459 / 502
第5部
どんな顔をしていた?
しおりを挟む
王城の南門前、噴水が煌めく迎賓用の馬車寄せに馬車が到着すると、出迎えたのは白髪を後ろで一つに纏めたカサンドラと、星の離宮の執事のダリミルだった。
カサンドラは王妃テレーシアの侍女頭で、一見すると厳しそうにも見える硬質な顔つきだが、その目は慈愛に満ちているところが琉歌の母に似ていて、アシェルナオは勝手に親近感を覚えていた。
ダリミルが馬車の扉を開け、先に降りたテュコが中に向けて手を差し出す。
その手を取って馬車を降りたアシェルナオはカサンドラとダリミルを見て笑顔になった。
「お待ちしておりました、アシェルナオ様。本日は王妃陛下のお招きに応じていただき、ありがとうございます」
「はーい。……あ、お招きいただいたことを嬉しく思います」
正式な招待ということを思い出して、アシェルナオはあらたまった挨拶をした。
「キュッ」
ふよりんもピシっと挨拶をする。
「王妃陛下もアシェルナオ様と会えることを大層お喜びです。アネシュカ殿下と首を長くしてお待ちですよ。さあ、どうぞ」
テレーシアの意向を汲んで形式ばらずに案内するカサンドラに、アシェルナオも笑顔で歩き出す。
先頭はテレーシア付きの護衛騎士2人。その後ろにカサンドラ。その後ろを歩くアシェルナオにはダリミルが横についていた。
「ナオ様、また星の離宮にもお越しください。うさうさもきっと喜びます」
「うさうさ? うさうさに会いたい。ね、ダリミル。テュコに内緒で遊びに行ってもいい?」
「いいわけがありません」
ダリミルのお誘いに可愛くねだるアシェルナオだが、後ろにいるテュコが速攻で反対した。
「もう、テュコがだめって言うから、内緒で、って言ってるんだよ? ふよりんもうさうさに会いたいよね?」
「キュウ?」
「ふよりんをだしにしてもダメです」
可愛く口を尖らすアシェルナオと、うさうさって何? という声で体を揺らすふよりん。あっさり却下するテュコを見てカサンドラは頬を緩める。
「アシェルナオ様と王太子殿下の結婚が待たれます。きっと王城が華やかになるでしょう」
「うん。学園を卒業したらね」
「オリヴェル様もシーグフリード様も、学園を卒業しても当分先と言っておられます」
「テュコ殿、あんまり父親のしめつけが厳しいと、娘は駆け落ちするものですよ」
うんうん、と頷くキナクに、
「誰のしめつけが厳しいんだ?」
「誰が娘?」
テュコとアシェルナオが同時に振り向く。
「本当に待ち遠しいです」
ナオの消失で心を失くしていたヴァレリラルドを、また笑顔にしてくれた。テレーシアもだがカサンドラもまた、アシェルナオに感謝してもし足りなかった。
奥城につながる廊下に行くための回廊に足を踏み入れたアシェルナオは、向かい側の回廊にいる人物を見つけて息を詰める。
濃藍の上衣に黒のブリーチズをまとったその男は、王城を訪れたというより執務の合間に少し抜け出してきたような雰囲気で陽の差す回廊に立っていた。
それは、アシェルナオの心の奥深くに潜んでいる恐れをことあるごとに呼び覚ます存在、エンゲルブレクトだった。
アシェルナオがエンゲルブレクトに恐れを覚えるようになったのは、17年前に出会ってすぐの頃だった。エンゲルブレクトの口にした言葉が、かつて黒い車の男が発したものとそっくりで、アシェルナオは偶然とはいえ怖さを感じた。
言葉だけでなくエンゲルブレクトの痩せぎみの長身と眼鏡、冷えた目元が黒い車の男に似ていたせいで、黒く大きな馬車に彼と乗り込むのが怖くてテュコやヴァレリラルドにわがままを言ったこともあった。
アシェルナオに生まれ変わってからも、エンゲルブレクトに対する恐怖は心の奥底に根を張ったままだった。デビュタントに来るのかもしれない。その可能性を思うだけで、胸の内がざわざわと波立ったこともあった。
メイエの件で倒れたときには、夢の中で“黒い車の男”の顔がエンゲルブレクトへと変わっていた。あの目、あの声、あの気配が、全身を覆うように迫ってきて恐ろしかった。
婚約式で再び顔を合わせたときには、エンゲルブレクトは意味ありげにアシェルナオが加護を受けた年齢を口にした。なぜ知っているのか、心が騒いでしかたなかった。
そのエンゲルブレクトから、アシェルナオは視線を外せなかった。
陽が傾き、柔らかな光が斜めに差し込む。その光の中で、エンゲルブレクトの金髪が風に揺れた瞬間、アシェルナオの胸がドクンと脈打った。
そういえば。
安らぎの家からエンロートの古城に戻ったとき、真っ先に目に入ったヴァレリラルドの金髪が怖かった。思い返せば、それは17年前のあの時の記憶を間近に感じたからだった。
なぜ、そんなにも“あの日”を間近に感じたのだろう?
