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海洋王国編
本当にあったかどうか解らないけどエロい話。
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幼い頃、山賊達に両親を殺されたシェリー・マクビリスは、必ず両親の仇を打つと幼心に誓った。
シェリーは村の剣術道場の師範の下に引き取られ、幼馴染の男子、ホウ・ケインと共に、ずっと村の剣術道場で修行に励んでいた。
今年、24歳を迎えたシェリーは、村中の男達の目を惹く程、美しく育っていた。
雪の様に白い肌と引き締まったスレンダーなカラダ。その華奢なカラダとは対照的な、97センチ、Hカップで雫型の柔らか爆乳。
そして整った小顔に意志の強さを感じさせる二重瞼の瞳。美しい金髪をポニーテールにしていた。
一緒に育ったケインとは、自然と恋仲になっていた。
24歳を迎えたその日、シェリーは剣術師範から免許皆伝を許された。幼馴染だったケインの枕元に置手紙をしたシェリーは、両親の仇討ちの為に、静かに村を出た。
あの日の記憶は、今でも鮮明に覚えている。山間部に通る、寂れた山道を歩いて行くシェリー。胴着の上に革の胸当て、下半身は素早く動けるように綿素材のズボン、そして丈夫な草履を履いていた。
腰には、一本の剣を装備している。
そんなシェリーの前に、男達がニヤニヤと笑いながら現れた。あの日と同じだ。商人だった両親と交易の旅の途中、やはり男達は今日と同じ様に、ここに現れたのだ。
如何にも山賊です、と言わんばかりの恰好をした屈強な男達がシェリーを囲む。
「…オゥオゥ、綺麗なお嬢さんがこんな所を一人で歩いているとはいい度胸じゃねぇかよ?」
「…もしかしてお嬢さん、俺たちの事知らねぇのか(笑)?」
そんな男達を無視したまま、シェリーは腰にあった剣を抜く。
「オォッ、勇ましいお嬢さんだな、オイッ?」
「俺達とヤろうってのか(笑)?」
「こんな美人のお嬢さんなら、3ヵ月は愉しめそうだなァ(笑)」
「飽きたら娼館行だな(笑)。こんな美人でスタイルの良いお嬢さんならかなりの額稼げるぜ(笑)?」
口々に好きな事を言う山賊達に、シェリーは問答無用で斬り掛かった。
裂帛の気合と共に、1人、2人と斬り倒していく。そして山賊達を全員、斬り倒した直後、予想外の事態がシェリーを襲う。
山の中に隠れていた盗賊の頭とその部下達が、シェリーの凄まじい剣捌きを見ていたのだ。
近づくのは危険と感じた盗賊の頭、ペニー・デッカーは睡眠剤を括り付けた矢をシェリーの足元に放つ。
その瞬間、破れた小袋から、濛々と拡がっていく睡眠剤がシェリーを包み込んだ。
しばらくして、シェリーはその場に膝を付いて意識を失い倒れた…。
◇
気が付いた時には、山賊達のアジトの砦の地下にいた。装備は勿論、下に付けていた胴着も下着も全て剥ぎ取られていた。シェリーは両腕を縛られて丸裸にされ、天井から吊るされていた。男達がニヤニヤと笑いながら全裸のシェリーを囲む。
白く透き通る細身のカラダと、97センチ、Hカップ、雫型の柔らか爆乳と小振りなお尻が、屈強な男達の中で露になっていた…。
「…そしてシェリーのカラダに山賊達の武骨な手が…」
「…ィッ!!オイィィッ!!美裸ァッ!!何でこんな時にそんな話するのよォォッ!!」
隣でブツブツ話す美裸に、エリスが激しく突っ込む。
「…え(笑)?暇だから(笑)!!目の前の盗賊見てエロい話、考えてたのよ~(笑)」
笑いながら答える美裸の横で、呆れるエリス。
「…考えるのは良いけど、口に出して言わないでよ!!」
そんな掛け合いをする二人の目の前で、コニー、だいふく、ぺろすが盗賊達をボコボコにしていた。手痛い反撃を喰らっていたのは、この辺りを仕切るインモウゲ大盗賊団である。
