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第9部 聖夜に水星は巡航する
第23話 謎解きはデートのあとで
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よこたんとのデートを途中で中断した、その日の午後3時。
俺たちは芽衣に急かされながら、さっさと私服から制服へとミラクルチェンジ☆ を完了させ、言われるがままに生徒会室へと集合していた。
扉を開けると、そこにはカメラを持った亀梨少年と、不機嫌さマックスハートの大和田ちゃんが、イライラしたように俺達を睨んできていて……ひぇっ!?
「シロパイ遅い! つぅかクリスマス会の準備サボって、ナニしてたし!?」
「メンゴ、メンゴ! ちょっと野暮用をね☆」
「デートって言う野暮用をね」と、冷たい声音でボソリッ! と呟く芽衣に、恐怖を隠せない。
すげぇ根に持ってんじゃん、コイツ……。
そんなにサボったのが気に入らなかったの?
ほんとゴメンね?
生まれてきてゴメンね?
心の中で何度も頭を下げながら、俺は場の空気を変えるべく、無難な話題を提供した。
「そ、そういえば元気たちの姿が見えねぇけど、どうした? サボりか?」
「猿野くん達なら、今もクリスマス会の準備を進めてくれていますよ」
「そんなことよりも先輩! コレを見てほしいっす!」
そう言って手に持っていたカメラを弄りながら、俺たちにある画像を見せてくる亀梨少年。
そこには、無残にも砕け散った窓ガラスと、野球のバットが無造作に置かれた写真が映し出されていた。
「また【バットマン】の仕業っすよ!」
「ほんと勘弁して欲しいし……」
ゲンナリした様子で、そう呟く大和田ちゃん。
心なしか、すごく疲れているように見える。
「おかげで先生たちから『クリスマス会を中止にした方がいいんじゃないか?』って打診されるし……マジで何なんコイツ? あぁもう! イライラするぅ!?」
「まぁまぁ大和田ちゃん。そうカッカすんなって。『あの日』か?」
「死ね☆」
とくに理由ない罵倒が俺を襲う!
「ししょーはさ、もう少しデリカシーについて勉強するべきだと思う……」
「お、俺を糾弾するよりも先に、やることがあるだろう? ほら! どこの教室の窓ガラスが割られたか、無知な俺様に教えてくれよ!」
「逃げましたね、この男? ……まぁいいです。それはわたしが説明しますね」
そう言って大和田ちゃんの言葉を継ぐように、猫を被った芽衣が、不承不承と言った様子で口をひらいた。
「今回割られた窓ガラスは、2年A組の教室です。これまた人の居ない時間を狙ったんでしょうね、今回も目撃者はゼロです」
「えっ? ウチの教室がヤラれたの? マジで?」
「マジもマジ、大マジです。……まぁケガ人が居なかっただけマシと思いましょう」
「それだけじゃないっしょ、会長。今回はご丁寧にも、次の犯行予告まで届いてるんだから」
犯行予告ぅ? と、よこたんと一緒になって首を傾げていると、大和田ちゃんは「コレが目に入らぬかぁ!」と言わんばかりに、1枚の紙切れを俺達に見せてきた。
そこには新聞紙でモンタージュした文字が、不揃いに並べられていた。
どうやら読めということらしい、どれどれ~?
「『無能な生徒会役員たちに告げる。次が最後だ。クリスマス会を中止にしたくなければ、俺を止めてみろ』だぁ? なんだぁ? この上から目線の物言いは?」
「完全にわたし達をおちょくっていますね」
「ほんと失礼なヤツだしコイツ! 無能なのはシロパイだけだし!」
「えっ? それフォローしてる? それとも貶してる? どっち?」
「考えるまでもなく貶していると思うよ、ししょー……」
何故か爆乳わん娘から慈愛の瞳を向けられる俺。
ちょっと、よこたん?
その『……』はなぁに?
