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act15
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辛いな…。どうやっていけばいいんだろうこれから…
俺は夜中にふと目が覚めそんなことを思い浮かべる。そして遙を起こさないようにベッドから抜け出し自分の部屋に戻りドアに寄りかかって座った。
喜一さんに裏切られた今、俺はあの家に帰る事すら出来やしない。ここでは遙に嫌われたまま。そんな俺がいる場所なんて何処にもないじゃないか…。
残るはこの学院を辞めて出て行くだけ。使いたくもなかったあの金を使って生活をしていくしかない。それで本当にいいんだろうか…。
「おい。こらてめぇ何戻ってんだよ」
ドアの外でそんな声がする。もしかして起こした?俺は慌ててドアを開けると不機嫌丸出しの遙がいた。
「あ…ごめん…」
俺ってやっぱり最近謝ってばっかりだ。遙は大げさに溜め息をつき俺の手を掴むとまた自分の部屋に戻り俺をベッドに乗せ
「熱ある奴がうろつくな。大人しくしてろ」
そう言ってくる。本当に優しいのか冷たいのか分からない男だ。俺のこと嫌いならほっとけばいいのに…
「俺のこと嫌いなんだろ?…ならほっとけよ…」
俺はそう呟くように言う。でも遙からその返事はない。その代わりに俺の隣に入り込み
「余計なこと考えずに寝ろ」
その一言で終わらせられた。何故だか遙は俺を抱き寄せたまま寝の体勢に入ってる。俺は躊躇いつつ遙の胸に額を寄せた。この瞬間だけでいいから…好きでいさせてください。後は何も望まないから…
俺はまた遙に抱き締められたまま眠りについていった。
朝、起きたら誰もいなくて机に小さなメモがあった。
『飯。作ってある。温めて食べろ。俺は学校に行く。お前はもう一日休め』
そう書かれていた。キッチンを見れば小さな土鍋があった。俺はそれに火をかける。少しあったまった時点で火を止め茶碗にご飯をもり一人寂しく食べ始める。別にこれが今までの俺の日常。飯なんてそこらへんのコンビに弁当だった。人の温もりを俺はあまりにも感じすぎたのかもしれない。喜一さんの家でもここでも…。
俺はいつか出ていこう…ここも喜一さんの場所も…そして元の生活に戻るんだ…それが俺にはお似合いなんだ…こんなお坊ちゃま学校なんて俺には似合わない…俺は…この胸に芽生えた恋の蕾さえも切り取ってしまおう。あってはならないことだから…
俺はご飯を食べ終え茶碗や土鍋をきれいに片付ける。
「辛いな…こんな思い…辛すぎるや…」
一人なら考えることもなかった思い。今更こんなの辛すぎるや…。どうにかしないとな…誰にもばれずに…ここを出て行くんだ。何もかも残して…俺は消えるんだ。この場所から…そして…いつもの場所に戻るんだ。あの忌まわしい場所に…
俺はそう決めたら行動は早かった。自分の荷物をカバンに詰め込み喜一さんに貰ったものも全て机の上に置き、カバン一つ持って部屋を出た。
この時間は授業中。誰にも見つかることはない。
「さよなら」
俺は誰に言うわけでもなくそう呟き寮を出て学院を後にした。
俺は夜中にふと目が覚めそんなことを思い浮かべる。そして遙を起こさないようにベッドから抜け出し自分の部屋に戻りドアに寄りかかって座った。
喜一さんに裏切られた今、俺はあの家に帰る事すら出来やしない。ここでは遙に嫌われたまま。そんな俺がいる場所なんて何処にもないじゃないか…。
残るはこの学院を辞めて出て行くだけ。使いたくもなかったあの金を使って生活をしていくしかない。それで本当にいいんだろうか…。
「おい。こらてめぇ何戻ってんだよ」
ドアの外でそんな声がする。もしかして起こした?俺は慌ててドアを開けると不機嫌丸出しの遙がいた。
「あ…ごめん…」
俺ってやっぱり最近謝ってばっかりだ。遙は大げさに溜め息をつき俺の手を掴むとまた自分の部屋に戻り俺をベッドに乗せ
「熱ある奴がうろつくな。大人しくしてろ」
そう言ってくる。本当に優しいのか冷たいのか分からない男だ。俺のこと嫌いならほっとけばいいのに…
「俺のこと嫌いなんだろ?…ならほっとけよ…」
俺はそう呟くように言う。でも遙からその返事はない。その代わりに俺の隣に入り込み
「余計なこと考えずに寝ろ」
その一言で終わらせられた。何故だか遙は俺を抱き寄せたまま寝の体勢に入ってる。俺は躊躇いつつ遙の胸に額を寄せた。この瞬間だけでいいから…好きでいさせてください。後は何も望まないから…
俺はまた遙に抱き締められたまま眠りについていった。
朝、起きたら誰もいなくて机に小さなメモがあった。
『飯。作ってある。温めて食べろ。俺は学校に行く。お前はもう一日休め』
そう書かれていた。キッチンを見れば小さな土鍋があった。俺はそれに火をかける。少しあったまった時点で火を止め茶碗にご飯をもり一人寂しく食べ始める。別にこれが今までの俺の日常。飯なんてそこらへんのコンビに弁当だった。人の温もりを俺はあまりにも感じすぎたのかもしれない。喜一さんの家でもここでも…。
俺はいつか出ていこう…ここも喜一さんの場所も…そして元の生活に戻るんだ…それが俺にはお似合いなんだ…こんなお坊ちゃま学校なんて俺には似合わない…俺は…この胸に芽生えた恋の蕾さえも切り取ってしまおう。あってはならないことだから…
俺はご飯を食べ終え茶碗や土鍋をきれいに片付ける。
「辛いな…こんな思い…辛すぎるや…」
一人なら考えることもなかった思い。今更こんなの辛すぎるや…。どうにかしないとな…誰にもばれずに…ここを出て行くんだ。何もかも残して…俺は消えるんだ。この場所から…そして…いつもの場所に戻るんだ。あの忌まわしい場所に…
俺はそう決めたら行動は早かった。自分の荷物をカバンに詰め込み喜一さんに貰ったものも全て机の上に置き、カバン一つ持って部屋を出た。
この時間は授業中。誰にも見つかることはない。
「さよなら」
俺は誰に言うわけでもなくそう呟き寮を出て学院を後にした。
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