マンスジー王国を出た美裸達は、南に向かっていた。旅の最終地点はコニーの生まれ故郷である東の最果てにある鬼桃の國である。
東に真直ぐ向かうルートが最短であるが、マンスジ―王国の東にあるペニンスジール帝国とその更に東にあるウラスジール王国が戦争中だったのだ。
この三国は元々、ガーマンジル帝国の主要領土の一部だった。帝国崩壊の際、三国に別れてお互い土地の領有を主張しては戦争をしていたのである。
この情報を手に入れて来たのはシルガモレル帝だった。霊体であるシルガモレルはその特性を生かし、あっという間に2国間の様子を探ってきたのだ。
そこで一行はまず、南に出てから進路を東に取って進む事にした。
マンスジー王国を出て、フリンナ海洋王国の領土に入ってすぐに深い森があり、そこから盗賊達が出て来たのである。
300人以上いる大盗賊団の男達が、あっという間に美裸達を囲んだ。しかしその直後、だいふくが『サイクロップスビーム』で先制攻撃をかました。
いきなりのサイクロップスビームの攻撃で大混乱に陥った盗賊団は、更に突進して来たコニーの『おにはりけーん』による回転攻撃で次々と吹っ飛ばされた。
背後の敵はぺろすが三頭の火炎攻撃で盗賊達に焼きを入れていた。
「あははっ(笑)!!どんどんやっちゃって~(笑)!!」
その様子を美裸は笑いながら見ていた。そんな美裸に顔を引き攣らせてドン引きするエリス。
女子供とちびスライム、奇形の犬しかいないPTを簡単に制圧出来ると思っていた盗賊達は思わぬ反撃でいきなりその半数を無力化された。300人いた盗賊達は今や150人を切っている。
美裸とエリスの後ろになんとか周り込もうとした盗賊達はだいふくのビーム攻撃とぺろすの火炎攻撃によって悉く無力化された。
一部、逃れた男達は、エリスの弓で射抜かれて為す術無く倒れていく。
レベル60越えが2人、レベル100越え1人、従魔2匹の最強PTは、統率の取れていない盗賊達には高すぎる壁だった。300人いた盗賊達は、美裸の能力を使うまでもなく、あっという間に制圧されてしまった。
コニー、だいふく、ぺろすにやられて生き残り、苦しみ悶える盗賊達を縮小して麻袋の中に放り込む美裸。
「…美裸。コイツらこの辺りの人達に散々迷惑かけてるてしょ?何で全滅させないのよ?」
エリスの疑問に、美裸が答える。
「確かにコイツらは殺人、強盗、誘拐、監禁、強姦…色々やってると思うけどね~。でもね~、全滅させたら勿体ないんだよね~」
「…勿体ないって…なんでよ?」
「犯罪者は強制労働に使えるからね~。出来るだけ生け捕りにしないとね~(笑)。ついでにコイツらのボスも捕まえて賞金貰わないと(笑)!!」
「…あぁ、そういう事ね…」
「こういう害しかないゴミは強制労働で今までの悪事の懺悔させた方が良いからね~(笑)」
その傍で、コニーはおやつのせんべいを齧りながら二人の話を聞いていた。
「みら、ボスたおしにいくか?」
「勿論行くよ~ガッポリ稼いで行かないとね~(笑)」
という事で3人と2匹は、盗賊達が出て来た森の中へと入って行った。
◇
森に入ってしばらくすると開けた場所があり、大きな砦があった。その周りを頑丈な木材の柵が囲んでいる。まずは砦の入り口を守っている見張りの賊を二人、エリスが射貫いて行動不能にする。
しかし、慎重に行こうとするエリスを横目に、美裸がスキルを発動して木材の柵をスパッと切り崩した。
そこへ、ぺろすに乗ったコニーが突進していく。突然、柵を切り崩されて中にいた盗賊達は驚くものの、突進してくるコニーを見て戦闘態勢に入った。
「…ちょッ、美裸ァッ!!こういう時は慎重に行かないとッ!!」
「…え(笑)?何で(笑)?」
「…いや、アンタ、相手は盗賊で何人いるか解らないのよ?」
「エリスさんや~、心配し過ぎですがな~(笑)。あんな烏合の衆がわたしらに傷の一つでも付けられると思う~(笑)?」
