返事をしながら、俺以外のトップバッターである生徒たちをグルリと見渡してみる。
見るからに貧弱そうな連中ばかりだ。
これならよほどの悪いお題が当たらない限り、1位になることはそう難しいことじゃないだろう。
そんなことを思っていると、体育祭実行委員である男子生徒の1人が、キビキビした動きで、空砲を天に向けて構えた。
「準備はいいですか? それでは位置について……よーい、スタート!」
パァンッ! という小気味よい空砲と共に、大地を蹴り上げグラウンドを駆ける。
数十メートル先には、お題が書かれた四つ折りの白い紙が落ちているので、それをササッと拾い上げる。
さてさて、俺のお題は何かしらん?
まるでラブレターを開く男子中学生のような面持ちで、お題の書かれた紙に視線を落とす。
そこには――『残念なブサイク』と書かれていた。
「よっしゃ! もらった!」
一直線に自分のクラスが応援している場所まで疾走する。
『おぉっと、赤チーム迷いがありません!』と、声を張り上げるアナウンスを置き去りにするスピードで、2年A組応援席へと移動。
そこには、
「た、大変だ! 米沢の野郎が3年の先輩に告白されたってよ!?」
「おいアマゾン。ここはオレに任せてくれ。奴の血と臓物で、カルパッチョを作ってやるよ」
「待て待て石岡? ここは『ミスターフレンドリーファイヤー』の異名を持つ、この大岡勝義に全てを任せろ」
「落ち着け、おまえら。まずは落ち着いて……全員で行こう」
「「「「「了解っ!」」」」」
そこには、背信者をどのようにして処刑するか、喜々として話し合っている仲間たちがいた。
さすがはウチのクラス、よりどりみどりじゃないか。
なんせ「おはよう」と挨拶すれば「くたばれ」と返ってくる。
こだまでしょうか?
いいえ、人間のカスです。
おっと、こんなところで感慨にふけっている場合じゃないぞ。
さて、誰を連れて行こうかな?
「よしアマゾン、キミに決めた!」
「あぁん、なんだよ大神? 今忙しいっていうのに。お題はナニ? 漢の子?」
「学校で1番のイケメンを連れて来いってさ」
「そりゃまぁ……オレだろうなぁ」
クラスメイト全員の「えっ!?」という視線が、アマゾンに突き刺さる。
その自惚れた答え、まさしく俺が求めていた人材に他ならない!
「さすがアマゾンだ。話せば話すほど、おまえしか適任が居ないとすら思えてくる」
「へへっ、よせやい。よし行くぞ、ついて来い!」
アマゾンは俺を置いて、1人さっさとゴールに向かって走りだす。
さすがは我が残念な友人の中でも、トップを独走する逸材。
ノリと頭の軽さは天下一品だ。
上機嫌のアマゾンを引きつれて、ぶっちぎりの1位でゴールテープを切る。
傍で控えていた実行委員の女子と、生徒指導のヤマキティーチャーが、駆け足でゴールした俺達のもとへとやってきた。
「それでは紙をチェックしますね」
「ちなみに不正しようとしても無駄だからな? キチンと先生も一緒に確認するぞ」
そう言いながら、実行委員の女子生徒と先生は、俺が持ってきた紙を覗きこみ、顔を破顔させた。
「はい、バッチリです! 問題ありません!」
「あぁ、文句なしの合格だ! 1位おめでとう、大神」
「よっしゃ! やったなアマゾン!」
「オレが居るんだから当然だろ!」
パァンッ! と、小気味よくアマゾンとハイタッチ。
瞬間、2Aの応援席が、これでもかと言わんばかりにざわめき始める。
「こらこら? 何を驚いている、おまえらぁ?」
と、満面の笑みで応援席へと帰って行く、アマゾン。
とりあえず、これで芽衣の顔に泥を塗ることだけは避けられたな。
ふぃ~っ! と、短く息を吐き捨てながら、1位のフラッグを握り締め、競技の邪魔にならない場所まで移動させられる。
さて、今日の分の仕事も終わったし、あとは古羊姉妹の勇姿を見守るだけだな。
なんて思っていると、競技を行っていた芽衣が、一直線に俺のところまでやってきた。
「士狼、出番ですよ! 30秒で支度しな!」
「ガッテン承知の助!」
カモンッ! と呼ばれた犬の如く、素早く芽衣の隣を並走しはじめる。
その間、わずか3秒未満。
これが半年に渡る調教、もとい教育の成果である。
まだ他の選手がお目当てのブツを探している中、俺と芽衣は脇目も振らずにゴールへと突っ走って行く。
これはもう1位は確実だ!
「ちなみ何も聞かずについて来たけどさ、お題はナニ? 知的でクールなナイスガイを連れてこいとか?」
「いいえ、違いますよ」
そう否定すると、芽衣は何故か言いにくそうに口をモゴモゴさせながら、頬を赤らめた。
刹那、シロウオオカミのスーパーコンピューターが、唸りをあげて回転しはじめる。
借り物競争、お題、恥ずかしがる芽衣。
これら情報を加味した結果、俺の優秀な頭脳が、ある1つの結論に辿り着いた。
め、芽衣が引いたお題って、まさかっ!?
借り物競争の定番である……『好きな人』なのではないか?
その証拠に、芽衣は俺と視線がかち合うと、恥らうようにパッ! と顔を背けてしまう。
疑惑が核心に変わる、充分な証拠である。
ま、間違いない……芽衣が引いたお題は『好きな人』だ!
ちょっ、ちょっと待て?
ということは……芽衣の好きなヤツってまさか……っ!?
「芽衣……。おまえ、まさか……」
驚きに満ちた瞳で芽衣を見やる。
気のせいか、心臓の鼓動が1オクターブほど早くなった気がした。
芽衣は頬を桜色に染めながら、小さく頷くと、その蕾のような小さな唇を動かして、
「どうやら、バレてしまったみたいですね」
「やっぱり、おまえの引いた『お題』って……」
「士狼の考えた通りです」
そう言って、芽衣が手にしていた紙を俺に渡してくる。
受け取った紙に視線を落とすと、そこには力強い文字で、こう書いてあった。
――『ペットにしたい動物』と。
『おーとっ!? 1位を爆走していた大神選手が、突如逆走! そのまま明後日の方向へ走って行きます! コレはどうしたのでしょうか!?』
「おい大神!? 真面目にやれ、シバくぞ!」
「テメェ、なに古羊さんの足を引っ張ってんだ!? シバくそ!」
「というか、なんであんなに古羊さんの仲がいいんだ? シバくぞ!」
仲間たちの声援を一身に浴びながら、ゴールとは真反対の方向へ足を進める俺。
その背後を「うふふ、待て待て~っ♪」と、満面の笑みで追いかけてくる芽衣。
「コラコラ士狼、待ちなさ~い♪」
「アハハ、無理でぇ~す☆」
砂浜を駆けるバカップルのように、きゃっきゃ☆ うふふ♪ しながら、グラウンドを駆けて行く、俺と芽衣。
結局、俺が逃げている間に、他の選手は全員ゴールしたらしく、芽衣は強制的にビリケツとなった。
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