梯子の街のニーナ :NIGHT SIDE

冴吹稔

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第一章:ておどーる、めいきゅうでいく

時間が十分だった場合の僕たち

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ここまでのあらすじ:

 エスティナに到着早々知り合った、魔法に深い造詣を持つ高級娼婦ニーナとともに、テオドールは迷宮で姿を消した幼馴染、ジェイコブの捜索に出た。

 その道すがら――
 アナスタシアがいかにして自分を裏切ったのかを、ニーナによって解き明かされ、テオドールは地下へ向かうゴンドラの座席の上でみじめな気持ちに襲われていた。


=========================


 僕は結局、なにもわかっていない子供だった。そして、身分と立場の差に委縮して、その立場を守るために必要な手も打てずにいた。
 僕に、アナスタシアを責めたり意趣返しをするような資格なんてないのだ。

 打ちひしがれて座席の上で背中を丸め、うなだれたまま数秒が過ぎる。

 落とした視線の先、僕の足元にニーナの靴のつま先が見えた。栗色の染料でつややかに染め上げた、革製の優雅な細工品が。
 前触れもなくしなやかな腕が僕の肩と背中に絡みつき、そのまま抱き寄せられた。飾りベルトのたくさんついたコルセットの下方にある、ふわりと膨らんだスカートが顔に押し付けられる。その布地の下にあるのは、ニーナのなめらかで柔らかな下腹――彼女の温かさが頬に伝わってきた。

「何を、してる……」

「辛いことを思い出させて、傷つけてしまったみたいね……ごめんなさい。しばらくこうしててあげるから、元気を出して」 

 頭の上には彼女の形の良い胸が、コルセットを押し上げて息づいている。それを意識してしまったとたん、体の中心がカッと熱くなるような気がした。

「心配しないでいいわ。私は娼婦だけど、こうやって抱きしめるくらいのことはいつでもしてあげるから」

「……ありがたいけど、今はやめてくれ」

 僕の声がさび付いたようにかすれて響き、鉄の箱ゴンドラの軋みと混ざり合った。今はまだ、彼女の優しさや気遣いにすら痛みを覚える。

 きちんと説明できたわけではなかったが、ニーナは「ごめんなさい」と言いながら身を離した。多分、こういう反応にも慣れているのだ。

「……なにもなかったら、あなたはきっと子爵家にとって理想的な婿養子になったことでしょうね。アナスタシアには頭が上がらなくても、それでも平穏で満ち足りた人生を……」

「だがこうなった。それが僕の運命だったんだろうさ」

「自棄になるな、とは言わないわ。でも、もし慰めが欲しくなったら手を伸ばしなさい。あなたが失ったもの、アナスタシアとの結婚で手に入れるはずだったもの――その中の一つだけは、私も持ってるから」

 そう言った後、彼女は優しげな声で一言、ため息交じりに付け加えた。

「そこからは、有料だけどね」

「……そりゃそうだろうね」

 いかにも娼婦らしい売り文句だ。だが彼女とアナスタシアが同じであるはずなどない――そう思った。
 アナスタシアのまだいっそ幼いとさえいえる肩や膝、それにドレスの胸元を押し上げるはちきれるようなふくらみを思い浮かべてしまう。同じ女だからと言って、彼女を目の前のこの娼婦と比べることなど、どう考えてもばかげていた。

 だが、そこまで考えたとき、僕は突然思い出してしまった。間違えて部屋のドアを開けたとき垣間見た、ニーナの白い肌を。だらしなく落ちた肩紐の陰の、悪魔が戯れに置いた二つの宝珠を。
 ゴンドラは相変わらずきしみながら闇の中をゆっくりと降りていき、灯油ランプの明かりが何度も窓の外を通り過ぎた。先ほど体の中心にともった火が、再び燃え盛るのが感じられた。

(くそっ……!!)

