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海洋王国編
爆上がり。
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エリスの火炎魔法『メテオキャノン』によって巨大な鳥モンスターを撃破した後、燃える森を鎮火する美裸。
描画修正で森の火事を消したその時、美裸はちょっとした違和感を感じた。森の木が不自然に動いた気がしたのだ。しかし考える暇もなく、巨大鳥に続くモンスターが、森からすぐに飛び出して来た。
出てきたのは馬サイズのジャガーだ。
「美裸ッ!!出て来たよッ!?」
振り返って叫ぶエリス。その隣で戦闘態勢に入るコニー。美裸の範囲に入る前にエリスがジャガーの足元に向けて矢を放つ。
瞬間、先頭にいるジャガーの足元に刺さった矢が爆発を起こしてジャガー軍団の勢いを削ぐ。その間に美裸は鑑定を終わらせていた。
「レベル65、ラピットジャガー30体、『瞬速』スキルがあるよ~。動きが速いから注意だね~…」
勢いの削がれたジャガー軍団に突っ込んだコニーが『おにはりけーん』で暴れ回る。吹っ飛んでいくジャガーをぺろすが『大火炎放射』で焼きを入れ、更にだいふくがダークサイクロップスビームでジャガー達を戦闘不能にしていく。
撃ち漏らしはエリスがジャガー軍団の間を忍者のように『隠密瞬動』で走り抜け、タガーで完全に息の根を止めた。美裸達は5分掛からず、ジャガー軍団を完全制圧した。
エリスのレベル75、タガースキル『ファントムキラー』獲得。ファントムキラーは目に見えない速度で走り抜け、惨殺するアサシン系スキル。
コニーのレベル82、おにはりけーんが『サンダーハリケーン』になり範囲と威力が上がった。
ぺろすのレベル63、大火炎放射の範囲が拡がり、威力が上がった。だいふくのレベル62ダークサイクロブスビームに連射機能が付いた。
そして美裸のレベル209、強制停止能力が更に強化され、地味に森の中のモンスターから吸い続けていたFDスペースのドレイン能力と吸い取る力が上がった。
「レベル上がっていくのは良いけど…バキューム島で強いのってダンジョンボスのデカいシーサーペントくらいだったでしょ?なんでここの島だけモンスターが異常に強いのかな…?」
「…それは謎だね~、わたしのスキルで見てるとこの島だけ魔力エネルギーが異常に強いね~…」
「まりょくがつよいとどうなる?」
「その異常に強い魔力でモンスターが強くなった…のかな?」
「その可能性はあるね~。次が出てくる前に見えてる敵モンスターの説明しとくよ~」
そう言いつつ美裸はスキルで森の中をサーチした情報を話す。
「恐らく次に出てくるのはレベル68、デビルアナコンダ40体、咬み付き攻撃と牙から出る神経毒に注意ね~…」
美裸が皆に説明していると突然、森全体が怪しく光る。そしてデビルアナコンダ40体が飛び出して来た。
早速、美裸の強制停止範囲に入ったアナコンダがその動きを止めていく。止まってしまった前のアナコンダの上から襲い掛かろうとしたアナコンダも次々と動きを止めてアナコンダの壁が出来る。
その特性を生かして先に地中を移動していただいふくが地中から現れて『アシッドマシンガン』でアナコンダの目を潰していく。そこにぺろすの大火炎放射が炸裂する。
壁の様に並んで止まったアナコンダの顔が強力な酸と炎で焼けただれ半壊している。
そこにトドメのエリスの火炎魔法がマシンガンの様に襲い掛かる。今回は正面から、リンゴサイズの火炎弾をイメージして乱射する。
エリスの魔法の火炎弾がアナコンダの頭部を完全破壊して、更にその太い胴体までも溶解させてアナコンダ軍団30体を殲滅した。
残り10体はその後に飛び出したコニーがメガクラッシュの拳圧のみでその頭部を完全粉砕した。
