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31話
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繰り返されたキス。
「さてと、俺もシャワー浴びてくるかな」
なんて、大我は俺から離れていく。
「ふぇ?」
どういうこと?
ここまでして俺を置いてっちゃうわけ?
「大人しく待ってろ」
なんて言いながら本当に出て行ってしまった。
「なんでだよ!」
本当に大我の気持ちがわからない。ここまでしといて置いてくってどういうこと?
「もう、いい。寝る」
俺は一人で不貞腐って布団の中に潜った。
寝るって言って布団に潜ってみても寝れるわけじゃない。布団に潜って一人で不貞腐っていじけてたから大我が戻ってきたのさえ気が付いてなかった。
「いつまでいじけてんだお前は…」
そんな言葉と共に後ろから抱き締められた。
「むーっ、大我のせいだし」
文句を言えば
「そういうとこは可愛いよな」
なんて言いながらうなじに少し熱い唇が寄せられ吸い付かれた。
「んっ」
それだけなのに身体が震える。幾つものキスが首筋に落とされる。
「ぁ、ん」
首筋に落とされるキスに気を取られてたら、やっぱり少し熱い大我の手が服の中に入って来て素肌を撫でていく。
熱い、でも、もっと触れてほしい。
大我のしたいようにさせてたら服を脱がされて、上半身裸になってた。
「ぁ、ん、ぁ、ぅん」
背中に落とされるキス。身体を這う指。大我に触れられてる部分が熱く熱を持っていく。
「ぁ、ぁぁ、ん、ぁ」
肩口に吸いつかれ、うなじにキスを落としながら噛み付かれた。そのまま大我の手は胸を弄り始める。
「ぅん、ぁ、ぁぁ、ん」
俺はキスがしたくて、ゴソゴソ動いて大我と向き合えば、小さく笑って大我は額にキスを落とし、そのままキスをしてくれた。
何度も触れるだけのキスを繰り返して、ソロっと舌が口の中に忍び込んできて絡めとっていく。
「んっ、ふっ、ぁ、んん」
キスに気を取られてる間に大我の指は意地悪く動き回る。しかも触れるか触れないかの柔らかいタッチで…。
ゾクゾクとする。じわりじわりと下半身に熱が集まっていくのがわかる。でも、止めてほしいわけじゃない。恥ずかしいけど、大我に触れてもらえるのは嬉しいから…。
普段、いつも無反応な大我がこうやって行動で示してくれるのは嬉しいし、安心する。
「んっ、ぁ、はっ」
少し息苦しくなってきたなと思ったときに解放されて少し荒くなった息を整えようとしたら首筋にキスをされ、唇が幾つものキスを落としながら身体中を移動していくし、指も動いたまま。
「ひゃぁぅ、ぁ、ぁぁ、ぁ、ん、ぁ」
ベロンっていきなり胸を舐められ変な声が出た。
「んっ、ぁ、ぁぁ、やぁ、ん、ぁ」
繰り返されるキスと、胸だけの愛撫だけで俺の頭はボーっとしてきた。もう、何されてるかよくわかってないかも…。
だって、気が付いたら俺いつの間にか服を全部、脱がされてたんだぜ?
「唯、大丈夫か?」
大我が少し心配げに俺の顔を覗き込んでる。
あれ?俺ってもしかしてぶっ飛んでた?