『どんな顔をしていた?』
かつてシーグフリードに問われた言葉が、唐突に胸によみがえった。
不規則に跳ねる鼓動が、アシェルナオをあの日の記憶へと引きずり込む。
自分を押さえつけ、暴力をふるい、恐怖を植え付けて征服しようとした男。その男はどんな顔をしていた?
その顔を、思い出せない。思い出してはいけないと、心が必死で警鐘を鳴らす。
だが、それでも、シーグフリードの問いに答えたいという思いが、記憶の封印に手をかける。
記憶の中に入り込んで、アシェルナオは恐怖と戦いながら懸命に目を開ける。
見えたのは、ヴァレリラルドよりもくすんだ金色の髪。神経質そうな面差しに、歪んだ欲望を貼りつけた表情。痺れるような嫌悪を呼び起こす、あの悍ましい手つき。
そして。
『ナオ様、続きはまた』
その声。
その囁き。
それは、紛れもなくエンゲルブレクトだった。
恐怖と混乱の中で封印していた真実を見つけたアシェルナオの動揺を見透かすように、エンゲルブレクトは薄い唇の端を吊り上げる。
その目は狂気を孕んでアシェルナオを見ていた。まるで、逃げ出した獲物を見つけた捕食者のように。
記憶の奥底からあの日の恐怖が這い出してくる。アシェルナオの背中を、冷たいものが這う。体が震え、喉がひとりでに鳴った。
「ナオ様?」
ふいに立ち止まったアシェルナオをテュコが訝しむ。その声に、アシェルナオは我に返ってテュコとキナクをすり抜けるように駆け出した。
「キュッ!」
「ナオ様!」
「アシェルナオ様?」
得体の知れないものに魅入られた恐怖に捕らわれたアシェルナオは、自分はもう見つかってしまったが、それでもテュコたちを巻き込んではいけないという衝動に駆られていた。
来た道を全力で駆け戻るアシェルナオと、突然駆け出したアシェルナオをすぐに追いかけるテュコたちの耳に、「キィィン……」という高い音が響いた。
音はアシェルナオとテュコが装備している、空間の歪みを検知してアラームを鳴らす魔道具からだった。
「ダリミル、緊急警報を鳴らせ! キナク、護衛騎士を呼べ! 緊急事態だ!」
アシェルナオを追いかけながらテュコが叫ぶ。
一瞬で空気が張り詰めた王城内。
高音のアラーム音に「ギュ、ギギィ……」と空気が裂けるような不協和音が混ざり始める。それは近くに恐ろしいものがいることを表しているようで、聞いていて背筋が寒くなる不快な機械音だった。
「ナオ様!」
背後でテュコが叫ぶ。
この世の絶望が集まったような、この世界の終焉を告げるようなアラーム音に怯えるアシェルナオの目の前で空間に裂け目が出来た。
※※※※※※※※※※※※※※※※
感想、エール、いいね、いつもありがとうございます。
クライマックスに向けて応援いただけると嬉しいです。
カサンドラは王妃テレーシアの侍女頭で、一見すると厳しそうにも見える硬質な顔つきだが、その目は慈愛に満ちているところが琉歌の母に似ていて、アシェルナオは勝手に親近感を覚えていた。
ダリミルが馬車の扉を開け、先に降りたテュコが中に向けて手を差し出す。
その手を取って馬車を降りたアシェルナオはカサンドラとダリミルを見て笑顔になった。
「お待ちしておりました、アシェルナオ様。本日は王妃陛下のお招きに応じていただき、ありがとうございます」
「はーい。……あ、お招きいただいたことを嬉しく思います」
正式な招待ということを思い出して、アシェルナオはあらたまった挨拶をした。
「キュッ」
ふよりんもピシっと挨拶をする。
「王妃陛下もアシェルナオ様と会えることを大層お喜びです。アネシュカ殿下と首を長くしてお待ちですよ。さあ、どうぞ」
テレーシアの意向を汲んで形式ばらずに案内するカサンドラに、アシェルナオも笑顔で歩き出す。