だいふくのレベル65、『アシッドマシンガン』の範囲と威力が上がった。地中を自由に移動出来る『アンダームービング』スキル獲得。ぺろすのレベル66、大火炎放射が金属を溶解させる炎の息吹『ヘルフレイムブレス』になった。
コニーのレベル84、攻撃力の増加、身体能力が強化された。
エリスのレベル77、火炎魔法『ファイヤーマシンガン』獲得。魔法の行使範囲と威力が上昇した。
美裸のレベル217、スキル『エディットモード』の描画高速化、FDスペース内で遠隔攻撃が可能になった。
「向こうも強いけど、お陰でこっちもどんどん強くなるよね~(笑)」
そう言うと美裸はモンスターが出てくる前に、遠隔で敵の光点にミサイルを撃ち込んだ。森の中で爆裂音と共に各所で炎と煙が濛々と上がる。
「…うわっ、ついに遠隔攻撃能力まで…しかもミサイル飛ばすって…」
「みら、さっきのなんだっ!?」
美裸の能力に呆れるエリス。初めてミサイルを見たコニーは大興奮していた。
「…フフフ、さっきのはミサイルっていうヤツなんだよね~。当たると爆発するんだよ~(笑)」
笑いながらコニーに話す美裸の前でエリスが森をじっと見ていた。
「…美裸…今、燃えてた森の火、消した…?」
「…いや、消してないね~…。エリスさんも何か異変に気付きましたかな…?」
「…うん、美裸が消してないのにさっきまで燃えてた森の火がいきなり消えたのよ…何かおかしい気する…」
二人の話を聞いたコニーも、森をじっと見ていた。
◇
一方、ミッカイ島の西海岸では、マンチラー島の森が炎上し鎮火したものの、再び火の手と煙が上がっているのを確認していた。
「…あれはッ…一体どうなってるのよッ…!?」
「…ここからでは全く分かりません。確かに言えるのは無数の火炎が上空から降り注いで森から火の手が上がり一度は鎮火しましたが…」
そう言いつつ続けるメガネの侍女。
「…連続する爆発音の後に上がった炎が突然消えた、と言う事です。恐らく何か想定外の事が起きている事は間違いないと思われます…」
「…送り込んだハンターは大丈夫なのッ!?」
王女の問いにメガネの侍女は無言で首を横に振る。
「…アレだとこっちのハンターかアイツらのどっちかが確実に死んでるわね…?」
王女の問い掛けに、メガネの侍女は頷いたものの、送り込んだハンターは恐らく全員、生きてはいないと考えていた。
(…わたしが依頼したこちらのハンターで高威力の爆発を起こすスキルや魔法を持った能力者はいない…こっちのハンターが全滅してるのは確実…)
しかし、その事をすぐにキレる王女に敢えて伝える事はしなかった。
◇
美裸達は、アナコンダ軍団に続いて出て来たバンパイアウルフ50隊と交戦していた。
「…レベル70、バンパイアウルフ50体、個体サイズは普通の狼と一緒だね~。速い動きと吸血とウイルス感染に注意ね~」
しかし集団で飛び出した来たバンパイアウルフが美裸の範囲に入る前にエリスが弓矢の高速連射で頭部を狙って撃ち抜く。
先頭のウルフ10体程の頭部を撃ち抜いて戦闘不能にしたものの、数体のウルフは素早い動きで矢から逃れていた。
そこにコニーが砂浜をギガクラッシュで殴り砂を飛ばして前方に飛ばす。雷呪を帯びた砂がバンパイアウルフの目を潰していく。そこにぺろすがヘルフレイムブレスを広範囲で放った。
ぺろすの地獄の炎で個体を更に20体程減らしたウルフだったが、むやみに突進する事無く残り20体が横に広く展開して突進して来た。しかしここで美裸の範囲に入りウルフはその動きを止めた。
「…コイツら、小さいけど動きが速すぎる…まさかわたしの矢を避けるヤツがいるなんて油断出来ないね…」
呟くエリスの前で動きの止まったバンパイアウルフをビームで撃ち抜いていくだいふく。美裸の指示で念の為にコニーがウルフの残り20体を殴り、蹴り飛ばして確実に息の根を止めた。