 ニーナは僕のすぐ横で、少し退屈そうに窓の外を眺めている。オレンジ色の光に時折照らされる横顔が、ひどく美しく見えて――僕は思わず、長いためいきをついていた。

「どうかした?」
 彼女が、心配そうな様子でこっちを振り向いた。なんて無邪気な顔をするんだろう。わかってるくせに――いや、まさかわかっていないのか?
 あれだけ優しげに、思いやりたっぷりに僕を抱きしめておいて――そう。ニーナの仕草は、とても優しかったのだ。

 不意に視界がにじんだ。ああ、僕はいったい何をしてるんだ。未来を失い、友にもはぐれて、こんな地の果ての穴倉の中で。

 頬を伝って塩辛い液体が、長靴下ショスの膝の上にぽたりと滴り落ちる。鼻の奥につんとする痛みを覚えながら、僕は震える腕を伸ばしてニーナの左手をつかんだ。

「……テオドール?」

「……今だ。今すぐ慰めが欲しい……いいかな?」

「そう……」

 彼女はゆっくりと右手で僕の手を押さえた。そのまま襟のリボン飾りの下、肌を出した胸元デコルテの部分に引き寄せ、そして、自由になった左腕で僕の肩をもう一度抱き――耳元でささやいた。

「いいわよ」

 切羽詰まった僕の様子を笑うことも、してやったりとほくそ笑むこともなく――さも自分自身も昂ぶりを抑えかねたかのように、彼女は抱き寄せた僕の頭を抱え込み、荒々しく唇を奪った。それでいて、互いに歯をぶつけることもなく。

 僕たちは互いの舌を吸い、上あごのでこぼこした敏感な部分を舌先でなぞりあった。化粧の際にうがいに使ったものか、彼女の口からはまだかすかに香草の冷たい香りがしていて、僕はそれを彼女の唾液とともに飲み下した。

 次第に体の力が抜け、背筋をまっすぐに保って座ることさえ億劫になった。ニーナもそれは同様らしく、僕たちはいつしか、ゴンドラの座席の上にもつれあうように倒れこんでいた。僕の膝の間にあるものは股袋コッドピースの上からはっきりそれとわかるほど硬直して、僕をひどい羞恥の中に落とし込んだ。

「その、さすがにここで全部は無理よ。下に着くまではあと半分もないはずだから。でも――」

 彼女は唇を離すと、そう言いながら襟とコルセットをつなぐ細い革バンドを緩めて外し、コルセットの胸の部分を押し下げた。焼く前のパン生地のような丸くやわらかなものがそこからあふれだし、頂に咲いた薄桃色の突起が僕の目を射る。
 彼女はそのまま僕の腰に手を伸ばし、膨れ上がった分身を撫でた。

「できるだけのことをしてあげる。楽にしていて」

 あっという間に僕は長靴下ショスとシャツを結び付けた紐を解かれ、彼女の指がそこへ侵入するがままにされた。ひんやりとした指が僕を外気の中へ連れ出し、優雅な動きで扱きあげる。

「あっ……」

 思わず声が漏れた。
 僕だってこういうことについて全く何も知らないわけじゃない。麦畑であいびきをする村娘と羊飼いの営みを、ジェイコブと一緒にのぞき見したことくらいはある。昂ったものを自分で鎮める方法も知っている。

 だけど、こんな風に女の人と――胸を出した、いい匂いのする女の人とこんなに密着し、冷たくしなやかな指で微妙にもどかしく、欲望の核心に届かないままこれを弄ばれるのは。

 初めてで、そして気持ちよすぎた。

「に、ニーナっ……僕……」

「このまま終わらせることもできるけど……それじゃ寂しいわよね?」

 額に彼女の乳房が押し付けられた。ここに顔をうずめろ、というのか。それともこの果実を頬張り、思うままにむさぼりねぶっても良いのだろうか?

 僕は考えるのをやめた。体の中心にともった火は、頭の中まで燃え広がるようだ。彼女の左胸に吸い付き、溢れるよだれを乳房にまぶして、さくらんぼを舌先で転がした。

 柔らかかったそれが、時間をさかのぼって未熟になったように次第に固くなっていくのがわかった。
 彼女も、感じてくれているのか。

「やるじゃない……ふふ、可愛いのね」

 ニーナの熱い吐息が頭にかかる。僕の分身は彼女の手の中でさらに大きくなり、限界に近付きつつあった。心臓の鼓動に合わせて、それが脈打ち、跳ねる。

 不意に、彼女が握っていたそれを手放し、含んでいた乳房は僕の口から引き戻された。

「あっ――」

 何かしくじったのだろうか? もう終わりなのか? 喪失感と落胆に襲われたが、それはほんの一瞬の事だった。彼女は身を滑らせて座席からゴンドラの床に降り、顔を僕の腰のまん前に持ってきたのだ。

