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第28話
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鹿島が部下に指示すると、縁側から大きな影がぬっと現れた。
首に縄を巻かれた、黒い大きな狼である。
首の縄は左右それぞれに一人ずつ持ち、引っ張られて縁側から離れに上がった。
はあはあと舌を出して粗く息をし、後ろ足の間にある巨大な陽根は勃起して皮から赤黒い一物を覗かせていた。
「っ……!」
狼を前に、何をされるのか察した親則は息を呑んだ。
「さすがの親則殿も、畜生とまぐわうのは嫌でしょう?」
そう言って鹿島は親則を部下に預けた。部下は親則の体を両脇から押さえ込み、うつ伏せにして尻を突き出す体勢を取らせる。
「んんっ……!」
親則は抵抗したが、二人に押さえられては意味のないことだった。
そこへ狼の首の縄を持った二人がやってきて、狼の鼻先を親則の尻の前に持ってくる。
親則の後孔についた便の臭いが気になるのか、濡れた鼻先を親則の後孔に押しつけた。
「んぅっ……!」
冷たい感触に親則は声を上げる。
そして狼は親則の尻に前足をかけて後ろ足だけで立ち上がると、親則の後孔にいきり勃った陽根を突き入れた。
「んんんんっ! んんんっ……!」
鹿島のものより大きな陽根をねじ込まれ、親則は悲鳴のような喘ぎを漏らす。
媚薬を飲まされ、痒みを催す香油を後孔に塗られた親則は、後孔を埋め、奥を突き上げてくれるなら何でも快楽を感じ取るようになっていた。
「んんっ! うんぅっ! む、ううっ!」
陽根で突かれるたびに親則は快楽の色を孕んだ声を上げた。
「おやおや親則殿。親則殿は畜生に犯されて喜んでいるのですか。尻に入れば何でもいいと見えます。これでは罰になりませんよ」
「それは違うかもしらんぞ、鹿衛。親則殿もあれで一応は高瀬の狼。狼同士、相性が良いのだろう」
鹿島の白々しい嘆きに応えるように勝重が言うと、二人は声をあげて笑った。
「おお、一丁前に魔羅を勃たせておるぞ。何という奴じゃ」
親則の股間を指差し良晴が言う。
確かに親則の陽根は再び勢いを持ち始めていた。
「んんぅ! う、んんっ、ぅっ! ぐぅ……!」
人前で排便をさせられたどころか、獣に犯される屈辱に親則の目には涙が溢れていた。
口枷がなければ今すぐにでも舌を噛み切ってしまっていたかもしれない。
「しかし、鹿衛。これではひと月も保たぬのではないか。まだ一週間ほどであろう」
「遊佐殿、ひと月とは?」
勝重の言葉に興味深そうに良晴が尋ねた。
「いや何、鹿衛はあれと斬り合うてみたいと言うのでな。ひと月後に斬り合うと請け合うていたのよ。ひと月、みっちりと鶴木に背いた罰を与えられて尚その気があるならば、と思っていたのだが……」
「ひと月? 無理じゃ無理じゃ。この親則の淫乱ぶりでは、もう刀を見たとて柄を尻に入れることしか考えられまい」
笑いながら良晴は言う。
晴時はこの恥辱の宴が早く終われと思っていた。
排便どころか、獣に犯されて気持ちがよくなるようになるまで、親則がどんな仕打ちをされたのかと思うと生きた心地がしなかった。
この様を見て楽しめるようにはなれぬと、晴時は良くも悪くも己の小ささを感じていた。
「んんんぅっ……!」
一際深く奥を突かれ、親則は体を震わせて達した。
陽根から勢いよく精が吐き出される。
それでも狼は止まらず、散々親則の後孔を味わってから精を親則の中にぶちまけた。
「ん、んんっ……!」
熱を持った精がどくどくと腹に注がれるのを感じ、親則は唸る。
狼は気が済んだのか親則の後孔から陽根をずるりと引き抜くと、部下に引きずられるようにして部屋の隅に連れて行かれた。
陽根が抜かれ、支えるもののなくなった親則の体は力なく床に倒れ込んだ。
その後孔からはどろりと狼の精が溢れている。
鹿島は親則のそばまで歩み寄ると膝をつき、また親則の腰を上げさせると尻たぶを掴み、後孔を他の三人に見せつける。
「見てください、畜生に犯されたというのに物欲しげにひくついています。親則殿の淫乱ぶりにも困ったものだ。何が罰になるのか見当もつきませぬ」
