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断罪イベントは突然に
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「エレノア!お前との婚約破棄を宣言し、サリーへの嫌がらせの数々について追及する!」
王都学校の卒業式という晴れの日。
卒業式は無事に終わり、下級生による卒業生を送る会も終わったその瞬間。
突然ステージに上がって声を張り上げたのは、卒業生の一人であり伯爵家の跡取り息子トーマス様。
その隣には、何故か子爵令嬢のサリー様がピッタリ寄り添っている。
(え、なに?こんな余興があるなんて聞いてないけど)
卒業生を送る会は私たち二年生が計画して、たった今無事に終わったところ。
芝居がかったトーマス様の様子に、これは卒業生によるサプライズ舞台なのか?と周囲を見渡す。
でも二年生のみんなだけじゃなくて、他の先輩達もポカンとしてる人がほとんどだ。
訳がわからないから成り行きを見守るしかない、そう思って黙っているとトーマス様がどんどん話を進めていく。
「エレノア、お前はサリーが子爵家の養子だからと言って散々嫌味を言っていたそうだな!」
確か愛人に産ませた子を養子として引き取ったんだよね…奥様が絶対認めなくて時間かかったとか。
奥様に子供ができなくて仕方なく引き取る事にしたけど、子爵の子としては認められてないって話。
サリー様は私達と同じ二年生だけど、入学式直後に「みんな就職に困ったら言ってね、使用人にしてあげる!」と言ったことから同級生達に距離を置かれた。
だから私達から避けられてるってイジメを訴えるならまだ分かる、でもエレノア様が嫌味を言うなんて信じられない。
だってエレノア様はいつもにこにこ微笑んでいて下級生にも優しくて、図書館で静かに本を読んでいる姿も美しい人。
正直、荒っぽいトーマス様には似合わないと思ってたくらいのお嬢様なのに。
「嫌味だなんて…」
「黙れ!貧乏子爵だと馬鹿にして、教科書を捨てたりもしたそうだな!!」
「その様なことしておりません!」
「嘘をつくな!サリーが泣きながら話してくれたんだぞ!」
うーん、これはお芝居とかじゃなくてガチなやつか。
二年生一同、困惑。
そして卒業生達も、ごく一部のトーマス様派らしき先輩達以外は白い目で見ている。
「同じ伯爵家の生まれだからと婚約を結んでいたが、こんな悪女だったとはな。俺はサリーと結婚することにする!」
「…婚約を解消する前に、お二人はその様なご関係だとおっしゃるのですか」
エレノア様のおっしゃることは正論だ。
万が一、天と地がひっくり返るくらいありえない確率だけど、エレノア様が裏でサリー様を虐めていたとしても。
家族同士で結んだはずの婚約を正式に破棄する前に、他の女を嫁にするとか言ってるぞこの男。
私はだんだん腹が立ってきた。
だって、今日は三年生の晴れの日だよ?
お世話になった大好きな先輩もたくさんいるから、私達みんな四ヶ月前から計画して準備してきたんだよ。
そんな卒業生を送る会を、さっきまで涙を浮かべて感動したり楽しんでくれていたエレノア様。
それが今、何でそんな泣くのを我慢してるみたいな辛そうな顔してるの?
