魔王様との生活は……

み~

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魔王様と日常

執事さんは……

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 アランに抱きしめられた後……。

 友希とアランはソファーに仲良く一緒に座っている。

 「ねぇー。今更だけど、執事の名前何?」

 「ん?聞いてなかったのか?友希?」

 「う、うん。」

 「そうかぁ。おぃ!教えてやれ!」

 アランが執事に言った。

 執事は、とても嫌そうな顔をしながら答えた。

 「クスッ。嫌です!」

 苦笑しながら答える、執事。なんだか、バカにされてる気分だ。

 「なんでだよ。」

 「何故と言われても……困りますね。言いたくないからですし。」

 執事が俺の事を嫌っているのは、よく分かった。

 「おぃ!教えてあげろ!」

 アランが言うと執事は。

 「しかたないですね。私の名前は一度しか言いませんのでよく聞いていてくださいね。」

 と執事に言われたら、ちゃんと聞くしかない。

 「うん、ちゃんと聞くよ。」

 友希が言うと……執事は、教えてくれた。

 「私の名は……ウェールズ・ルイです。」

 「へぇー、ルイって言うんだ。」

 「ルイは、やめてください!」

 友希は、首を傾げながら執事に尋ねる。

 「はぁッ?なんで?ルイは、ルイでしょ?」

 「はぁ……。」

 ため息をついて、こちらを見て頭を抱える。

 「ほんとにしかたない人ですね。ルイでいいですよ!一応、私は友希様よりは年上ですからね。」

 ルイは、チラッと友希を見ながら言った。

 「そうなんだ。何歳なの?」

 ルイは、もぅ何も聞いてくるな!ぐらいのオーラを出している。だけど、知りたくなってしまったら聞きたい!

 「わかりました。私は、21歳です。」

 えっ?マジで!見えないんだけど……。

 「……ごめん、見えない。」

 さっきまでは、まだ良かった雰囲気が一気に氷点下まで下がっていく気がした。

 それに気づいたのは、俺だけじゃなかった。

 「友希!いいから謝れ!早く!」

 アランは、焦りながら言う。

 「フッ、フッフッフッ……。」

 ニコーと笑ったルイ。

 空気が変わる感じがした。

 「友希様……。いや、友希でいいか。ふざけた事言っていると殴るよ?あっ、それとも蹴られたい?どっちでもいいけど。次、同じ事言ってみろよ?ほんとにやるから。」

 真顔で今にも殴りそうなオーラが出ている。

 本性がやばい奴なのは分かったが……俺もそこまで弱くないからやられないと思う。

 だけど、この場はめんどくさいので……。

 「う、うん。わかりましたー。」

 テキトーに返事をする友希だった。

 「わかってくれれば別にいいです。」

 なんとか、まとまった感じだった。

 ……たぶん?
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