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Ex
Ep.1.6 迫られる選択 Ex.愛深
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「痣が浮かび上がった人間が、ヒーローになれば解決じゃないか」
愛深の手が離れる。
これで、物理的にも精神的にも遠くなった。
手が届く範囲だというのが、とても信じられない。
「でもね、ヒーローに変身した人はモンスターを殺した後、死んじゃうんだ」
殺される、殺した、死ぬ。
簡単に死が並ぶ。
都市伝説、こんなものが女子高生に流行るのか。
「でも、何で今そんな話を……」
私は言いかけて、愛深のぎこちない微笑みが崩れていく様を見てしまった。
「パパの首筋にね……痣があるの」
感情を押し殺した様な、無機質な温度のある言葉を愛深は口にする。
私はすぐに首筋に指を当てた。
愛深が触れた場所をなぞっていく。
指先に触れる感触では、痣の有無はわからない。
しかし、確かに違和感はあった。
「ねぇ、パパ……」
先程とは違い、まるで何かを懇願するように愛深は私に言葉をかける。
じっと見つめてくる瞳が、潤んでゆくのが電気を消した部屋でもわかる。
「……パパが愛しているのは誰?」
愛深の問いに、私はすぐに返答出来なかった。
何と答えようか、選択肢が頭に浮かぶ。
長年連れ添った妻である郁子、そして二人の間に生まれた娘である愛理。
それとも今目の前にいる、愛深か。
私は不誠実ながら、少し考えた後、ようやく答えを選ぶことが出来た。
「愛深、だよ」
「嘘……じゃないよね?」
愛深が再び微笑みを浮かべる。
今度はぎこちないそれではなく、安堵と喜びから作り出された微笑み。
一瞬、愛理の顔が愛深に重なるようにちらついて呼吸が止まりそうになった。
「……パパ?」
私の動揺に機敏に反応する愛深。
愛深を選んだことの覚悟が足りてないのだと、私は首を少し横に振った。
「……嘘じゃない。私は愛深を愛している」
ちゃんと気持ちを言葉にした。
嘘でも、この状況を取り繕う為に合わせた訳でもない。
心の底から愛深を愛していて、それがどういう意味を持っているのか理解して、言葉にした。
「嬉しい……本当に、嬉しい」
私の言葉に愛深は微笑んでいる。
いつもの、愛深らしい優しい微笑み。
この数ヶ月で、私の癒しとなった微笑み。
「私ね、愛される、ってよくわからなかったの」
私の胸元に愛深はそっと頭を預けてきた。
私はそれを愛おしく思い、愛深の頭を撫でた。
「幼い頃にお父さんはいなくなっちゃって、捨てられた気持ちになった。出来ちゃった結婚だった、ってお母さんは言ってた。だから私のことを育ててはくれたけど荷物だとも思ってるって。産んだ義務だって。本当は捨ててしまっても良かったんだ、って幼い頃によく言われてた」
愛深と食事をした際、お酒を飲む私を見て愛深が零した酒癖の悪い母親の話。
家に帰ってから何か探られても困ると嗜む程度に抑えていた私に対して、深酒は止めて欲しいと頼まれた時は大袈裟だなんて思っていた時もあったが、あまりに必死に頼まれるものだから余程嫌っているのだろうと理解した。
酒を飲んでは母親にそんなことを言われていたのだとしたら、それは酒飲みなんて嫌で仕方ないだろう。
「義務だもの、それはもちろん愛情なんて持てないよね。そんなお母さんに私も愛してくれなんてとても思えなくて。だから、愛情って何だかわからなかったの」
愛深の手がすーっと私の胸を沿って上へと滑ってくる。
そのまま、私の首筋にあるだろう痣へと触れる。
先程遠くなっていた距離がぐっと近くなった気がした。
「愛情なんてよくわからないもの、そうやって何も思わずに過ごしてきたのだけど、高校生になってその何も思わない感覚が急に怖くなって――」
愛深の両手が私の首にかかる。
優しく、ゆっくり、絞めていく。
どうせ死ぬならこの子の手にかかるのも悪くない。
そんなことを考えながら、私は愛深の綺麗な瞳を見つめていた。
「だから嘘でもいいから愛情が欲しくなって、援助交際を始めようと思ったの」
嘘の愛情。
確かに私と愛深の間に始めに生まれたのはそういった嘘だったのかもしれない。
「そうやって出逢えたのが、パパで良かった。パパは私を愛してくれてるし、何より、私がパパを愛してる」
優しく絞められる首。
優しく触れられる痣。
優しく重ねられる唇。
