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真田側のストーリー 子リス捕獲保護作戦
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<前書き by 苦悩している補佐>
私、真田です。
皆様読んでいただいてありがとうございます。
毎日、猛獣系俺様でマジ恋愛超初心者のウルトラ美形の御曹司の上司と、とっても天然系で素直な真面目の子リスちゃんの仲に挟まって、お仕事頑張っております。
本来ならもっとクールなイメージの私ですが、どうやらこの恋愛ドタバタに挟まれて特に子リスちゃんには、下着のパンツを渡した時には、『真田さんの変態、目が笑ってる!』とまで言われました。
あ、子リスちゃんと呼んだことは、蓮司会長にだまっていてください。あの方が来てから自分との関係を明確にするため、美代様っとお呼びしています。
心の中で子リスちゃんと呼んでいるのがバレたら、かなりやばいです。世界最果ての地まで蓮司会長に飛ばされそうです。
子リスちゃん!
変態なのはわたしではありません!
あのブラだって! 蓮司会長、持ってかえりたいといいだしたのを止めたのは私です! あ! 私は見てませんよ! その、気になされているところだとは思いますが……。
え、蓮司会長ですか? 彼が着替えさせたのかって!?
すいません。いまここでそれを言ったらたぶん、火星ぐらいまで飛ばされます。ご勘弁ください。
みなさんだけにいままでの経緯をお話しします。
ちょっと長いですが、お付き合いください。
***
夜中の3時に蓮司会長からの電話が鳴る。
緊急事態なのか? っと電話に出たのはいいが、聞いた言葉を理解するのに時間がかかった。
「あの申し訳ございません。あの……会長は、その清掃とコンビニの深夜のバイトをしている女性に興味があると……」
「真田、悪い。ああ、ただ調べてほしい。彼女がどういう状況なのか」
「もし、その身辺調査をしまして、なにも問題がなければそのままでいいですか?」
「……そうだな。そうするべきだ……」
「わかりました。お調べいたします」
そうするべきだっという会長の言葉が何か含みをもっているのを感じる。何も問題なければ、会長はその女をそのままそっとしておくのか?
「会長、すみません。再び……あの、その女性が不審人物かどうか調べればよろしいのでしょうか?」
「……っ。真田……子リスがそんなわけないじゃないか……」
「こ 、りすですか? 可愛らしい方なんですね」
「おい、真田。先に言っておく。手を出すなよ。もし、そのような仕草でも見せてみろ、お前は僻地への左遷だからな。日本の地に再び戻れると思うな」
え、さっきと全然お話が違うではないですか……さっきは問題ないなら、ほっとくみたいなことを……電話口から蓮司会長の冷気を感じる。
「畏まりました。よく肝に命じます」
真田家は代々この大原家に支えている執事の家系だ。年齢も近いことからは小学生の蓮司と取っ組み合いの喧嘩をもしたことがある。昔の蓮司はどちらかというと正義感が強く、みんなのリーダーシップをとるような明るい性格だった。だが、この大原という恐ろしく大きな組織のプレッシャーが彼を変えてしまった。もちろんその基本的な性格は変わっていないと思うが、極端に冷徹になったのだ。もしかしたら先代の愛人の件もあったからもしれない。イギリスから帰国し日本の高校に通うぐらいから彼の性格が変わってきた。それは総裁になることを決心した15歳の少年の意思の表れのように見えた。
いつもあった屈託のない笑みが彼から消えた。
「真田。おれはこれからいばらの道を歩む決心をした。この大原を継ぐ。この組織には魔物がいる。それは人間の権力に対する欲や金に対する執着だ。でも、おれはこの組織をそれだけにしたくない。まだ、おれは子供だ。悪いがそれに付き合ってくれないか?」
3歳年下の子供にこんなことを言われて、心が動かされないものなどいない。
18歳で正式に蓮司つきの補佐になる。実情は執事に近い何でも屋だ。彼を支えることが主な任務だ。
いままである程度の蓮司の女遊びも見てきた。蓮司は来るものをあまり拒まない。だが、ある種の女だけが彼の苦手であるというのは真田はよく知っていた。
化粧が濃く香水の匂いが強く漂うような女だ。たぶん、亡くなった先代が残した負の遺産の一つだ。先代にはある愛人がいた。妻に先立たれ心身ともにやつれていた60代の先代は、かなりタチの悪い女に引っかかった。その女はまだ若かった。30代であったようだ。だが、その愛人がこともあろうに、まだ10代の蓮司に性的に迫っていたと聞いている。幸い大事にはならなかったと聞いているが、それから、働きすぎの過労とそのような女の類がよってくると、かならず発作を彼は起こす。もちろん、日常の彼の社交場はそんな女で溢れている。いつもの蓮司なら大丈夫だ。問題は一切ない。ときどき自分の発作を克服するがために、わざとそれらの女からのキスを受けていると真田は思っていた。
あんな自己放棄的な方法で治るはずがないじゃないか……
補佐の真田は悩んでいた。
それでこの電話だ!