「たい、がぁ、ん、ぁ」
返事をして大我の首に腕を回そうとして、あっ、気が付いた。
どうやら俺は、キスと胸の愛撫だけで頭がボーっとしてて、大我を受け入れた瞬間にいって意識をぶっ飛ばしたらしい。自分の腹にかかるのは自分で吐き出した精。そして、大我とつながったままで、リアルに大我のモノの大きさを感じる。
「たい、がぁ、たい、がぁ、ん、ぁ」
抱き着きたくて大我に両腕を差し出して何度も呼べば
「唯斗」
同じように名前を呼んで抱きしめてくれた。
「たい、がぁ、ぁ、す、き、ん、ぁ」
そう言いながら大我の両頬に手を添えて自分からキスをする。やっぱり俺は大我とキスをするのが好きなんだ。
「ゆい、好きだ、唯斗」
同じように好きだと言ってくれて胸がキュンとなる。その瞬間に大我のモノを締め付けちゃった。
「可愛いな、ゆい」
なんて小さく笑いながら意地悪く動き出した。
「ぁ、ぁぁ、やぁ、ん、ぁぁ」
浅く突かれてるだけだったり、奥深くだったり、本当に意地の悪い動きを繰り返される。
「ぁ、ぁぁ、ん、ぁ、たぃ、がぁ、ぁぁ、ん」
お互いの身体の間で自分のモノも擦れて余計に気持ちよくて、変になりそう。
「ぁ、ん、ぁぁ、たぃ、ん、がぁ、ぁ、んん」
俺は大我の背に爪を立ててしまう。
どうしよう…気持ちいい…
「ぁ、たい、がぁ、ん、ぁぁ、ん、ぁ、もぉ、ぁぁ」
「あぁ、このままな」
俺の言葉に大我が頷いてくれる。
「ぁ、ぁぁ、たぃ、ぁ、がっ、ぁぁ、ぁぁ、いくっ、ぁぁ、ぁぁ」
何度も奥を突き上げられて、俺は大我をキツク締め付けて自分の精を吐き出した。ドクリと自分の中で吐き出される大我の精。
「ぁ、な、か、」
ポツリ呟いたら
「大丈夫だ、ちゃんとついてる」
なんてハッキリ言われた。
いつの間に?ってか俺それも知らないぐらい飛んでたの?
顔に出てたのか額にキスをして
「発情してる時ぐらいはいっちゃってたな」
なんて教えてくれる。
あぁ、恥ずかしい!!
「いいんだよ、俺だけが知ってる唯斗の秘密なんだからな」
恥ずかしがってる俺に止めを刺すような大我の言葉。
「うーっ」
恥ずかしくて唸ってたら
「そういうのも含めて俺はお前が好きだ」
そっと頭を撫でて言われた。
「恥ずかしいけど、大我ならいいよ。だって俺が好きなのは大我なんだし」
これは誰にも譲れない俺の気持ち。
「なら、今度は一緒にシャワー浴びるか?」
なんて言いながら大我が俺の中から抜けていく。
「んっ、えっ、あっ、えっと…」
さっき言いかけた言葉を言われて恥ずかしくて真っ赤になって俯いた。
こんな所でそんな言葉を回収するなよ!恥ずかしいだろ!
ここまで来てやっと俺は気が付いた、
「大我って…俺をおちょくって楽しんでるときあるだろ?」
無関心なふりして実は俺の反応を見て楽しんでるんじゃないかって…。
「さぁな。でも、本当にシャワー浴びよう。ベタついたままじゃ気持ち悪いだろ?キレイにしてやるよ」
曖昧に答えて、俺は大我の手によってシャワーを浴びることになった。
嬉しいけど、恥ずかしいんだってば!!
寝室に戻ってきて、ベッドの上で俺は大我に腕枕をされてた。くっつきたかったんだ。
「ほら、もう寝ろ。明日もまだ学校だからな」
大我が俺を抱き寄せて軽く背中を叩いていく。心地よいリズムで背中を叩かれて、大我の温もりに抱きしめられて俺は本当に眠くなっていく。もう少し、話がしたかったけど、心地いい温もりが眠りの淵へと引きずり込んでいく。
「おや、す、みぃ」
そう告げるのがやっとで、俺は深い闇の中に落ちていった。
「おやすみ」
大我が小さく笑って額にキスしてくれたのも気付かないくらいに深い眠りに落ちていた。
なんで、大我の腕の中はこんなに落ち着くんだろう?