ムカムカ。イライラ。
「俺はお前など好きでもなかったのだから問題ないだろう!卑劣な嫌がらせの数々、許さんぞ!」
「…」
「なんだ、身に覚えがあり過ぎて言葉もないか!」
「…身に覚えが無いから言えることがないのです」
「黙れ!サリーを泣かせる様な女の話など聞きたくない!」
「…」
「ふん!言い訳もなしか、可愛げがない女だな!愛人にもしたくないが、金のために頭を下げるなら考えてやるぞ!」
「お断りです」
「生意気な口を聞くな!!お前など牢屋行きにしてやる!!」
エレノア様が喋れば黙れと言うし黙っていれば勝手に解釈するし、何だこの男。
馬鹿なのか?馬鹿なんだな。よし。
私は周囲の同級生達に目配せしてから、思いっきり息を吸って声を張り上げた。
「ちょぉおおおっとまったあああ!!」
結婚式に乱入する人みたいなセリフを吐いた私に注目が集まる。
二年生のみんなは、ああお前かって顔。
三年生の先輩達も、さっきまで送る会の司会をしていた私の事を覚えているから見守ってくれてる。
「何だ貴様は!庶民ごときが口を挟む気か!」
私の事を不審者を見る目で見てるのは、ステージ上で自己陶酔真っ最中のトーマス様達くらいか。
あと、この学校で家柄自慢しても無駄。
中立であり平等な学び場である事、という方針で運営されているんだから。
家柄しか自慢できるものがない奴らは偉そうにするけど、この学校で偉いのは先生。
生徒は全員子供、それだけなのにね。
「庶民ですが何か?そんな事どうでもいいんですよ先輩。さっきから何なんですか?エレノア様がサリーさんを虐めてる?ハッキリとした証拠があって言ってるんですか」
「サリーが泣きながら教えてくれたのだ!」
「で?」
「で??それ以上何があると言うのか!」
いやあるだろ、そりゃ被害者の証言大事よ?
勇気を出して証言したね偉いねってなる場合もあるよ?
でも、まだエレノア様が婚約者の状態なのに。
他の女を信じて、しかも関係まで持っちゃうってどう言うことよ。
「サリーさんの証言以外何も無いって事ですよね。私達二年生一同、その様な場面を見たことはありません。教科書も普通に使ってますけど、すぐに新しいものを買いなおしたんですか?」
「貴様!庶民の分際でサリーさんとは何だ!サリー様だろう!」
「同級生ですので。え、先輩卒業するのに学校のルール知らないんですか?」
王族だけは流石に様付けするけど、貴族の子供でも同級生なら庶民と一緒。
仲良しなら呼び捨てにすることだってある。
「無礼者め!!エレノアに買収でもされているのか!?まあいい、貴様も牢屋行きだ!!」
マジ何様なんお前、王子か?
トーマス様派らしき先輩二人が、私を捕まえようと近づいてきた。
確か騎士志望の先輩達だ、こんな馬鹿の味方する人が城で働いたりするのか…お先真っ暗だな。
そんな事を一瞬考えていたら、体育系が得意な同級生達が私を囲んでくれた。
「手を出すつもりか!?普通の事言われたからってキレんなよカッコ悪い!!」
「だいたいサリーさんは俺達にもケツ振るような尻軽だぞ、良いのかよ」
「一年の時は酷かったよな、目の前で足組んでパンツ見せてきたり」
「おっぱい重くて肩凝っちゃった~とかも言ってたな、あの乳牛女」
男子生徒達に片っ端から近づいて嫌われていったんだよね。
もちろん女子生徒からも。
「ほんっとに性格悪い女よね!うちが商売やってるって知った時なんて、借金抱えたら体売れるねとか言いやがって」
「私に彼氏ができた時も、アンタみたいな地味女選ぶなんてよっぽどのブ男で娼婦にも相手にされないような奴なのねって言ったわ」
「…私の刺繍見た時も、お針子仕事なら顔も体も関係なくて楽な仕事ねって言われたわ」
どんだけ~。
これだけの事言われてきても、私達は虐めたりはしなかった。
話しかけてきた時は返事してたし、物を隠したり壊したりなんてした事ない。
絵の授業の時も、ペアを組んだ子はちゃんとサリー様を描いてあげたのに。
まあサリー様は、アンタなんてどう描いてもテーブルクロスほども綺麗じゃないとか言って真っ赤に塗りつぶしてたけど。
…おう?あの女だいぶヤバイな?
「ひ、酷いわ…みんなそうやっていつも私を虐めて!」
私達の暴露合戦にちょっと引いていたトーマス様は、サリー様が泣き出したのを見てまた怒り出した。
「サリー!可哀想に、あんな庶民達にまで虐められていたのか!」
「そうなんですトーマス様、エレノア様もみんなも酷いんです!」
何がどう酷いのか言ってみろや。
あんまりにも馬鹿げててくだらなくて、アホヅラになってる自覚があるけど顔が元に戻らない。
そんな私を庇うように、エレノア様が両手を広げながら前に出た。
「もうやめて…婚約破棄は構わないわ。わたくしの言動がサリー様を傷付けたと言うなら謝罪もしましょう。この子達は何も悪くないのよ、言い争う必要なんてないわ」
ああエレノア様、貴女は天使?女神?
