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第5部
述懐
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※胸糞悪い表現、痛い描写があります。
ワイン色の絨毯に、花模様の浮かんだやや褪せた若草色の壁紙。
背もたれの高い肘掛け椅子が一脚、壁際に置かれているだけの簡素なその部屋の中央には、大きな寝台が据えられていた。
その寝台の上に、アシェルナオは無造作に投げ出された。
シーツからは、饐えたような、どこか黴臭い匂いがして、アシェルナオはすぐに体を起こすと、恐怖に竦みながらも気丈にエンゲルブレクトを見上げた。
「ここは……?」
ひりつく喉から絞り出した声。
「知りたいですか?」
そう応えながら、エンゲルブレクトは寝台に膝をつき、アシェルナオににじり寄った。アシェルナオは逃れようと座った状態で後ずさるが、すぐに背中が木製のヘッドボードにあたった。
「ここはレンッケリの先代領主……今は先々代になりましたが……レンッケリの元領主であるリクオルが私のために用意した王都のタウンハウスです」
「レンッケリ……ラウフラージアのある領……」
「ご存知でしたか。そういえばラウフラージアにも浄化に行かれたそうですね。今は随分廃れましたが、リクオルの若い頃はそれは栄えていたそうです。リクオルはラウフラージアを治めるにふさわしい色欲に塗れていた男で、十代だった私にいろいろ指南してくれましたよ」
上衣を脱ぎながらエンゲルブレクトは愉悦に満ちた顔でアシェルナオを見下ろす。長い上衣が床にドサリと落とされる。アシェルナオはビクリと身を震わせた。
「リクオルは私より年若い少年を連れて来て、どうすれば相手を悦ばせることができるのかを一緒に可愛がりながら教えてくれました。ですが私の陰茎は反応しなくて、リクオルの方が焦ってしまい、お前の奉仕が悪いんだと少年を折檻したんですよ。痛みと恐怖に震える表情を目にしたときに、私の陰茎ははちきれんばかりに反応しました。心がゾクゾクして、快楽が沸き起こったのです。リクオルに折檻させ、私は泣き叫ぶ少年を夢中で犯しました。気が付いたら綺麗な少年が苦痛に歪んだ顔で死んでいました」
美しい思い出を語るようにうっとりとした表情を浮かべるエンゲルブレクトの、目だけが異様にギラギラとしていた。
狂っている。
ねっとりとした視線に貫かれ、アシェルナオは呼吸すら苦しくなるほどの恐怖に縛られた。
「そんな私に、リクオルは教えてくれたんですよ。私の本当の父親はセーデルブラント王ではなくビヨルブラント王で、どうやって第三王子だったビヨルブラントが国王になったのかを。国王になってからは国政には関与せずに奥城で肉欲に忠実に生きて、たくさんの屍を作ってきたことを。そのビヨルブラントが娼婦あがりの側妃との間に設けたのが私。あなたはビヨルブラント王によく似ているとリクオルに言われて、私はようやく納得がいきましたよ。いくらベルンハルドが王太子に決まっていたとはいえ、早々に私にイルヴァではなくイェイエルという家名をつけたセーデルブラントの思いが、その時にわかったのです。私は、生まれないほうがいい存在だったのですよ」
エンゲルブレクトの手がアシェルナオの顎に伸びる。それを避けようと顔を背けるが、強い力で掴まれた。
「その時からセーデルブラントもベルンハルドも、王家そのものが、いやこの国が嫌いでたまらなかった。私は自分が王になりたいとは思わなかった。ですが、王家の者が死に絶えればいいとは思いました」
エンゲルブレクトの声は感情を抑えたような静かさで、それがかえってアシェルナオの背筋を凍らせた。
「17年前、ヴァレリラルドがシアンハウスに休養に来るきっかけになった、義姉上の側近の毒殺とヴァレリラルド自身も狙われたというあの事案は、実は私が仕組んだことなんですよ。ビヨルブラントと私を身籠っていたエドラは毒殺された。正妃がワインに毒を盛ったからです。だから同じ毒で義姉上を殺そうとしたのですけど、側近が毒を飲んでしまった。ヴァレリラルドの侍従を使って憎い甥を殺そうとしましたが、それも失敗してしまった。つくづく私は謀には向かないらしい」
