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第4部
はい、そこまでです
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「ハハト、レンッケリからの届け物はまだか?」
ヘルクヴィスト領城。
領主の執務室で、エンゲルブレクトは不機嫌さを隠せない低い声をあげていた。
「それが……レンッケリ侯爵が急な病に倒れられたと、ケルマンから連絡が入りました。容体は重く、このまま領主が代替わりになるかも知れないため、しばらく届け物は難しい、と」
緊張した声でハハトが告げると、ドンッ、と机が叩かれた。
「下がっていい」
見る間に表情を険しくするエンゲルブレクトに、ハハトは礼をして執務室を辞した。
エンゲルブレクトに仕える身としては、不都合があった場合は主のためになんとか要望に応じようと努めなければいけないのだろう。だが、ハハトは不都合があったことに安堵せずにいられなかった。
ハハトはもう長いこと、何もできないことへの自責と無力感に苛まれていた。
「ケルマンめ」
執務室に1人残ったエンゲルブレクトは苦々しげに呟いた。
レンッケリ領の領主が代替わりした場合、現国王の統治に満足している嫡男が新領主になる可能性が高い。
娼館を存続させるために新領主に寝返るつもりか。
そう思うと余計に腹が煮えくり返る思いだった。
本当に手に入れたいのは梛央の生まれ変わりであるアシェルナオ。だが、今はまだ機が熟していない。
「こちらから手に入れに行くか・・・」
エンゲルブレクトの呟きは誰にも聞かれることはなかった。
「おはよう、ナオ」
ヴァレリラルドが花束を持って部屋を訪れると、寝台の上で上体を起こして休んでいたアシェルナオが目を細める。
「おはよう、ヴァル。お見舞いに来てくれてありがとう」
パウラからすりすりしたりんごを食べさせてもらったアシェルナオは、あれから再び眠ってしまったが、夜更けに目を覚ました時には熱は下がっていた。
時間が遅かったこともありヴァレリラルドと顔を合わせることはできず、待ちかねていたアシェルナオは自分の横のスペースをポンポンと叩く。
「下でテュコから熱が下がったと聞いたよ。顔色もよくなってるようだ……よかった」
アシェルナオの指定する場所にヴァレリラルドは笑顔で腰をおろす。
「ヴァル」
待ち構えていたアシェルナオは、両手を広げてヴァレリラルドの胸に飛び込んだ。
「怖い思いをさせたね。ナオ、がんばってくれてありがとう」
愛しい婚約者を抱きしめながら、頭を撫でる。
「怖かった。でも、ヴァルが来てくれて嬉しかった。ありがとう。……ヴァル、王子様みたいだった」
ヴァレリラルドの胸に頬を寄せながら、この場所が一番安心する、とアシェルナオは思った。
「これでも本物の王子だからね」
アシェルナオに言われると、王子であることにも誇りを感じることができるとヴァレリラルドは幸せを噛みしめる。
「僕だけの王子様って意味だよ?」
アシェルナオは、教師に当てられたけれど答えることのできない隣の席の子供に教えるように、そっと囁く。
「……わかってる。私も、精霊の愛し子だけど、私だけのナオだと思ってるからね」
可愛らしいことを言う唇を見つめながら、ヴァレリラルドは唇を近づける。
近づいてくる唇を見つめながら、アシェルナオはゆっくりと瞼を閉じ、やがて2人の唇が重なる。
触れるだけのキスだが、重なり合う部分が熱くて、胸がときめくアシェルナオだったが、
ピーッ。
「はい、そこまでです」
笛を吹いて颯爽と入室してきたテュコが笑顔で2人の距離を開けさせる。
「テュコ、早い」
「もう少しいいだろう」
恨めしそうなアシェルナオとヴァレリラルドに、テュコは笑顔を崩さずに放置してあった花束を手にした。
「ナオ様は熱が下がったばかりです。殿下、病み上がりのナオ様に手を出さないでください。ナオ様、もし移る病気だったら殿下に移ってしまいますよ?」
「……ヴァル、またしようね?」
上目遣いのアシェルナオに望まれると、今すぐ続きをしたいヴァレリラルドだったが、テュコの監視があるので断念した。
「テュコが見ていないところでね」
囁くヴァレリラルドに、
「聞こえていますよ」
笛を片手に、にっこり笑うテュコ。
