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第5部
……歩けない
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「ナオ、その手のことをずっと聞きたかったんだ。そのリボンや文字はどうしたんだい?」
ヴァレリラルドは、入浴中もなるべく濡らさないようにしていたアシェルナオの左手を見た。
ああ、これね、とアシェルナオは愛しげに手に巻いたリボンやラッピングタイ、マジックの文字を見せる。
「僕、17年前に一度死んだでしょう? その時に前の世界に行って、父さんと母さん、カオル……姉にお別れの挨拶をしたんだ。僕、父さんが車に撥ねられないように車の前に飛び出したところで死んじゃって、お別れができていなかったから……。それで、僕、昨日……また死んじゃったんだ」
それは、まだ乾ききらない新しい心の傷だったが、懐かしい家族に再び会えた喜びは、確かにアシェルナオの胸を潤していた。
『光に包まれた』という抽象的で美しい言葉と、その光によって治癒されたという報告、それにアシェルナオのーー身体的にはーー傷のない姿を見て安堵していた人々は、『17年前の二の舞になならずによかった』と簡単に口にしていた。だが、それが「死」という恐ろしい闇だったと改めて思い知って、激しい衝撃を受けていた。
ベルンハルドは、国の守護者の身でありながらエンゲルブレクトを野放しにして、アシェルナオを命の淵へと追いやった自分の無力さに打ちのめされていた。
オリヴェルは、理知を重んじる公爵としてではなく父として、アシェルナオの命を奪おうとしたエンゲルブレクトが許せなかった。だが今は怒りよりも、無事に帰ってきた大切なアシェルナオの命の温かさをかみしめていた。
パウラは、一度ならず二度も死の淵を越えてしまおうとしたアシェルナオが、心を壊さずに我が身に起きたことを受け止めている強さが逆に不安だった。どんなに恐ろしい思いをしたのか、どれほど痛かったのか、思いを馳せるとパウラの方が辛かった。
シーグフリードは、今でもタウンハウスの寝台の光景が目に焼き付いて離れなかった。アシェルナオが流した夥しい血は、愛する弟を護れなかったという事実を突きつけていた。あの凶刃が再びアシェルナオを傷つけることないように、兄として護る覚悟を新たにしていた。
17年前に梛央が光に包まれて消えてしまったのを目の当たりにしたテュコ、フォルシウス、オルドジフは、護るべき存在がまた同じ悲劇を繰り返すところだったことに目の前が暗くなった。何のための犠牲だったのか。何のために小さな命からやり直したのか。大事に大切に見守っていたのに、またそれを失うところだった。
ショトラもパウラと同様に、アシェルナオの落ち着いた様子が気がかりでならなかった。
人々の衝撃の強さとは裏腹に、アシェルナオは静かに言葉を続けた。
「女神様がね、エレクに怖いことをされた記憶を消して、前の世界の家族のところに連れて行ってくれたんだ。カオルのお腹の中に赤ちゃんがいて、その命に僕の魂を宿せるって言われたけど、そんなのできないよね? だって、カオルの子はカオルの子だもの。僕ではないもの。だから女神様に、もし心が壊れていても、ヴァルのところに帰して、って頼んだんだ。だってヴァル、僕が死んじゃったら泣いちゃうでしょう?」
自分が庇ったことでどれだけヴァレリラルドが苦しんだか、悲しんだか。それがわかっているから、たとえ心が壊れてしまっても、アシェルナオはヴァレリラルドの傍にいる未来を選んだのだ。
「泣くよ。もうナオを失いたくない。ナオのいない場所で生きるなんて無理だ……」
ヴァレリラルドはアシェルナオを抱きしめて、髪の毛に顔を埋める。