そう言われて砦の中を見るエリス。既に砦内にいた盗賊達はコニーとぺろすの突進によって吹っ飛ばされてパニックに陥っていた。
そこへだいふくのビーム攻撃が炸裂する。
更にぺろすの火炎攻撃の後ろから、コニーが『おにふうじん』で炎に勢いを付けると、火炎放射器の様に大きくなった炎が盗賊達に燃え移り更に混乱に拍車を掛けた。
コニーとぺろす、だいふくが暴れ回る中、美裸は範囲を伸ばして拡げると、砦の壁が四方に倒れるように切り崩した。
「…クソッ、何だッ!?何があった!?」
突然の砦の崩壊に慌てて周辺を確認する男がいた。ザコ盗賊に比べて一回り体格が大きい。浅黒い肌で目付きが鋭く、バンダナを頭に巻いている。
その男は、周辺で倒れて呻く者や炎に巻かれている者達を見て一瞬、言葉を失った。
「…これはッ…どうしてこんな事になってる…?」
コニーとぺろす、だいふくが暴れている一方、別の所では突然、盗賊同士が斬り合いをしていた。
「…美裸、アレはどういう事よ?何で味方同士斬り合ってんの?」
「…あぁ、アレね(笑)。シルガモレル帝とゴーストダンサーズでーす(笑)!!」
「シルガモレル帝と仲間の幽霊が何やってああなってんのよ…?」
「あの人達、いや幽霊達、盗賊に憑りついてるんだね~。憑りついて斬り合いしてるのよ。お互い斬っても幽霊だから死なないし~(笑)」
説明しながら笑う美裸。その横でエリスは、作戦も何もないカオスな戦闘に呆れていた。
◇
幼児と、奇形の犬とちびスライムが暴れ回り、いきなりの狂ったような同士討ちを目にした大男は何がどうしてこんな事になっているのか把握出来ず呆然としていた。
混乱の中、盗賊のボスの大男が美裸とエリスを見て男は叫んだ。
「オイッ!!テメェらッ何モンだッ!!何しにここに来やがったッ!!」
「離れてるから全然聞こえませーん(笑)」
美裸は笑いながらそう言うとスキルを使ってボスを範囲指定し一気に、目の前まで連れて来た。
距離はゆうに200メートルはあったがスキルの範囲が伸びていたので強制停止範囲の外から簡単に敵を引き寄せる事が出来た。
一瞬にして引き寄せられた事に気付いた盗賊のボスは、何がどうなったのか、解からず混乱していた。美裸はボスが逃げられない様に宙に浮かせると笑いながら問う。
「アンタが盗賊のボスですか?5秒以内に答えなさい(笑)!!」
「…アァ、俺が頭目のカイーノ・インモウゲだ!!だったらどうするってんだ!?」
「…どうするか?こうするんですよぉ(笑)!!」
笑いながら小さなスティックを高速で動かす美裸。瞬間、両手両足から鮮血が噴き出した。
「グッ、グォォッ!!テメェ…何しやがった…」
「…何って、大人しくなる様に少し血を抜いて上げてるだけですよ~(笑)」
突然の大量出血に眩暈を起こすカイーノ。意識を失うその直前、噴き出していた血が止まったのが見えた。
「…て、テメ…ぇ…なに…モ、ノ…」
そこでカイーノの意識が途切れた。美裸はすぐにカイーノを縮小して、同士のいる袋の中へと放り込んだ。こうして大盗賊団のボスであるカイーノ・インモウゲは呆気なく、生け捕りにされた。
「さぁ、皆でお宝探すよ~」
美裸の号令に、全員が崩れた砦の中や周辺を探る。交易品、嗜好品、宝飾品などがあり全て縮小処理してポケットに放り込んだ。
「…美裸、ちょっと来て!!奥に小屋がある…」
エリスに呼ばれた美裸が傍へ行くと、木々の間に細い道があり、その奥に小屋が見えた。コニー、だいふく、ぺろす、シルガモレルとゴーストダンサーズも集まる。
「…ふむ。あの小屋もお宝保管庫かな~(笑)?」
一行は木々の間を慎重に潜り抜けて小屋の前まで来た。小屋と言ってもそこそこ大きい木造の建物だ。慎重に、というエリスの忠告を無視して美裸が小屋の扉を開ける。そこには拉致されたと思しき20人程の女性がいた。