先頭はテレーシア付きの護衛騎士2人。その後ろにカサンドラ。その後ろを歩くアシェルナオにはダリミルが横についていた。
「ナオ様、また星の離宮にもお越しください。うさうさもきっと喜びます」
「うさうさ? うさうさに会いたい。ね、ダリミル。テュコに内緒で遊びに行ってもいい?」
「いいわけがありません」
ダリミルのお誘いに可愛くねだるアシェルナオだが、後ろにいるテュコが速攻で反対した。
「もう、テュコがだめって言うから、内緒で、って言ってるんだよ? ふよりんもうさうさに会いたいよね?」
「キュウ?」
「ふよりんをだしにしてもダメです」
可愛く口を尖らすアシェルナオと、うさうさって何? という声で体を揺らすふよりん。あっさり却下するテュコを見てカサンドラは頬を緩める。
「アシェルナオ様と王太子殿下の結婚が待たれます。きっと王城が華やかになるでしょう」
「うん。学園を卒業したらね」
「オリヴェル様もシーグフリード様も、学園を卒業しても当分先と言っておられます」
「テュコ殿、あんまり父親のしめつけが厳しいと、娘は駆け落ちするものですよ」
うんうん、と頷くキナクに、
「誰のしめつけが厳しいんだ?」
「誰が娘?」
テュコとアシェルナオが同時に振り向く。
「本当に待ち遠しいです」
ナオの消失で心を失くしていたヴァレリラルドを、また笑顔にしてくれた。テレーシアもだがカサンドラもまた、アシェルナオに感謝してもし足りなかった。
奥城につながる廊下に行くための回廊に足を踏み入れたアシェルナオは、向かい側の回廊にいる人物を見つけて息を詰める。
濃藍の上衣に黒のブリーチズをまとったその男は、王城を訪れたというより執務の合間に少し抜け出してきたような雰囲気で陽の差す回廊に立っていた。
それは、アシェルナオの心の奥深くに潜んでいる恐れをことあるごとに呼び覚ます存在、エンゲルブレクトだった。
アシェルナオがエンゲルブレクトに恐れを覚えるようになったのは、17年前に出会ってすぐの頃だった。エンゲルブレクトの口にした言葉が、かつて黒い車の男が発したものとそっくりで、アシェルナオは偶然とはいえ怖さを感じた。
言葉だけでなくエンゲルブレクトの痩せぎみの長身と眼鏡、冷えた目元が黒い車の男に似ていたせいで、黒く大きな馬車に彼と乗り込むのが怖くてテュコやヴァレリラルドにわがままを言ったこともあった。
アシェルナオに生まれ変わってからも、エンゲルブレクトに対する恐怖は心の奥底に根を張ったままだった。デビュタントに来るのかもしれない。その可能性を思うだけで、胸の内がざわざわと波立ったこともあった。
メイエの件で倒れたときには、夢の中で“黒い車の男”の顔がエンゲルブレクトへと変わっていた。あの目、あの声、あの気配が、全身を覆うように迫ってきて恐ろしかった。
婚約式で再び顔を合わせたときには、エンゲルブレクトは意味ありげにアシェルナオが加護を受けた年齢を口にした。なぜ知っているのか、心が騒いでしかたなかった。
そのエンゲルブレクトから、アシェルナオは視線を外せなかった。
陽が傾き、柔らかな光が斜めに差し込む。その光の中で、エンゲルブレクトの金髪が風に揺れた瞬間、アシェルナオの胸がドクンと脈打った。
そういえば。
安らぎの家からエンロートの古城に戻ったとき、真っ先に目に入ったヴァレリラルドの金髪が怖かった。思い返せば、それは17年前のあの時の記憶を間近に感じたからだった。
なぜ、そんなにも“あの日”を間近に感じたのだろう?
『どんな顔をしていた?』
かつてシーグフリードに問われた言葉が、唐突に胸によみがえった。
不規則に跳ねる鼓動が、アシェルナオをあの日の記憶へと引きずり込む。
自分を押さえつけ、暴力をふるい、恐怖を植え付けて征服しようとした男。その男はどんな顔をしていた?
