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第二章 暗躍するもの
8 前夜
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「まあ楽にしてくれよ。それにしても、こんな時間まで塾とは大変だな、三上くんも」
三上は狭いダイニングのコタツに入って正座する。
加藤さんのお父さん……。偉い官僚なのに、ちっとも威張ったところがない。
むしろ学校の先生の中には、このお父さんよりも偉そうにしている奴が何人かいる。
そういう先生にかぎって、ちょっと職員室で質問しようとすると逃げるんだ。
三上は思う。きっと同じ職業の人の中でも「本物」と「まがい物」が混じっているんだ。
そして、そもそも大人の中にも「本当の大人」と「歳をとった子供」がいるんだ……と。
加藤が「さあ、これが美咲スペシャルだ」と言いながら淹れたてのコーヒーを運んできた。
「美咲……スペシャル、ですか?」
「ああそうだ。暇をもて余した美咲がいろんなコーヒー豆を混ぜて名付けたブレンドだ。はっきり言って俺の口には合わない」
加藤さんが自分でつくったブレンド……。どんな味がするんだろう。三上は期待を込めて一口舐める。
これは……。
「……苦いですね。絶望的に」
「だろ? でもな、美咲はこれを俺に飲ませて『お父さんにはまだ分からないかな、この味は』と言いやがった」
「そうなんですか」
「そうなんだよ。あいつは高い豆を惜しげもなく使って、出来損ないのインスタントみたいな味を生み出した。いい迷惑だ」
お父さんは加藤さんの話を嬉しそうに語る。
加藤さんが死んでまだ一ヶ月……。お父さんの中ではどう昇華されたんだろう。
忘れていないのは確かだけど、落ち込んでいる様子がまったく感じられないのはどういうことだろう。
三上が黙っていると、加藤が話を切り出した。
「美咲が君に託したもの……重かったろ?」
重かった……か。たしかに衝撃的だったな。
初めは気を失うかと思ったほどだ。だけど。
「大人って大変ですよね。いつも大人でいることを強いられる。僕が垣間見たのはきっと、大人の息抜きですよ。……犯罪ですけど」
「……どうやら君はもう、立派な大人のようだ」
「いえ、本当の大人は、お父さんみたいな人や、あの刑事課長さんみたいな人のことを言うんだと思います。うまく言えませんけど、ただ歳をとっただけじゃなくて、ちゃんと中身も大人……そう感じました」
「そういや君は先週早々に東署に行ったみたいだな。岩崎から仕事中に電話があった日だ。何をしに行ったんだ?」
「加藤さんの携帯電話を取りに行ったんです」
「美咲の……携帯?」
「はい」
三上は加藤に、SDカードの中身やネット屋からのメール、東署で聞いたこと、そして本当の携帯電話が隠してあった場所とその中身を説明した。
聞き終えて加藤が言う。
「国会議員……道理でな」
「なにか思い当たることがあるんですか?」
「ああ、今ちょっと難しい仕事に取りかかってるんだが、なんかこう、見えない追い風を感じるんだ。おそらく居るんだよ。勝手に怯えて勝手に動いてる連中が」
「ああ……分かります、なんとなく」
「それに……そうだ、ちょっと待っててくれ」
そう言うとお父さんはどこかから雑誌を一冊持ってきた。……財政界ジャーナル?
「……この本が、どうかしたんですか?」
「付箋が貼ってあるページを開くんだ」
「はい。…………ああ、これは……」
「間違いないだろう?」
「ええ、この本で『先生』に相応しい人の目星をつけていたんですね」
「そのようだ……。その雑誌、持って帰るといい」
「え? いや、僕は……いいです」
僕はこんなものいらない。そもそも加藤さんから託された携帯もSDカードも僕には無用だ。
「お父さん」
「ん? どうした」
「僕の父は加藤さんの『先生』のひとりでした。だから殺されたし、加藤さんが遺した『知る権利がある』という言葉の意味もそのことだと思うんです。ですが、加藤さんから託されたものは僕の手に余ります。お父さんが持っていた方が役に立つと思います」
僕の言葉を聞いて、お父さんの表情が険しくなった。僕には初めて見せる顔だ。
「見損なわないでもらいたいな。俺はそんな、人の弱みを握ってまで仕事はしない」
「……それは僕も同じですよ」
「ああそうか。うん、じゃあ……そうだな……。なあ三上くん、美咲を殺した……いや、追い詰めたのは誰だと思う?」
「それは……ネット屋です。おそらく」
「うん、俺もそう思う。じゃあ君のお父さんを殺すためにヤクザを手配したのは誰だ?」
「……はじめは『先生』の中の誰かだと思ってましたけど、今はそれもネット屋の仕業だと思っています」
「それについても同感だ。そして俺はネット屋を憎む者だ。『美咲塾』の関係者はみんな、自分がやっていたことが明るみに出るのを怖れている。きっと反省もしているだろう。先生と呼ばれていい気になってたおっさん達はともかく、女の子の方は……間違いなく」
「そうですね、そうだと思います」