優し過ぎて泣ける。
「…そうやって良い人ぶって。そういうところが気に入らないのよ!!」
サリー様が叫んだ。
さっきまでのかわい子ぶりっ子な顔と違う、鬼の形相で。
「ほんと気持ち悪い!!余裕ぶってんじゃないわよ、悔しいでしょ?惨めでしょ?泣きなさいよ!!」
あー、はいはい。それが本性ね。
「さ、サリー?」
トーマス様ドン引きしてますけどー?本音出すの早かったんじゃなーい?
「なぜ、わたくしが泣かなければならないの。貴女はトーマス様と愛し合っているのでしょう?ならわたくしが騒いだところで婚約継続なんてできないし、そんな人と結婚したくないわ」
それよそれ、エレノア様があんな奴にしがみつく必要ない!
いくらでも良い人いるから大丈夫!!
「強がってんじゃないわ!素直に、恋人を奪われて悲しいですって言いなさいよ」
「恋人ではなく、親同士が決めた婚約者です。ですので今回の事は、今後両家で慰謝料などについて話し合う事になりますね。もちろん貴女もですよ、サリー・シーリガル様」
そうですねー、慰謝料とか発生しますよねー。
なんかトーマス様もサリー様も顔色悪くなってるけど、まさかこんな堂々と浮気宣言しておいて有責じゃないと思ってたんか?
「い、慰謝料?いや、お前がサリーを虐めたからだろう!!慰謝料を払うのはお前の方だ!!」
「その場合は第三者による徹底的な調査が行われ、証拠が揃い次第となりますね」
「ぐっ…!」
本人の証言しかないんだから無理だよね。
さて、どうする?
どうやってこの場を収めるつもりなのか、みんなの視線がトーマス様達に集まる。
王都学校の卒業式という晴れの日。
卒業式は無事に終わり、下級生による卒業生を送る会も終わったその瞬間。
突然ステージに上がって声を張り上げたのは、卒業生の一人であり伯爵家の跡取り息子トーマス様。
その隣には、何故か子爵令嬢のサリー様がピッタリ寄り添っている。
(え、なに?こんな余興があるなんて聞いてないけど)
卒業生を送る会は私たち二年生が計画して、たった今無事に終わったところ。
芝居がかったトーマス様の様子に、これは卒業生によるサプライズ舞台なのか?と周囲を見渡す。
でも二年生のみんなだけじゃなくて、他の先輩達もポカンとしてる人がほとんどだ。
訳がわからないから成り行きを見守るしかない、そう思って黙っているとトーマス様がどんどん話を進めていく。
「エレノア、お前はサリーが子爵家の養子だからと言って散々嫌味を言っていたそうだな!」
確か愛人に産ませた子を養子として引き取ったんだよね…奥様が絶対認めなくて時間かかったとか。
奥様に子供ができなくて仕方なく引き取る事にしたけど、子爵の子としては認められてないって話。
サリー様は私達と同じ二年生だけど、入学式直後に「みんな就職に困ったら言ってね、使用人にしてあげる!」と言ったことから同級生達に距離を置かれた。
だから私達から避けられてるってイジメを訴えるならまだ分かる、でもエレノア様が嫌味を言うなんて信じられない。
だってエレノア様はいつもにこにこ微笑んでいて下級生にも優しくて、図書館で静かに本を読んでいる姿も美しい人。
正直、荒っぽいトーマス様には似合わないと思ってたくらいのお嬢様なのに。
「嫌味だなんて…」
「黙れ!貧乏子爵だと馬鹿にして、教科書を捨てたりもしたそうだな!!」
「その様なことしておりません!」
「嘘をつくな!サリーが泣きながら話してくれたんだぞ!」
うーん、これはお芝居とかじゃなくてガチなやつか。
二年生一同、困惑。
そして卒業生達も、ごく一部のトーマス様派らしき先輩達以外は白い目で見ている。
「同じ伯爵家の生まれだからと婚約を結んでいたが、こんな悪女だったとはな。俺はサリーと結婚することにする!」
「…婚約を解消する前に、お二人はその様なご関係だとおっしゃるのですか」
エレノア様のおっしゃることは正論だ。
万が一、天と地がひっくり返るくらいありえない確率だけど、エレノア様が裏でサリー様を虐めていたとしても。
家族同士で結んだはずの婚約を正式に破棄する前に、他の女を嫁にするとか言ってるぞこの男。
私はだんだん腹が立ってきた。
だって、今日は三年生の晴れの日だよ?
