77 / 200
デートの巻 漆
しおりを挟む
生産停止のウィスキーって、どれほどなの?
でも、会長の目が、なんだか野性の肉食獣のような目線だ。逃げられる隙が全くないように見える。
ああ、耐えられるか本当に自信がない。
蓮司の指先と舌使いから身体から感じる刺激を全神経を使って抑え込む。
あああっ!!
ほんと!
ムリ!
うーーー!
ぐすんっ。
涙目になる美代。えっと言う声と共に、蓮司の動作が止まる。
「み、美代?」
「か、会長。ううっ」
顔を赤らめながらも、涙目になっている美代を見て、蓮司は分かってはいたが、自分のやり過ぎた行為を止める。
「あああー、み、美代。ごめん。や、やり過ぎた。可愛い過ぎて」
蓮司が平謝りをする。でも、涙目の美代の反応は、蓮司の心を鷲掴みにした。
「でも、我慢しますぅ。ううっ。だってすごい高いんでしょ? きっとそのウィスキー、しかももう手に入らないんでしょ?」
悪魔と天使が両方、今、同時に蓮司の耳に囁いた。
「美代。いいのか? そんな事言って? なんて魅惑的な響きだ。そうだな、手に入らない。このウィスキーは……味わいは、最後まで」
「だったら、早く舐めて! 味わって!」
蓮司は自分の理性が切れた音がした。
「ああ、美代。大好きだ」
ぺろっとまた舌を美代の足に這わせる。
あああ、なんて甘美な味っと蓮司が感嘆の念に更けている。
ああ、このストッキング、やっぱり破るか、マジ、邪魔だ!
美代の足は微に震えていた。
だめだ。マジに可愛すぎる。許せ、真田。俺は崩壊した。
食べる!
いま頂く!
その瞬間、ガシっと顔面になにかが当たる。
強烈な一撃だ。
脳天に星が見えるくらいの足蹴りだった。
「ヒャハハハっ。わーーー、ぎゃー、ごめんなさい。もうやっぱり無理。こそばゆくって無理。あーー、蓮司会長のお顔が!!大変!!」
「んー、美代。これは? どう言う意味かな?」
蹴られた横顔を抑えながら蓮司が質問する。
「会長! 無理です。ごめんなさい。くすぐったくて完全に無理。もう悪いですが、すっぱりこの溢れたウィスキー、諦めてください。あ、アイスを顔に当てましょうか?」
美代は慌てて、氷が閉まってあるところから一欠片を取り出し、自分のハンドタオルにそれを包んで蓮司の顔に当てた。
「ありがとう。まあ、俺もやり過ぎたな。悪かった」
「ごめんなさい。つい足が出てしまい」
「結構な蹴りだったぞ」
「ひゃー、本当に悪かったです」
「まあ、真田がここにいたら、さぞかしお前の一撃を喜んだだろうな。あと、俺は己の技量についてかなり慢心していたようだ」
片手に氷タオルをつけながら、蓮司が答える。
「え? 真田さん、あの人、蓮司会長を蹴りたいと思っているのですか?」
美代が完全に違うところに食いついてきた。
「んーーー、まあ、ある意味そうだろな。いつも心配ばかりしているからな。あいつは。時々俺を蹴りたいじゃないか?」
「愛ですね」
「なんだそれは」
「真田さんは蓮司会長が大好きなんですね」
「なんだかお前に言われると、複雑な気分だ」
「会長もなんだかんだ言っても真田さん、大好きですよね」
「答え方を間違えたくないな。ああ、でも真田は信頼しているしな。何せ生まれた時からの付き合いだ」
「えええ!そんな前からなんですか?」
「ああ、真田家は代々、大原家に仕える家柄だ。ああ真面目に見えても、奴にも黒歴史があるしな。お互いの性格をよく知ってるしな」