「でも、どうしようかメイちゃん? 『止めてみせろ』って言われても、手掛かりなんて何もないよ?」
「だしだしっ! 実際問題、校舎全部の窓に見張りでもつけない限り、次の犯行を防ぐなんてムリゲーっしょ?」
「校舎の窓全部に見張りをつけるって……この人数で? 無理だろソレ」
「落ち着いてください、皆さん。キチンと手がかりは残っていますから」
えっ? と全員の視線が芽衣に集まる。
芽衣は大和田ちゃんから犯行予告の紙を受け取るなり、その白魚のような指先をある1点へと伸ばした。
「『俺を止めてみせろ』ということは、現状、わたしたちの知っている情報だけで辿り着けると判断して、こう書いているんでしょう。と、いうことはですよ? 今現在わたしたちが知っている情報は、何がありますか?」
「俺たちが知ってる情報?」
何かある? と、よこたんと大和田ちゃんにアイコンタクトを送るが、サッパリわからん! とばかりにフルフルと首を横に振るばかりで、埒が明かない。
そんな使えない生徒会役員をさしおいて、沈黙を保っていた亀梨少年が、何かに気がついたように口をひらいた。
「――犯行現場」
「えっ?」
「だから犯行現場っすよ、先輩! きっと今までの犯行現場に、ヒントが隠されているハズっす!」
芽衣は「正解です」と微笑みながら、俺たちを一瞥しつつ、その桜色の唇を動かした。
「多目的室、調理室、弓道部、合唱部、そして1年C組に、2年A組。この中に次の犯行に繋がる『何か』があるハズ! ……なんですが、正直ここから先は手詰まりです」
と、なけなしの諭吉さんで成人向け雑誌を買う会社帰りのサラリーマンのように、渋い顔を浮かべる芽衣。
「手詰まりって、どういうことメイちゃん?」
「言葉通りの意味ですよ。犯人の目的はクリスマス会を潰すこと。……にしては、やけに遠回りなアプローチですし」
「確かに。クリスマス会を潰したいなら、直接準備しているモノなんかを狙えばいいワケだし……ほんとマジ何だ、コイツ?」
「そうなんですよねぇ。しかも狙った教室の一貫性が無いのも問題ですしねぇ」
う~ん? と頭を悩ませる、生徒会娘たち。
ふぅ、しょうがない。
どうやらここは、数多のミステリー漫画を読破したシロウ・オオカミの出番のようだな。
さぁみんな! 大神少年の事件簿、はっじまっるよぉ~っ♪
「おいおい、おまえら? こんな簡単な謎も解けないのかよ?」
「あぁんっ? ならシロパイは解けたつぅワケ?」
ドM大歓喜の凍てつく視線を俺に向けながら、チンピラめいた言動をとるプチデビル後輩。
そんなプリティ♥キチガイな後輩に「当たり前だのクラッカー」と、ニヒルな笑みを浮かべて頷いてみせる。
「謎どころか、犯人すら分かったぜ、俺は。犯人は野球部の谷垣太一だ!」
「ふぅん、で? その根拠はなんだし?」
「後輩のマネージャーに懸想されてたから。もうアイツが犯人でいい。というか、アイツが犯人がいい」
「私怨っ!? 完全な私怨だよ、ソレっ!? 推理でもなんでもないよ、ししょーっ!?」
「士狼? 今、少し真面目な話をしてるので、お口チャック」
「せ、せやかて工藤っ!?」
「誰が工藤ですか?」
西のガングロ名探偵のように慌てふためく俺を無視して、芽衣は静かに長考に入る。
せ、せやかて芽衣!? と西のガングロ名探偵のように慌てふためく俺を無視して、芽衣は静かに長考に入る。
しょうがないので、言われた通りお口をチャックする俺。
そんな俺と入れ替わるように、今度は亀梨少年が口をひらいた。
「この手の犯人って、漫画やアニメだと、自己顕示欲の塊のような人が多いじゃないっすか。もしかしたらこの中に、自分の存在を主張する『何か』が、埋め込まれているのかもしれないっすよ?」
「自分の存在……ということは名前?」
亀梨少年がそう口にした瞬間、芽衣がハッ! とした表情になった。
「なるほど、暗号ってことですか!」
「「「暗号?」」」
芽衣は俺たちのことなどすでに意識の外へと追いやったのか、ブツブツと1人何かをつぶやき始めた。
完全に自分の世界へと突入した芽衣の邪魔にならないように、よこたんが全員に「静かにね?」と人差し指を唇の前まで持っていき、ジェスチャーで伝える。
いまだ状況が呑み込めていない俺と大和田ちゃんは『よく分からないが、大人しくしていよう!』と無言で頷いた。
こうして俺達が借りてきたワンコのように大人しくしていると、急に芽衣の雰囲気が大胆不敵なモノへと切り替わったのが分かった。
「ふふっ……なるほど。そういうことですか」
「メイちゃん、もしかして……?」
「はいっ、全部分かりましたよ。これから起こる事件のことも……そして犯人が誰かということも」
おぉっ! と興奮に沸きあがる生徒会室。
その中心で、全てを悟った芽衣は、真実はいつも1つだと言わんばかりに、亀梨少年のカメラに向かって宣言するように口をひらいた。
「次の犯行現場は間違いなく――」
俺たちは芽衣に急かされながら、さっさと私服から制服へとミラクルチェンジ☆ を完了させ、言われるがままに生徒会室へと集合していた。
扉を開けると、そこにはカメラを持った亀梨少年と、不機嫌さマックスハートの大和田ちゃんが、イライラしたように俺達を睨んできていて……ひぇっ!?