「この**町の角に位置している深夜のコンビニと白石製作の深夜の清掃にはいっている女の身元を調べてほしい……」
一瞬、真田は驚きのあまり電話を落としそうになった。プライベートなことで女を調べてほしいだと!!!
これは!!もしや王子に遅い春がきたのかぁああ!!と補佐としての腕がなる。
美代の身元を調べ上げた。両親がすでに他界。両親がかなりの負債があったが美代はすべての相続を放棄してそれを免れたらしい。一時、両親がヤミ金まで手を伸ばしていた時期があり、それによって美代も一時身に危険があったところまで調べ上げだ。勤勉であった少女は見事に自力で生活しながら大学に通っていた。
美代の父が経営していた会社は真田も知っている会社名だった。
土屋工業株式会社。自動車の金型の小物部品を専門にやっている製造業の中小企業の会社だった。かなりのインテリで、しかも変わり者だった土屋社長は、車だけではなく家具やまたは飛行機の部品までいろいろ手がけるようになる。土屋工業は自社で金型製作から大量生産までできるちょっと特殊な中小企業だった。普通はどちらかを専門にやっているところが多かった。金型の品質が素晴らしく、あまり単価が高くないというところも魅力的で海外注文も多く大手企業が買収を狙っていると聞いていた。
その後の話をよく聞いていないが、なにか会社が詐欺に合い、多額の債務に追い込まれて倒産した話までは知っていた。
この少女があの土屋工業の娘なのか……
両親の教育が良かったのか、それとも美代自身の天然の性格なのか、この少女は人生を前向きに生きているように見えた。ただ問題は働きすぎだ。学校と深夜のバイトを2つも掛け持ちしている。これは殺人的なスケジュールだ。しかも彼女は若い女性だ。寝ている時間を考えているだけで真田は心配になる。
それを自分の主人に伝えたが、思った通りの反応が返ってくる。
「真田。美代を連れてこい。いま直ぐだ!」
「蓮司会長。そんな急に連れてこいなんて無理ですよ。誘拐になります」
「おい、お前が連れてこないなら俺が行く。説得して辞めさせる」
「会長。それでどうするんですか? お金を渡して彼女に仕事を辞めさせるように説得するんですか? 私が思うに彼女はそういう女性ではありませんよ。しかも、会長は彼女にとって全く赤の他人です」
「彼女が納得するような理由を用意しなければなりませんね」
そんな中、ちょうど美代の様子を自分の目で確かめようと、真田は車を伊勢崎に走らせていたら、その美代自身が車の前で倒れこんだ。
まずい! 遅かったのか! と真田は倒れこんでいた美代を抱きかかえ救急車を呼ぶ。
作戦変更。子リス緊急保護が必要。実行許可願う。
それをタイプし蓮司会長に送る。
速攻返事が返ってくる。
許可。実行に移せ。
本来ならあのまま病院から介護のため館に連れてくる手立てだった。そして、うまく懐柔して、この大原の館にずっと住まわせる予定だった。
だが、美代は自分が想像する以上に真面目な人間だった。だから、その捕獲作戦は変更をさせざる得なかった。
それから清掃会社に根回しをしメディファクトの清掃へと変更してもらう。コンビニはこっちから操作しなくても、あちらのアホな店長のおかげで美代が首になったことでホッとした。まずは自分たちの近くで働いてもらう。それが最初だった。だが、美代がメディファクトで働き始めたと聞いた蓮司会長は、まるでだだをこねた子供のように、見に行くっと言って聞かない。
