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海洋王国編
伝説の…。
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コニーを狙う巨大ランスの先を、タガーで全力でいなしたエリスは、尚も止まる事なくシャークマンの懐に突っ込んでいくコニーを見る。
その小さな背中から揺らめくように歪で禍々しいオーラが噴出していた。エリスはそんなコニーを見てたじろぐ。ぺろすもまた、その禍々しい赤黒いオーラに気圧されて動けなかった。
目をやられ、悶絶しているシャークマンの懐に飛び込んだコニーが大きく叫んだ。
「すーぱぁーっ!!ぎがくらっしゅっ!!」
その瞬間、小さな拳が突き出されると同時に、広範囲に渡る衝撃波がシャークマンを襲う。瞬間、それを後ろで笑って見ていた美裸の顔が急に真顔になった。
「…あ、アレ、何かヤバいかも…」
美裸の予感は的中した。コニーが放ったちゅうくらいのボカン、ギガクラッシュの威力、範囲が共に大きく上がっていたのだ。
コニーの放ったギガクラッシュは直径6メートルの範囲を圧縮する様に潰していく。そしてその衝撃波は巨大シャークマンの上半身を一瞬にして消し飛ばし、背後の壁をも粉砕した。
直後に、残ったシャークマンの下半身が、大きな衝撃音と共に土埃を巻き上げて後ろに倒れる。
「…あらら、やっちゃったね~…(笑)」
苦笑いで破壊の跡を見る美裸。その少し前で顔を引き攣らせるエリスがいた。コニーのスーパーギガクラッシュは、巨大シャークマンと共に、その後ろの帰還転移フィールドまで破壊していた。
「…美裸、今度からコニーにアレ、絶対飲ませないでよ…?」
「…うん。解ってるよ。コニーがととさまに持って帰る分は後でわたしが全部預かっとく…。しかし、アレはどうしたもんか…」
そう呟く美裸とエリス、だいふく、ぺろすの前で両股を開いてズンズンと力強く歩くコニー。顔を真っ赤にして鼻息荒く、周辺の壁を壊し始めた。
「…あぁぁ…ど、どーすんのよッ、美裸ッ!?」
「…そうだね~…どうするかな~…」
そう言いつつ、美裸はスキルを発動した。美裸、暴走コニー、だいふくを除く、周辺の全ての動きが停止する。更に、美裸は暴走コニーを範囲で囲むと縮小処理した。
小さくなった暴走コニーは暴れ続けるも、縮小された事によって周りへの被害がなくなった。すぐに美裸はスキルを解除する。
「…って、コニーどうなった!?」
エリスに問われて、縮小されて小さくなり地面で暴れているコニーを見せる。
「…あぁ、小さくしたのね。これなら確かに壁の破壊は無理だね…」
そこへ大きな破壊音を聞いたシルガモレル達が戻ってきた。
「…大きな音がしたが…何事か!?」
「…あぁ、ちょっとコニーがヘンなの飲んじゃってね~…暴れまくったのよ…」
美裸の説明にシルガモレル達は、下半身だけになった巨大シャークマンとその背後の壁、そして共に破壊された帰還転移フィールドを見てようやく状況を理解した。
「…わっぱのヤツ、何を飲んだのだ…?」
美裸は手持ちの精力剤の小瓶を見せる。
「…おい、コレは精力剤であろう?こんなモノどこで拾った…?」
「ここに来る手前にいたオットセイ獣人が大量に持ってたのよ…。それでわたしが鑑定して精力剤って判ったんだけど…」
精力剤の小瓶をじっと見ていたシルガモレルがゴーストダンサーズと共に何やら話している。しばらくしてシルガモレルが顔を上げて美裸とエリスを見た。
「…美裸、エリスよ。これは古代よりオットセイ獣人に伝わる伝説の精力剤『ア〇コドーピング』というヤツだ。単なる伝説だと思っていたが…まさか実在したとはな…」
シルガモレルの説明に、エリスが早速突っ込んだ。
「…何ソレ、伝説のエリクサーが実在していたみたいに言わないでよ…」
「…恐らくこの『ア〇コドーピング』がわっぱの持つ鬼の遺伝子に反応したのであろう…」
「…どうすれば良いかな~。落ち着くまで待ってみようか(笑)?」
美裸の言葉に、シルガモレルとゴーストダンサーズが首を横に振る。
「…この伝説の精力剤『ア〇コドーピング』は待っていても収まらぬのだ…」