愛深の体温を感じるほど、それを失うことの恐怖を実感していく。
部屋を揺るがす程の足音と、女性の悲鳴。
「パパ。私ね、ヒーロー・チェーンの話を聞いた時から決めてることがあるの」
ヒーロー・チェーン。
先程聞いたばかりの話だが、正直信じられない話だ。
信じたくない話だ。
私は愛深が、私の愛を確かめるために咄嗟に口にした空想かともどこかで思っている。
しかし、再びその単語を口にした愛深の瞳は真剣そのものだった。
「例え私が、愛する側、愛される側、どちらであろうとも、パパの為なら命を張ろうって」
「な、何を言ってるんだ? 命を張ろうだなんて、滅多なことを口にするもんじゃない」
「パパ、これは冗談じゃないの。私だってついさっきまで半信半疑だったけど、パパの首の痣を見て本当だって思ったの」
足音の振動に続いて、奇妙な唸り声が聞こえた。
映画などで見る恐竜や獣とは違った類いの唸り声。
「愛深はこの声が何なのかわかるのか?」
「……モンスター」
唸り声に続いて、また悲鳴が聞こえた。
ホテルのあちこちから悲鳴が上がっているようだ。
先程より近くなってきている。
「モンスターは愛された人間、つまり獲物を殺すために現れるんだけど、その獲物に出会うまでに遭遇した人間は皆殺しにする……ネットに書いてあった通り」
響く唸り声。
響く悲鳴。
「パパ、あのモンスターは私を探しているの。私を見つけるまで、この建物内の人を殺していくわ」
「何故、愛深なんだ!?」
私の問いに答えるように首筋の痣が疼いた。
「私が……私が愛深を愛したからか?」
「パパ……私はパパに愛されたことをただただ嬉しく思ってるよ。そこに何一つ後悔は無いし、パパにもそうであって欲しいと願ってる」
「だけど、愛深、これじゃああんまりじゃないか。何なんだ、この理不尽な都市伝説は!」
愛し、愛されて、そして、殺される。
「理不尽でどうしようも無い話だけど……だけど、だからこそ他人を巻き込めないよね」
愛深はずっと決心した顔で全てを語っている。
私はそれが納得いかなかった。
愛深にだって、理不尽だと、文句を言う権利はもちろんある。
死を目前にして、半狂乱になったって誰も咎めはしない。
しかし、愛深は受け入れているのだ。
決めていた、と愛深は言った。
それはつまり随分前から覚悟を決めていた、ということであり、そしてそれは、こうなることを望んでいた、ということかもしれない。
「愛深、君は……」
「大丈夫、パパを死なせたりしないから」
愛深はまたぎこちなく微笑んだ。
私はこんなものが見たかったわけではない。
私は愛深の優しい笑顔が見たいのだ。
だから、私は――
覚悟に、心臓が唸った気がした。
愛深を死なせるわけにはいかない。
足音――モンスターが近づくにつれ、首筋の痣が疼いた。
その疼きが都市伝説と思われた理不尽な話が、真実であると強く認識させてくる。
否定を許すつもりなど無いのだろう。
拒否を受け入れるつもりなど無いのだろう。
念じれば、願えば、私は変身出来るのだろう。
ヒーロー、というものに。
愛深の頬に触れる。
恐怖から震えてるのがわかる。
「愛深、君が死ぬ必要なんて無いんだ」
「ダメだよ、パパ! パパには家族だっているんだから」
「ああ、わかってる。わかっている、だけど!」
愛理と郁子の顔が思い浮かぶ。
私が選ばなかった家族の顔。
「だけど……私は愛深を愛しているんだ!! 愛深を……愛深を死なせたりは出来ないよ」
「……パパ」
目を瞑り愛深は涙を流した。
近づいてくる。
モンスターが――そして、終わりが。
頭に浮かぶ知識に従い、覚悟を決める。
首筋の痣から身体中へ広がるようにして、体温が奪われていく。
冷たいという感覚以外が失われていく。
愛深の頬に触れていた手も冷たくなっていき、やがて、皮膚が剥がれだした。
「嫌……やっぱり、こんなの――」
愛深が掴もうとする私の手。
剥き出しになったのは血肉――ではなく、光だった。
「愛深、愛している」
願わくば最期ぐらいパパではなく、名前を呼んで欲しかった。
「嫌だよ、お願い、行かないで!! なんで、なんで私の首に痣が出来ないの!!」
愛深はそう叫ぶと自分の首を指で引っ掻き始めた。
血が出るくらい強い力で引っ掻くので、腕を引っ張って止めた。
「ねぇ、私を、捨てていかないで!!」
悲痛な叫びに胸が痛む。
こんなこと、さっさと終わらせてしまおう。
終わらせてしまって、愛深はまた別の生き方をしてくれたらいい。