「うん。それでね、母さんがこのリボンを結んでくれたんだ。前の世界とこの世界を結ぶ絆なんだって。心が壊れそうになったらこのリボンを見て、僕を思っている人たちのことを信じて、って。父さんからはね、結婚相手のヴァルの両親に挨拶ができないから、って。これは僕のいた世界の文字で、『梛央をよろしくお願いします』って書いてあるんだ。この指のラッピングタイは、カオルから。ひどいことされて心を壊すより、私の弟としてやり返せ、って。この♡は、僕の幼馴染みでカオルの夫の優人から。みんな僕のことが大好きだよ、って印らしい。……こっちの世界に戻って来て、怖くて痛くて辛いことを思い出して心が壊れそうになったけど、これを見て自分を取り戻せたんだ」
手の向こうに琉歌、晃成、薫瑠、優人の顔が見えるようで、アシェルナオは慈しむ瞳で眺める。
「そうか……前の世界のご家族に、我々はとてつもない恩があるのだな……。ナオ、父君の言葉を、私に見せてくれないか?」
ベルンハルドは震える手をアシェルナオに手を伸ばす。
心を壊してしまうリスクを負ってでもこの世界に戻って来てくれたアシェルナオに。アシェルナオと別れる辛さを押し殺して送り出してくれた前の世界の家族に。アシェルナオの心を壊さないように手を尽くしてくれた家族の愛情に。
自分たちは、どれほど大きな贈り物を託されたのだろう。アシェルナオの命が、ヴァレリラルドとの未来が、ここにあるということが、どれほどの奇跡なのか。
ベルンハルドもオリヴェルたちも、ただ静かに、深く、胸を打たれるばかりだった。
「うん、いいよ。ベルっちとテンちゃん、それに父様と母様への父さんからの言葉だから」
アシェルナオが頷くと、ヴァレリラルドはその細い腰を掴んで絨毯の上に降ろす。
お風呂に行くときも着替えのときも、すべてヴァレリラルドが抱きかかえ、寝台や長椅子に腰かけさせて、アシェルナオの世話をしていた。
自分の足で歩く。当たり前のことを軽い気持ちで実行しようと足を踏み出したアシェルナオの視線が何気なく右足に向く。
その途端、アシェルナオの体が大きく前方によろけた。
「ナオ!」
絨毯に手をつく前にヴァレリラルドの両手がのびてアシェルナオを支える。
「最後までしなくても、無体なことをしたんじゃないでしょうね?」
言いたいことが山ほどあるテュコが低い声を出す。
「こんなに敵が多いのに、無体なことができるはずがないだろう……。ナオ、大丈夫?」
「うん……」
ヴァレリラルドに立たせてもらって、アシェルナオはもう一度右足を前に出す。だが、絨毯を踏みしめるはずの右足は体を支えきれずにバランスを崩して再びヴァレリラルドに支えられた。
「ナオ?」
「足が……」
アシェルナオは蒼白な顔でヴァレリラルドを見上げた。
一瞬、場の空気が凍りついた。
「ナオ……?」
かすれた声で、ヴァレリラルドが名を呼ぶ。だが、アシェルナオはその顔を見つめたまま、静かに首を振った。
「……歩けない」
※※※※※※※※※※※※※※※※
エール、いいね、ありがとうございます。
諸事情で本日は短めの更新になりました。すみません。
ヴァレリラルドは、入浴中もなるべく濡らさないようにしていたアシェルナオの左手を見た。
ああ、これね、とアシェルナオは愛しげに手に巻いたリボンやラッピングタイ、マジックの文字を見せる。
「僕、17年前に一度死んだでしょう? その時に前の世界に行って、父さんと母さん、カオル……姉にお別れの挨拶をしたんだ。僕、父さんが車に撥ねられないように車の前に飛び出したところで死んじゃって、お別れができていなかったから……。それで、僕、昨日……また死んじゃったんだ」
それは、まだ乾ききらない新しい心の傷だったが、懐かしい家族に再び会えた喜びは、確かにアシェルナオの胸を潤していた。
『光に包まれた』という抽象的で美しい言葉と、その光によって治癒されたという報告、それにアシェルナオのーー身体的にはーー傷のない姿を見て安堵していた人々は、『17年前の二の舞になならずによかった』と簡単に口にしていた。だが、それが「死」という恐ろしい闇だったと改めて思い知って、激しい衝撃を受けていた。
