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髪フェチ
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私は髪フェチだ。
黒くてツヤツヤした綺麗な髪が好きだ。
まだ赤ちゃんだった頃、いつも母親の髪をいじっていた。
人差し指と中指で髪を挟んでクルクルしたり、ひどい時は口に挟んだりしていた。
髪の香りも好きだ。シャンプー?リンスー?とにかく全てが好きだ。
保育園、小学生、中学生、実は高校生でも母親の髪をいじっていた。
でも、決して私はマザコンではない。
黒髪でツヤツヤした髪をもっている人で、それをいじれる人が母親しかいなかったからだ。
だから、私は決してマザコンではない。
ある時、私に彼女ができた。
彼女も黒くてツヤツヤした綺麗な髪を持っていた。
大学生になって母親の髪を気軽にいじれなくなっていた私は、彼女の髪をいじるようになった。
人差し指と中指で髪を挟んでクルクルしたり、ひどい時は口に挟んだりしていた。
髪の香りも好きだ。シャンプー?リンスー?とにかく全てが好きだ。
その内、私は社会人になった。
気がついたらツヤツヤした綺麗な黒髪をもつ彼女と同棲していた。
でも、別に彼女じゃないとダメという事もなかった。
彼女に溺れているわけではなかったが、目の前にいじれる人が彼女しかいなかっただけだ。
だから、別に彼女じゃないとダメという事もなかった。
ある時、彼女と結婚する事になった。
2DKのお家で和室の部屋が私たちの寝室だ。そこで毎日のように妻の髪をいじった。
人差し指と中指で髪を挟んでクルクルしたり、ひどい時は口に挟んだりしていた。
髪の香りも好きだ。シャンプー?リンスー?とにかく全てが好きだ。
同棲して1年がたった。彼女が嬉しそうな顔をしている。「子供ができた」という報告だった。
産まれる数ヶ月前から妻が里帰りする事になった。
髪をいじれる人がいなくなったが、まあ仕方ないと思った。
真冬に可愛い赤ちゃんが産まれた。
携帯に知らせがきて私は急いで病院に向かった。
目の大きな可愛い女の子だ。
妻、娘、私の3人での生活がはじまった。
私は相変わらず妻の髪をいじった。
子供が横でスヤスヤ寝ていても、妻の髪をいじった。
人差し指と中指で髪を挟んでクルクルしたり、ひどい時は口に挟んだりしていた。
髪の香りも好きだ。シャンプー?リンスー?とにかく全てが好きだ。
娘が3歳になった。ツヤツヤした綺麗な黒髪をもつ娘だ。
妻は疲れているため、夜は私が娘と一緒に寝ていた。
私は毎晩娘の髪をいじった。
人差し指と中指で髪を挟んでクルクルした。
ただ、汚いから口に挟むことはしなかった。
母親は歳をとった。もうかつてのツヤツヤな黒髪ではない。
妻も脱毛症で髪が大分抜け落ちた。もうかつてのツヤツヤな黒髪ではない。
いつか娘が大きくなったら、娘の髪もいじれなくなるだろう。
私は髪フェチだ。綺麗な黒髪ならなんだって良い。
でも、私の髪フェチはきっとこれが最後だろう。
黒くてツヤツヤした綺麗な髪が好きだ。
まだ赤ちゃんだった頃、いつも母親の髪をいじっていた。
人差し指と中指で髪を挟んでクルクルしたり、ひどい時は口に挟んだりしていた。
髪の香りも好きだ。シャンプー?リンスー?とにかく全てが好きだ。
保育園、小学生、中学生、実は高校生でも母親の髪をいじっていた。
でも、決して私はマザコンではない。
黒髪でツヤツヤした髪をもっている人で、それをいじれる人が母親しかいなかったからだ。
だから、私は決してマザコンではない。
ある時、私に彼女ができた。
彼女も黒くてツヤツヤした綺麗な髪を持っていた。
大学生になって母親の髪を気軽にいじれなくなっていた私は、彼女の髪をいじるようになった。
人差し指と中指で髪を挟んでクルクルしたり、ひどい時は口に挟んだりしていた。
髪の香りも好きだ。シャンプー?リンスー?とにかく全てが好きだ。
その内、私は社会人になった。
気がついたらツヤツヤした綺麗な黒髪をもつ彼女と同棲していた。
でも、別に彼女じゃないとダメという事もなかった。
彼女に溺れているわけではなかったが、目の前にいじれる人が彼女しかいなかっただけだ。
だから、別に彼女じゃないとダメという事もなかった。
ある時、彼女と結婚する事になった。
2DKのお家で和室の部屋が私たちの寝室だ。そこで毎日のように妻の髪をいじった。
人差し指と中指で髪を挟んでクルクルしたり、ひどい時は口に挟んだりしていた。
髪の香りも好きだ。シャンプー?リンスー?とにかく全てが好きだ。
同棲して1年がたった。彼女が嬉しそうな顔をしている。「子供ができた」という報告だった。
産まれる数ヶ月前から妻が里帰りする事になった。
髪をいじれる人がいなくなったが、まあ仕方ないと思った。
真冬に可愛い赤ちゃんが産まれた。
携帯に知らせがきて私は急いで病院に向かった。
目の大きな可愛い女の子だ。
妻、娘、私の3人での生活がはじまった。
私は相変わらず妻の髪をいじった。
子供が横でスヤスヤ寝ていても、妻の髪をいじった。
人差し指と中指で髪を挟んでクルクルしたり、ひどい時は口に挟んだりしていた。
髪の香りも好きだ。シャンプー?リンスー?とにかく全てが好きだ。
娘が3歳になった。ツヤツヤした綺麗な黒髪をもつ娘だ。
妻は疲れているため、夜は私が娘と一緒に寝ていた。
私は毎晩娘の髪をいじった。
人差し指と中指で髪を挟んでクルクルした。
ただ、汚いから口に挟むことはしなかった。
母親は歳をとった。もうかつてのツヤツヤな黒髪ではない。
妻も脱毛症で髪が大分抜け落ちた。もうかつてのツヤツヤな黒髪ではない。
いつか娘が大きくなったら、娘の髪もいじれなくなるだろう。
私は髪フェチだ。綺麗な黒髪ならなんだって良い。
でも、私の髪フェチはきっとこれが最後だろう。
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