エリスのレベル79、射撃の射程距離が大幅に伸びて射撃速度が強化された。コニーのレベル85、雷呪の効果が強化され、防御能力として雷呪を身に纏う事が出来るようになった。
ぺろすのレベル68、新スキル『ヘルフレイムバースト』獲得、ヘルフレイムバーストは地獄の炎を極太のレーザーの様に放出出来るスキル。だいふくのレベル68、ダークサイクロプスビームの射程距離と威力、アシッドマシンガンの範囲と威力が共に上がった。
美裸のレベルは225まで上がった。サーチ鑑定能力、FDスペースの範囲拡大、ドレイン能力と遠隔攻撃能力が強化された。
「…いや~凄いね~どんどんレベル上がっていくよね~(笑)」
「さすがにここまで来ると『史上最強PT』って言ってもおかしくは無いよね(笑)?」
「コニーどんどん強くなる、ととさまとかかさまこえるっ!!」
だいふくは嬉しそうにぴょんぴょん跳ねて、ぺろすは雄叫びを上げていた。
そんな3人と2匹の目の前で、大きな森の中から巨大な影がゆっくりと身体を起こす。その大きな影は大きく太い腕で領胸をドンドンと叩いて咆哮を上げた。
「グオオォォォォォッ!!」
森の中から姿を現したのは体長5メートルを超える巨大ゴリラ10体だった。
「…うわッ、デッカ…」
「…レベル78、ヘビィデスコング10体、コイツは少し厄介かもね~…『爆跳躍』、『爆殴り』、『爆蹴り』、『爆連打』、『爆狂暴化』…今までより確実に強いね~…」
美裸の鑑定に緊張を隠せないエリス。コニーは鼻息荒く、足を踏み鳴らして戦闘態勢で待ち構える。同じくだいふくとぺろすも戦闘態勢に入った。
しかしここで10体の巨大コングは3人と2匹の予想外の動きを見せた。
5体のコングが素早く跳躍して上から襲い掛かってきたのだ。5メートルを超える巨体とは思えない程の跳躍とスピードである。
それを見たエリスが慌ててメテオキャノンを発動する。
しかし、既にコングは跳躍し接近した後だった。上から襲い来るコングが宙から美裸の範囲に突入する。
「…あーッ、外したーッ!!」
エリスは魔法を外したと思っていたが、後から迫りくる残り5体の足元に着弾して爆発、後衛のコング五体の脚を止めた。
「エリスさんや~、災い転じて福と成す…いや転んでもただじゃ起きないってヤツだっけ(笑)?」
「美裸ッ、そんな事言ってる場合じゃないよッ…!!」
辺りに地響きと激しい揺れが起こる。
言うまでもなくエリスのメテオキャノンの影響である。
更に先に跳躍して宙から襲い掛かって来たコングが上から美裸の強制停止範囲を破壊しようと両手の拳で『爆連打』を放ってガンガン殴って来た。
すぐにエリスは上から強制停止範囲を殴ってくるコングの顔に『ファイヤーマシンガン』をガンガンぶつけていく。上から来た2体のコングが怯んだ隙にコニーが『サンダーハリケーン』で2体を吹っ飛ばした。
「コニーッ!!後はわたしがやるから後ろのお願いッ!!」
叫んだエリスは、すぐに弓をキャノンエクスプロードに入れ替えて吹っ飛んだ2体に向けて矢を放った。
足止めされていた5体が復活して進撃しようとした矢先に、吹っ飛ばされた2体にぶつかられて再び足止めされた。
そこにエリスの矢が刺さった瞬間、大爆発を起こした。魔法を覚えた為にエリスの炎の属性が大幅に強化されていた為、キャノンエクスプロードの威力も爆上がりしていた…。再びの大爆発で地面が激しく揺れる。
「…アレッ(笑)?何だコレ…(笑)?」
苦笑いのエリスに、美裸が叫ぶ。
「エリスッ!!アイツらにもう一回、魔法ぶつけてッ!!」
「…わ、わかった。行くよッ!!」
その後ろでは、周り込んで強制停止範囲をガンガン殴っていたコング3体の目をだいふくがビームで潰した後、怯んだコング達にぺろすのヘルフレイムバーストが炸裂して半死まで追い込んでいた。