「こっちで、してあげるわね」

 再び彼女の指が僕自身をとらえ、先ほど口づけを交わした唇が先端にそっと触れた。そのまま吸い付く形に変わり、小さな隙間が開く――

「あっ、ああっ……?!」

 ちゅる、と音を立てそうな動きで、僕は彼女の口の中に吸い込まれていた。未知の感覚に息をのむ。温かな粘膜とざらざらした舌に包まれ、失禁しそうな快感が腰から広がっていった。

 彼女の舌が僕のものに巻き付き、こすり上げ、唇が根元をリズミカルに締め付ける。指が袋とその中身を柔らかく揉みしだき、彼女の鼻が僕の汗で蒸れた草むらをかき分けた。

「ニーナ……ああっ、ニーナ……こんな」

 先端からじわじわと何かが漏れだし、二-ナの舌がそれを舐め取った。
 深く息をつくと、彼女は意を決したように僕をもう一度深々とくわえ込み、結い上げた赤い髪を揺らして、頭を前後に往復させ始めた。その間も、唇の締め付けと舌の動きは程よく緩められていながら、より強烈に僕を刺激し、狂わせた。

 喉の奥の弾力のある天蓋が僕の丸い柄飾りを何度もはじき、そのたびに僕の腰は跳ね回ろうとする。だが下半身はしっかりと押さえ込まれて、動かすことができない。次第に高まっていく衝動。体の奥からすぐそこまで、熱いものがこみあげてきている。

 そして、ついにその時が来た。

「あ、で、出る」

 くわえ込んだニーナもろとも引き裂くかと思える勢いで、それがほとばしり出た。彼女は口から半分ほど僕の分身を引き出すと、先端を唇でくるんだまま、脈打つ幹を指で優しく扱きつづけた。

 噴出が止まるまで、彼女はずっとそうしていてくれた。最後の一滴を僕が吐き出し終えると、ニーナは口の中のものをすべて飲み下し、ふうっ、と息を吐きだした。額に浮いた汗が彼女を恐ろしいほど艶めいて見せた。

「ちょっと慌ただしかったけど……どう、元気出た?」

 返事をしようにも、呼吸がなかなか整わない。

「……そうだなあ……一言でいうと、死ぬかと思った」

「あら」

「でも、おかげでもう、死にたいとは思わなくなったかな」

 そう、と彼女はうなずいて微笑んだ。

「それは良かったわ……お望みなら、次の機会はもっとゆっくりやりましょう」

 彼女は大きめのハンカチを二枚使って自分の胸と僕の下半身をきれいにすると、何事もなかったかのように整然と着衣を整えた。
 あれだけのことをしていながら、服のどこにもしみ一つ残していない――そのことは、またしても僕を驚嘆させた。

 さいぜんの会話が思い起こされる。僕が味わったものは、ニーナから与えられたものは、アナスタシアから与えられたはずのものと同じだろうか? 

 今ならはっきりとわかる。アナスタシアは、僕をこんなやり方で慰めてはくれない。こんな風に平然と事を済ませて、自分一人で着衣を整えるようなこともできるはずがない。
 彼女とニーナは、服を脱いでもきっと全く別物だ。同じ女だからと言って、アナスタシアと眼の前の娼婦を比べることなど、どう考えてもばかげている。

 そうだ――ニーナ・シェルテムショックのようなひとは、たぶんどこを探しても他にはいない。


 鉄の箱ゴンドラはそろそろ斜坑の終端に差し掛かっているらしく、前方の窓の向こうに、いくつものランプに照らされた薄明るい広間があるのが見えてきた。

 しばらくすると僕たちを乗せたゴンドラは、ズシンと重い音をたてて停止した。

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感想 2

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みんなの感想(2件)

堅他不願@お江戸あやかし賞受賞

 いやー、ドエロくて最高です。

2019.06.10 冴吹稔

もっとこういうのを描きたいのですがなかなかたまるのが遅くてw

解除
seal
2017.09.05 seal

すっかり心を持っていかれおって!
テオドォオオオオルッ!

2017.09.05 冴吹稔

 ご高覧ありがとうございます。これはifなので大丈夫、セフセフなのです!

 まあ本編でも時間の問題ですけどね!!w

解除

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