「だめです。今晩は接待の会合があります。すでに3回も予定を変えていただいた方です。これだけは申し訳ありませんがでてくれと矢崎からの伝言をいただいています」
「4回目になってもいいだろ!」
「蓮司様! あなたは総裁なんですよ。忘れましたか?」
「……」
蓮司はかなりふてくされながらその夜の接待に出かけた。ただ相手が悪かった。取引相手の銀行の頭取が、なぜか自分の娘まで連れてきてむりやり蓮司に引き合わせたのだ。しかも、その女性が蓮司の苦手なタイプ。化粧濃いめの香水プンプン型の女だ。
再び言うが、いつもの蓮司会長なら大丈夫だったはずだ。美代に会えないというストレスとあの女の匂いが蓮司を追い込ませた。
矢崎から急に連絡がくる。
「真田さん。すみません!! 緊急事態です。蓮司会長が急に会合を抜け出し目下逃亡中です!! やられました。でも最悪なのは、どうやら、その後をあの頭取の娘が尾行しているみたいで行き先がまだ不明なんです」
真田は『はあ~~~~っ』とため息をついた。
「矢崎。大丈夫だ。会長の方は私がなんとかする。取引先のほうをなんとか取り繕ってください」
「あああー、さすが会長の右腕と言われる真田さんですね。そうなんです。大変なんです。では、会長のほうよろしくお願いします。あとあの頭取の令嬢にもすいませんが、お手柔らかによろしくお願いします」
それから、5分も経たずに美代から電話がある。
蓮司が美代の腕のなかで倒れていると……。
どんだけ会いたかったんだ。子リスちゃんに。蓮司会長………。
私、真田です。
皆様読んでいただいてありがとうございます。
毎日、猛獣系俺様でマジ恋愛超初心者のウルトラ美形の御曹司の上司と、とっても天然系で素直な真面目の子リスちゃんの仲に挟まって、お仕事頑張っております。
本来ならもっとクールなイメージの私ですが、どうやらこの恋愛ドタバタに挟まれて特に子リスちゃんには、下着のパンツを渡した時には、『真田さんの変態、目が笑ってる!』とまで言われました。
あ、子リスちゃんと呼んだことは、蓮司会長にだまっていてください。あの方が来てから自分との関係を明確にするため、美代様っとお呼びしています。
心の中で子リスちゃんと呼んでいるのがバレたら、かなりやばいです。世界最果ての地まで蓮司会長に飛ばされそうです。
子リスちゃん!
変態なのはわたしではありません!
あのブラだって! 蓮司会長、持ってかえりたいといいだしたのを止めたのは私です! あ! 私は見てませんよ! その、気になされているところだとは思いますが……。
え、蓮司会長ですか? 彼が着替えさせたのかって!?
すいません。いまここでそれを言ったらたぶん、火星ぐらいまで飛ばされます。ご勘弁ください。
みなさんだけにいままでの経緯をお話しします。
ちょっと長いですが、お付き合いください。
***
夜中の3時に蓮司会長からの電話が鳴る。
緊急事態なのか? っと電話に出たのはいいが、聞いた言葉を理解するのに時間がかかった。
「あの申し訳ございません。あの……会長は、その清掃とコンビニの深夜のバイトをしている女性に興味があると……」
「真田、悪い。ああ、ただ調べてほしい。彼女がどういう状況なのか」
「もし、その身辺調査をしまして、なにも問題がなければそのままでいいですか?」
「……そうだな。そうするべきだ……」
「わかりました。お調べいたします」
そうするべきだっという会長の言葉が何か含みをもっているのを感じる。何も問題なければ、会長はその女をそのままそっとしておくのか?