「あのーーー、真田さんって彼女いるんですか?」
急な質問に蓮司が驚いて美代を見つめる。
ーー情が移ったか? やっぱり最初からあいつを連絡係には反対だったんだ。
「どう言う意味だ。真田がそういう方面で気になる存在なのか?」
蓮司の怪しげな目線が美代の瞳を探っている。
「えっ? まあそうですね。知りたいかもしれません。だって今日は無礼講でしたよね?」
何か腹を決めたような蓮司は、腕を組み直して答える。
「まあいい、何でもいい。今だけ答えてやる」
「真田さんの好みの女性を教えてください」
「な、何だと! あいつ! 殺してやる」
「え! 何ですか? 会長。物騒過ぎますよ。 さっきまで信頼できる部下だって言っていたじゃないですか?」
「ああ、もう、無理だ」
「ダメですよ。無礼講って会長は言ったんですからね」
「 ……」
「ですから、真田さんの好みのタイプを教えてください」
考え込んだ蓮司が口を開ける。
「あーー、これは絶対に言うなよ。トップシークレットだ」
「は、はい。わかりました」
ーー美代は背が低いからな、まず反対から言うぞ。
「あいつの好みはな、背が高くて」
「背が高くて……そうですか」
ーー美代は結構柔らかそうだしな、これも入れとくか。
「筋肉隆々な」
「え? 筋肉隆々?」
ーー美代は完全にアジア顔だからな。
「そうだ。それで、ああ、外国人みたいな顔立ちの……」
「ハーフっぽい顔立ちがいいんですかねーっ」
ーーこれだけだと、まだ希望を持ってしまうな。何か決定打が必要だな、ああ、そうだ。
「男だ!!」
「お、男??」
美代が驚いて固まっている。
蓮司は、どうだと言わんばかりの顔をしている。でも、歩美の為に聞いた質問だったが、えらい方向に話がながれて、トンデモない真実を聞かさせた。美代はなんて言葉を言っていいかわからない!!
だって、その真田さんの好みの人って!!
か、会長!!
貴方ですから!
でも、会長の目が、なんだか野性の肉食獣のような目線だ。逃げられる隙が全くないように見える。
ああ、耐えられるか本当に自信がない。
蓮司の指先と舌使いから身体から感じる刺激を全神経を使って抑え込む。
あああっ!!
ほんと!
ムリ!
うーーー!
ぐすんっ。
涙目になる美代。えっと言う声と共に、蓮司の動作が止まる。
「み、美代?」
「か、会長。ううっ」
顔を赤らめながらも、涙目になっている美代を見て、蓮司は分かってはいたが、自分のやり過ぎた行為を止める。
「あああー、み、美代。ごめん。や、やり過ぎた。可愛い過ぎて」
蓮司が平謝りをする。でも、涙目の美代の反応は、蓮司の心を鷲掴みにした。
「でも、我慢しますぅ。ううっ。だってすごい高いんでしょ? きっとそのウィスキー、しかももう手に入らないんでしょ?」
悪魔と天使が両方、今、同時に蓮司の耳に囁いた。
「美代。いいのか? そんな事言って? なんて魅惑的な響きだ。そうだな、手に入らない。このウィスキーは……味わいは、最後まで」
「だったら、早く舐めて! 味わって!」
蓮司は自分の理性が切れた音がした。
「ああ、美代。大好きだ」
ぺろっとまた舌を美代の足に這わせる。
あああ、なんて甘美な味っと蓮司が感嘆の念に更けている。
ああ、このストッキング、やっぱり破るか、マジ、邪魔だ!
美代の足は微に震えていた。
だめだ。マジに可愛すぎる。許せ、真田。俺は崩壊した。
食べる!
いま頂く!