「じゃあどうするのよ?このままだと暴れん坊コニーのままで手が付けられないけど…?」
エリスの問いにシルガモレルが答える。
「この精力剤はドーピングと名付けられるだけあって年下妻とも3回戦は余裕でイケる代物なのだ。だからわっぱのエネルギーを発散させてやらぬと元には戻るまい…」
「…あっ(笑)!!じゃあ残りのダンジョンモンスターとボスを暴れん坊コニーに全部やって貰おうか(笑)?」
「…そうだね~。わたしもレベル上げしたかったんだけどコニーがこの状態だからね~…仕方ないね、コニーに任せようか」
全員の意見が一致した所で、小さくなったコニーを見ると、破壊の対象が無くなった為に、地面をガンガン掘っていた。
美裸は急いでだいふくにコニーを包み込む様に指示する。小さくなって破壊の威力が格段に落ちたのと、だいふくのプルプルがコニーの力を抑え込んだ。
その間にシャークマンのドロップ品とその後ろにあった宝箱を開ける。ドロップ品は『淫媚軟膏』、宝箱の中には触ると自然に動く『鮫肌軟骨棒』があった。
「…美裸…コレってさ~…」
引き攣った笑いを見せるエリスに、美裸がニヤッと笑う。
「夜のオトナグッズだね~(笑)」
「…何でこんなモノがドロップしたり宝箱に入ってたりするのよ?全然お宝じゃないよね?このダンジョンフザケてる(笑)?」
「まぁある一定の人達には『お宝』なんじゃない(笑)?」
「…こんなのが続くのか…何かゲンナリしてくるわ…」
そう言いつつ一行はだいふくがコニーの力を抑え込んでいる間に、すぐに第3階層に降りた。
◇
第3階層に降りてすぐに美裸はコニーを開放してスキルで元の大きさに戻す。
「うおりゃあぁぁーっ!!」
その瞬間、コニーは敵に向かって突進する。
「…美裸、コニーだけで大丈夫かな…?」
「う~ん、たぶん大丈夫だと思う(笑)!!何かあったらわたしのスキルで何とか出来るし~(笑)」
「…まぁ、そうだよね…危険そうならこっちでフォローするしかないね…」
そう言いつつ、エリスは美裸と共にコニーが暴れるのを見ていた。
第3階層最初のモンスターは電撃クラゲだ。レベル40、大人の掌ほどの大きさのクラゲが100体、電撃を放ちつつ浮遊していた。
電撃クラゲは単体でも電撃で攻撃してくるが、大きな相手になるとお互いが連携し大きな電撃ネットワークを作る不思議モンスターである。
その電撃クラゲが、突進するコニーに一気に襲い掛かる。しかしクラゲの電撃はコニーの纏う赤黒いオーラに阻まれて全く効かなかった。
コニーはクラゲを片っ端から掴んで潰し、殴り飛ばし『すーぱーおにはりけーん』で一気に巻き込んで叩き落した。
ものの数分で電撃クラゲを全滅させると、フスンッフスンッと鼻息荒く、ドスンドスンと力強く歩いて行くコニー。
コニーが迷子にならない様に、ゴーストダンサーズが次のエリアにうまく誘導していく。その間に、美裸とエリスはドロップ品を集めた。
電撃クラゲが落としたアイテムは電気刺激を出す平たい円形の凝固体のゲルだ。
「…美裸、コレもオトナのエログッズ的なヤツ(笑)?」
「たぶんね~(笑)。電気パッドみたいなヤツだね~(笑)」
すぐに美裸が鑑定してその説明文を読む。
『電気ゲル』肩こりに最適。貼ると電気が流れて血流がスムーズになる。局部に貼ると敏感な所が電気刺激で気持ち良くなる。男女兼用。
「うん。やっぱりというか間違いなくエログッズです(笑)!!」
「うわっ、やっぱりか…この後もお宝は期待出来そうもないね~(笑)」
話す二人の前に、砂浜のようなエリアが見えた。そこでフワフワと浮遊する人型の物体相手にコニーが殴るわ蹴るわで大暴れしていた。
「…美裸、アレって何?洞窟に住む幽霊とか…?」
「…アレはセイレーンらしいよ(笑)?レベル50のセイレーンの群れ、約30体。エリス耳塞いでた方が良いね~。海に引き擦り込まれるかもよ(笑)?」
「…ぅげッ、マジで!?セイレーンってもっと沖にいるんじゃない…?」
「まぁ、そこはダンジョンだからね~(笑)」
話す二人の前でコニーは増々赤黒く歪なオーラを噴き出し、それを両手両足に纏っていた。セイレーンの『狂気の歌声』も、バーサーク状態になっているコニーには全く聞こえていなかった。