イヤな夢も見ないぐらい俺はぐっすりと眠ってしまった。
「さてと、俺もシャワー浴びてくるかな」
なんて、大我は俺から離れていく。
「ふぇ?」
どういうこと?
ここまでして俺を置いてっちゃうわけ?
「大人しく待ってろ」
なんて言いながら本当に出て行ってしまった。
「なんでだよ!」
本当に大我の気持ちがわからない。ここまでしといて置いてくってどういうこと?
「もう、いい。寝る」
俺は一人で不貞腐って布団の中に潜った。
寝るって言って布団に潜ってみても寝れるわけじゃない。布団に潜って一人で不貞腐っていじけてたから大我が戻ってきたのさえ気が付いてなかった。
「いつまでいじけてんだお前は…」
そんな言葉と共に後ろから抱き締められた。
「むーっ、大我のせいだし」
文句を言えば
「そういうとこは可愛いよな」
なんて言いながらうなじに少し熱い唇が寄せられ吸い付かれた。
「んっ」
それだけなのに身体が震える。幾つものキスが首筋に落とされる。
「ぁ、ん」
首筋に落とされるキスに気を取られてたら、やっぱり少し熱い大我の手が服の中に入って来て素肌を撫でていく。
熱い、でも、もっと触れてほしい。
大我のしたいようにさせてたら服を脱がされて、上半身裸になってた。
「ぁ、ん、ぁ、ぅん」
背中に落とされるキス。身体を這う指。大我に触れられてる部分が熱く熱を持っていく。
「ぁ、ぁぁ、ん、ぁ」
肩口に吸いつかれ、うなじにキスを落としながら噛み付かれた。そのまま大我の手は胸を弄り始める。
「ぅん、ぁ、ぁぁ、ん」
俺はキスがしたくて、ゴソゴソ動いて大我と向き合えば、小さく笑って大我は額にキスを落とし、そのままキスをしてくれた。
何度も触れるだけのキスを繰り返して、ソロっと舌が口の中に忍び込んできて絡めとっていく。
「んっ、ふっ、ぁ、んん」
キスに気を取られてる間に大我の指は意地悪く動き回る。しかも触れるか触れないかの柔らかいタッチで…。
ゾクゾクとする。じわりじわりと下半身に熱が集まっていくのがわかる。でも、止めてほしいわけじゃない。恥ずかしいけど、大我に触れてもらえるのは嬉しいから…。
普段、いつも無反応な大我がこうやって行動で示してくれるのは嬉しいし、安心する。
「んっ、ぁ、はっ」
少し息苦しくなってきたなと思ったときに解放されて少し荒くなった息を整えようとしたら首筋にキスをされ、唇が幾つものキスを落としながら身体中を移動していくし、指も動いたまま。
「ひゃぁぅ、ぁ、ぁぁ、ぁ、ん、ぁ」
ベロンっていきなり胸を舐められ変な声が出た。
「んっ、ぁ、ぁぁ、やぁ、ん、ぁ」
繰り返されるキスと、胸だけの愛撫だけで俺の頭はボーっとしてきた。もう、何されてるかよくわかってないかも…。
だって、気が付いたら俺いつの間にか服を全部、脱がされてたんだぜ?
「唯、大丈夫か?」
大我が少し心配げに俺の顔を覗き込んでる。
あれ?俺ってもしかしてぶっ飛んでた?