愛してる愛深、私の分も生きてくれ。
「お願いよ、パパっ!! 捨てていかないで!!」
愛深の手が離れる。
これで、物理的にも精神的にも遠くなった。
手が届く範囲だというのが、とても信じられない。
「でもね、ヒーローに変身した人はモンスターを殺した後、死んじゃうんだ」
殺される、殺した、死ぬ。
簡単に死が並ぶ。
都市伝説、こんなものが女子高生に流行るのか。
「でも、何で今そんな話を……」
私は言いかけて、愛深のぎこちない微笑みが崩れていく様を見てしまった。
「パパの首筋にね……痣があるの」
感情を押し殺した様な、無機質な温度のある言葉を愛深は口にする。
私はすぐに首筋に指を当てた。
愛深が触れた場所をなぞっていく。
指先に触れる感触では、痣の有無はわからない。
しかし、確かに違和感はあった。
「ねぇ、パパ……」
先程とは違い、まるで何かを懇願するように愛深は私に言葉をかける。
じっと見つめてくる瞳が、潤んでゆくのが電気を消した部屋でもわかる。
「……パパが愛しているのは誰?」
愛深の問いに、私はすぐに返答出来なかった。
何と答えようか、選択肢が頭に浮かぶ。
長年連れ添った妻である郁子、そして二人の間に生まれた娘である愛理。
それとも今目の前にいる、愛深か。
私は不誠実ながら、少し考えた後、ようやく答えを選ぶことが出来た。
「愛深、だよ」
「嘘……じゃないよね?」
愛深が再び微笑みを浮かべる。
今度はぎこちないそれではなく、安堵と喜びから作り出された微笑み。
一瞬、愛理の顔が愛深に重なるようにちらついて呼吸が止まりそうになった。
「……パパ?」
私の動揺に機敏に反応する愛深。
愛深を選んだことの覚悟が足りてないのだと、私は首を少し横に振った。
「……嘘じゃない。私は愛深を愛している」
ちゃんと気持ちを言葉にした。
嘘でも、この状況を取り繕う為に合わせた訳でもない。
心の底から愛深を愛していて、それがどういう意味を持っているのか理解して、言葉にした。
「嬉しい……本当に、嬉しい」
私の言葉に愛深は微笑んでいる。
いつもの、愛深らしい優しい微笑み。
この数ヶ月で、私の癒しとなった微笑み。
「私ね、愛される、ってよくわからなかったの」
私の胸元に愛深はそっと頭を預けてきた。
私はそれを愛おしく思い、愛深の頭を撫でた。
「幼い頃にお父さんはいなくなっちゃって、捨てられた気持ちになった。出来ちゃった結婚だった、ってお母さんは言ってた。だから私のことを育ててはくれたけど荷物だとも思ってるって。産んだ義務だって。本当は捨ててしまっても良かったんだ、って幼い頃によく言われてた」
愛深と食事をした際、お酒を飲む私を見て愛深が零した酒癖の悪い母親の話。
家に帰ってから何か探られても困ると嗜む程度に抑えていた私に対して、深酒は止めて欲しいと頼まれた時は大袈裟だなんて思っていた時もあったが、あまりに必死に頼まれるものだから余程嫌っているのだろうと理解した。
酒を飲んでは母親にそんなことを言われていたのだとしたら、それは酒飲みなんて嫌で仕方ないだろう。
「義務だもの、それはもちろん愛情なんて持てないよね。そんなお母さんに私も愛してくれなんてとても思えなくて。だから、愛情って何だかわからなかったの」
愛深の手がすーっと私の胸を沿って上へと滑ってくる。
そのまま、私の首筋にあるだろう痣へと触れる。
先程遠くなっていた距離がぐっと近くなった気がした。
「愛情なんてよくわからないもの、そうやって何も思わずに過ごしてきたのだけど、高校生になってその何も思わない感覚が急に怖くなって――」
愛深の両手が私の首にかかる。
優しく、ゆっくり、絞めていく。
どうせ死ぬならこの子の手にかかるのも悪くない。
そんなことを考えながら、私は愛深の綺麗な瞳を見つめていた。
「だから嘘でもいいから愛情が欲しくなって、援助交際を始めようと思ったの」
嘘の愛情。
確かに私と愛深の間に始めに生まれたのはそういった嘘だったのかもしれない。
「そうやって出逢えたのが、パパで良かった。パパは私を愛してくれてるし、何より、私がパパを愛してる」
優しく絞められる首。
優しく触れられる痣。
優しく重ねられる唇。
愛深の体温を感じるほど、それを失うことの恐怖を実感していく。
部屋を揺るがす程の足音と、女性の悲鳴。
「パパ。私ね、ヒーロー・チェーンの話を聞いた時から決めてることがあるの」
ヒーロー・チェーン。