お世話になった大好きな先輩もたくさんいるから、私達みんな四ヶ月前から計画して準備してきたんだよ。
そんな卒業生を送る会を、さっきまで涙を浮かべて感動したり楽しんでくれていたエレノア様。
それが今、何でそんな泣くのを我慢してるみたいな辛そうな顔してるの?
ムカムカ。イライラ。
「俺はお前など好きでもなかったのだから問題ないだろう!卑劣な嫌がらせの数々、許さんぞ!」
「…」
「なんだ、身に覚えがあり過ぎて言葉もないか!」
「…身に覚えが無いから言えることがないのです」
「黙れ!サリーを泣かせる様な女の話など聞きたくない!」
「…」
「ふん!言い訳もなしか、可愛げがない女だな!愛人にもしたくないが、金のために頭を下げるなら考えてやるぞ!」
「お断りです」
「生意気な口を聞くな!!お前など牢屋行きにしてやる!!」
エレノア様が喋れば黙れと言うし黙っていれば勝手に解釈するし、何だこの男。
馬鹿なのか?馬鹿なんだな。よし。
私は周囲の同級生達に目配せしてから、思いっきり息を吸って声を張り上げた。
「ちょぉおおおっとまったあああ!!」
結婚式に乱入する人みたいなセリフを吐いた私に注目が集まる。
二年生のみんなは、ああお前かって顔。
三年生の先輩達も、さっきまで送る会の司会をしていた私の事を覚えているから見守ってくれてる。
「何だ貴様は!庶民ごときが口を挟む気か!」
私の事を不審者を見る目で見てるのは、ステージ上で自己陶酔真っ最中のトーマス様達くらいか。
あと、この学校で家柄自慢しても無駄。
中立であり平等な学び場である事、という方針で運営されているんだから。
家柄しか自慢できるものがない奴らは偉そうにするけど、この学校で偉いのは先生。
生徒は全員子供、それだけなのにね。
「庶民ですが何か?そんな事どうでもいいんですよ先輩。さっきから何なんですか?エレノア様がサリーさんを虐めてる?ハッキリとした証拠があって言ってるんですか」
「サリーが泣きながら教えてくれたのだ!」
「で?」
「で??それ以上何があると言うのか!」
いやあるだろ、そりゃ被害者の証言大事よ?
勇気を出して証言したね偉いねってなる場合もあるよ?
でも、まだエレノア様が婚約者の状態なのに。
他の女を信じて、しかも関係まで持っちゃうってどう言うことよ。
「サリーさんの証言以外何も無いって事ですよね。私達二年生一同、その様な場面を見たことはありません。教科書も普通に使ってますけど、すぐに新しいものを買いなおしたんですか?」
「貴様!庶民の分際でサリーさんとは何だ!サリー様だろう!」
「同級生ですので。え、先輩卒業するのに学校のルール知らないんですか?」
王族だけは流石に様付けするけど、貴族の子供でも同級生なら庶民と一緒。
仲良しなら呼び捨てにすることだってある。
「無礼者め!!エレノアに買収でもされているのか!?まあいい、貴様も牢屋行きだ!!」
マジ何様なんお前、王子か?
