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第4部
王族の闇
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「先々王の名はビヨルブラント。知っているな?」
ベルンハルドに問われ、アシェルナオは頷く。
貴族なら当然の知識として王の系譜と上位貴族のことは頭に入れておかねばならない。アシェルナオも学園に入る前にはある程度は頭に入れていた。
「ビヨルブラントはイエレミアーシュ王とオルドリシュカ王妃との間に第三王子として生まれた。第一王子が王太子として立太子しており、本来なら第三王子は王の座は遠い。だが、王太子と第二王子が相次いで亡くなってしまい、ビヨルブラントが繰り上がって王太子になった。息子二人を失ったイエレミアーシュ王も次第に病に伏すようになり、数年後に死亡。成人して間もない18歳のビヨルブラント国王が誕生した」
「王太子と第二王子は病死だったの?」
「王太子は事故だった。乗馬中に急に馬が暴れて、落馬して打ち所が悪かったという。第二王子はもともと体が弱い人だったが、体調を崩してそのまま亡くなった病死と聞く。ビヨルブラントは国王になったが、まだ国政を任せるのは経験が浅いということで、オルドリシュカ王妃の兄が宰相として政治の実権を握るようになった。その、宰相になった兄というのがヴィンケル侯爵。先だって捕えられたヴァンケルの祖父にあたる」
ヴィンケルの名前に、少しだけアシェルナオの体が強張るのが伝わって、ヴァレリラルドはその手を握る。
ヴァレリラルドの励ましに応えるように、アシェルナオはその手を握り返した。
「ヴィンケル宰相の時にベアール侯爵の大罪が発覚して領地が没収され、宰相が領主になったことを聞いたよ。領主交代の混乱の時にベアール侯爵の財産を横領したことも。……ベアール侯爵家が貴族籍を剥奪され辺境に追いやられ、その途中で子供たちを失って自害したことも……」
ベアール侯爵の悲惨な末路を淡々と話していたアヒムを思い出したアシェルナオは、その人生のほとんどを怒りや憎しみを抱えて生きていたのだと思うと、胸が痛んだ。
「ああ。惨い話だ」
「それに、レンッケリではラウフラージアの花街を先々王が擁護していたことを聞いた。その見返りとして花街全体の売り上げの一部が領主に入り、人気の娼婦や男娼は奥城に献上された、って」
「忌々しいことに、ヴィンケル宰相の時代にそれらが横行していたのは事実だ」
重い口調のベルンハルドはさらに続けた。「……ビヨルブラント王は戴冠と同時に王妃を迎えた。名前はティシャ。ローセボームの叔母にあたる」
「じゃあ、テュコの大叔母様? 知らなかった」
「うちは昔のことを引き合いに出す家ではないので、私も忘れていることが多いです。というより、忘れさせるような父と兄なので」
父と兄からの溺愛が鬱陶しいテュコは、小さくため息を吐く。
「ティシャ妃はすぐに懐妊し、国民は新王の時代の幕開けに相応しい慶事と喜んだ。しばらくは穏やかな時が流れたが、それが狂い始めたのは即位から数年後、オルドリシュカ前妃が身罷られてからだった。ビヨルブラントは国政をヴィンケル宰相に任せるようになり、宰相による独裁政治が横行することになる。ベアール侯爵の罪が発覚すると、大して調べもせずに貴族籍を剥奪し辺境に追放。それに反対した大臣たちを罷免し、自分の言いなりになるような者を登用した。貴族たちは自分たちの登用もあり得るとみて、宰相に賄賂を贈り、他の大臣も罷免されないようにヴィンケル宰相に甘い汁を与え続けた。国としての機能が果たせなくなったが、奥城はもっとおぞましいことになっていた。ラウフラージアから送られてくる娼婦や男娼、各領地からも見目麗しいものが集まり、ビヨルブラントが気に入れば愛妾として囲われた。その数は増え続け、奥城はその度に増築される離宮で埋め尽くされるようになった。即位から20年が経つ頃にはビヨルブラントは国政を顧みずに離宮を渡り歩き、情事と酒に溺れる日々だったという。やがてビヨルブラントの嗜虐性、異常性が露見されるようになってきて、すでに顧みられなくなっていたティシャ妃は耐え切れずに王妃を辞すことを申し出たが、国民への手前がありビヨルブラントはそれを許さなかった」