そこにコニーが走って前に跳躍、3体を巻き込んだサンダーハリケーンで止めを刺した。
エリスは美裸の指示で足止め5体+吹っ飛んだ2体を殲滅する為に手を翳す。そして特大のメテオキャノンを発動した。
「…あ、エリスさんや、それはデカ過ぎですがな~…」
美裸が呟いたものの、時すでに遅かった。必死に発動したエリスの魔法は直径30メートルを超えるメテオキャノンとなり、コング達を纏めて押し潰していた…。
描画修正で森の火事を消したその時、美裸はちょっとした違和感を感じた。森の木が不自然に動いた気がしたのだ。しかし考える暇もなく、巨大鳥に続くモンスターが、森からすぐに飛び出して来た。
出てきたのは馬サイズのジャガーだ。
「美裸ッ!!出て来たよッ!?」
振り返って叫ぶエリス。その隣で戦闘態勢に入るコニー。美裸の範囲に入る前にエリスがジャガーの足元に向けて矢を放つ。
瞬間、先頭にいるジャガーの足元に刺さった矢が爆発を起こしてジャガー軍団の勢いを削ぐ。その間に美裸は鑑定を終わらせていた。
「レベル65、ラピットジャガー30体、『瞬速』スキルがあるよ~。動きが速いから注意だね~…」
勢いの削がれたジャガー軍団に突っ込んだコニーが『おにはりけーん』で暴れ回る。吹っ飛んでいくジャガーをぺろすが『大火炎放射』で焼きを入れ、更にだいふくがダークサイクロップスビームでジャガー達を戦闘不能にしていく。
撃ち漏らしはエリスがジャガー軍団の間を忍者のように『隠密瞬動』で走り抜け、タガーで完全に息の根を止めた。美裸達は5分掛からず、ジャガー軍団を完全制圧した。
エリスのレベル75、タガースキル『ファントムキラー』獲得。ファントムキラーは目に見えない速度で走り抜け、惨殺するアサシン系スキル。
コニーのレベル82、おにはりけーんが『サンダーハリケーン』になり範囲と威力が上がった。
ぺろすのレベル63、大火炎放射の範囲が拡がり、威力が上がった。だいふくのレベル62ダークサイクロブスビームに連射機能が付いた。
そして美裸のレベル209、強制停止能力が更に強化され、地味に森の中のモンスターから吸い続けていたFDスペースのドレイン能力と吸い取る力が上がった。
「レベル上がっていくのは良いけど…バキューム島で強いのってダンジョンボスのデカいシーサーペントくらいだったでしょ?なんでここの島だけモンスターが異常に強いのかな…?」
「…それは謎だね~、わたしのスキルで見てるとこの島だけ魔力エネルギーが異常に強いね~…」
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「その異常に強い魔力でモンスターが強くなった…のかな?」
「その可能性はあるね~。次が出てくる前に見えてる敵モンスターの説明しとくよ~」
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「恐らく次に出てくるのはレベル68、デビルアナコンダ40体、咬み付き攻撃と牙から出る神経毒に注意ね~…」
美裸が皆に説明していると突然、森全体が怪しく光る。そしてデビルアナコンダ40体が飛び出して来た。
早速、美裸の強制停止範囲に入ったアナコンダがその動きを止めていく。止まってしまった前のアナコンダの上から襲い掛かろうとしたアナコンダも次々と動きを止めてアナコンダの壁が出来る。
その特性を生かして先に地中を移動していただいふくが地中から現れて『アシッドマシンガン』でアナコンダの目を潰していく。そこにぺろすの大火炎放射が炸裂する。
壁の様に並んで止まったアナコンダの顔が強力な酸と炎で焼けただれ半壊している。
そこにトドメのエリスの火炎魔法がマシンガンの様に襲い掛かる。今回は正面から、リンゴサイズの火炎弾をイメージして乱射する。