「会長、すみません。再び……あの、その女性が不審人物かどうか調べればよろしいのでしょうか?」
「……っ。真田……子リスがそんなわけないじゃないか……」
「こ 、りすですか? 可愛らしい方なんですね」
「おい、真田。先に言っておく。手を出すなよ。もし、そのような仕草でも見せてみろ、お前は僻地への左遷だからな。日本の地に再び戻れると思うな」
え、さっきと全然お話が違うではないですか……さっきは問題ないなら、ほっとくみたいなことを……電話口から蓮司会長の冷気を感じる。
「畏まりました。よく肝に命じます」
真田家は代々この大原家に支えている執事の家系だ。年齢も近いことからは小学生の蓮司と取っ組み合いの喧嘩をもしたことがある。昔の蓮司はどちらかというと正義感が強く、みんなのリーダーシップをとるような明るい性格だった。だが、この大原という恐ろしく大きな組織のプレッシャーが彼を変えてしまった。もちろんその基本的な性格は変わっていないと思うが、極端に冷徹になったのだ。もしかしたら先代の愛人の件もあったからもしれない。イギリスから帰国し日本の高校に通うぐらいから彼の性格が変わってきた。それは総裁になることを決心した15歳の少年の意思の表れのように見えた。
いつもあった屈託のない笑みが彼から消えた。
「真田。おれはこれからいばらの道を歩む決心をした。この大原を継ぐ。この組織には魔物がいる。それは人間の権力に対する欲や金に対する執着だ。でも、おれはこの組織をそれだけにしたくない。まだ、おれは子供だ。悪いがそれに付き合ってくれないか?」
3歳年下の子供にこんなことを言われて、心が動かされないものなどいない。
18歳で正式に蓮司つきの補佐になる。実情は執事に近い何でも屋だ。彼を支えることが主な任務だ。
いままである程度の蓮司の女遊びも見てきた。蓮司は来るものをあまり拒まない。だが、ある種の女だけが彼の苦手であるというのは真田はよく知っていた。
化粧が濃く香水の匂いが強く漂うような女だ。たぶん、亡くなった先代が残した負の遺産の一つだ。先代にはある愛人がいた。妻に先立たれ心身ともにやつれていた60代の先代は、かなりタチの悪い女に引っかかった。その女はまだ若かった。30代であったようだ。だが、その愛人がこともあろうに、まだ10代の蓮司に性的に迫っていたと聞いている。幸い大事にはならなかったと聞いているが、それから、働きすぎの過労とそのような女の類がよってくると、かならず発作を彼は起こす。もちろん、日常の彼の社交場はそんな女で溢れている。いつもの蓮司なら大丈夫だ。問題は一切ない。ときどき自分の発作を克服するがために、わざとそれらの女からのキスを受けていると真田は思っていた。
あんな自己放棄的な方法で治るはずがないじゃないか……
補佐の真田は悩んでいた。
それでこの電話だ!
「この**町の角に位置している深夜のコンビニと白石製作の深夜の清掃にはいっている女の身元を調べてほしい……」
一瞬、真田は驚きのあまり電話を落としそうになった。プライベートなことで女を調べてほしいだと!!!