シェリーは村の剣術道場の師範の下に引き取られ、幼馴染の男子、ホウ・ケインと共に、ずっと村の剣術道場で修行に励んでいた。
今年、24歳を迎えたシェリーは、村中の男達の目を惹く程、美しく育っていた。
雪の様に白い肌と引き締まったスレンダーなカラダ。その華奢なカラダとは対照的な、97センチ、Hカップで雫型の柔らか爆乳。
そして整った小顔に意志の強さを感じさせる二重瞼の瞳。美しい金髪をポニーテールにしていた。
一緒に育ったケインとは、自然と恋仲になっていた。
24歳を迎えたその日、シェリーは剣術師範から免許皆伝を許された。幼馴染だったケインの枕元に置手紙をしたシェリーは、両親の仇討ちの為に、静かに村を出た。
あの日の記憶は、今でも鮮明に覚えている。山間部に通る、寂れた山道を歩いて行くシェリー。胴着の上に革の胸当て、下半身は素早く動けるように綿素材のズボン、そして丈夫な草履を履いていた。
腰には、一本の剣を装備している。
そんなシェリーの前に、男達がニヤニヤと笑いながら現れた。あの日と同じだ。商人だった両親と交易の旅の途中、やはり男達は今日と同じ様に、ここに現れたのだ。
如何にも山賊です、と言わんばかりの恰好をした屈強な男達がシェリーを囲む。
「…オゥオゥ、綺麗なお嬢さんがこんな所を一人で歩いているとはいい度胸じゃねぇかよ?」
「…もしかしてお嬢さん、俺たちの事知らねぇのか(笑)?」
そんな男達を無視したまま、シェリーは腰にあった剣を抜く。
「オォッ、勇ましいお嬢さんだな、オイッ?」
「俺達とヤろうってのか(笑)?」
「こんな美人のお嬢さんなら、3ヵ月は愉しめそうだなァ(笑)」
「飽きたら娼館行だな(笑)。こんな美人でスタイルの良いお嬢さんならかなりの額稼げるぜ(笑)?」
口々に好きな事を言う山賊達に、シェリーは問答無用で斬り掛かった。
裂帛の気合と共に、1人、2人と斬り倒していく。そして山賊達を全員、斬り倒した直後、予想外の事態がシェリーを襲う。
山の中に隠れていた盗賊の頭とその部下達が、シェリーの凄まじい剣捌きを見ていたのだ。
近づくのは危険と感じた盗賊の頭、ペニー・デッカーは睡眠剤を括り付けた矢をシェリーの足元に放つ。
その瞬間、破れた小袋から、濛々と拡がっていく睡眠剤がシェリーを包み込んだ。
しばらくして、シェリーはその場に膝を付いて意識を失い倒れた…。
◇
気が付いた時には、山賊達のアジトの砦の地下にいた。装備は勿論、下に付けていた胴着も下着も全て剥ぎ取られていた。シェリーは両腕を縛られて丸裸にされ、天井から吊るされていた。男達がニヤニヤと笑いながら全裸のシェリーを囲む。
白く透き通る細身のカラダと、97センチ、Hカップ、雫型の柔らか爆乳と小振りなお尻が、屈強な男達の中で露になっていた…。
「…そしてシェリーのカラダに山賊達の武骨な手が…」
「…ィッ!!オイィィッ!!美裸ァッ!!何でこんな時にそんな話するのよォォッ!!」
隣でブツブツ話す美裸に、エリスが激しく突っ込む。
「…え(笑)?暇だから(笑)!!目の前の盗賊見てエロい話、考えてたのよ~(笑)」
笑いながら答える美裸の横で、呆れるエリス。
「…考えるのは良いけど、口に出して言わないでよ!!」
そんな掛け合いをする二人の目の前で、コニー、だいふく、ぺろすが盗賊達をボコボコにしていた。手痛い反撃を喰らっていたのは、この辺りを仕切るインモウゲ大盗賊団である。
マンスジー王国を出た美裸達は、南に向かっていた。旅の最終地点はコニーの生まれ故郷である東の最果てにある鬼桃の國である。
東に真直ぐ向かうルートが最短であるが、マンスジ―王国の東にあるペニンスジール帝国とその更に東にあるウラスジール王国が戦争中だったのだ。
この三国は元々、ガーマンジル帝国の主要領土の一部だった。帝国崩壊の際、三国に別れてお互い土地の領有を主張しては戦争をしていたのである。