セイレーンの群れもまた、コニーの鬼のオーラの力?であっという間に消滅させられてしまった。
「うがーっ!!」
全然物足りなかったのか、コニーのオーラが増々膨れ上がり、炎のように激しく揺らめく。
「…あ、コニーがスーパーサ〇ヤ人みたいになった(笑)!!」
「あぁッ、それならわたしも知ってるよ!!確かドラ〇ンボールだよね?」
二人がコニーを見守る中、シルガモレル達が戻ってくる。
「…お主ら、下っていろ。最後のダンジョンボス、この島の固有種、巨大海ヘビ、バキュームサーペントが出てくる。わっぱも危険な状態だが最後のボスもかなり厄介だぞ?」
「…へー、面白そうだよね~…バキュームサーペントか~(笑)。何でも飲み込んじゃうのかな~(笑)?」
「…美裸、そんな事言ってる場合じゃないよ…海の下からくる圧力…半端じゃないよ…。コニー大丈夫かな?」
「はいはーい!!コニーがヤバそうになったらわたしが強制介入しまーす(笑)!!オラ、ワクワクすっぞ~(笑)!!」
不安な表情のエリスと、フザケている美裸、そしてその後ろで控えるだいふく、ぺろす、シルガモレルとゴーストダンサーズ。
しばらくして砂浜の波が激しくさざめく。砂浜ではコニーがドスンドスンと両足を踏み鳴らし、まるで関取の様に構えていた。
そして大きな轟音と共に、巨大な海蛇が姿を現した。体長30メートルを超える巨大シーサーペントだ。すぐに美裸が巨大シーサーペントの情報を確認する。
「レベル68、変異バキュームサーペント…ダンジョンボス、フェラリアンバキューム…えっ(笑)?…フェラリアン…バキューム…フェラリアンバキュームフェ…」
巨大シーサーペントの名前を繰り返す美裸の胸倉を掴んでエリスが突っ込む。
「…美裸ァッ!!それ以上、その名前連呼するなよォォッ!!」
「…お主ら、アレを前にして呑気なものだな…」
シルガモレルとゴーストダンサーズも、そんな二人に呆れていた。
「…さぁ、これでわっぱの力が使い果たせぬと厄介だぞ?これ以上ここにモンスターはいないからな…」
シルガモレルの言葉に緊張するエリス。余裕で笑いながら見守る美裸の前で、巨大シーサーペントがコニーに襲い掛かる。
一気に上から襲い掛かった巨大シーサーペントが、いきなりコニーを丸吞みにしてしまった。
その小さな背中から揺らめくように歪で禍々しいオーラが噴出していた。エリスはそんなコニーを見てたじろぐ。ぺろすもまた、その禍々しい赤黒いオーラに気圧されて動けなかった。
目をやられ、悶絶しているシャークマンの懐に飛び込んだコニーが大きく叫んだ。
「すーぱぁーっ!!ぎがくらっしゅっ!!」
その瞬間、小さな拳が突き出されると同時に、広範囲に渡る衝撃波がシャークマンを襲う。瞬間、それを後ろで笑って見ていた美裸の顔が急に真顔になった。
「…あ、アレ、何かヤバいかも…」
美裸の予感は的中した。コニーが放ったちゅうくらいのボカン、ギガクラッシュの威力、範囲が共に大きく上がっていたのだ。
コニーの放ったギガクラッシュは直径6メートルの範囲を圧縮する様に潰していく。そしてその衝撃波は巨大シャークマンの上半身を一瞬にして消し飛ばし、背後の壁をも粉砕した。
直後に、残ったシャークマンの下半身が、大きな衝撃音と共に土埃を巻き上げて後ろに倒れる。
「…あらら、やっちゃったね~…(笑)」
苦笑いで破壊の跡を見る美裸。その少し前で顔を引き攣らせるエリスがいた。コニーのスーパーギガクラッシュは、巨大シャークマンと共に、その後ろの帰還転移フィールドまで破壊していた。
「…美裸、今度からコニーにアレ、絶対飲ませないでよ…?」
「…うん。解ってるよ。コニーがととさまに持って帰る分は後でわたしが全部預かっとく…。しかし、アレはどうしたもんか…」
そう呟く美裸とエリス、だいふく、ぺろすの前で両股を開いてズンズンと力強く歩くコニー。顔を真っ赤にして鼻息荒く、周辺の壁を壊し始めた。
「…あぁぁ…ど、どーすんのよッ、美裸ッ!?」
「…そうだね~…どうするかな~…」