「シロパイ遅い! つぅかクリスマス会の準備サボって、ナニしてたし!?」
「メンゴ、メンゴ! ちょっと野暮用をね☆」
「デートって言う野暮用をね」と、冷たい声音でボソリッ! と呟く芽衣に、恐怖を隠せない。
すげぇ根に持ってんじゃん、コイツ……。
そんなにサボったのが気に入らなかったの?
ほんとゴメンね?
生まれてきてゴメンね?
心の中で何度も頭を下げながら、俺は場の空気を変えるべく、無難な話題を提供した。
「そ、そういえば元気たちの姿が見えねぇけど、どうした? サボりか?」
「猿野くん達なら、今もクリスマス会の準備を進めてくれていますよ」
「そんなことよりも先輩! コレを見てほしいっす!」
そう言って手に持っていたカメラを弄りながら、俺たちにある画像を見せてくる亀梨少年。
そこには、無残にも砕け散った窓ガラスと、野球のバットが無造作に置かれた写真が映し出されていた。
「また【バットマン】の仕業っすよ!」
「ほんと勘弁して欲しいし……」
ゲンナリした様子で、そう呟く大和田ちゃん。
心なしか、すごく疲れているように見える。
「おかげで先生たちから『クリスマス会を中止にした方がいいんじゃないか?』って打診されるし……マジで何なんコイツ? あぁもう! イライラするぅ!?」
「まぁまぁ大和田ちゃん。そうカッカすんなって。『あの日』か?」
「死ね☆」
とくに理由ない罵倒が俺を襲う!
「ししょーはさ、もう少しデリカシーについて勉強するべきだと思う……」
「お、俺を糾弾するよりも先に、やることがあるだろう? ほら! どこの教室の窓ガラスが割られたか、無知な俺様に教えてくれよ!」
「逃げましたね、この男? ……まぁいいです。それはわたしが説明しますね」
そう言って大和田ちゃんの言葉を継ぐように、猫を被った芽衣が、不承不承と言った様子で口をひらいた。
「今回割られた窓ガラスは、2年A組の教室です。これまた人の居ない時間を狙ったんでしょうね、今回も目撃者はゼロです」
「えっ? ウチの教室がヤラれたの? マジで?」
「マジもマジ、大マジです。……まぁケガ人が居なかっただけマシと思いましょう」
「それだけじゃないっしょ、会長。今回はご丁寧にも、次の犯行予告まで届いてるんだから」
犯行予告ぅ? と、よこたんと一緒になって首を傾げていると、大和田ちゃんは「コレが目に入らぬかぁ!」と言わんばかりに、1枚の紙切れを俺達に見せてきた。
そこには新聞紙でモンタージュした文字が、不揃いに並べられていた。
どうやら読めということらしい、どれどれ~?
「『無能な生徒会役員たちに告げる。次が最後だ。クリスマス会を中止にしたくなければ、俺を止めてみろ』だぁ? なんだぁ? この上から目線の物言いは?」
「完全にわたし達をおちょくっていますね」
「ほんと失礼なヤツだしコイツ! 無能なのはシロパイだけだし!」
「えっ? それフォローしてる? それとも貶してる? どっち?」
「考えるまでもなく貶していると思うよ、ししょー……」
何故か爆乳わん娘から慈愛の瞳を向けられる俺。
ちょっと、よこたん?
その『……』はなぁに?
