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episode2:R.A.T.s期待の新人リガー、その名は!
第12話 ガンファイア・フォックストロット。または燃える三半規管
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「何か手があれば指示を……俺では思いつきません」
情けない言い草だが、今この状況で俺のプライドなど一文の値打ちもない。できないことはできないと、率直に伝えるに限る。
「そう……ああ、駄目ね。妹と組んでた時の感覚に引っ張られてる。もっと堅実な手を――」
いったいどんな派手でリスキーな戦法を使うというのだろう、あの山猫娘は。そんなことを考える間にも、俺たちは敵の無反動砲を数発、何とか躱しつつ駆けまわっていた。
「堅実な手って、例えば?」
つい今しがたお手上げを宣言したものの、実のところ少し考えてみれば、俺もなんとなく思いつかないではなかった。
敵はおそらくこの「センテンス」に目を奪われているはずだ。レダが過去に乗っていたなら、その時の評判もそれなりに知られているだろうし。
で、一見貧弱で地味なセンチネルだが――あの車載機銃、一発あたりの火力に関して言えばそれなりのものなのだ。
れっきとしたモーターグリフの関節部分を粉砕して転倒させられるくらいには。隙さえあれば――隙さえ。隙……どうやれば?
もうちょっとでまとまりそうなところで、市長が先にプランを提示してきた。
「よし。まずはこいつの機関砲を見せ武器にして、ガードさせつつ突っ込みましょう」
「それで?」
「飛び越えざまに、肩部の小型ロケットで中枢部分をぶち抜くのよ」
「なるほど、巧い手だ。俺にできるといいですが」
ジャンプからの撃ち下ろし。いかにもタイミングが難しそうだ。
「やって見せなさい!」
市長は手厳しい――ええい、どうとでもなれ……!
「というかこいつ、ジャンプができるんですか? レダは『飛んだり跳ねたりしない』と言ってましたが」
「モーターグリフ基準ならよちよち歩きでしょうけどね、あれを飛び越えるくらいは可能よ。何度もやると膝関節が壊れるけど」
回数には限りがある、と。
「じゃあ一丁、やってみますか……!」
市長はセンテンスの加減速ペダルを加速側に踏み込んで俺に応えた。シートに背中が押し付けられる。一歩ごとに尻の下から突き上げる、酷い衝撃。それに構わずトリガーを引き絞る。
「うおおおおおお!! 死ねやオラァアアアア!!」
「入れ込まないで! 武装切り換えタイミングを合わせないと!」
「わかってますが! ブラフでもブラフにはそれなりの! 説得力がねえぇええええ!!!」
ぶちまけられる機関砲弾。ガトリングではないから連射速度はそれなりだが、敵のタタラはたまらず盾を構えて防御を固めた。狙い通りだ。
「――ここでロケット!」
市長の叫びと共に、センテンスが前傾姿勢を維持したままジャンプした。とっさにセレクターを切り替える。照準器のレティクルがタタラを捉え――発射!
「クソ、外した!」
わずかにタイミングが遅れ、ロケット弾はタタラの背中側にすっぽ抜けて地表で爆発――
「問題ないわ!」
ガクン、と機体に衝撃が加わり、また体が横方向に振られる。市長はセンテンスを着地からそのまま百八十度反転させ、敵の真後ろに機首を向けていた。
モニターに映ったその機影は奇妙にバランスを崩し、持ち直そうと脚部を突っ張っている。
(ああ! 今のロケットの爆風か!)
ハッと気づく。そういえばタタラの背後は地面が足元近くまで大きくえぐれ、土煙が漂っていた。
センチネルと共通の車載機銃が市長のコントロールで発砲され、タタラの背面に弾痕が刻まれた。俺もそこへロケットをもう一発。
「まずは一つね!」
市長は戦果を確認せずにすぐさま機体を移動させた。背後で新たな爆炎が上がる。
巧い。間違いなくこの市長、本来なら妹と一緒に傭兵をやるべきなのだ。
味方の撃墜を目撃した残りのタタラ三機は、警戒を強めたらしかった。散開したフォーメーションを変更して互いをカバーするような配置に移動しつつ、盾を高めに構えている。
「……重いんだろうな、あの盾」
ふと妙なことが気になる。
「三十ミリ機関砲を受けて消し飛ばないんだから相当な物でしょうね」
会社の仕事で何度か重機と一緒に現場に運んだ、鉄製の敷板をなんとなく思い浮かべた。目の前の盾はまさか鉄ではあるまいが、サイズ相応の重量はあるはずだ。いくらロボットでも俊敏に動かせるものではないのだろう。ならば――
「市長、センチネルに指示を。奴らが盾を上げたら足を撃て、と」
足元を庇えば俺たちが上からロケット。頭上に盾を上げるなら、センチネル組が下を狙う。
「なるほど。二択を強いてやるわけね」
「いいアイデアでしょう?」
「そうね……マンセル、アレジ! 遮蔽を取りつつ距離を詰めて。奴らの盾が上がったら足を集中攻撃よ!!」
〈了解!!〉