これは!!もしや王子に遅い春がきたのかぁああ!!と補佐としての腕がなる。
美代の身元を調べ上げた。両親がすでに他界。両親がかなりの負債があったが美代はすべての相続を放棄してそれを免れたらしい。一時、両親がヤミ金まで手を伸ばしていた時期があり、それによって美代も一時身に危険があったところまで調べ上げだ。勤勉であった少女は見事に自力で生活しながら大学に通っていた。
美代の父が経営していた会社は真田も知っている会社名だった。
土屋工業株式会社。自動車の金型の小物部品を専門にやっている製造業の中小企業の会社だった。かなりのインテリで、しかも変わり者だった土屋社長は、車だけではなく家具やまたは飛行機の部品までいろいろ手がけるようになる。土屋工業は自社で金型製作から大量生産までできるちょっと特殊な中小企業だった。普通はどちらかを専門にやっているところが多かった。金型の品質が素晴らしく、あまり単価が高くないというところも魅力的で海外注文も多く大手企業が買収を狙っていると聞いていた。
その後の話をよく聞いていないが、なにか会社が詐欺に合い、多額の債務に追い込まれて倒産した話までは知っていた。
この少女があの土屋工業の娘なのか……
両親の教育が良かったのか、それとも美代自身の天然の性格なのか、この少女は人生を前向きに生きているように見えた。ただ問題は働きすぎだ。学校と深夜のバイトを2つも掛け持ちしている。これは殺人的なスケジュールだ。しかも彼女は若い女性だ。寝ている時間を考えているだけで真田は心配になる。
それを自分の主人に伝えたが、思った通りの反応が返ってくる。
「真田。美代を連れてこい。いま直ぐだ!」
「蓮司会長。そんな急に連れてこいなんて無理ですよ。誘拐になります」
「おい、お前が連れてこないなら俺が行く。説得して辞めさせる」
「会長。それでどうするんですか? お金を渡して彼女に仕事を辞めさせるように説得するんですか? 私が思うに彼女はそういう女性ではありませんよ。しかも、会長は彼女にとって全く赤の他人です」
「彼女が納得するような理由を用意しなければなりませんね」
そんな中、ちょうど美代の様子を自分の目で確かめようと、真田は車を伊勢崎に走らせていたら、その美代自身が車の前で倒れこんだ。
まずい! 遅かったのか! と真田は倒れこんでいた美代を抱きかかえ救急車を呼ぶ。
作戦変更。子リス緊急保護が必要。実行許可願う。
それをタイプし蓮司会長に送る。
速攻返事が返ってくる。
許可。実行に移せ。
本来ならあのまま病院から介護のため館に連れてくる手立てだった。そして、うまく懐柔して、この大原の館にずっと住まわせる予定だった。
だが、美代は自分が想像する以上に真面目な人間だった。だから、その捕獲作戦は変更をさせざる得なかった。
それから清掃会社に根回しをしメディファクトの清掃へと変更してもらう。コンビニはこっちから操作しなくても、あちらのアホな店長のおかげで美代が首になったことでホッとした。まずは自分たちの近くで働いてもらう。それが最初だった。だが、美代がメディファクトで働き始めたと聞いた蓮司会長は、まるでだだをこねた子供のように、見に行くっと言って聞かない。
「だめです。今晩は接待の会合があります。すでに3回も予定を変えていただいた方です。これだけは申し訳ありませんがでてくれと矢崎からの伝言をいただいています」
「4回目になってもいいだろ!」
「蓮司様! あなたは総裁なんですよ。忘れましたか?」
「……」
蓮司はかなりふてくされながらその夜の接待に出かけた。ただ相手が悪かった。取引相手の銀行の頭取が、なぜか自分の娘まで連れてきてむりやり蓮司に引き合わせたのだ。しかも、その女性が蓮司の苦手なタイプ。化粧濃いめの香水プンプン型の女だ。
再び言うが、いつもの蓮司会長なら大丈夫だったはずだ。美代に会えないというストレスとあの女の匂いが蓮司を追い込ませた。
矢崎から急に連絡がくる。
「真田さん。すみません!! 緊急事態です。蓮司会長が急に会合を抜け出し目下逃亡中です!! やられました。でも最悪なのは、どうやら、その後をあの頭取の娘が尾行しているみたいで行き先がまだ不明なんです」
真田は『はあ~~~~っ』とため息をついた。
「矢崎。大丈夫だ。会長の方は私がなんとかする。取引先のほうをなんとか取り繕ってください」
「あああー、さすが会長の右腕と言われる真田さんですね。そうなんです。大変なんです。では、会長のほうよろしくお願いします。あとあの頭取の令嬢にもすいませんが、お手柔らかによろしくお願いします」
それから、5分も経たずに美代から電話がある。
蓮司が美代の腕のなかで倒れていると……。
どんだけ会いたかったんだ。子リスちゃんに。蓮司会長………。
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