異世界の住人が皆チート過ぎてチートがチートになってない件について

月末よしみん

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第2章 エーコちゃんの大冒険

オヤジ狩りはおしとやかに

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今、俺達は小汚い勇者達に囲まれていた。

おっさん達を鑑定したところ、5人とも勇者である事が分かった。初めて会った村人じゃない本物?の勇者である。

Lvは佐藤AがLv999、鈴木がLv2000、高橋がLv3000、田中がLv3500
そして1人だけ大勇者の佐藤BがLv10万、佐藤B強いな!!

名前からして転生者で間違いない。

Lv10万の佐藤Bもいるし、他のやつらもどんなチートスキルを持っているか分からないので、下手に手出しできないな。

「グフフフッ、その旨そうな肉よこせよぉ~」
「あっ!」
「バキバキッもぐもぐ、何か変な味するけど旨いなぁ~」

佐藤ALv999がエーコの猪の丸干しを奪い、一口で骨ごと食べてしまった。
なんという大食漢。

「おい佐藤A!我輩達の分まで食うな!」
「一番下っ端の癖に生意気だぞ!あとでお仕置きしてやるからな!!」
「すっすみません先輩方~」

エーコをみたら震えていた。怖いのかなと思っていたが違ったみたいだ。

「あたいの大事な……、アタイの猪の丸干し返しやがれぇーっ!!」
「グハァ~ッ!!」

エーコは鬼の表情になり佐藤Aの顔面を思いっきり殴った。

A夫人の娘だけあって食べ物への執着心が凄いようだ。

「佐藤Aがやられた!?」
「ちくしょう!佐藤Aの仇!ぶっ潰してやる!チートスキル【アドレナリンパーティー】」

鈴木Lv2000が放ったスキルは、半径10mに脳内興奮物質アドレナリンを充満させる事によって、鈍器を持つ人間を発狂の渦に巻き込み、リミッターを外す事により、スピード、破壊力、精神的なヤバさを超強化するものである。
ちなみに、鈴木は鉄パイプ、高橋が釘バット、田中がゲバ棒、何故か佐藤Bはガラスの灰皿を持っていた。

俺の武器は剣、エーコは今、武器を持っていない。おっさん勇者達だけ超強化された状態になった。

俺でも勝てるか分からない状態になってしまった。かなりマズイ。

俺は動く事ができずに固まっていた。
しかし、エーコが動き出した。 

狙いは佐藤Aが装備していた巨大な鉄球にギザギザの刃が付いたソードメイス。
何故一番下っ端が、一番強そうな鈍器を持っているのか分からないが、エーコはソードメイスをつかみ取り、アドレナリンを深く吸いこんだ。

「エヒヒッ!イヒヒヒヒィィイ!!」

精神的にヤバいエーコがさらにヤバくなり、周囲に恐怖をふりまいた!
エーコは、半径50mに【恐気の空間】を展開する。

おっさん勇者達が震えだし、あの佐藤BLv10万まで冷や汗を垂らしている。

「キィヤァァーッ!!」

狂戦士化したエーコが、固まって動けなくなった鈴木・高橋・田中を次々と叩き潰していく。

「これでもくらえ!」

佐藤Bが、ガラスの灰皿を投げつけてきた。
エーコは素早く避けて佐藤Bを叩き潰す。

Lv10万もあるせいで一撃では倒せない様で、ボコボコと連続で叩き続ける。

しかし佐藤Bはニヤニヤとしている。

その時だった。

「くはっ、あっ……?」

急にエーコが血を吐いた。

避けたはずのガラスの灰皿がブーメランの様に戻ってきて、エーコの後頭部に当たったのだ。

「引っかかったな!我輩のチートスキル【殴った者を即死させる灰皿】をくらえばもう助かる事はない、我輩の勝利だ」
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