その瞬間、ガシっと顔面になにかが当たる。
強烈な一撃だ。
脳天に星が見えるくらいの足蹴りだった。
「ヒャハハハっ。わーーー、ぎゃー、ごめんなさい。もうやっぱり無理。こそばゆくって無理。あーー、蓮司会長のお顔が!!大変!!」
「んー、美代。これは? どう言う意味かな?」
蹴られた横顔を抑えながら蓮司が質問する。
「会長! 無理です。ごめんなさい。くすぐったくて完全に無理。もう悪いですが、すっぱりこの溢れたウィスキー、諦めてください。あ、アイスを顔に当てましょうか?」
美代は慌てて、氷が閉まってあるところから一欠片を取り出し、自分のハンドタオルにそれを包んで蓮司の顔に当てた。
「ありがとう。まあ、俺もやり過ぎたな。悪かった」
「ごめんなさい。つい足が出てしまい」
「結構な蹴りだったぞ」
「ひゃー、本当に悪かったです」
「まあ、真田がここにいたら、さぞかしお前の一撃を喜んだだろうな。あと、俺は己の技量についてかなり慢心していたようだ」
片手に氷タオルをつけながら、蓮司が答える。
「え? 真田さん、あの人、蓮司会長を蹴りたいと思っているのですか?」
美代が完全に違うところに食いついてきた。
「んーーー、まあ、ある意味そうだろな。いつも心配ばかりしているからな。あいつは。時々俺を蹴りたいじゃないか?」
「愛ですね」
「なんだそれは」
「真田さんは蓮司会長が大好きなんですね」
「なんだかお前に言われると、複雑な気分だ」
「会長もなんだかんだ言っても真田さん、大好きですよね」
「答え方を間違えたくないな。ああ、でも真田は信頼しているしな。何せ生まれた時からの付き合いだ」
「えええ!そんな前からなんですか?」
「ああ、真田家は代々、大原家に仕える家柄だ。ああ真面目に見えても、奴にも黒歴史があるしな。お互いの性格をよく知ってるしな」
「あのーーー、真田さんって彼女いるんですか?」
急な質問に蓮司が驚いて美代を見つめる。
ーー情が移ったか? やっぱり最初からあいつを連絡係には反対だったんだ。
「どう言う意味だ。真田がそういう方面で気になる存在なのか?」
蓮司の怪しげな目線が美代の瞳を探っている。
「えっ? まあそうですね。知りたいかもしれません。だって今日は無礼講でしたよね?」
何か腹を決めたような蓮司は、腕を組み直して答える。
「まあいい、何でもいい。今だけ答えてやる」
「真田さんの好みの女性を教えてください」
「な、何だと! あいつ! 殺してやる」
「え! 何ですか? 会長。物騒過ぎますよ。 さっきまで信頼できる部下だって言っていたじゃないですか?」
「ああ、もう、無理だ」
「ダメですよ。無礼講って会長は言ったんですからね」
「 ……」
「ですから、真田さんの好みのタイプを教えてください」
考え込んだ蓮司が口を開ける。
「あーー、これは絶対に言うなよ。トップシークレットだ」
「は、はい。わかりました」
ーー美代は背が低いからな、まず反対から言うぞ。
「あいつの好みはな、背が高くて」
「背が高くて……そうですか」
ーー美代は結構柔らかそうだしな、これも入れとくか。
「筋肉隆々な」
「え? 筋肉隆々?」
ーー美代は完全にアジア顔だからな。
「そうだ。それで、ああ、外国人みたいな顔立ちの……」
「ハーフっぽい顔立ちがいいんですかねーっ」
ーーこれだけだと、まだ希望を持ってしまうな。何か決定打が必要だな、ああ、そうだ。
「男だ!!」
「お、男??」
美代が驚いて固まっている。
蓮司は、どうだと言わんばかりの顔をしている。でも、歩美の為に聞いた質問だったが、えらい方向に話がながれて、トンデモない真実を聞かさせた。美代はなんて言葉を言っていいかわからない!!
だって、その真田さんの好みの人って!!
か、会長!!
貴方ですから!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる