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「さて、次はどこにしようか……――」
地図を開いて、次に姫が眠りにつく場所を考える。
今回は東の国にして正解だった。最近西の国には評判の良い王子がいるから、万が一姫のお気に召していたらと思うと……。
すやすやと眠る姫の顔は、とても気持ちが良さそうだ。どんな夢を見ていることやら。
姫と出会ったのは、もうどれくらい前のことだろう。
少し調子に乗って暴れすぎ、王に捕らえられていた時のことだった。処刑を待つばかりだった自分の命を救ってくれたのが、この可愛らしい姫だったのだ。
姫は父である王の目を盗み、自分を牢から逃してくれた。その代わりに理想の王子様に出会わせてくれ、と。
姫の理想は、眠りから覚めるたびに高くなった。
誰よりも強くて賢くて優しくて、そのうえで好みの顔であること。
姫が眠りに落ちる度に、姫の理想に近づけるように修練してきたが――今回はその必要がなさそうだ。
姫だけを愛すること、その点において修練は不要である。
次こそは、この手で姫を目覚めさせよう。
地図を開いて、次に姫が眠りにつく場所を考える。
今回は東の国にして正解だった。最近西の国には評判の良い王子がいるから、万が一姫のお気に召していたらと思うと……。
すやすやと眠る姫の顔は、とても気持ちが良さそうだ。どんな夢を見ていることやら。
姫と出会ったのは、もうどれくらい前のことだろう。
少し調子に乗って暴れすぎ、王に捕らえられていた時のことだった。処刑を待つばかりだった自分の命を救ってくれたのが、この可愛らしい姫だったのだ。
姫は父である王の目を盗み、自分を牢から逃してくれた。その代わりに理想の王子様に出会わせてくれ、と。
姫の理想は、眠りから覚めるたびに高くなった。
誰よりも強くて賢くて優しくて、そのうえで好みの顔であること。
姫が眠りに落ちる度に、姫の理想に近づけるように修練してきたが――今回はその必要がなさそうだ。
姫だけを愛すること、その点において修練は不要である。
次こそは、この手で姫を目覚めさせよう。
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