「……ナオ、夜に父上がお見舞いに来たいと言っている。面倒くさいだろうけど、ちょっとだけでも会ってくれないか?」
「面倒くさいって言ったらベルっちが可哀そうだよ。お見舞いに来てくれてもいいけど、ヴァルも一緒に来てね?」
「勿論」
可愛いおねだりに、ヴァレリラルドはとろけるような笑みで頷いた。
もうすぐ昼という時間で、誰もいないと思って客室のドアを開けて室内に入ったマロシュは、
「すっ、すみません」
寝台の上に華奢な体つきの青年が寝ているのに気付いて慌てて部屋を出ようとした。
「あー……俺のことは気にしなくていいよ」
気だるげに体を起こした青年は、サラサラの銀色の髪をかき上げる。
青年は高級娼館の男娼というだけあって綺麗な顔をしていたが、何も身に着けていない上半身に色濃く残っている情事のあとを見つけると、マロシュは目のやり場に困って背を向けた。
「可愛いねぇ、あんまり経験ない感じ?」
「からかうの、やめてください」
「ごめんごめん。うちでそんな反応する人珍しくてさ。だってうちって娼館だから、こういうことするところなんだよ?」
擦れた感じにも見えるが、笑うと思ったより若い青年をマロシュは横目で観察する。
「俺はリニック。夜だけ給仕の仕事してる人だよね?」
「昼は織物商で、夜は宿泊代がわりに給仕の仕事をしているマロシュです」
「いいねぇ、カタギだね。俺たちみたいに道を踏み外さずにまっとうに生きるんだよ」
言葉のわりに明るい口調のリニックに、マロシュは遠慮がちに顔を向けた。
「そう言われると、はいとも言い辛いし、困ります」
「正直だね、マロシュは。俺は割り切ってるから平気だよ。だから憐れんでほしくないかな」
「憐れむとか……あるかもしれないけど。でも俺は間違ってもこの商売にはつけないですよ。みなさんのように綺麗じゃないから」
「ありがとう。マロシュもそこそこ可愛いよ。ある種の人間には好かれそうだ」
「む、微妙な言い方……」
自分自身に自信があるわけではないマロシュだが、それでもなんとなく傷ついてしまうのは、ブレンドレルとウジェーヌのことが頭にあるからだった。
リニックくらい綺麗だったら、何年もうだうだせずにもっとストレートにブレンドレルにアピールできていたかもしれない。
リニックほどではなくても、もう少し自信が持てるような美人になりたかった。そう願ってしまうのだ。
「そこそこ、可愛いって言ってるんだよ。ちょうどいい可愛さだよ」
「ますます微妙ですよ。リニックさんは割り切ってるって言ってるけど、割り切れない人もいるんですか?」
「さん付けはいらない。そりゃ、いるよ。好きで体を売る人間なんていないし。俺だって、嫌いなタイプに買われた日には、ずっと心の中でえずいてるもん」
想像できる表現に、マロシュは思わず同情した。
「口の中が酸っぱくなりましたよ……ロニヤさんから、若い男の子がたまにいなくなるって言ってましたけど、やっぱり割り切れなくて逃げてしまったんでしょうね」
「ああ……。俺もそれとなく気にかけてるんだけど、どの子も俺と話をしてるときはそんな感じでもなかったんだ。頑張って稼いで、年季を迎えて出て行くんだ、って言ってた子もいるんだけど、朝になったらいなくなってるんだ」
リニックは声を落とす。「誰かが、手引きしてるんじゃないかな……」
「え?」
「来て間がない人間がここから1人で逃げ出すのは難しいんだよ。俺たちは商品だから、商品が盗まれたり、勝手に出て行かないように戸締りは厳重だから」
「それって……」
「まあ、ここで長続きできるコツは、下手に首を突っ込まないことだよ。じゃあ、俺、部屋に戻るから」
そう言うとリニックは枕元に置いてあったガウンを纏って客室を出て行った。
「誰が手引きしている……」
ロニヤは、たまにいなくなるけど、それはここが嫌だから自発的に、と言っていた。
もし誰かの手引きなら、その都度対策を講じるはずだ。警備担当の者に見せしめのように処罰を与えることもあるだろう。それならロニヤが知らないはずがない。
血バラの責任者がいなくなることを容認しているから、自発的にいなくなったことにしているのだ。
「まだ遠い……」
確固たる事実につながる情報にはまだ遠く、マロシュは改めて腰を据えて調査に臨む決意をした。
※※※※※※※※※※※※※※※※
感想、エール、いいね、ありがとうございます。
配達ものが増える時期ですよね。