その顔を、思い出せない。思い出してはいけないと、心が必死で警鐘を鳴らす。
だが、それでも、シーグフリードの問いに答えたいという思いが、記憶の封印に手をかける。
記憶の中に入り込んで、アシェルナオは恐怖と戦いながら懸命に目を開ける。
見えたのは、ヴァレリラルドよりもくすんだ金色の髪。神経質そうな面差しに、歪んだ欲望を貼りつけた表情。痺れるような嫌悪を呼び起こす、あの悍ましい手つき。
そして。
『ナオ様、続きはまた』
その声。
その囁き。
それは、紛れもなくエンゲルブレクトだった。
恐怖と混乱の中で封印していた真実を見つけたアシェルナオの動揺を見透かすように、エンゲルブレクトは薄い唇の端を吊り上げる。
その目は狂気を孕んでアシェルナオを見ていた。まるで、逃げ出した獲物を見つけた捕食者のように。
記憶の奥底からあの日の恐怖が這い出してくる。アシェルナオの背中を、冷たいものが這う。体が震え、喉がひとりでに鳴った。
「ナオ様?」
ふいに立ち止まったアシェルナオをテュコが訝しむ。その声に、アシェルナオは我に返ってテュコとキナクをすり抜けるように駆け出した。
「キュッ!」
「ナオ様!」
「アシェルナオ様?」
得体の知れないものに魅入られた恐怖に捕らわれたアシェルナオは、自分はもう見つかってしまったが、それでもテュコたちを巻き込んではいけないという衝動に駆られていた。
来た道を全力で駆け戻るアシェルナオと、突然駆け出したアシェルナオをすぐに追いかけるテュコたちの耳に、「キィィン……」という高い音が響いた。
音はアシェルナオとテュコが装備している、空間の歪みを検知してアラームを鳴らす魔道具からだった。
「ダリミル、緊急警報を鳴らせ! キナク、護衛騎士を呼べ! 緊急事態だ!」
アシェルナオを追いかけながらテュコが叫ぶ。
一瞬で空気が張り詰めた王城内。
高音のアラーム音に「ギュ、ギギィ……」と空気が裂けるような不協和音が混ざり始める。それは近くに恐ろしいものがいることを表しているようで、聞いていて背筋が寒くなる不快な機械音だった。
「ナオ様!」
背後でテュコが叫ぶ。
この世の絶望が集まったような、この世界の終焉を告げるようなアラーム音に怯えるアシェルナオの目の前で空間に裂け目が出来た。
※※※※※※※※※※※※※※※※
感想、エール、いいね、いつもありがとうございます。
クライマックスに向けて応援いただけると嬉しいです。
113
あなたにおすすめの小説
その首輪は、弟の牙でしか外せない。
ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。
第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。
初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。
「今すぐ部屋から出ろ!」
独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。
翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。
「俺以外に触らせるな」
そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。
弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。
本当にこのままでもいいのか。
ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。
その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。
どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。
リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24)
※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。
三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。
クラスメイトのイケメンと二人組になったらめちゃくちゃ執着されてた
時
BL
「はい、じゃあ二人組作って」──あまり人付き合いが得意ではない夏稀(なつき)にとってそれは地獄の言葉。
けれど高校ではちがう。なぜなら新しくできた友達と『二人組』協定を結んだから。
もう二人組なんて怖くないと思っていた矢先、その友達が風邪で欠席。
ほかに組む相手が見つからず、先生と組むことも覚悟する夏稀だったが、そこで声をかけてきたのは美形の転校生──緒川聖夜(おがわ・きよや)だった。
「俺と二人組にならない?」
その一言をきっかけに聖夜は夏稀との距離を急速に縮めてきて──。
執着美形攻め×平凡受けのちょっと不穏な学園BL。
※色々設定変えてたら間違って消してしまいました。本当にすみません…!
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。
泣き虫だったはずの幼なじみが再会したら僕を守るために完璧超人になっていた話。
ネギマ
BL
気弱で泣き虫な高校生、日比野千明は、昔からいじめられっ子体質だった。
高校生になればマシになるかと期待したが状況は変わらず、クラスメイトから雑用を押し付けられる毎日を送っていた。
そんなある日、いつものように雑用を押し付けられそうになっている千明を助けたのは、学校中が恐れる“完璧超人”の男子生徒、山吹史郎だった。
文武両道、眉目秀麗、近寄りがたい雰囲気を纏う一匹狼の生徒だったが、実は二人は、幼い頃に離れ離れになった幼なじみだった――。
大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)
子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ
喰われるなんて聞いてないんだが(?)
俺はただ、
いちご狩りに誘われただけだが。
なのに──
誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に
なぜか俺が捕まって食われる展開に?
ちょっと待てい。
意味がわからないんだが!
いちご狩りから始まる
ケンカップルいちゃらぶBL
※大人描写のある話はタイトルに『※』あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる