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あとがき
~読者様に感謝を込めて~
しおりを挟むこの作品は小説投稿サイト『アルファポリス』にて2018.12.28~2019.01.30の期間に連載していたものです。
私にとっては初投稿作品であり、また現執筆活動の原点でもあります。
現在は完結した事もあってランキングも下がりましたが、連載中は有り難くもホラー部門ベスト10入りも何回かさせて頂きました(これはイヤらしい手前味噌なので書くべきか悩みましたが……最高戦績は3位でした←Σ 書くのかよ!ww)。
その節に御指示を頂いた愛読者様(そして現在、御指示を下さった読者様)には大感謝を致しております。
完結後は他サイトにて意欲的に転載登録させて頂いております。完結した以上、もう『更新』はありませんから、後は一人でも多くの方に読んで頂く機会を設けたく思い……(効果は全然無いようですがw)。
さて、この『孤独の吸血姫』──というか〝カリナ・ノヴェール〟という少女には、二点の創作意向が大きく根底にありました。
ひとつは『吸血鬼ドラキュラ』や『吸血鬼カーミラ』と肩を並べられるような〈ヴァンパイア・スター〉を創造したかったという事。
それも、これまでに無い〝ニュータイプ像〟を生み出したかったのです(例えば『ジョジョ』の〝DIO〟や『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の〝レスタト〟のような『吸血鬼史に新たな一頁を加えた新世代』を)。
そして、もうひとつは『殊に女性読者が〝強さ〟に憧れられるヒロイン像』を生み出したかったという点。
男子が『北斗の拳』や『タイガーマスク』等に抱く〝魂が熱く燃える感覚〟を、女性にも実体感して欲しかったという……創作実験ですね(実っていたかは分かりませんが)。
同時に、カリナには『繊細な弱さ』も負わせています。
ただ『強い』だけでは、ただの〈バトルマシン〉ですから。
やはり『弱さを知っている優しき強さ』というのが、私の理想とする『ヒーロー像』なので。
ですから、読者の皆様が『カリナに護ってもらいたい』&『カリナを守ってあげたい』という対極的な感情移入を抱けたら、このキャラクターは成功したという事になるのですが……う~ん、どうだったんでしょう?(苦笑)
あ、誤解無きように言っておきますが、無論、男性読者も等しく念頭に意識してますよ?
だって、作者自身が〝男〟なんですからww
うん、凰太郎作品は男女隔たり無い娯楽作品なのですw
いずれにせよ〝カリナ・ノヴェール〟は、作者自身にとって溺愛する娘となりました。
読んで下さった方の心にも彼女が愛されて息づいたのなら、これほど嬉しい事はありません。
さて、闇暦戦史は第二弾『雷命の造娘』へと引き継がれましたです。
この作品は、私が聖典とする『フランケンシュタイン』をモチーフとしており、新たな主人公の運命と物語が描かれております。
世界観は『孤独の吸血姫』と同一ですので、興味がありましたらコチラもヨロシク御願い致します。
この度『孤独の吸血姫』を読んで頂いた方&御指示下さった方には、誠に御礼申し上げます。
本当に有難うございました。
これからも『凰太郎作品』を、どうぞヨロシク御願いします。
m(_ _)m
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感想有難うございます!
m(_ _)m
初めて感想頂けて、しかも石河翠さん!
感激です!
(T∀T)ゞ
ジルやエリザベートならともかく、ジョンやローラにピンとくる辺りが流石ですね。
吸血鬼を一堂に介するとなると、どうしても『史実吸血鬼(殺人鬼)』が多くなってしまいます(ちなみに〝サリー〟も史実系です)。流石に〝DI● 〟だの〝レス ●ト〟だのは出せませんから……。
( ̄▽ ̄;)
本作に登場する吸血鬼は、どれも感情移入の下で描いてますが、とりわけ〝カーミラ〟〝ジル〟〝エリザベート〟は偏ったイメージだけで独り歩きしている一般像を払拭すべく書いています。
特に〝カーミラ〟は、私にとって『文学萌えベスト3』の一人なんですが『(何故か)ボンテージ衣装のグラマラスな女王様』的な像が一般流布しているんで「違うねん! ダークサイドなオズマ姫(『オズ』シリーズ)やねん!」ってww
まあ、それはともかく、ジルに関しては『影の主役(?)』とも言えるドラマツルギー担当者なので期待していて下さい。
〝レマリア〟のネーミングは『ReMaria』なので当たりです(さすが!)。
没プロットの〝シスター〟から流用しました……が、本作のチビちゃんは別なドラマを負うのでネタバレにはならないと判断して明かしました。
凰太郎作品──殊に『闇暦戦史』は長文ですから、文庫本感覚で気長にじっくり読んで頂ければ宜しいかと……。
作者にしても、そうした意図で書いている部分もありますからw
(*´∀`)
「秋の夜長に……」的にww
この度は感想、本当に有難うございました!
m(_ _)m
創作モチベ上がりました!
(T∀T)ゞ
この感激を胸に『雷命~』も頑張ります!