そこから戦闘の主導権はどうやらこちらが握ったらしかった。俺たちは再び同じパターンでタタラに圧力をかけ、ジャンプで敵の盾防御を誘う。まんまと誘いに乗ったところで、そいつは機体の膝関節を撃ち抜かれて横転した。
センチネル組の二人は流石に動きが手堅い。機体の性能に頼れない分、遮蔽物と移動経路の選定が的確なのだ。
残る二機のタタラは俺たちを警戒し距離を開けた。互いに僚機との間隔を大きく保ちながら、アレジのセンチネルを挟む位置へと進出していく。
「弱いところから各個撃破しようってわけか……まずいわね」
市長が声に焦りをのぞかせた。肩ロケットはあと三発。機関砲弾はフルオートで三秒分くらいだ。そして、タタラに応戦中のセンチネルから通信――
〈しくじりました、マンセル機、弾切れです〉
〈アレジ機、残弾五十発〉
「あんたらねえッ!!」
罵声を上げる市長。彼女はわざわざ上体ごと首をひねって俺を見た。
「こっちでやるしかないわ。残り五十発じゃたぶんアレは仕留められない……サルワタリ。三半規管は丈夫な方? 乗り物酔いの経験は?」
いやな予感。
「あんまり自信はないですが、我慢します」
「OK。じゃあ手動で、機関砲の射角をそれぞれ左右に最大限度拡げて固定。当てなくていいけどできるだけ狙って撃つのよ」
「何する気ですか!?」
「派手な奴よ……マンセル、退避して! アレジは残弾を温存して、最後の一機に叩きこんで」
〈二機いますよ!?〉
「一機はこちらでやるわ、何が何でも――『ガンファイア・フォックストロット』、スタート!」
「何か胡乱な名前付いた機動!?」
そこからはひどかった――
猛スピードでタタラ二機の中間に走りこんだ俺たちのセンテンスは、重心を左右の脚部に交互に移して細かなスピンを行いつつ円弧を描いて一方に接近し、俺はモニタに一瞬映る機影めがけて、短くトリガーを切りながら発砲した。
もちろん、殆ど当たらない。だが、敵は誤射を恐れて有効な射撃ができず、盾でカバーしようと試みる。
「ちょっ……くそ、俺の三半規管がァ!!」
スピンを繰り返すごとに視界と体感がずれていく。
(今回転が止まったら、絶対に吐く……)
だが、市長はスピンを維持したまま標的のタタラへ走り寄り、機体を大きくジャンプさせつつ叫んだ――
「今よ、レダ!」
(レダじゃねえ!!)
ジャンプした機体の中で、俺の内耳の液だけが廻っている(おぇえ)。吐き気をこらえて顎を噛みしめつつ、今度こそどんぴしゃりのタイミングでロケットを放った。
情けない言い草だが、今この状況で俺のプライドなど一文の値打ちもない。できないことはできないと、率直に伝えるに限る。
「そう……ああ、駄目ね。妹と組んでた時の感覚に引っ張られてる。もっと堅実な手を――」
いったいどんな派手でリスキーな戦法を使うというのだろう、あの山猫娘は。そんなことを考える間にも、俺たちは敵の無反動砲を数発、何とか躱しつつ駆けまわっていた。
「堅実な手って、例えば?」
つい今しがたお手上げを宣言したものの、実のところ少し考えてみれば、俺もなんとなく思いつかないではなかった。
敵はおそらくこの「センテンス」に目を奪われているはずだ。レダが過去に乗っていたなら、その時の評判もそれなりに知られているだろうし。
で、一見貧弱で地味なセンチネルだが――あの車載機銃、一発あたりの火力に関して言えばそれなりのものなのだ。
れっきとしたモーターグリフの関節部分を粉砕して転倒させられるくらいには。隙さえあれば――隙さえ。隙……どうやれば?
もうちょっとでまとまりそうなところで、市長が先にプランを提示してきた。
「よし。まずはこいつの機関砲を見せ武器にして、ガードさせつつ突っ込みましょう」
「それで?」
「飛び越えざまに、肩部の小型ロケットで中枢部分をぶち抜くのよ」
「なるほど、巧い手だ。俺にできるといいですが」
ジャンプからの撃ち下ろし。いかにもタイミングが難しそうだ。
「やって見せなさい!」
市長は手厳しい――ええい、どうとでもなれ……!
「というかこいつ、ジャンプができるんですか? レダは『飛んだり跳ねたりしない』と言ってましたが」
「モーターグリフ基準ならよちよち歩きでしょうけどね、あれを飛び越えるくらいは可能よ。何度もやると膝関節が壊れるけど」
回数には限りがある、と。
「じゃあ一丁、やってみますか……!」
市長はセンテンスの加減速ペダルを加速側に踏み込んで俺に応えた。シートに背中が押し付けられる。一歩ごとに尻の下から突き上げる、酷い衝撃。それに構わずトリガーを引き絞る。
「うおおおおおお!! 死ねやオラァアアアア!!」
「入れ込まないで! 武装切り換えタイミングを合わせないと!」
「わかってますが! ブラフでもブラフにはそれなりの! 説得力がねえぇええええ!!!」
ぶちまけられる機関砲弾。ガトリングではないから連射速度はそれなりだが、敵のタタラはたまらず盾を構えて防御を固めた。狙い通りだ。
「――ここでロケット!」
市長の叫びと共に、センテンスが前傾姿勢を維持したままジャンプした。とっさにセレクターを切り替える。照準器のレティクルがタタラを捉え――発射!