「エレクが……?」
衝撃的な告白だったが、アシェルナオの心は今、目前の恐怖に支配され、反応は鈍かった。
「王城の地下牢に投獄された侍従を使ってヴァレリラルドを襲うようにあの方に頼んだのも私です。ヴァレリラルドを殺すつもりが、ナオ様が庇って死んでしまうとは。あの時の私の悲しみがわかりますか? ナオ様は私に犯されながら、私の腕の中で死んでいくはずだったんですよ」
エンゲルブレクトの悍ましい妄言に、アシェルナオは声にならない悲鳴をあげた。
エンゲルブレクトの膝が一歩前に進む。
「ナオ様がいなくなられて箍がはずれたように、私はたくさんの少年を手に掛けて来ました」
「それを精霊の泉に投げ込んだ?……あれもエレクの仕業だったんだね」
「ええ、そうですよ。みんな、ナオ様に見立てて甚振って殺して楽しみました。私の父親は死体を筆頭侍従に始末させていたそうですが、死体は私にとって宝物。戦利品です。大事にとっておいたのですが、ナオ様が生きていてヴァルと婚約するという目のくらむような怒りに任せて精霊の泉に捨ててしまいました。残念です」
その言葉に、アシェルナオは恐怖にまさる怒りに震えた。一度殺した少年たちを二度殺すようなエンゲルブレクトが許せなかった。
「精霊の泉で見た少年たちは、みな惨い殺され方だった。エレクは僕に見立てて嬲り殺したというけど、それはエンゲルブレクトが勝手に見立てただけ。責任転嫁しているだけ。少年たちを殺していい理由にはならない」
アシェルナオの声は震えていたが、エンゲルブレクトから目をそらさなかった。
「ほう」
「少年たちの強い怨嗟が精霊の泉を瘴気の泉に変えたんだ。それが王都まで届いたのを見なかったの? 各地の清らかな水も瘴気で汚染された。魔獣もたくさん発生して、討伐するのにヴァルがっ……」
左肩に衝撃を感じた次の瞬間、焼けた鉄を押しつけられたような痛みを左肩に感じた。素肌を伝う生あたたかい感触。青い上衣に広がる血の染み。
アシェルナオは、信じられないものを見るように自分の肩に刺さる剣とエンゲルブレクトを見つめた。
「言いませんでしたか? 私はナオ様の口から他の男の名前が出るのが嫌なんですよ。それに、他の男の瞳の色の服を身に纏うのも」
優しげな語り口は笑みさえ浮かんでいる。なのに剣を握る手には、骨を砕かんとばかりに力が込められている。
……怖い。助けて、ヴァル……。
恐怖と痛みに縛られながらアシェルナオは心の中でヴァレリラルドの名前を呼んだ。そして、呼ぶことで絆の指輪のことを思い出した。
絆の指輪を握りしめて名前を呼べば、ヴァレリラルドが来てくれる。
アシェルナオは首元に右手の指を差し入れて、指輪の吊るされたチェーンを手繰り寄せようとしたが、エンゲルブレクトに右手をヘッドボードに押さえつけられた。
次の瞬間、今度は右肩に激痛が走った。肉が裂け、骨のきしむ感覚が喉元から悲鳴を引きずり出そうとする。それでも、あまりの痛みに声が出なかった。出せなかった。
アシェルナオ視界の端で、エンゲルブレクトが短剣を引き抜く。どくどくとあふれ出る血がアシェルナオの青い上衣に赤い薔薇のような染みが広がる。
「忌々しい青い服に綺麗な赤い花が咲きました。ナオ様によく似合いますよ」
エンゲルブレクトの、陶酔したような低い声。けれどアシェルナオには、その声さえ遠く感じられた。
「ぴか……」
「愛し子ともあろう方がご存知ないのですか。精霊は清浄な場所にしかいないのですよ。この屋敷の敷地にはあの頃の私の戦利品がたくさん眠っていますからね。みな、ナオ様が仲間になるのを喜んでいますよ」
意識のすべてが両肩から全身に巡る激しい痛みに奪われ、エンゲルブレクトの言葉はアシェルナオには届かなかった。
アシェルナオの体はシーツの上に倒れこんだ。
※※※※※※※※※※※※※※※※
感想、エール、いいね、ありがとうございます。