エリスの魔法の火炎弾がアナコンダの頭部を完全破壊して、更にその太い胴体までも溶解させてアナコンダ軍団30体を殲滅した。
残り10体はその後に飛び出したコニーがメガクラッシュの拳圧のみでその頭部を完全粉砕した。
だいふくのレベル65、『アシッドマシンガン』の範囲と威力が上がった。地中を自由に移動出来る『アンダームービング』スキル獲得。ぺろすのレベル66、大火炎放射が金属を溶解させる炎の息吹『ヘルフレイムブレス』になった。
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エリスのレベル77、火炎魔法『ファイヤーマシンガン』獲得。魔法の行使範囲と威力が上昇した。
美裸のレベル217、スキル『エディットモード』の描画高速化、FDスペース内で遠隔攻撃が可能になった。
「向こうも強いけど、お陰でこっちもどんどん強くなるよね~(笑)」
そう言うと美裸はモンスターが出てくる前に、遠隔で敵の光点にミサイルを撃ち込んだ。森の中で爆裂音と共に各所で炎と煙が濛々と上がる。
「…うわっ、ついに遠隔攻撃能力まで…しかもミサイル飛ばすって…」
「みら、さっきのなんだっ!?」
美裸の能力に呆れるエリス。初めてミサイルを見たコニーは大興奮していた。
「…フフフ、さっきのはミサイルっていうヤツなんだよね~。当たると爆発するんだよ~(笑)」
笑いながらコニーに話す美裸の前でエリスが森をじっと見ていた。
「…美裸…今、燃えてた森の火、消した…?」
「…いや、消してないね~…。エリスさんも何か異変に気付きましたかな…?」
「…うん、美裸が消してないのにさっきまで燃えてた森の火がいきなり消えたのよ…何かおかしい気する…」
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「…あれはッ…一体どうなってるのよッ…!?」
「…ここからでは全く分かりません。確かに言えるのは無数の火炎が上空から降り注いで森から火の手が上がり一度は鎮火しましたが…」
そう言いつつ続けるメガネの侍女。
「…連続する爆発音の後に上がった炎が突然消えた、と言う事です。恐らく何か想定外の事が起きている事は間違いないと思われます…」
「…送り込んだハンターは大丈夫なのッ!?」
王女の問いにメガネの侍女は無言で首を横に振る。
「…アレだとこっちのハンターかアイツらのどっちかが確実に死んでるわね…?」
王女の問い掛けに、メガネの侍女は頷いたものの、送り込んだハンターは恐らく全員、生きてはいないと考えていた。
(…わたしが依頼したこちらのハンターで高威力の爆発を起こすスキルや魔法を持った能力者はいない…こっちのハンターが全滅してるのは確実…)
しかし、その事をすぐにキレる王女に敢えて伝える事はしなかった。
◇
美裸達は、アナコンダ軍団に続いて出て来たバンパイアウルフ50隊と交戦していた。
「…レベル70、バンパイアウルフ50体、個体サイズは普通の狼と一緒だね~。速い動きと吸血とウイルス感染に注意ね~」
しかし集団で飛び出した来たバンパイアウルフが美裸の範囲に入る前にエリスが弓矢の高速連射で頭部を狙って撃ち抜く。
先頭のウルフ10体程の頭部を撃ち抜いて戦闘不能にしたものの、数体のウルフは素早い動きで矢から逃れていた。
そこにコニーが砂浜をギガクラッシュで殴り砂を飛ばして前方に飛ばす。雷呪を帯びた砂がバンパイアウルフの目を潰していく。そこにぺろすがヘルフレイムブレスを広範囲で放った。
ぺろすの地獄の炎で個体を更に20体程減らしたウルフだったが、むやみに突進する事無く残り20体が横に広く展開して突進して来た。しかしここで美裸の範囲に入りウルフはその動きを止めた。