「クソ、外した!」
わずかにタイミングが遅れ、ロケット弾はタタラの背中側にすっぽ抜けて地表で爆発――
「問題ないわ!」
ガクン、と機体に衝撃が加わり、また体が横方向に振られる。市長はセンテンスを着地からそのまま百八十度反転させ、敵の真後ろに機首を向けていた。
モニターに映ったその機影は奇妙にバランスを崩し、持ち直そうと脚部を突っ張っている。
(ああ! 今のロケットの爆風か!)
ハッと気づく。そういえばタタラの背後は地面が足元近くまで大きくえぐれ、土煙が漂っていた。
センチネルと共通の車載機銃が市長のコントロールで発砲され、タタラの背面に弾痕が刻まれた。俺もそこへロケットをもう一発。
「まずは一つね!」
市長は戦果を確認せずにすぐさま機体を移動させた。背後で新たな爆炎が上がる。
巧い。間違いなくこの市長、本来なら妹と一緒に傭兵をやるべきなのだ。
味方の撃墜を目撃した残りのタタラ三機は、警戒を強めたらしかった。散開したフォーメーションを変更して互いをカバーするような配置に移動しつつ、盾を高めに構えている。
「……重いんだろうな、あの盾」
ふと妙なことが気になる。
「三十ミリ機関砲を受けて消し飛ばないんだから相当な物でしょうね」
会社の仕事で何度か重機と一緒に現場に運んだ、鉄製の敷板をなんとなく思い浮かべた。目の前の盾はまさか鉄ではあるまいが、サイズ相応の重量はあるはずだ。いくらロボットでも俊敏に動かせるものではないのだろう。ならば――
「市長、センチネルに指示を。奴らが盾を上げたら足を撃て、と」
足元を庇えば俺たちが上からロケット。頭上に盾を上げるなら、センチネル組が下を狙う。
「なるほど。二択を強いてやるわけね」
「いいアイデアでしょう?」
「そうね……マンセル、アレジ! 遮蔽を取りつつ距離を詰めて。奴らの盾が上がったら足を集中攻撃よ!!」
〈了解!!〉
そこから戦闘の主導権はどうやらこちらが握ったらしかった。俺たちは再び同じパターンでタタラに圧力をかけ、ジャンプで敵の盾防御を誘う。まんまと誘いに乗ったところで、そいつは機体の膝関節を撃ち抜かれて横転した。
センチネル組の二人は流石に動きが手堅い。機体の性能に頼れない分、遮蔽物と移動経路の選定が的確なのだ。
残る二機のタタラは俺たちを警戒し距離を開けた。互いに僚機との間隔を大きく保ちながら、アレジのセンチネルを挟む位置へと進出していく。
「弱いところから各個撃破しようってわけか……まずいわね」
市長が声に焦りをのぞかせた。肩ロケットはあと三発。機関砲弾はフルオートで三秒分くらいだ。そして、タタラに応戦中のセンチネルから通信――
〈しくじりました、マンセル機、弾切れです〉
〈アレジ機、残弾五十発〉
「あんたらねえッ!!」
罵声を上げる市長。彼女はわざわざ上体ごと首をひねって俺を見た。
「こっちでやるしかないわ。残り五十発じゃたぶんアレは仕留められない……サルワタリ。三半規管は丈夫な方? 乗り物酔いの経験は?」
いやな予感。
「あんまり自信はないですが、我慢します」
「OK。じゃあ手動で、機関砲の射角をそれぞれ左右に最大限度拡げて固定。当てなくていいけどできるだけ狙って撃つのよ」
「何する気ですか!?」
「派手な奴よ……マンセル、退避して! アレジは残弾を温存して、最後の一機に叩きこんで」
〈二機いますよ!?〉
「一機はこちらでやるわ、何が何でも――『ガンファイア・フォックストロット』、スタート!」
「何か胡乱な名前付いた機動!?」
そこからはひどかった――
猛スピードでタタラ二機の中間に走りこんだ俺たちのセンテンスは、重心を左右の脚部に交互に移して細かなスピンを行いつつ円弧を描いて一方に接近し、俺はモニタに一瞬映る機影めがけて、短くトリガーを切りながら発砲した。
もちろん、殆ど当たらない。だが、敵は誤射を恐れて有効な射撃ができず、盾でカバーしようと試みる。
「ちょっ……くそ、俺の三半規管がァ!!」
スピンを繰り返すごとに視界と体感がずれていく。
(今回転が止まったら、絶対に吐く……)
だが、市長はスピンを維持したまま標的のタタラへ走り寄り、機体を大きくジャンプさせつつ叫んだ――
「今よ、レダ!」
(レダじゃねえ!!)
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