「嗜虐性……?」
呟くアシェルナオの脳裏に、精霊の泉で垣間見た少年たちの無残な姿が浮かび上がる。
「ナオには刺激が強い話になるから表現は控えるが……。そして、さらに10年が経つ頃、ラウフラージアの娼館から1人の美しい女が奥城に来ることになる。エドラという女で、地元の名士の娘だったが没落したため娼館に売られた。だが自分の美貌をよく知っている女で、自ら領主に売り込み、愛妾として贅沢をするために奥城に喜んで来た。残虐な行為をするようになったビヨルブラントに取り入り、娼館で得た性技でビヨルブラントを夢中にさせたらしい。贅沢をするためになら多少のひどい行為を耐えるしたたかさを持ったエドラは、やがて側妃という地位を手に入れた」
「側妃……」
その言葉を聞くと不安を感じずにいられないアシェルナオに、
「私は側妃なんてとらないよ。ナオだけだ」
ヴァレリラルドは膝に抱く婚約者の頭に頬を載せる。
「長い王の系譜を見ても、側妃を迎えた王は少ない。父王も私も、それにヴァレリラルドも、妃として迎えるのはたった1人だ」
「うん」
「……ビヨルブラントの代になって30年が経つ頃になると、王の悪政は国民のほとんどが知るところとなった。治安は悪くなり、物価は高く、国民は疲弊していた。実際悪政を行っていたのはヴィンケル宰相を中心とした大臣たちだったが、奥城は奥城で悪政よりも凄惨な日常が繰り返されていた。そして、エドラが懐妊した。……ティシャ妃はオルドリシュカ前妃から聞かされていたことがあった」
王族の闇を語るのを躊躇うように、ベルンハルドは大きく息を吸う。
「何を、です?」
感情のない静かな声で促すシーグフリードに、ベルンハルドは、うむ、と闇に引きずり込まれそうになる心を切り替える。
「ビヨルブラントは第三王子だった。王座は遠かった。オルドリシュカ妃は3人の王子を分け隔てなく愛していたが、ビヨルブラントが隠し持っていた王座への執着心、残虐性を案じていた。もし今後、ビヨルブラントの恐ろしい一面が表に出て来て、もしティシャ妃以外との間に子をもうけた時……ティシャ妃と王太子であったセーデルブラントの命を最優先に考えるように、と」
「では、ビヨルブラント王は兄二人と父王を?」
オリヴェルの問いに、ベルンハルドは何も答えなかった。だが、無言こそが答えだった。
まさに、闇。地獄。
ベルンハルドから聞かされる話に、その場にいた者は恐怖に身が竦む思いだった。
「……少なくとも、ティシャ妃にはそれを信じるに値する場面を幾度も見ていたのだろう。寵愛を受けるエドラが子供を宿したという事実に、ティシャ妃は自分の命はともかく、どうしてもセーデルブラントの命だけは護らなければと、決意した。仮に自分とセーデルブラントが命を落とし、エドラの腹の子が次代の王になることだけは、シルヴマルク王国のために阻止せねば、と」
ゴクリ、と息を飲む音が聞こえるほど、アシェルナオの部屋には恐ろしい静寂が満ちていた。
「まさか……?」