ナオちゃんの危機です。痛いです。私も老犬を変な姿勢で抱っこしたので左の腰が痛いです。ナオちゃんと、ついでに老犬にがんばれの応援をいただければ幸いです。
ワイン色の絨毯に、花模様の浮かんだやや褪せた若草色の壁紙。
背もたれの高い肘掛け椅子が一脚、壁際に置かれているだけの簡素なその部屋の中央には、大きな寝台が据えられていた。
その寝台の上に、アシェルナオは無造作に投げ出された。
シーツからは、饐えたような、どこか黴臭い匂いがして、アシェルナオはすぐに体を起こすと、恐怖に竦みながらも気丈にエンゲルブレクトを見上げた。
「ここは……?」
ひりつく喉から絞り出した声。
「知りたいですか?」
そう応えながら、エンゲルブレクトは寝台に膝をつき、アシェルナオににじり寄った。アシェルナオは逃れようと座った状態で後ずさるが、すぐに背中が木製のヘッドボードにあたった。
「ここはレンッケリの先代領主……今は先々代になりましたが……レンッケリの元領主であるリクオルが私のために用意した王都のタウンハウスです」
「レンッケリ……ラウフラージアのある領……」
「ご存知でしたか。そういえばラウフラージアにも浄化に行かれたそうですね。今は随分廃れましたが、リクオルの若い頃はそれは栄えていたそうです。リクオルはラウフラージアを治めるにふさわしい色欲に塗れていた男で、十代だった私にいろいろ指南してくれましたよ」
上衣を脱ぎながらエンゲルブレクトは愉悦に満ちた顔でアシェルナオを見下ろす。長い上衣が床にドサリと落とされる。アシェルナオはビクリと身を震わせた。
「リクオルは私より年若い少年を連れて来て、どうすれば相手を悦ばせることができるのかを一緒に可愛がりながら教えてくれました。ですが私の陰茎は反応しなくて、リクオルの方が焦ってしまい、お前の奉仕が悪いんだと少年を折檻したんですよ。痛みと恐怖に震える表情を目にしたときに、私の陰茎ははちきれんばかりに反応しました。心がゾクゾクして、快楽が沸き起こったのです。リクオルに折檻させ、私は泣き叫ぶ少年を夢中で犯しました。気が付いたら綺麗な少年が苦痛に歪んだ顔で死んでいました」
美しい思い出を語るようにうっとりとした表情を浮かべるエンゲルブレクトの、目だけが異様にギラギラとしていた。
狂っている。
ねっとりとした視線に貫かれ、アシェルナオは呼吸すら苦しくなるほどの恐怖に縛られた。
「そんな私に、リクオルは教えてくれたんですよ。私の本当の父親はセーデルブラント王ではなくビヨルブラント王で、どうやって第三王子だったビヨルブラントが国王になったのかを。国王になってからは国政には関与せずに奥城で肉欲に忠実に生きて、たくさんの屍を作ってきたことを。そのビヨルブラントが娼婦あがりの側妃との間に設けたのが私。あなたはビヨルブラント王によく似ているとリクオルに言われて、私はようやく納得がいきましたよ。いくらベルンハルドが王太子に決まっていたとはいえ、早々に私にイルヴァではなくイェイエルという家名をつけたセーデルブラントの思いが、その時にわかったのです。私は、生まれないほうがいい存在だったのですよ」
エンゲルブレクトの手がアシェルナオの顎に伸びる。それを避けようと顔を背けるが、強い力で掴まれた。
「その時からセーデルブラントもベルンハルドも、王家そのものが、いやこの国が嫌いでたまらなかった。私は自分が王になりたいとは思わなかった。ですが、王家の者が死に絶えればいいとは思いました」
エンゲルブレクトの声は感情を抑えたような静かさで、それがかえってアシェルナオの背筋を凍らせた。
「17年前、ヴァレリラルドがシアンハウスに休養に来るきっかけになった、義姉上の側近の毒殺とヴァレリラルド自身も狙われたというあの事案は、実は私が仕組んだことなんですよ。ビヨルブラントと私を身籠っていたエドラは毒殺された。正妃がワインに毒を盛ったからです。だから同じ毒で義姉上を殺そうとしたのですけど、側近が毒を飲んでしまった。ヴァレリラルドの侍従を使って憎い甥を殺そうとしましたが、それも失敗してしまった。つくづく私は謀には向かないらしい」
「エレクが……?」
