52 / 52
第52話 オッサン齢53歳にして兄貴と呼ばれる。
しおりを挟む
「いきなりどうしたんだ?」
「あいつらの言った事鵜呑みにして貴方の事を誤解してました」
いきなり態度変わりすぎて引く。
「俺はなんて言われてたんだ?」
「実力も無いくせに、偶然手に入れたチートアイテムでモンスター狩って粋がってるオッサン。
安全に倒すために他の探索者を囮にして、自分は安全な所から一発いれるだけの卑怯者。
アイテムさえ手に入れれば誰でも同じ事出来るから、何とかダンジョンで奪って欲しいと頼まれました。
ですが、実際はあれほどの攻撃を1人で受けて1人で戦ってる。
その姿に“漢”を見ました!」
なるほど、アイテム頼りで戦ってるって話したのがこんな風に伝わってるのか。
「うーん、装備自体は普通に売ってるものなんだよね」
俺の戦闘の仕組みを一通り説明した。
「長命のクロスで増やしたHP上限で、奪命の指輪と乾坤一擲使って俺のスキル回復をダメージに変えて、連撃の鉢巻でダメージ上昇させる。
だから、俺以外じゃ装備奪っても意味ないし、欲しいならいくらでも通販で買えるよ」
「はーすごい!よくこんな事思いつきましたね!」
真正面から褒められると照れるなぁ。
「あれっすね、今回の件はあいつら剣崎さんが何かチートアイテム手に入れてて、それさえ手に入れば自分たちでも下層で戦えるって勘違いしたのが原因って事っすね」
近くで聞いていた笹かまが簡潔にまとめた。
「あいつはズルしてる。
そんな奴だから、酷い目に遭わせたって構わない何したって良いんだってなったんだな。
最近のネットで寄ってたかってバッシングするのと同じような現象が起きた感じだな」
うーん、これは面倒くさいな。
そういう奴は自分が信じたい事以外は信じないし、自分が正しくて相手が悪者っていう考えを変えないからなぁ。
「どうする?」
俺は笹かまの方を見ながら半ば独り言のように口に出していた。
「しゃーないっすね、無視で!どうせ言っても話聞かないっすし、なんかやってきたらやり返すくらいしか出来ないっすよ」
「そうだなぁ、しょうがないよな」
「俺の方でもできるだけ、あいつらに言ってみます」
「いや、装備の話とか、剣崎さんにとっては割とキモなんで言いふらなさない方が良いんで、なんもしない方向でよろしくっす」
唐辛子の言葉を笹かまが否定した。
「俺のやってる事説明した方があいつらも諦めてくれるんじゃないか?」
「剣崎さんは自分の事になると、なんか鈍くなるっすけど、悪意ある相手に手の内晒すのはダメっすよ。
今回はたまたま上手くいった感じっすけど、次からは気をつけないと、マジ足元すくわれるっす」
「そ、そうなのか?分かった次から気をつける」
「マジでお願いしますよ!剣崎さんの攻撃方法ってめちゃくちゃ強いけど、欠点もめちゃくちゃあるんすから」
「あ、うん、気をつける」
出来れば欠点のレクチャーもして欲しい。
自分でもあんまり把握出来てないし。
「とりあえず、先進むっすよ」
「あぁ、そうだな、出来るだけ進まないとな」
ボスティラノも処理して、さらに進む。
笹かまが抗生剤も用意しておいてくれたので、スカラベまで降りて来れた。
ここまで、レアドロップは全部出ている。
8人増えたおかげで、32%もドロップ率が上がってる。
8割超えだと結構安定するな。
「さて、ここから下に下がるかどうかなんだけど…」
「ここまでレアエリアばっかりっすからね、ここのダンジョンってレアエリアばっか出るかもしれないっす。
それなら降りる1択っすよ。
どっちにしろ確認するためにも降りた方が良いっす」
「ちなみに何ならレアエリアなの?」
「次だとドラゴンっすね」
「いや、流石にドラゴンには勝てないだろ」
「あー、ドラゴンっていってもレッサーだから大丈夫っすよ。
空飛べないし、ブレス吐かないし、それでもドラゴンっすからね!当たりが出ればボロいっすよ」
「それは期待するな!」
俺たちは、期待に胸を膨らませて降りるた。
「あ!ドラゴンっすね」
「やったな!」
「あー、あれレッサーじゃないなぁ…」
「え?」
「レア中のレア引いちゃったっすね、エンシェントレッサードラゴンっす」
「なんだそれ?」
「一言で言うと、レッサーでもやべぇレッサーっす」
「やべぇの?」
「やべぇっす」
エンシェントレッサードラゴンと目があった。
「…逃げろぉ!」
俺たちは全力で今来た道を走り出した。
ここからの続きはカクヨムで。
「あいつらの言った事鵜呑みにして貴方の事を誤解してました」
いきなり態度変わりすぎて引く。
「俺はなんて言われてたんだ?」
「実力も無いくせに、偶然手に入れたチートアイテムでモンスター狩って粋がってるオッサン。
安全に倒すために他の探索者を囮にして、自分は安全な所から一発いれるだけの卑怯者。
アイテムさえ手に入れれば誰でも同じ事出来るから、何とかダンジョンで奪って欲しいと頼まれました。