「……当時、ビヨルブラントは53歳。ティシャ妃は51歳。セーデルブラント王太子は34歳。騎士科の出身だが打てば響くような優秀な頭脳を持っていた。すでに妃を娶り、第一王子を儲けていた。それが私だ。『この国を正すために、王妃としての務めを果たします』『あなたはこの国の腐敗を根絶し、再び王国民のための国政の幕を開け、ベルンハルドに受け継いでいくのです』ティシャ妃は、そうセーデルブラントに自分の覚悟を話したという。セーデルブラント……父上はティシャ妃の覚悟を血を吐くような苦渋の末、受け入れた。ティシャ妃は晩餐にビヨルブラントとエドラを招き、葡萄酒を振舞った。その葡萄酒には遅効性だが、口にすれば必ず死に至るという毒が入っていた。ビヨルブラントはその翌日に起き上がれなくなり、死亡。死因は病死と判断された。エドラは同じ日に急に産気づき、子を産み落としたが亡くなった。産褥での死亡は珍しくないから怪しまれることはなかった。産まれた子は死産だった。ティシャ妃は全てを見届けたあとで息を引き取った。すべてがこれで終わった、と思われた。だが、死産だった赤子が息を吹き返した……。それがエンゲルブレクトだ」
その名に、アシェルナオは身をよじってヴァレリラルドにしがみついた。
「大丈夫だよ、ナオ」
ヴァレリラルドに抱きしめられるアシェルナオを見ながら、ベルンハルドは話を続けた。
「父上は赤子が息を吹き返したと聞いて、それはなかったことにしてエドラと一緒に埋葬すべきではないかと、迷ったそうだ。それがティシャ妃の望みだったからだ。だが、どうしてもそれはできなかった。父上はビヨルブラントの子ではなく、自分の第二王子が生誕したと発表した」
※※※※※※※※※※※※※※※※
エール、いいね、ありがとうございます。
どこで書こうかなと、ずっと思っていましたが、5部の前に持ってきました。これで、5部ではあまり説明をいれずにすむ分、テンポよく話が進むのでは、と思います。
長くなったのでここで一旦切ります。もうちょっとだけ王族の闇が続きます。
前話で、「ベルンハルドにはテュコのお父さん、ヴァルには兄様、僕にはふよりんと妖精たち」と書きましたが、テュコが抜けていました。すみません。テュコを忘れたらいけませんよね(>_<)
ベルンハルドに問われ、アシェルナオは頷く。
貴族なら当然の知識として王の系譜と上位貴族のことは頭に入れておかねばならない。アシェルナオも学園に入る前にはある程度は頭に入れていた。
「ビヨルブラントはイエレミアーシュ王とオルドリシュカ王妃との間に第三王子として生まれた。第一王子が王太子として立太子しており、本来なら第三王子は王の座は遠い。だが、王太子と第二王子が相次いで亡くなってしまい、ビヨルブラントが繰り上がって王太子になった。息子二人を失ったイエレミアーシュ王も次第に病に伏すようになり、数年後に死亡。成人して間もない18歳のビヨルブラント国王が誕生した」
「王太子と第二王子は病死だったの?」
「王太子は事故だった。乗馬中に急に馬が暴れて、落馬して打ち所が悪かったという。第二王子はもともと体が弱い人だったが、体調を崩してそのまま亡くなった病死と聞く。ビヨルブラントは国王になったが、まだ国政を任せるのは経験が浅いということで、オルドリシュカ王妃の兄が宰相として政治の実権を握るようになった。その、宰相になった兄というのがヴィンケル侯爵。先だって捕えられたヴァンケルの祖父にあたる」
ヴィンケルの名前に、少しだけアシェルナオの体が強張るのが伝わって、ヴァレリラルドはその手を握る。
ヴァレリラルドの励ましに応えるように、アシェルナオはその手を握り返した。
「ヴィンケル宰相の時にベアール侯爵の大罪が発覚して領地が没収され、宰相が領主になったことを聞いたよ。領主交代の混乱の時にベアール侯爵の財産を横領したことも。……ベアール侯爵家が貴族籍を剥奪され辺境に追いやられ、その途中で子供たちを失って自害したことも……」
ベアール侯爵の悲惨な末路を淡々と話していたアヒムを思い出したアシェルナオは、その人生のほとんどを怒りや憎しみを抱えて生きていたのだと思うと、胸が痛んだ。
「ああ。惨い話だ」
「それに、レンッケリではラウフラージアの花街を先々王が擁護していたことを聞いた。その見返りとして花街全体の売り上げの一部が領主に入り、人気の娼婦や男娼は奥城に献上された、って」
「忌々しいことに、ヴィンケル宰相の時代にそれらが横行していたのは事実だ」
重い口調のベルンハルドはさらに続けた。「……ビヨルブラント王は戴冠と同時に王妃を迎えた。名前はティシャ。ローセボームの叔母にあたる」
「じゃあ、テュコの大叔母様? 知らなかった」
「うちは昔のことを引き合いに出す家ではないので、私も忘れていることが多いです。というより、忘れさせるような父と兄なので」
父と兄からの溺愛が鬱陶しいテュコは、小さくため息を吐く。
「ティシャ妃はすぐに懐妊し、国民は新王の時代の幕開けに相応しい慶事と喜んだ。しばらくは穏やかな時が流れたが、それが狂い始めたのは即位から数年後、オルドリシュカ前妃が身罷られてからだった。ビヨルブラントは国政をヴィンケル宰相に任せるようになり、宰相による独裁政治が横行することになる。ベアール侯爵の罪が発覚すると、大して調べもせずに貴族籍を剥奪し辺境に追放。それに反対した大臣たちを罷免し、自分の言いなりになるような者を登用した。貴族たちは自分たちの登用もあり得るとみて、宰相に賄賂を贈り、他の大臣も罷免されないようにヴィンケル宰相に甘い汁を与え続けた。国としての機能が果たせなくなったが、奥城はもっとおぞましいことになっていた。ラウフラージアから送られてくる娼婦や男娼、各領地からも見目麗しいものが集まり、ビヨルブラントが気に入れば愛妾として囲われた。その数は増え続け、奥城はその度に増築される離宮で埋め尽くされるようになった。即位から20年が経つ頃にはビヨルブラントは国政を顧みずに離宮を渡り歩き、情事と酒に溺れる日々だったという。やがてビヨルブラントの嗜虐性、異常性が露見されるようになってきて、すでに顧みられなくなっていたティシャ妃は耐え切れずに王妃を辞すことを申し出たが、国民への手前がありビヨルブラントはそれを許さなかった」
「嗜虐性……?」
呟くアシェルナオの脳裏に、精霊の泉で垣間見た少年たちの無残な姿が浮かび上がる。
「ナオには刺激が強い話になるから表現は控えるが……。そして、さらに10年が経つ頃、ラウフラージアの娼館から1人の美しい女が奥城に来ることになる。エドラという女で、地元の名士の娘だったが没落したため娼館に売られた。だが自分の美貌をよく知っている女で、自ら領主に売り込み、愛妾として贅沢をするために奥城に喜んで来た。残虐な行為をするようになったビヨルブラントに取り入り、娼館で得た性技でビヨルブラントを夢中にさせたらしい。贅沢をするためになら多少のひどい行為を耐えるしたたかさを持ったエドラは、やがて側妃という地位を手に入れた」
「側妃……」
その言葉を聞くと不安を感じずにいられないアシェルナオに、
「私は側妃なんてとらないよ。ナオだけだ」
ヴァレリラルドは膝に抱く婚約者の頭に頬を載せる。
「長い王の系譜を見ても、側妃を迎えた王は少ない。父王も私も、それにヴァレリラルドも、妃として迎えるのはたった1人だ」
「うん」
「……ビヨルブラントの代になって30年が経つ頃になると、王の悪政は国民のほとんどが知るところとなった。治安は悪くなり、物価は高く、国民は疲弊していた。実際悪政を行っていたのはヴィンケル宰相を中心とした大臣たちだったが、奥城は奥城で悪政よりも凄惨な日常が繰り返されていた。そして、エドラが懐妊した。……ティシャ妃はオルドリシュカ前妃から聞かされていたことがあった」
王族の闇を語るのを躊躇うように、ベルンハルドは大きく息を吸う。
「何を、です?」
感情のない静かな声で促すシーグフリードに、ベルンハルドは、うむ、と闇に引きずり込まれそうになる心を切り替える。
「ビヨルブラントは第三王子だった。王座は遠かった。オルドリシュカ妃は3人の王子を分け隔てなく愛していたが、ビヨルブラントが隠し持っていた王座への執着心、残虐性を案じていた。もし今後、ビヨルブラントの恐ろしい一面が表に出て来て、もしティシャ妃以外との間に子をもうけた時……ティシャ妃と王太子であったセーデルブラントの命を最優先に考えるように、と」
「では、ビヨルブラント王は兄二人と父王を?」
オリヴェルの問いに、ベルンハルドは何も答えなかった。だが、無言こそが答えだった。
まさに、闇。地獄。
ベルンハルドから聞かされる話に、その場にいた者は恐怖に身が竦む思いだった。
「……少なくとも、ティシャ妃にはそれを信じるに値する場面を幾度も見ていたのだろう。寵愛を受けるエドラが子供を宿したという事実に、ティシャ妃は自分の命はともかく、どうしてもセーデルブラントの命だけは護らなければと、決意した。仮に自分とセーデルブラントが命を落とし、エドラの腹の子が次代の王になることだけは、シルヴマルク王国のために阻止せねば、と」
ゴクリ、と息を飲む音が聞こえるほど、アシェルナオの部屋には恐ろしい静寂が満ちていた。
「まさか……?」
「……当時、ビヨルブラントは53歳。ティシャ妃は51歳。セーデルブラント王太子は34歳。騎士科の出身だが打てば響くような優秀な頭脳を持っていた。すでに妃を娶り、第一王子を儲けていた。それが私だ。『この国を正すために、王妃としての務めを果たします』『あなたはこの国の腐敗を根絶し、再び王国民のための国政の幕を開け、ベルンハルドに受け継いでいくのです』ティシャ妃は、そうセーデルブラントに自分の覚悟を話したという。セーデルブラント……父上はティシャ妃の覚悟を血を吐くような苦渋の末、受け入れた。ティシャ妃は晩餐にビヨルブラントとエドラを招き、葡萄酒を振舞った。その葡萄酒には遅効性だが、口にすれば必ず死に至るという毒が入っていた。ビヨルブラントはその翌日に起き上がれなくなり、死亡。死因は病死と判断された。エドラは同じ日に急に産気づき、子を産み落としたが亡くなった。産褥での死亡は珍しくないから怪しまれることはなかった。産まれた子は死産だった。ティシャ妃は全てを見届けたあとで息を引き取った。すべてがこれで終わった、と思われた。だが、死産だった赤子が息を吹き返した……。それがエンゲルブレクトだ」
その名に、アシェルナオは身をよじってヴァレリラルドにしがみついた。
「大丈夫だよ、ナオ」
ヴァレリラルドに抱きしめられるアシェルナオを見ながら、ベルンハルドは話を続けた。
「父上は赤子が息を吹き返したと聞いて、それはなかったことにしてエドラと一緒に埋葬すべきではないかと、迷ったそうだ。それがティシャ妃の望みだったからだ。だが、どうしてもそれはできなかった。父上はビヨルブラントの子ではなく、自分の第二王子が生誕したと発表した」
※※※※※※※※※※※※※※※※
エール、いいね、ありがとうございます。
どこで書こうかなと、ずっと思っていましたが、5部の前に持ってきました。これで、5部ではあまり説明をいれずにすむ分、テンポよく話が進むのでは、と思います。
長くなったのでここで一旦切ります。もうちょっとだけ王族の闇が続きます。
前話で、「ベルンハルドにはテュコのお父さん、ヴァルには兄様、僕にはふよりんと妖精たち」と書きましたが、テュコが抜けていました。すみません。テュコを忘れたらいけませんよね(>_<)
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