「たい、がぁ、ん、ぁ」
返事をして大我の首に腕を回そうとして、あっ、気が付いた。
どうやら俺は、キスと胸の愛撫だけで頭がボーっとしてて、大我を受け入れた瞬間にいって意識をぶっ飛ばしたらしい。自分の腹にかかるのは自分で吐き出した精。そして、大我とつながったままで、リアルに大我のモノの大きさを感じる。
「たい、がぁ、たい、がぁ、ん、ぁ」
抱き着きたくて大我に両腕を差し出して何度も呼べば
「唯斗」
同じように名前を呼んで抱きしめてくれた。
「たい、がぁ、ぁ、す、き、ん、ぁ」
そう言いながら大我の両頬に手を添えて自分からキスをする。やっぱり俺は大我とキスをするのが好きなんだ。
「ゆい、好きだ、唯斗」
同じように好きだと言ってくれて胸がキュンとなる。その瞬間に大我のモノを締め付けちゃった。
「可愛いな、ゆい」
なんて小さく笑いながら意地悪く動き出した。
「ぁ、ぁぁ、やぁ、ん、ぁぁ」
浅く突かれてるだけだったり、奥深くだったり、本当に意地の悪い動きを繰り返される。
「ぁ、ぁぁ、ん、ぁ、たぃ、がぁ、ぁぁ、ん」
お互いの身体の間で自分のモノも擦れて余計に気持ちよくて、変になりそう。
「ぁ、ん、ぁぁ、たぃ、ん、がぁ、ぁ、んん」
俺は大我の背に爪を立ててしまう。
どうしよう…気持ちいい…
「ぁ、たい、がぁ、ん、ぁぁ、ん、ぁ、もぉ、ぁぁ」
「あぁ、このままな」
俺の言葉に大我が頷いてくれる。
「ぁ、ぁぁ、たぃ、ぁ、がっ、ぁぁ、ぁぁ、いくっ、ぁぁ、ぁぁ」
何度も奥を突き上げられて、俺は大我をキツク締め付けて自分の精を吐き出した。ドクリと自分の中で吐き出される大我の精。
「ぁ、な、か、」
ポツリ呟いたら
「大丈夫だ、ちゃんとついてる」
なんてハッキリ言われた。
いつの間に?ってか俺それも知らないぐらい飛んでたの?
顔に出てたのか額にキスをして
「発情してる時ぐらいはいっちゃってたな」
なんて教えてくれる。
あぁ、恥ずかしい!!
「いいんだよ、俺だけが知ってる唯斗の秘密なんだからな」
恥ずかしがってる俺に止めを刺すような大我の言葉。
「うーっ」
恥ずかしくて唸ってたら
「そういうのも含めて俺はお前が好きだ」
そっと頭を撫でて言われた。
「恥ずかしいけど、大我ならいいよ。だって俺が好きなのは大我なんだし」
これは誰にも譲れない俺の気持ち。
「なら、今度は一緒にシャワー浴びるか?」
なんて言いながら大我が俺の中から抜けていく。
「んっ、えっ、あっ、えっと…」
さっき言いかけた言葉を言われて恥ずかしくて真っ赤になって俯いた。
こんな所でそんな言葉を回収するなよ!恥ずかしいだろ!
ここまで来てやっと俺は気が付いた、
「大我って…俺をおちょくって楽しんでるときあるだろ?」
無関心なふりして実は俺の反応を見て楽しんでるんじゃないかって…。
「さぁな。でも、本当にシャワー浴びよう。ベタついたままじゃ気持ち悪いだろ?キレイにしてやるよ」
曖昧に答えて、俺は大我の手によってシャワーを浴びることになった。
嬉しいけど、恥ずかしいんだってば!!
寝室に戻ってきて、ベッドの上で俺は大我に腕枕をされてた。くっつきたかったんだ。
「ほら、もう寝ろ。明日もまだ学校だからな」
大我が俺を抱き寄せて軽く背中を叩いていく。心地よいリズムで背中を叩かれて、大我の温もりに抱きしめられて俺は本当に眠くなっていく。もう少し、話がしたかったけど、心地いい温もりが眠りの淵へと引きずり込んでいく。
「おや、す、みぃ」
そう告げるのがやっとで、俺は深い闇の中に落ちていった。
「おやすみ」
大我が小さく笑って額にキスしてくれたのも気付かないくらいに深い眠りに落ちていた。
なんで、大我の腕の中はこんなに落ち着くんだろう?
イヤな夢も見ないぐらい俺はぐっすりと眠ってしまった。
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