ですが、実際はあれほどの攻撃を1人で受けて1人で戦ってる。
その姿に“漢”を見ました!」
なるほど、アイテム頼りで戦ってるって話したのがこんな風に伝わってるのか。
「うーん、装備自体は普通に売ってるものなんだよね」
俺の戦闘の仕組みを一通り説明した。
「長命のクロスで増やしたHP上限で、奪命の指輪と乾坤一擲使って俺のスキル回復をダメージに変えて、連撃の鉢巻でダメージ上昇させる。
だから、俺以外じゃ装備奪っても意味ないし、欲しいならいくらでも通販で買えるよ」
「はーすごい!よくこんな事思いつきましたね!」
真正面から褒められると照れるなぁ。
「あれっすね、今回の件はあいつら剣崎さんが何かチートアイテム手に入れてて、それさえ手に入れば自分たちでも下層で戦えるって勘違いしたのが原因って事っすね」
近くで聞いていた笹かまが簡潔にまとめた。
「あいつはズルしてる。
そんな奴だから、酷い目に遭わせたって構わない何したって良いんだってなったんだな。
最近のネットで寄ってたかってバッシングするのと同じような現象が起きた感じだな」
うーん、これは面倒くさいな。
そういう奴は自分が信じたい事以外は信じないし、自分が正しくて相手が悪者っていう考えを変えないからなぁ。
「どうする?」
俺は笹かまの方を見ながら半ば独り言のように口に出していた。
「しゃーないっすね、無視で!どうせ言っても話聞かないっすし、なんかやってきたらやり返すくらいしか出来ないっすよ」
「そうだなぁ、しょうがないよな」
「俺の方でもできるだけ、あいつらに言ってみます」
「いや、装備の話とか、剣崎さんにとっては割とキモなんで言いふらなさない方が良いんで、なんもしない方向でよろしくっす」
唐辛子の言葉を笹かまが否定した。
「俺のやってる事説明した方があいつらも諦めてくれるんじゃないか?」
「剣崎さんは自分の事になると、なんか鈍くなるっすけど、悪意ある相手に手の内晒すのはダメっすよ。
今回はたまたま上手くいった感じっすけど、次からは気をつけないと、マジ足元すくわれるっす」
「そ、そうなのか?分かった次から気をつける」
「マジでお願いしますよ!剣崎さんの攻撃方法ってめちゃくちゃ強いけど、欠点もめちゃくちゃあるんすから」
「あ、うん、気をつける」
出来れば欠点のレクチャーもして欲しい。
自分でもあんまり把握出来てないし。
「とりあえず、先進むっすよ」
「あぁ、そうだな、出来るだけ進まないとな」
ボスティラノも処理して、さらに進む。
笹かまが抗生剤も用意しておいてくれたので、スカラベまで降りて来れた。
ここまで、レアドロップは全部出ている。
8人増えたおかげで、32%もドロップ率が上がってる。
8割超えだと結構安定するな。
「さて、ここから下に下がるかどうかなんだけど…」
「ここまでレアエリアばっかりっすからね、ここのダンジョンってレアエリアばっか出るかもしれないっす。
それなら降りる1択っすよ。
どっちにしろ確認するためにも降りた方が良いっす」
「ちなみに何ならレアエリアなの?」
「次だとドラゴンっすね」
「いや、流石にドラゴンには勝てないだろ」
「あー、ドラゴンっていってもレッサーだから大丈夫っすよ。
空飛べないし、ブレス吐かないし、それでもドラゴンっすからね!当たりが出ればボロいっすよ」
「それは期待するな!」
俺たちは、期待に胸を膨らませて降りるた。
「あ!ドラゴンっすね」
「やったな!」
「あー、あれレッサーじゃないなぁ…」
「え?」
「レア中のレア引いちゃったっすね、エンシェントレッサードラゴンっす」
「なんだそれ?」
「一言で言うと、レッサーでもやべぇレッサーっす」
「やべぇの?」
「やべぇっす」
エンシェントレッサードラゴンと目があった。
「…逃げろぉ!」
俺たちは全力で今来た道を走り出した。
ここからの続きはカクヨムで。
102
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(16件)
あなたにおすすめの小説
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
Hotランキング、26位 おめでとうございます。
25位の壁を越えることを祈っています。
ありがとうございます。
謎の乱高下を繰り返しております。
25位以上の方は実力者揃いで高い壁ですが、超えたいという願望はめちゃくちゃあります
第十七話を読んで
昨晩はお楽しみでしたね…………リア充は爆発したらいい 💥
老いらくの恋は濡れ落ち葉に成りがちですが、はたして……
続きを楽しみにしています。
おっさんにも春はあるのです
第十六話を読んで
導入部で、ドキッ としました。
まあ、そんな上手い話は無いですよね……
意味深なラストにも ドキッりしました。
あ、うん…