「ここにハンコください」と、差し出された指にハンコを押してしまった私がいますよ。
ヘルクヴィスト領城。
領主の執務室で、エンゲルブレクトは不機嫌さを隠せない低い声をあげていた。
「それが……レンッケリ侯爵が急な病に倒れられたと、ケルマンから連絡が入りました。容体は重く、このまま領主が代替わりになるかも知れないため、しばらく届け物は難しい、と」
緊張した声でハハトが告げると、ドンッ、と机が叩かれた。
「下がっていい」
見る間に表情を険しくするエンゲルブレクトに、ハハトは礼をして執務室を辞した。
エンゲルブレクトに仕える身としては、不都合があった場合は主のためになんとか要望に応じようと努めなければいけないのだろう。だが、ハハトは不都合があったことに安堵せずにいられなかった。
ハハトはもう長いこと、何もできないことへの自責と無力感に苛まれていた。
「ケルマンめ」
執務室に1人残ったエンゲルブレクトは苦々しげに呟いた。
レンッケリ領の領主が代替わりした場合、現国王の統治に満足している嫡男が新領主になる可能性が高い。
娼館を存続させるために新領主に寝返るつもりか。
そう思うと余計に腹が煮えくり返る思いだった。
本当に手に入れたいのは梛央の生まれ変わりであるアシェルナオ。だが、今はまだ機が熟していない。
「こちらから手に入れに行くか・・・」
エンゲルブレクトの呟きは誰にも聞かれることはなかった。
「おはよう、ナオ」
ヴァレリラルドが花束を持って部屋を訪れると、寝台の上で上体を起こして休んでいたアシェルナオが目を細める。
「おはよう、ヴァル。お見舞いに来てくれてありがとう」
パウラからすりすりしたりんごを食べさせてもらったアシェルナオは、あれから再び眠ってしまったが、夜更けに目を覚ました時には熱は下がっていた。
時間が遅かったこともありヴァレリラルドと顔を合わせることはできず、待ちかねていたアシェルナオは自分の横のスペースをポンポンと叩く。
「下でテュコから熱が下がったと聞いたよ。顔色もよくなってるようだ……よかった」
アシェルナオの指定する場所にヴァレリラルドは笑顔で腰をおろす。
「ヴァル」
待ち構えていたアシェルナオは、両手を広げてヴァレリラルドの胸に飛び込んだ。
「怖い思いをさせたね。ナオ、がんばってくれてありがとう」
愛しい婚約者を抱きしめながら、頭を撫でる。
「怖かった。でも、ヴァルが来てくれて嬉しかった。ありがとう。……ヴァル、王子様みたいだった」
ヴァレリラルドの胸に頬を寄せながら、この場所が一番安心する、とアシェルナオは思った。
「これでも本物の王子だからね」
アシェルナオに言われると、王子であることにも誇りを感じることができるとヴァレリラルドは幸せを噛みしめる。
「僕だけの王子様って意味だよ?」
アシェルナオは、教師に当てられたけれど答えることのできない隣の席の子供に教えるように、そっと囁く。
「……わかってる。私も、精霊の愛し子だけど、私だけのナオだと思ってるからね」
可愛らしいことを言う唇を見つめながら、ヴァレリラルドは唇を近づける。
近づいてくる唇を見つめながら、アシェルナオはゆっくりと瞼を閉じ、やがて2人の唇が重なる。
触れるだけのキスだが、重なり合う部分が熱くて、胸がときめくアシェルナオだったが、
ピーッ。
「はい、そこまでです」
笛を吹いて颯爽と入室してきたテュコが笑顔で2人の距離を開けさせる。
「テュコ、早い」
「もう少しいいだろう」
恨めしそうなアシェルナオとヴァレリラルドに、テュコは笑顔を崩さずに放置してあった花束を手にした。
「ナオ様は熱が下がったばかりです。殿下、病み上がりのナオ様に手を出さないでください。ナオ様、もし移る病気だったら殿下に移ってしまいますよ?」
「……ヴァル、またしようね?」
上目遣いのアシェルナオに望まれると、今すぐ続きをしたいヴァレリラルドだったが、テュコの監視があるので断念した。
「テュコが見ていないところでね」
囁くヴァレリラルドに、
「聞こえていますよ」
笛を片手に、にっこり笑うテュコ。
「……ナオ、夜に父上がお見舞いに来たいと言っている。面倒くさいだろうけど、ちょっとだけでも会ってくれないか?」
「面倒くさいって言ったらベルっちが可哀そうだよ。お見舞いに来てくれてもいいけど、ヴァルも一緒に来てね?」
「勿論」