「…コイツら、小さいけど動きが速すぎる…まさかわたしの矢を避けるヤツがいるなんて油断出来ないね…」
呟くエリスの前で動きの止まったバンパイアウルフをビームで撃ち抜いていくだいふく。美裸の指示で念の為にコニーがウルフの残り20体を殴り、蹴り飛ばして確実に息の根を止めた。
エリスのレベル79、射撃の射程距離が大幅に伸びて射撃速度が強化された。コニーのレベル85、雷呪の効果が強化され、防御能力として雷呪を身に纏う事が出来るようになった。
ぺろすのレベル68、新スキル『ヘルフレイムバースト』獲得、ヘルフレイムバーストは地獄の炎を極太のレーザーの様に放出出来るスキル。だいふくのレベル68、ダークサイクロプスビームの射程距離と威力、アシッドマシンガンの範囲と威力が共に上がった。
美裸のレベルは225まで上がった。サーチ鑑定能力、FDスペースの範囲拡大、ドレイン能力と遠隔攻撃能力が強化された。
「…いや~凄いね~どんどんレベル上がっていくよね~(笑)」
「さすがにここまで来ると『史上最強PT』って言ってもおかしくは無いよね(笑)?」
「コニーどんどん強くなる、ととさまとかかさまこえるっ!!」
だいふくは嬉しそうにぴょんぴょん跳ねて、ぺろすは雄叫びを上げていた。
そんな3人と2匹の目の前で、大きな森の中から巨大な影がゆっくりと身体を起こす。その大きな影は大きく太い腕で領胸をドンドンと叩いて咆哮を上げた。
「グオオォォォォォッ!!」
森の中から姿を現したのは体長5メートルを超える巨大ゴリラ10体だった。
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言うまでもなくエリスのメテオキャノンの影響である。
更に先に跳躍して宙から襲い掛かって来たコングが上から美裸の強制停止範囲を破壊しようと両手の拳で『爆連打』を放ってガンガン殴って来た。
すぐにエリスは上から強制停止範囲を殴ってくるコングの顔に『ファイヤーマシンガン』をガンガンぶつけていく。上から来た2体のコングが怯んだ隙にコニーが『サンダーハリケーン』で2体を吹っ飛ばした。
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叫んだエリスは、すぐに弓をキャノンエクスプロードに入れ替えて吹っ飛んだ2体に向けて矢を放った。
足止めされていた5体が復活して進撃しようとした矢先に、吹っ飛ばされた2体にぶつかられて再び足止めされた。
そこにエリスの矢が刺さった瞬間、大爆発を起こした。魔法を覚えた為にエリスの炎の属性が大幅に強化されていた為、キャノンエクスプロードの威力も爆上がりしていた…。再びの大爆発で地面が激しく揺れる。
「…アレッ(笑)?何だコレ…(笑)?」
苦笑いのエリスに、美裸が叫ぶ。
「エリスッ!!アイツらにもう一回、魔法ぶつけてッ!!」
「…わ、わかった。行くよッ!!」
その後ろでは、周り込んで強制停止範囲をガンガン殴っていたコング3体の目をだいふくがビームで潰した後、怯んだコング達にぺろすのヘルフレイムバーストが炸裂して半死まで追い込んでいた。
そこにコニーが走って前に跳躍、3体を巻き込んだサンダーハリケーンで止めを刺した。
エリスは美裸の指示で足止め5体+吹っ飛んだ2体を殲滅する為に手を翳す。そして特大のメテオキャノンを発動した。
「…あ、エリスさんや、それはデカ過ぎですがな~…」
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ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
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