「だから美咲が遺したものは、託された君が持っていてくれ。いつか結末をつける時がくるはずだから」
「持ってて危険じゃないですか?」
「とりあえず今、ネット屋の関心はそこにない。それに……」
「それに……なんですか?」
「そんなに長くはかからない。実を言うと、俺は明日からアメリカに行くんだ」
「アメリカ……ですか」
「うん。ネット屋が悪い子だから親御さんに言いつけてやるんだ。上手くいけばネット屋もおとなしくなるはずだ。上手くいけば、だけどね」
三上には加藤の言っていることが解らなかった。
ネット屋の親御さんって誰のことだよ……。
「よく分かりませんが、お父さんがそう言うなら持っておきます。ネット屋も『しばらく様子をみる』とメールしてきましたし」
「そうしてくれ。三上くん、東署でどこまで話をしたか知らないが、美咲が……その……男だったという話、聞いたか?」
「はい、聞きました」
「……どう思う?」
「お父さん」
「うん」
「加藤さんは、他のどの子よりも細やかで、僕にとっての理想の女の子でした。少なくとも僕の中で加藤美咲という人は紛れもなく女性でした」
「そうか……。君がそう言うなら、きっとそれが真実なんだろうな」
「やたらと女子にモテる中で、なんというか……性の揺らぎ、みたいなものはあったんじゃないでしょうか。でも、本当の性同一性障害ならもっと明確に、僕でも判ったはずです。僕は、いつも加藤さんを見てましたから」
「そうか……うん、そうだよな」
その後もしばらく二人で故人の悪口を言って盛り上がり、三上が帰るときに加藤は玄関を出て、駐輪場まで見送った。
「じゃあ三上くん、気を付けてな。アメリカに発つ前に君に会えてよかった」
「はい、ありがとうございます」
「いつか二人で美咲に文句を言いに行こう」
「? ……はい……分かりました」
なんだ? 今の言葉は……。一緒に墓参りという意味か?
それにしてはやけに力が込められていたけど……。
加藤の言葉は三上に不思議な余韻を残した。
三上はその意味を考えながらペダルを踏み込む。
その自転車の前カゴには加藤に持たされた大量の「美咲スペシャルブレンド」が入れられていた。
三上は狭いダイニングのコタツに入って正座する。
加藤さんのお父さん……。偉い官僚なのに、ちっとも威張ったところがない。
むしろ学校の先生の中には、このお父さんよりも偉そうにしている奴が何人かいる。
そういう先生にかぎって、ちょっと職員室で質問しようとすると逃げるんだ。
三上は思う。きっと同じ職業の人の中でも「本物」と「まがい物」が混じっているんだ。
そして、そもそも大人の中にも「本当の大人」と「歳をとった子供」がいるんだ……と。
加藤が「さあ、これが美咲スペシャルだ」と言いながら淹れたてのコーヒーを運んできた。
「美咲……スペシャル、ですか?」
「ああそうだ。暇をもて余した美咲がいろんなコーヒー豆を混ぜて名付けたブレンドだ。はっきり言って俺の口には合わない」
加藤さんが自分でつくったブレンド……。どんな味がするんだろう。三上は期待を込めて一口舐める。
これは……。
「……苦いですね。絶望的に」
「だろ? でもな、美咲はこれを俺に飲ませて『お父さんにはまだ分からないかな、この味は』と言いやがった」
「そうなんですか」
「そうなんだよ。あいつは高い豆を惜しげもなく使って、出来損ないのインスタントみたいな味を生み出した。いい迷惑だ」
お父さんは加藤さんの話を嬉しそうに語る。
加藤さんが死んでまだ一ヶ月……。お父さんの中ではどう昇華されたんだろう。
忘れていないのは確かだけど、落ち込んでいる様子がまったく感じられないのはどういうことだろう。
三上が黙っていると、加藤が話を切り出した。
「美咲が君に託したもの……重かったろ?」
重かった……か。たしかに衝撃的だったな。
初めは気を失うかと思ったほどだ。だけど。
「大人って大変ですよね。いつも大人でいることを強いられる。僕が垣間見たのはきっと、大人の息抜きですよ。……犯罪ですけど」
「……どうやら君はもう、立派な大人のようだ」
「いえ、本当の大人は、お父さんみたいな人や、あの刑事課長さんみたいな人のことを言うんだと思います。うまく言えませんけど、ただ歳をとっただけじゃなくて、ちゃんと中身も大人……そう感じました」
「そういや君は先週早々に東署に行ったみたいだな。岩崎から仕事中に電話があった日だ。何をしに行ったんだ?」
「加藤さんの携帯電話を取りに行ったんです」
「美咲の……携帯?」
「はい」
三上は加藤に、SDカードの中身やネット屋からのメール、東署で聞いたこと、そして本当の携帯電話が隠してあった場所とその中身を説明した。
聞き終えて加藤が言う。
「国会議員……道理でな」
「なにか思い当たることがあるんですか?」
「ああ、今ちょっと難しい仕事に取りかかってるんだが、なんかこう、見えない追い風を感じるんだ。おそらく居るんだよ。勝手に怯えて勝手に動いてる連中が」
「ああ……分かります、なんとなく」
「それに……そうだ、ちょっと待っててくれ」
そう言うとお父さんはどこかから雑誌を一冊持ってきた。……財政界ジャーナル?