鹿島の言葉に勝重と良晴は声を上げて笑った。
首に縄を巻かれた、黒い大きな狼である。
首の縄は左右それぞれに一人ずつ持ち、引っ張られて縁側から離れに上がった。
はあはあと舌を出して粗く息をし、後ろ足の間にある巨大な陽根は勃起して皮から赤黒い一物を覗かせていた。
「っ……!」
狼を前に、何をされるのか察した親則は息を呑んだ。
「さすがの親則殿も、畜生とまぐわうのは嫌でしょう?」
そう言って鹿島は親則を部下に預けた。部下は親則の体を両脇から押さえ込み、うつ伏せにして尻を突き出す体勢を取らせる。
「んんっ……!」
親則は抵抗したが、二人に押さえられては意味のないことだった。
そこへ狼の首の縄を持った二人がやってきて、狼の鼻先を親則の尻の前に持ってくる。
親則の後孔についた便の臭いが気になるのか、濡れた鼻先を親則の後孔に押しつけた。
「んぅっ……!」
冷たい感触に親則は声を上げる。
そして狼は親則の尻に前足をかけて後ろ足だけで立ち上がると、親則の後孔にいきり勃った陽根を突き入れた。
「んんんんっ! んんんっ……!」
鹿島のものより大きな陽根をねじ込まれ、親則は悲鳴のような喘ぎを漏らす。
媚薬を飲まされ、痒みを催す香油を後孔に塗られた親則は、後孔を埋め、奥を突き上げてくれるなら何でも快楽を感じ取るようになっていた。
「んんっ! うんぅっ! む、ううっ!」
陽根で突かれるたびに親則は快楽の色を孕んだ声を上げた。
「おやおや親則殿。親則殿は畜生に犯されて喜んでいるのですか。尻に入れば何でもいいと見えます。これでは罰になりませんよ」
「それは違うかもしらんぞ、鹿衛。親則殿もあれで一応は高瀬の狼。狼同士、相性が良いのだろう」
鹿島の白々しい嘆きに応えるように勝重が言うと、二人は声をあげて笑った。
「おお、一丁前に魔羅を勃たせておるぞ。何という奴じゃ」
親則の股間を指差し良晴が言う。
確かに親則の陽根は再び勢いを持ち始めていた。
「んんぅ! う、んんっ、ぅっ! ぐぅ……!」
人前で排便をさせられたどころか、獣に犯される屈辱に親則の目には涙が溢れていた。
口枷がなければ今すぐにでも舌を噛み切ってしまっていたかもしれない。
「しかし、鹿衛。これではひと月も保たぬのではないか。まだ一週間ほどであろう」
「遊佐殿、ひと月とは?」
勝重の言葉に興味深そうに良晴が尋ねた。
「いや何、鹿衛はあれと斬り合うてみたいと言うのでな。ひと月後に斬り合うと請け合うていたのよ。ひと月、みっちりと鶴木に背いた罰を与えられて尚その気があるならば、と思っていたのだが……」
「ひと月? 無理じゃ無理じゃ。この親則の淫乱ぶりでは、もう刀を見たとて柄を尻に入れることしか考えられまい」
笑いながら良晴は言う。
晴時はこの恥辱の宴が早く終われと思っていた。
排便どころか、獣に犯されて気持ちがよくなるようになるまで、親則がどんな仕打ちをされたのかと思うと生きた心地がしなかった。
この様を見て楽しめるようにはなれぬと、晴時は良くも悪くも己の小ささを感じていた。
「んんんぅっ……!」
一際深く奥を突かれ、親則は体を震わせて達した。
陽根から勢いよく精が吐き出される。
それでも狼は止まらず、散々親則の後孔を味わってから精を親則の中にぶちまけた。
「ん、んんっ……!」
熱を持った精がどくどくと腹に注がれるのを感じ、親則は唸る。
狼は気が済んだのか親則の後孔から陽根をずるりと引き抜くと、部下に引きずられるようにして部屋の隅に連れて行かれた。
陽根が抜かれ、支えるもののなくなった親則の体は力なく床に倒れ込んだ。
その後孔からはどろりと狼の精が溢れている。
鹿島は親則のそばまで歩み寄ると膝をつき、また親則の腰を上げさせると尻たぶを掴み、後孔を他の三人に見せつける。
「見てください、畜生に犯されたというのに物欲しげにひくついています。親則殿の淫乱ぶりにも困ったものだ。何が罰になるのか見当もつきませぬ」
鹿島の言葉に勝重と良晴は声を上げて笑った。
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