この情報を手に入れて来たのはシルガモレル帝だった。霊体であるシルガモレルはその特性を生かし、あっという間に2国間の様子を探ってきたのだ。
そこで一行はまず、南に出てから進路を東に取って進む事にした。
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300人以上いる大盗賊団の男達が、あっという間に美裸達を囲んだ。しかしその直後、だいふくが『サイクロップスビーム』で先制攻撃をかました。
いきなりのサイクロップスビームの攻撃で大混乱に陥った盗賊団は、更に突進して来たコニーの『おにはりけーん』による回転攻撃で次々と吹っ飛ばされた。
背後の敵はぺろすが三頭の火炎攻撃で盗賊達に焼きを入れていた。
「あははっ(笑)!!どんどんやっちゃって~(笑)!!」
その様子を美裸は笑いながら見ていた。そんな美裸に顔を引き攣らせてドン引きするエリス。
女子供とちびスライム、奇形の犬しかいないPTを簡単に制圧出来ると思っていた盗賊達は思わぬ反撃でいきなりその半数を無力化された。300人いた盗賊達は今や150人を切っている。
美裸とエリスの後ろになんとか周り込もうとした盗賊達はだいふくのビーム攻撃とぺろすの火炎攻撃によって悉く無力化された。
一部、逃れた男達は、エリスの弓で射抜かれて為す術無く倒れていく。
レベル60越えが2人、レベル100越え1人、従魔2匹の最強PTは、統率の取れていない盗賊達には高すぎる壁だった。300人いた盗賊達は、美裸の能力を使うまでもなく、あっという間に制圧されてしまった。
コニー、だいふく、ぺろすにやられて生き残り、苦しみ悶える盗賊達を縮小して麻袋の中に放り込む美裸。
「…美裸。コイツらこの辺りの人達に散々迷惑かけてるてしょ?何で全滅させないのよ?」
エリスの疑問に、美裸が答える。
「確かにコイツらは殺人、強盗、誘拐、監禁、強姦…色々やってると思うけどね~。でもね~、全滅させたら勿体ないんだよね~」
「…勿体ないって…なんでよ?」
「犯罪者は強制労働に使えるからね~。出来るだけ生け捕りにしないとね~(笑)。ついでにコイツらのボスも捕まえて賞金貰わないと(笑)!!」
「…あぁ、そういう事ね…」
「こういう害しかないゴミは強制労働で今までの悪事の懺悔させた方が良いからね~(笑)」
その傍で、コニーはおやつのせんべいを齧りながら二人の話を聞いていた。
「みら、ボスたおしにいくか?」
「勿論行くよ~ガッポリ稼いで行かないとね~(笑)」
という事で3人と2匹は、盗賊達が出て来た森の中へと入って行った。
◇
森に入ってしばらくすると開けた場所があり、大きな砦があった。その周りを頑丈な木材の柵が囲んでいる。まずは砦の入り口を守っている見張りの賊を二人、エリスが射貫いて行動不能にする。
しかし、慎重に行こうとするエリスを横目に、美裸がスキルを発動して木材の柵をスパッと切り崩した。
そこへ、ぺろすに乗ったコニーが突進していく。突然、柵を切り崩されて中にいた盗賊達は驚くものの、突進してくるコニーを見て戦闘態勢に入った。
「…ちょッ、美裸ァッ!!こういう時は慎重に行かないとッ!!」
「…え(笑)?何で(笑)?」
「…いや、アンタ、相手は盗賊で何人いるか解らないのよ?」
「エリスさんや~、心配し過ぎですがな~(笑)。あんな烏合の衆がわたしらに傷の一つでも付けられると思う~(笑)?」
そう言われて砦の中を見るエリス。既に砦内にいた盗賊達はコニーとぺろすの突進によって吹っ飛ばされてパニックに陥っていた。
そこへだいふくのビーム攻撃が炸裂する。
更にぺろすの火炎攻撃の後ろから、コニーが『おにふうじん』で炎に勢いを付けると、火炎放射器の様に大きくなった炎が盗賊達に燃え移り更に混乱に拍車を掛けた。
