オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将

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第12話 オッサン齢53歳にしてもめる。

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 補習が終わった後に、女の子と今後の打ち合わせをする事になった。

「パーティ組んでくれてありがとうございます!
 本当に嬉しいです!
 改めまして自己紹介です。
 逢真千紗、22歳です。
 ほら、免許証見てください!嘘じゃないでしょ?」

「あ、ぅん、ごめんって、おじさんになると若い人の年齢わからなくなるんだって!
 剣崎鉄也、53歳です。
 でも、本当にパーティ組んでいいの?」

「はい!おじさん優しそうだし、実際優しくしてくれたし!
 それに、協会推薦って事は将来有望って事ですから、そういう打算もちゃんとあります。
 色々考えた上での決断ですから、22歳ですし!大人ですし!」
 俺が16、7の子供だと勘違いしてたのが、どうにも気に入らないらしい。

 でも、この小ささで、この顔で、しょうがなくないか?

 俺じゃなくても間違えると思うんだけどなぁ?

 でも、ここでそういう事言えば、確実に火に油っていうか、火にガソリンって感じなのは、いくら俺でも分かる。

「うん、何はともあれ、俺は明日から潜るつもりだけどどうする?一緒に行く?」

「もちろんです!どこのダンジョンか教えて下さい!」

「あ、はい、これ」
 協会のアプリを起動して、俺が潜ってるダンジョンの情報を渡す。

「え、あ、んー」

「どうかしたの?」

「いや、なんでも無いです!分かりました何時までに行けば良いですか?」

「じゃあ、9時まででどうだい?」

「はい、大丈夫です。
 じゃあ、早速準備あるんで今日は帰ります」

「あ、うん、じゃあまた明日ね」

 帰りに笹かまの所による事にした。

「ちょーっと何言ってるか分からないっす」

「俺も何でこうなったのかよく分からないんだが」

「なんで、盾の講習会に参加して帰って来たら、パーティ組むとかなるんすか?
 それも、可愛い22歳の女の子とか、オッサン爆発してシネって感じっす」

「俺もなんでなのかわからない、それと爆発もしないし、生きる!」

「とりあえず、パーティ申請は受理しておくっす。
 戦闘中はモンスターから5m以上離れたら経験値は共有されないので気をつけて、たまに死にかけてください。」

「これって、2人だと倍倒さないとならないのか?あと、死にかけるのは嫌だけど」

「あ、ぶっちゃけパーティ組んでようが組んでなかろうがモンスター中心に5m以内にいたら全員に倒したカウント入るっす。
 それで何もしないでレベルだけ上げる寄生が流行ったので、トドメ刺した人とパーティ申請してない人がいた場合、協会に申し立てれば賠償金取り立てれるようになったっす。
 それはそれでトドメだけ刺すっていう横取りの問題起きたんっすけど、まぁ、そういう奴は色々力ずくで黙らされて、今は誰かが戦闘してたら、5m以内には近づくなってなったっす」

「その説明、俺聞いてないんだけど?」

「あー剣崎さんはどうせここでしかダンジョン潜らないんで関係ないかなって思ってたんで」

「いやいやいや、そんなの分からないじゃん!ダメだよーそんな大事な事説明しなきゃー」

「え?何言ってんすか?協会に説明義務ないっすよ?それくらい自分で調べておくのが基本っす。
 だいたい剣崎さんはなんも調べなさすぎっす。
 ggrksってやつっすよ」

「ggrks?」

「ググレカスっていうネットスラングっす」

「ぐむむ、くっそー言い返せない!」

「あ、あとセクハラしたら即通報するっすからっすね、絶対しちゃダメっすから!
 なんならやらしい目で見てたら通報するっすからね!」

「うるさい!人を変質者みたいに言うな!」

「何言ってるんすか、若い女の子引っ掛けてくるあたり、だいぶヤバいっすよ?
 通報案件ですよ?お巡りさんに常駐案件ですよ?」

「くっそー日頃探索に必要な話はたいしてしないくせに、こういう時ばっかり饒舌になりやがっって!」

「探索者は自己責任が基本っす、嫌なら辞めろ誰も強要してないって世界っす。
 剣崎さんがなんでも説明してくれる日常に慣れすぎなだけっす。
 みんな大なり小なり命かけて情報集めてるんすから、それをタダで全部教えろなんていうのはむしが良すぎるっす。
 老害言われたくなければもっと自分で頑張るっす」

「くそー!覚えてろ!明日から頑張るからな!」

「期待してるっすよ、あとリア充は爆発しろっす」

 俺はいつものプレハブを後にした。

【後書き】
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