トーマス様派らしき先輩二人が、私を捕まえようと近づいてきた。
確か騎士志望の先輩達だ、こんな馬鹿の味方する人が城で働いたりするのか…お先真っ暗だな。
そんな事を一瞬考えていたら、体育系が得意な同級生達が私を囲んでくれた。
「手を出すつもりか!?普通の事言われたからってキレんなよカッコ悪い!!」
「だいたいサリーさんは俺達にもケツ振るような尻軽だぞ、良いのかよ」
「一年の時は酷かったよな、目の前で足組んでパンツ見せてきたり」
「おっぱい重くて肩凝っちゃった~とかも言ってたな、あの乳牛女」
男子生徒達に片っ端から近づいて嫌われていったんだよね。
もちろん女子生徒からも。
「ほんっとに性格悪い女よね!うちが商売やってるって知った時なんて、借金抱えたら体売れるねとか言いやがって」
「私に彼氏ができた時も、アンタみたいな地味女選ぶなんてよっぽどのブ男で娼婦にも相手にされないような奴なのねって言ったわ」
「…私の刺繍見た時も、お針子仕事なら顔も体も関係なくて楽な仕事ねって言われたわ」
どんだけ~。
これだけの事言われてきても、私達は虐めたりはしなかった。
話しかけてきた時は返事してたし、物を隠したり壊したりなんてした事ない。
絵の授業の時も、ペアを組んだ子はちゃんとサリー様を描いてあげたのに。
まあサリー様は、アンタなんてどう描いてもテーブルクロスほども綺麗じゃないとか言って真っ赤に塗りつぶしてたけど。
…おう?あの女だいぶヤバイな?
「ひ、酷いわ…みんなそうやっていつも私を虐めて!」
私達の暴露合戦にちょっと引いていたトーマス様は、サリー様が泣き出したのを見てまた怒り出した。
「サリー!可哀想に、あんな庶民達にまで虐められていたのか!」
「そうなんですトーマス様、エレノア様もみんなも酷いんです!」
何がどう酷いのか言ってみろや。
あんまりにも馬鹿げててくだらなくて、アホヅラになってる自覚があるけど顔が元に戻らない。
そんな私を庇うように、エレノア様が両手を広げながら前に出た。
「もうやめて…婚約破棄は構わないわ。わたくしの言動がサリー様を傷付けたと言うなら謝罪もしましょう。この子達は何も悪くないのよ、言い争う必要なんてないわ」
ああエレノア様、貴女は天使?女神?
優し過ぎて泣ける。
「…そうやって良い人ぶって。そういうところが気に入らないのよ!!」
サリー様が叫んだ。
さっきまでのかわい子ぶりっ子な顔と違う、鬼の形相で。
「ほんと気持ち悪い!!余裕ぶってんじゃないわよ、悔しいでしょ?惨めでしょ?泣きなさいよ!!」
あー、はいはい。それが本性ね。
「さ、サリー?」
トーマス様ドン引きしてますけどー?本音出すの早かったんじゃなーい?
「なぜ、わたくしが泣かなければならないの。貴女はトーマス様と愛し合っているのでしょう?ならわたくしが騒いだところで婚約継続なんてできないし、そんな人と結婚したくないわ」
それよそれ、エレノア様があんな奴にしがみつく必要ない!
いくらでも良い人いるから大丈夫!!
「強がってんじゃないわ!素直に、恋人を奪われて悲しいですって言いなさいよ」
「恋人ではなく、親同士が決めた婚約者です。ですので今回の事は、今後両家で慰謝料などについて話し合う事になりますね。もちろん貴女もですよ、サリー・シーリガル様」
そうですねー、慰謝料とか発生しますよねー。
なんかトーマス様もサリー様も顔色悪くなってるけど、まさかこんな堂々と浮気宣言しておいて有責じゃないと思ってたんか?
「い、慰謝料?いや、お前がサリーを虐めたからだろう!!慰謝料を払うのはお前の方だ!!」
「その場合は第三者による徹底的な調査が行われ、証拠が揃い次第となりますね」
「ぐっ…!」
本人の証言しかないんだから無理だよね。
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どうやってこの場を収めるつもりなのか、みんなの視線がトーマス様達に集まる。
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