「……この本が、どうかしたんですか?」
「付箋が貼ってあるページを開くんだ」
「はい。…………ああ、これは……」
「間違いないだろう?」
「ええ、この本で『先生』に相応しい人の目星をつけていたんですね」
「そのようだ……。その雑誌、持って帰るといい」
「え? いや、僕は……いいです」
僕はこんなものいらない。そもそも加藤さんから託された携帯もSDカードも僕には無用だ。
「お父さん」
「ん? どうした」
「僕の父は加藤さんの『先生』のひとりでした。だから殺されたし、加藤さんが遺した『知る権利がある』という言葉の意味もそのことだと思うんです。ですが、加藤さんから託されたものは僕の手に余ります。お父さんが持っていた方が役に立つと思います」
僕の言葉を聞いて、お父さんの表情が険しくなった。僕には初めて見せる顔だ。
「見損なわないでもらいたいな。俺はそんな、人の弱みを握ってまで仕事はしない」
「……それは僕も同じですよ」
「ああそうか。うん、じゃあ……そうだな……。なあ三上くん、美咲を殺した……いや、追い詰めたのは誰だと思う?」
「それは……ネット屋です。おそらく」
「うん、俺もそう思う。じゃあ君のお父さんを殺すためにヤクザを手配したのは誰だ?」
「……はじめは『先生』の中の誰かだと思ってましたけど、今はそれもネット屋の仕業だと思っています」
「それについても同感だ。そして俺はネット屋を憎む者だ。『美咲塾』の関係者はみんな、自分がやっていたことが明るみに出るのを怖れている。きっと反省もしているだろう。先生と呼ばれていい気になってたおっさん達はともかく、女の子の方は……間違いなく」
「そうですね、そうだと思います」
「だから美咲が遺したものは、託された君が持っていてくれ。いつか結末をつける時がくるはずだから」
「持ってて危険じゃないですか?」
「とりあえず今、ネット屋の関心はそこにない。それに……」
「それに……なんですか?」
「そんなに長くはかからない。実を言うと、俺は明日からアメリカに行くんだ」
「アメリカ……ですか」
「うん。ネット屋が悪い子だから親御さんに言いつけてやるんだ。上手くいけばネット屋もおとなしくなるはずだ。上手くいけば、だけどね」
三上には加藤の言っていることが解らなかった。
ネット屋の親御さんって誰のことだよ……。
「よく分かりませんが、お父さんがそう言うなら持っておきます。ネット屋も『しばらく様子をみる』とメールしてきましたし」
「そうしてくれ。三上くん、東署でどこまで話をしたか知らないが、美咲が……その……男だったという話、聞いたか?」
「はい、聞きました」
「……どう思う?」
「お父さん」
「うん」
「加藤さんは、他のどの子よりも細やかで、僕にとっての理想の女の子でした。少なくとも僕の中で加藤美咲という人は紛れもなく女性でした」
「そうか……。君がそう言うなら、きっとそれが真実なんだろうな」
「やたらと女子にモテる中で、なんというか……性の揺らぎ、みたいなものはあったんじゃないでしょうか。でも、本当の性同一性障害ならもっと明確に、僕でも判ったはずです。僕は、いつも加藤さんを見てましたから」
「そうか……うん、そうだよな」
その後もしばらく二人で故人の悪口を言って盛り上がり、三上が帰るときに加藤は玄関を出て、駐輪場まで見送った。
「じゃあ三上くん、気を付けてな。アメリカに発つ前に君に会えてよかった」
「はい、ありがとうございます」
「いつか二人で美咲に文句を言いに行こう」
「? ……はい……分かりました」
なんだ? 今の言葉は……。一緒に墓参りという意味か?
それにしてはやけに力が込められていたけど……。
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三上はその意味を考えながらペダルを踏み込む。
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