衝撃的な告白だったが、アシェルナオの心は今、目前の恐怖に支配され、反応は鈍かった。
「王城の地下牢に投獄された侍従を使ってヴァレリラルドを襲うようにあの方に頼んだのも私です。ヴァレリラルドを殺すつもりが、ナオ様が庇って死んでしまうとは。あの時の私の悲しみがわかりますか? ナオ様は私に犯されながら、私の腕の中で死んでいくはずだったんですよ」
エンゲルブレクトの悍ましい妄言に、アシェルナオは声にならない悲鳴をあげた。
エンゲルブレクトの膝が一歩前に進む。
「ナオ様がいなくなられて箍がはずれたように、私はたくさんの少年を手に掛けて来ました」
「それを精霊の泉に投げ込んだ?……あれもエレクの仕業だったんだね」
「ええ、そうですよ。みんな、ナオ様に見立てて甚振って殺して楽しみました。私の父親は死体を筆頭侍従に始末させていたそうですが、死体は私にとって宝物。戦利品です。大事にとっておいたのですが、ナオ様が生きていてヴァルと婚約するという目のくらむような怒りに任せて精霊の泉に捨ててしまいました。残念です」
その言葉に、アシェルナオは恐怖にまさる怒りに震えた。一度殺した少年たちを二度殺すようなエンゲルブレクトが許せなかった。
「精霊の泉で見た少年たちは、みな惨い殺され方だった。エレクは僕に見立てて嬲り殺したというけど、それはエンゲルブレクトが勝手に見立てただけ。責任転嫁しているだけ。少年たちを殺していい理由にはならない」
アシェルナオの声は震えていたが、エンゲルブレクトから目をそらさなかった。
「ほう」
「少年たちの強い怨嗟が精霊の泉を瘴気の泉に変えたんだ。それが王都まで届いたのを見なかったの? 各地の清らかな水も瘴気で汚染された。魔獣もたくさん発生して、討伐するのにヴァルがっ……」
左肩に衝撃を感じた次の瞬間、焼けた鉄を押しつけられたような痛みを左肩に感じた。素肌を伝う生あたたかい感触。青い上衣に広がる血の染み。
アシェルナオは、信じられないものを見るように自分の肩に刺さる剣とエンゲルブレクトを見つめた。
「言いませんでしたか? 私はナオ様の口から他の男の名前が出るのが嫌なんですよ。それに、他の男の瞳の色の服を身に纏うのも」
優しげな語り口は笑みさえ浮かんでいる。なのに剣を握る手には、骨を砕かんとばかりに力が込められている。
……怖い。助けて、ヴァル……。
恐怖と痛みに縛られながらアシェルナオは心の中でヴァレリラルドの名前を呼んだ。そして、呼ぶことで絆の指輪のことを思い出した。
絆の指輪を握りしめて名前を呼べば、ヴァレリラルドが来てくれる。
アシェルナオは首元に右手の指を差し入れて、指輪の吊るされたチェーンを手繰り寄せようとしたが、エンゲルブレクトに右手をヘッドボードに押さえつけられた。
次の瞬間、今度は右肩に激痛が走った。肉が裂け、骨のきしむ感覚が喉元から悲鳴を引きずり出そうとする。それでも、あまりの痛みに声が出なかった。出せなかった。
アシェルナオ視界の端で、エンゲルブレクトが短剣を引き抜く。どくどくとあふれ出る血がアシェルナオの青い上衣に赤い薔薇のような染みが広がる。
「忌々しい青い服に綺麗な赤い花が咲きました。ナオ様によく似合いますよ」
エンゲルブレクトの、陶酔したような低い声。けれどアシェルナオには、その声さえ遠く感じられた。
「ぴか……」
「愛し子ともあろう方がご存知ないのですか。精霊は清浄な場所にしかいないのですよ。この屋敷の敷地にはあの頃の私の戦利品がたくさん眠っていますからね。みな、ナオ様が仲間になるのを喜んでいますよ」
意識のすべてが両肩から全身に巡る激しい痛みに奪われ、エンゲルブレクトの言葉はアシェルナオには届かなかった。
アシェルナオの体はシーツの上に倒れこんだ。
※※※※※※※※※※※※※※※※
感想、エール、いいね、ありがとうございます。
ナオちゃんの危機です。痛いです。私も老犬を変な姿勢で抱っこしたので左の腰が痛いです。ナオちゃんと、ついでに老犬にがんばれの応援をいただければ幸いです。
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