先程聞いたばかりの話だが、正直信じられない話だ。
信じたくない話だ。
私は愛深が、私の愛を確かめるために咄嗟に口にした空想かともどこかで思っている。
しかし、再びその単語を口にした愛深の瞳は真剣そのものだった。
「例え私が、愛する側、愛される側、どちらであろうとも、パパの為なら命を張ろうって」
「な、何を言ってるんだ? 命を張ろうだなんて、滅多なことを口にするもんじゃない」
「パパ、これは冗談じゃないの。私だってついさっきまで半信半疑だったけど、パパの首の痣を見て本当だって思ったの」
足音の振動に続いて、奇妙な唸り声が聞こえた。
映画などで見る恐竜や獣とは違った類いの唸り声。
「愛深はこの声が何なのかわかるのか?」
「……モンスター」
唸り声に続いて、また悲鳴が聞こえた。
ホテルのあちこちから悲鳴が上がっているようだ。
先程より近くなってきている。
「モンスターは愛された人間、つまり獲物を殺すために現れるんだけど、その獲物に出会うまでに遭遇した人間は皆殺しにする……ネットに書いてあった通り」
響く唸り声。
響く悲鳴。
「パパ、あのモンスターは私を探しているの。私を見つけるまで、この建物内の人を殺していくわ」
「何故、愛深なんだ!?」
私の問いに答えるように首筋の痣が疼いた。
「私が……私が愛深を愛したからか?」
「パパ……私はパパに愛されたことをただただ嬉しく思ってるよ。そこに何一つ後悔は無いし、パパにもそうであって欲しいと願ってる」
「だけど、愛深、これじゃああんまりじゃないか。何なんだ、この理不尽な都市伝説は!」
愛し、愛されて、そして、殺される。
「理不尽でどうしようも無い話だけど……だけど、だからこそ他人を巻き込めないよね」
愛深はずっと決心した顔で全てを語っている。
私はそれが納得いかなかった。
愛深にだって、理不尽だと、文句を言う権利はもちろんある。
死を目前にして、半狂乱になったって誰も咎めはしない。
しかし、愛深は受け入れているのだ。
決めていた、と愛深は言った。
それはつまり随分前から覚悟を決めていた、ということであり、そしてそれは、こうなることを望んでいた、ということかもしれない。
「愛深、君は……」
「大丈夫、パパを死なせたりしないから」
愛深はまたぎこちなく微笑んだ。
私はこんなものが見たかったわけではない。
私は愛深の優しい笑顔が見たいのだ。
だから、私は――
覚悟に、心臓が唸った気がした。
愛深を死なせるわけにはいかない。
足音――モンスターが近づくにつれ、首筋の痣が疼いた。
その疼きが都市伝説と思われた理不尽な話が、真実であると強く認識させてくる。
否定を許すつもりなど無いのだろう。
拒否を受け入れるつもりなど無いのだろう。
念じれば、願えば、私は変身出来るのだろう。
ヒーロー、というものに。
愛深の頬に触れる。
恐怖から震えてるのがわかる。
「愛深、君が死ぬ必要なんて無いんだ」
「ダメだよ、パパ! パパには家族だっているんだから」
「ああ、わかってる。わかっている、だけど!」
愛理と郁子の顔が思い浮かぶ。
私が選ばなかった家族の顔。
「だけど……私は愛深を愛しているんだ!! 愛深を……愛深を死なせたりは出来ないよ」
「……パパ」
目を瞑り愛深は涙を流した。
近づいてくる。
モンスターが――そして、終わりが。
頭に浮かぶ知識に従い、覚悟を決める。
首筋の痣から身体中へ広がるようにして、体温が奪われていく。
冷たいという感覚以外が失われていく。
愛深の頬に触れていた手も冷たくなっていき、やがて、皮膚が剥がれだした。
「嫌……やっぱり、こんなの――」
愛深が掴もうとする私の手。
剥き出しになったのは血肉――ではなく、光だった。
「愛深、愛している」
願わくば最期ぐらいパパではなく、名前を呼んで欲しかった。
「嫌だよ、お願い、行かないで!! なんで、なんで私の首に痣が出来ないの!!」
愛深はそう叫ぶと自分の首を指で引っ掻き始めた。
血が出るくらい強い力で引っ掻くので、腕を引っ張って止めた。
「ねぇ、私を、捨てていかないで!!」
悲痛な叫びに胸が痛む。
こんなこと、さっさと終わらせてしまおう。
終わらせてしまって、愛深はまた別の生き方をしてくれたらいい。
愛してる愛深、私の分も生きてくれ。
「お願いよ、パパっ!! 捨てていかないで!!」
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