そう言いつつ、美裸はスキルを発動した。美裸、暴走コニー、だいふくを除く、周辺の全ての動きが停止する。更に、美裸は暴走コニーを範囲で囲むと縮小処理した。
小さくなった暴走コニーは暴れ続けるも、縮小された事によって周りへの被害がなくなった。すぐに美裸はスキルを解除する。
「…って、コニーどうなった!?」
エリスに問われて、縮小されて小さくなり地面で暴れているコニーを見せる。
「…あぁ、小さくしたのね。これなら確かに壁の破壊は無理だね…」
そこへ大きな破壊音を聞いたシルガモレル達が戻ってきた。
「…大きな音がしたが…何事か!?」
「…あぁ、ちょっとコニーがヘンなの飲んじゃってね~…暴れまくったのよ…」
美裸の説明にシルガモレル達は、下半身だけになった巨大シャークマンとその背後の壁、そして共に破壊された帰還転移フィールドを見てようやく状況を理解した。
「…わっぱのヤツ、何を飲んだのだ…?」
美裸は手持ちの精力剤の小瓶を見せる。
「…おい、コレは精力剤であろう?こんなモノどこで拾った…?」
「ここに来る手前にいたオットセイ獣人が大量に持ってたのよ…。それでわたしが鑑定して精力剤って判ったんだけど…」
精力剤の小瓶をじっと見ていたシルガモレルがゴーストダンサーズと共に何やら話している。しばらくしてシルガモレルが顔を上げて美裸とエリスを見た。
「…美裸、エリスよ。これは古代よりオットセイ獣人に伝わる伝説の精力剤『ア〇コドーピング』というヤツだ。単なる伝説だと思っていたが…まさか実在したとはな…」
シルガモレルの説明に、エリスが早速突っ込んだ。
「…何ソレ、伝説のエリクサーが実在していたみたいに言わないでよ…」
「…恐らくこの『ア〇コドーピング』がわっぱの持つ鬼の遺伝子に反応したのであろう…」
「…どうすれば良いかな~。落ち着くまで待ってみようか(笑)?」
美裸の言葉に、シルガモレルとゴーストダンサーズが首を横に振る。
「…この伝説の精力剤『ア〇コドーピング』は待っていても収まらぬのだ…」
「じゃあどうするのよ?このままだと暴れん坊コニーのままで手が付けられないけど…?」
エリスの問いにシルガモレルが答える。
「この精力剤はドーピングと名付けられるだけあって年下妻とも3回戦は余裕でイケる代物なのだ。だからわっぱのエネルギーを発散させてやらぬと元には戻るまい…」
「…あっ(笑)!!じゃあ残りのダンジョンモンスターとボスを暴れん坊コニーに全部やって貰おうか(笑)?」
「…そうだね~。わたしもレベル上げしたかったんだけどコニーがこの状態だからね~…仕方ないね、コニーに任せようか」
全員の意見が一致した所で、小さくなったコニーを見ると、破壊の対象が無くなった為に、地面をガンガン掘っていた。
美裸は急いでだいふくにコニーを包み込む様に指示する。小さくなって破壊の威力が格段に落ちたのと、だいふくのプルプルがコニーの力を抑え込んだ。
その間にシャークマンのドロップ品とその後ろにあった宝箱を開ける。ドロップ品は『淫媚軟膏』、宝箱の中には触ると自然に動く『鮫肌軟骨棒』があった。
「…美裸…コレってさ~…」
引き攣った笑いを見せるエリスに、美裸がニヤッと笑う。
「夜のオトナグッズだね~(笑)」
「…何でこんなモノがドロップしたり宝箱に入ってたりするのよ?全然お宝じゃないよね?このダンジョンフザケてる(笑)?」
「まぁある一定の人達には『お宝』なんじゃない(笑)?」
「…こんなのが続くのか…何かゲンナリしてくるわ…」
そう言いつつ一行はだいふくがコニーの力を抑え込んでいる間に、すぐに第3階層に降りた。
◇
第3階層に降りてすぐに美裸はコニーを開放してスキルで元の大きさに戻す。
「うおりゃあぁぁーっ!!」
その瞬間、コニーは敵に向かって突進する。
「…美裸、コニーだけで大丈夫かな…?」
「う~ん、たぶん大丈夫だと思う(笑)!!何かあったらわたしのスキルで何とか出来るし~(笑)」
「…まぁ、そうだよね…危険そうならこっちでフォローするしかないね…」
そう言いつつ、エリスは美裸と共にコニーが暴れるのを見ていた。
第3階層最初のモンスターは電撃クラゲだ。レベル40、大人の掌ほどの大きさのクラゲが100体、電撃を放ちつつ浮遊していた。