可愛いおねだりに、ヴァレリラルドはとろけるような笑みで頷いた。
もうすぐ昼という時間で、誰もいないと思って客室のドアを開けて室内に入ったマロシュは、
「すっ、すみません」
寝台の上に華奢な体つきの青年が寝ているのに気付いて慌てて部屋を出ようとした。
「あー……俺のことは気にしなくていいよ」
気だるげに体を起こした青年は、サラサラの銀色の髪をかき上げる。
青年は高級娼館の男娼というだけあって綺麗な顔をしていたが、何も身に着けていない上半身に色濃く残っている情事のあとを見つけると、マロシュは目のやり場に困って背を向けた。
「可愛いねぇ、あんまり経験ない感じ?」
「からかうの、やめてください」
「ごめんごめん。うちでそんな反応する人珍しくてさ。だってうちって娼館だから、こういうことするところなんだよ?」
擦れた感じにも見えるが、笑うと思ったより若い青年をマロシュは横目で観察する。
「俺はリニック。夜だけ給仕の仕事してる人だよね?」
「昼は織物商で、夜は宿泊代がわりに給仕の仕事をしているマロシュです」
「いいねぇ、カタギだね。俺たちみたいに道を踏み外さずにまっとうに生きるんだよ」
言葉のわりに明るい口調のリニックに、マロシュは遠慮がちに顔を向けた。
「そう言われると、はいとも言い辛いし、困ります」
「正直だね、マロシュは。俺は割り切ってるから平気だよ。だから憐れんでほしくないかな」
「憐れむとか……あるかもしれないけど。でも俺は間違ってもこの商売にはつけないですよ。みなさんのように綺麗じゃないから」
「ありがとう。マロシュもそこそこ可愛いよ。ある種の人間には好かれそうだ」
「む、微妙な言い方……」
自分自身に自信があるわけではないマロシュだが、それでもなんとなく傷ついてしまうのは、ブレンドレルとウジェーヌのことが頭にあるからだった。
リニックくらい綺麗だったら、何年もうだうだせずにもっとストレートにブレンドレルにアピールできていたかもしれない。
リニックほどではなくても、もう少し自信が持てるような美人になりたかった。そう願ってしまうのだ。
「そこそこ、可愛いって言ってるんだよ。ちょうどいい可愛さだよ」
「ますます微妙ですよ。リニックさんは割り切ってるって言ってるけど、割り切れない人もいるんですか?」
「さん付けはいらない。そりゃ、いるよ。好きで体を売る人間なんていないし。俺だって、嫌いなタイプに買われた日には、ずっと心の中でえずいてるもん」
想像できる表現に、マロシュは思わず同情した。
「口の中が酸っぱくなりましたよ……ロニヤさんから、若い男の子がたまにいなくなるって言ってましたけど、やっぱり割り切れなくて逃げてしまったんでしょうね」
「ああ……。俺もそれとなく気にかけてるんだけど、どの子も俺と話をしてるときはそんな感じでもなかったんだ。頑張って稼いで、年季を迎えて出て行くんだ、って言ってた子もいるんだけど、朝になったらいなくなってるんだ」
リニックは声を落とす。「誰かが、手引きしてるんじゃないかな……」
「え?」
「来て間がない人間がここから1人で逃げ出すのは難しいんだよ。俺たちは商品だから、商品が盗まれたり、勝手に出て行かないように戸締りは厳重だから」
「それって……」
「まあ、ここで長続きできるコツは、下手に首を突っ込まないことだよ。じゃあ、俺、部屋に戻るから」
そう言うとリニックは枕元に置いてあったガウンを纏って客室を出て行った。
「誰が手引きしている……」
ロニヤは、たまにいなくなるけど、それはここが嫌だから自発的に、と言っていた。
もし誰かの手引きなら、その都度対策を講じるはずだ。警備担当の者に見せしめのように処罰を与えることもあるだろう。それならロニヤが知らないはずがない。
血バラの責任者がいなくなることを容認しているから、自発的にいなくなったことにしているのだ。
「まだ遠い……」
確固たる事実につながる情報にはまだ遠く、マロシュは改めて腰を据えて調査に臨む決意をした。
※※※※※※※※※※※※※※※※
感想、エール、いいね、ありがとうございます。
配達ものが増える時期ですよね。
「ここにハンコください」と、差し出された指にハンコを押してしまった私がいますよ。
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