「でも、どうしようかメイちゃん? 『止めてみせろ』って言われても、手掛かりなんて何もないよ?」
「だしだしっ! 実際問題、校舎全部の窓に見張りでもつけない限り、次の犯行を防ぐなんてムリゲーっしょ?」
「校舎の窓全部に見張りをつけるって……この人数で? 無理だろソレ」
「落ち着いてください、皆さん。キチンと手がかりは残っていますから」
えっ? と全員の視線が芽衣に集まる。
芽衣は大和田ちゃんから犯行予告の紙を受け取るなり、その白魚のような指先をある1点へと伸ばした。
「『俺を止めてみせろ』ということは、現状、わたしたちの知っている情報だけで辿り着けると判断して、こう書いているんでしょう。と、いうことはですよ? 今現在わたしたちが知っている情報は、何がありますか?」
「俺たちが知ってる情報?」
何かある? と、よこたんと大和田ちゃんにアイコンタクトを送るが、サッパリわからん! とばかりにフルフルと首を横に振るばかりで、埒が明かない。
そんな使えない生徒会役員をさしおいて、沈黙を保っていた亀梨少年が、何かに気がついたように口をひらいた。
「――犯行現場」
「えっ?」
「だから犯行現場っすよ、先輩! きっと今までの犯行現場に、ヒントが隠されているハズっす!」
芽衣は「正解です」と微笑みながら、俺たちを一瞥しつつ、その桜色の唇を動かした。
「多目的室、調理室、弓道部、合唱部、そして1年C組に、2年A組。この中に次の犯行に繋がる『何か』があるハズ! ……なんですが、正直ここから先は手詰まりです」
と、なけなしの諭吉さんで成人向け雑誌を買う会社帰りのサラリーマンのように、渋い顔を浮かべる芽衣。
「手詰まりって、どういうことメイちゃん?」
「言葉通りの意味ですよ。犯人の目的はクリスマス会を潰すこと。……にしては、やけに遠回りなアプローチですし」
「確かに。クリスマス会を潰したいなら、直接準備しているモノなんかを狙えばいいワケだし……ほんとマジ何だ、コイツ?」
「そうなんですよねぇ。しかも狙った教室の一貫性が無いのも問題ですしねぇ」
う~ん? と頭を悩ませる、生徒会娘たち。
ふぅ、しょうがない。
どうやらここは、数多のミステリー漫画を読破したシロウ・オオカミの出番のようだな。
さぁみんな! 大神少年の事件簿、はっじまっるよぉ~っ♪
「おいおい、おまえら? こんな簡単な謎も解けないのかよ?」
「あぁんっ? ならシロパイは解けたつぅワケ?」
ドM大歓喜の凍てつく視線を俺に向けながら、チンピラめいた言動をとるプチデビル後輩。
そんなプリティ♥キチガイな後輩に「当たり前だのクラッカー」と、ニヒルな笑みを浮かべて頷いてみせる。
「謎どころか、犯人すら分かったぜ、俺は。犯人は野球部の谷垣太一だ!」
「ふぅん、で? その根拠はなんだし?」
「後輩のマネージャーに懸想されてたから。もうアイツが犯人でいい。というか、アイツが犯人がいい」
「私怨っ!? 完全な私怨だよ、ソレっ!? 推理でもなんでもないよ、ししょーっ!?」
「士狼? 今、少し真面目な話をしてるので、お口チャック」
「せ、せやかて工藤っ!?」
「誰が工藤ですか?」
西のガングロ名探偵のように慌てふためく俺を無視して、芽衣は静かに長考に入る。
せ、せやかて芽衣!? と西のガングロ名探偵のように慌てふためく俺を無視して、芽衣は静かに長考に入る。
しょうがないので、言われた通りお口をチャックする俺。
そんな俺と入れ替わるように、今度は亀梨少年が口をひらいた。
「この手の犯人って、漫画やアニメだと、自己顕示欲の塊のような人が多いじゃないっすか。もしかしたらこの中に、自分の存在を主張する『何か』が、埋め込まれているのかもしれないっすよ?」
「自分の存在……ということは名前?」
亀梨少年がそう口にした瞬間、芽衣がハッ! とした表情になった。
「なるほど、暗号ってことですか!」
「「「暗号?」」」
芽衣は俺たちのことなどすでに意識の外へと追いやったのか、ブツブツと1人何かをつぶやき始めた。
完全に自分の世界へと突入した芽衣の邪魔にならないように、よこたんが全員に「静かにね?」と人差し指を唇の前まで持っていき、ジェスチャーで伝える。
いまだ状況が呑み込めていない俺と大和田ちゃんは『よく分からないが、大人しくしていよう!』と無言で頷いた。
こうして俺達が借りてきたワンコのように大人しくしていると、急に芽衣の雰囲気が大胆不敵なモノへと切り替わったのが分かった。
「ふふっ……なるほど。そういうことですか」
「メイちゃん、もしかして……?」
「はいっ、全部分かりましたよ。これから起こる事件のことも……そして犯人が誰かということも」
おぉっ! と興奮に沸きあがる生徒会室。
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