電撃クラゲは単体でも電撃で攻撃してくるが、大きな相手になるとお互いが連携し大きな電撃ネットワークを作る不思議モンスターである。
その電撃クラゲが、突進するコニーに一気に襲い掛かる。しかしクラゲの電撃はコニーの纏う赤黒いオーラに阻まれて全く効かなかった。
コニーはクラゲを片っ端から掴んで潰し、殴り飛ばし『すーぱーおにはりけーん』で一気に巻き込んで叩き落した。
ものの数分で電撃クラゲを全滅させると、フスンッフスンッと鼻息荒く、ドスンドスンと力強く歩いて行くコニー。
コニーが迷子にならない様に、ゴーストダンサーズが次のエリアにうまく誘導していく。その間に、美裸とエリスはドロップ品を集めた。
電撃クラゲが落としたアイテムは電気刺激を出す平たい円形の凝固体のゲルだ。
「…美裸、コレもオトナのエログッズ的なヤツ(笑)?」
「たぶんね~(笑)。電気パッドみたいなヤツだね~(笑)」
すぐに美裸が鑑定してその説明文を読む。
『電気ゲル』肩こりに最適。貼ると電気が流れて血流がスムーズになる。局部に貼ると敏感な所が電気刺激で気持ち良くなる。男女兼用。
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「…美裸、アレって何?洞窟に住む幽霊とか…?」
「…アレはセイレーンらしいよ(笑)?レベル50のセイレーンの群れ、約30体。エリス耳塞いでた方が良いね~。海に引き擦り込まれるかもよ(笑)?」
「…ぅげッ、マジで!?セイレーンってもっと沖にいるんじゃない…?」
「まぁ、そこはダンジョンだからね~(笑)」
話す二人の前でコニーは増々赤黒く歪なオーラを噴き出し、それを両手両足に纏っていた。セイレーンの『狂気の歌声』も、バーサーク状態になっているコニーには全く聞こえていなかった。
セイレーンの群れもまた、コニーの鬼のオーラの力?であっという間に消滅させられてしまった。
「うがーっ!!」
全然物足りなかったのか、コニーのオーラが増々膨れ上がり、炎のように激しく揺らめく。
「…あ、コニーがスーパーサ〇ヤ人みたいになった(笑)!!」
「あぁッ、それならわたしも知ってるよ!!確かドラ〇ンボールだよね?」
二人がコニーを見守る中、シルガモレル達が戻ってくる。
「…お主ら、下っていろ。最後のダンジョンボス、この島の固有種、巨大海ヘビ、バキュームサーペントが出てくる。わっぱも危険な状態だが最後のボスもかなり厄介だぞ?」
「…へー、面白そうだよね~…バキュームサーペントか~(笑)。何でも飲み込んじゃうのかな~(笑)?」
「…美裸、そんな事言ってる場合じゃないよ…海の下からくる圧力…半端じゃないよ…。コニー大丈夫かな?」
「はいはーい!!コニーがヤバそうになったらわたしが強制介入しまーす(笑)!!オラ、ワクワクすっぞ~(笑)!!」
不安な表情のエリスと、フザケている美裸、そしてその後ろで控えるだいふく、ぺろす、シルガモレルとゴーストダンサーズ。
しばらくして砂浜の波が激しくさざめく。砂浜ではコニーがドスンドスンと両足を踏み鳴らし、まるで関取の様に構えていた。
そして大きな轟音と共に、巨大な海蛇が姿を現した。体長30メートルを超える巨大シーサーペントだ。すぐに美裸が巨大シーサーペントの情報を確認する。
「レベル68、変異バキュームサーペント…ダンジョンボス、フェラリアンバキューム…えっ(笑)?…フェラリアン…バキューム…フェラリアンバキュームフェ…」
巨大シーサーペントの名前を繰り返す美裸の胸倉を掴んでエリスが突っ込む。
「…美裸ァッ!!それ以上、その名前連呼するなよォォッ!!」
「…お主ら、アレを前にして呑気なものだな…」
シルガモレルとゴーストダンサーズも、そんな二人に呆れていた。
「…さぁ、これでわっぱの力が使い果たせぬと厄介だぞ?これ以上ここにモンスターはいないからな…」
シルガモレルの言葉に緊張するエリス。余裕で笑いながら見守る美裸の前で、巨大シーサーペントがコニーに襲い掛かる。
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