コニーとぺろす、だいふくが暴れ回る中、美裸は範囲を伸ばして拡げると、砦の壁が四方に倒れるように切り崩した。
「…クソッ、何だッ!?何があった!?」
突然の砦の崩壊に慌てて周辺を確認する男がいた。ザコ盗賊に比べて一回り体格が大きい。浅黒い肌で目付きが鋭く、バンダナを頭に巻いている。
その男は、周辺で倒れて呻く者や炎に巻かれている者達を見て一瞬、言葉を失った。
「…これはッ…どうしてこんな事になってる…?」
コニーとぺろす、だいふくが暴れている一方、別の所では突然、盗賊同士が斬り合いをしていた。
「…美裸、アレはどういう事よ?何で味方同士斬り合ってんの?」
「…あぁ、アレね(笑)。シルガモレル帝とゴーストダンサーズでーす(笑)!!」
「シルガモレル帝と仲間の幽霊が何やってああなってんのよ…?」
「あの人達、いや幽霊達、盗賊に憑りついてるんだね~。憑りついて斬り合いしてるのよ。お互い斬っても幽霊だから死なないし~(笑)」
説明しながら笑う美裸。その横でエリスは、作戦も何もないカオスな戦闘に呆れていた。
◇
幼児と、奇形の犬とちびスライムが暴れ回り、いきなりの狂ったような同士討ちを目にした大男は何がどうしてこんな事になっているのか把握出来ず呆然としていた。
混乱の中、盗賊のボスの大男が美裸とエリスを見て男は叫んだ。
「オイッ!!テメェらッ何モンだッ!!何しにここに来やがったッ!!」
「離れてるから全然聞こえませーん(笑)」
美裸は笑いながらそう言うとスキルを使ってボスを範囲指定し一気に、目の前まで連れて来た。
距離はゆうに200メートルはあったがスキルの範囲が伸びていたので強制停止範囲の外から簡単に敵を引き寄せる事が出来た。
一瞬にして引き寄せられた事に気付いた盗賊のボスは、何がどうなったのか、解からず混乱していた。美裸はボスが逃げられない様に宙に浮かせると笑いながら問う。
「アンタが盗賊のボスですか?5秒以内に答えなさい(笑)!!」
「…アァ、俺が頭目のカイーノ・インモウゲだ!!だったらどうするってんだ!?」
「…どうするか?こうするんですよぉ(笑)!!」
笑いながら小さなスティックを高速で動かす美裸。瞬間、両手両足から鮮血が噴き出した。
「グッ、グォォッ!!テメェ…何しやがった…」
「…何って、大人しくなる様に少し血を抜いて上げてるだけですよ~(笑)」
突然の大量出血に眩暈を起こすカイーノ。意識を失うその直前、噴き出していた血が止まったのが見えた。
「…て、テメ…ぇ…なに…モ、ノ…」
そこでカイーノの意識が途切れた。美裸はすぐにカイーノを縮小して、同士のいる袋の中へと放り込んだ。こうして大盗賊団のボスであるカイーノ・インモウゲは呆気なく、生け捕りにされた。
「さぁ、皆でお宝探すよ~」
美裸の号令に、全員が崩れた砦の中や周辺を探る。交易品、嗜好品、宝飾品などがあり全て縮小処理してポケットに放り込んだ。
「…美裸、ちょっと来て!!奥に小屋がある…」
エリスに呼ばれた美裸が傍へ行くと、木々の間に細い道があり、その奥に小屋が見えた。コニー、だいふく、ぺろす、シルガモレルとゴーストダンサーズも集まる。
「…ふむ。あの小屋もお宝保管庫かな~(笑)?」
一行は木々の間を慎重に潜り抜けて小屋の前まで来た。小屋と言ってもそこそこ大きい木造の建物だ。慎重に、というエリスの忠告を無視して美裸が小屋の扉を開ける。そこには拉致されたと思しき20人程の女性がいた。
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ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
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