ベルンハルドは、国の守護者の身でありながらエンゲルブレクトを野放しにして、アシェルナオを命の淵へと追いやった自分の無力さに打ちのめされていた。
オリヴェルは、理知を重んじる公爵としてではなく父として、アシェルナオの命を奪おうとしたエンゲルブレクトが許せなかった。だが今は怒りよりも、無事に帰ってきた大切なアシェルナオの命の温かさをかみしめていた。
パウラは、一度ならず二度も死の淵を越えてしまおうとしたアシェルナオが、心を壊さずに我が身に起きたことを受け止めている強さが逆に不安だった。どんなに恐ろしい思いをしたのか、どれほど痛かったのか、思いを馳せるとパウラの方が辛かった。
シーグフリードは、今でもタウンハウスの寝台の光景が目に焼き付いて離れなかった。アシェルナオが流した夥しい血は、愛する弟を護れなかったという事実を突きつけていた。あの凶刃が再びアシェルナオを傷つけることないように、兄として護る覚悟を新たにしていた。
17年前に梛央が光に包まれて消えてしまったのを目の当たりにしたテュコ、フォルシウス、オルドジフは、護るべき存在がまた同じ悲劇を繰り返すところだったことに目の前が暗くなった。何のための犠牲だったのか。何のために小さな命からやり直したのか。大事に大切に見守っていたのに、またそれを失うところだった。
ショトラもパウラと同様に、アシェルナオの落ち着いた様子が気がかりでならなかった。
人々の衝撃の強さとは裏腹に、アシェルナオは静かに言葉を続けた。
「女神様がね、エレクに怖いことをされた記憶を消して、前の世界の家族のところに連れて行ってくれたんだ。カオルのお腹の中に赤ちゃんがいて、その命に僕の魂を宿せるって言われたけど、そんなのできないよね? だって、カオルの子はカオルの子だもの。僕ではないもの。だから女神様に、もし心が壊れていても、ヴァルのところに帰して、って頼んだんだ。だってヴァル、僕が死んじゃったら泣いちゃうでしょう?」
自分が庇ったことでどれだけヴァレリラルドが苦しんだか、悲しんだか。それがわかっているから、たとえ心が壊れてしまっても、アシェルナオはヴァレリラルドの傍にいる未来を選んだのだ。
「泣くよ。もうナオを失いたくない。ナオのいない場所で生きるなんて無理だ……」
ヴァレリラルドはアシェルナオを抱きしめて、髪の毛に顔を埋める。
「うん。それでね、母さんがこのリボンを結んでくれたんだ。前の世界とこの世界を結ぶ絆なんだって。心が壊れそうになったらこのリボンを見て、僕を思っている人たちのことを信じて、って。父さんからはね、結婚相手のヴァルの両親に挨拶ができないから、って。これは僕のいた世界の文字で、『梛央をよろしくお願いします』って書いてあるんだ。この指のラッピングタイは、カオルから。ひどいことされて心を壊すより、私の弟としてやり返せ、って。この♡は、僕の幼馴染みでカオルの夫の優人から。みんな僕のことが大好きだよ、って印らしい。……こっちの世界に戻って来て、怖くて痛くて辛いことを思い出して心が壊れそうになったけど、これを見て自分を取り戻せたんだ」
手の向こうに琉歌、晃成、薫瑠、優人の顔が見えるようで、アシェルナオは慈しむ瞳で眺める。
「そうか……前の世界のご家族に、我々はとてつもない恩があるのだな……。ナオ、父君の言葉を、私に見せてくれないか?」
ベルンハルドは震える手をアシェルナオに手を伸ばす。
心を壊してしまうリスクを負ってでもこの世界に戻って来てくれたアシェルナオに。アシェルナオと別れる辛さを押し殺して送り出してくれた前の世界の家族に。アシェルナオの心を壊さないように手を尽くしてくれた家族の愛情に。
自分たちは、どれほど大きな贈り物を託されたのだろう。アシェルナオの命が、ヴァレリラルドとの未来が、ここにあるということが、どれほどの奇跡なのか。
ベルンハルドもオリヴェルたちも、ただ静かに、深く、胸を打たれるばかりだった。
「うん、いいよ。ベルっちとテンちゃん、それに父様と母様への父さんからの言葉だから」
アシェルナオが頷くと、ヴァレリラルドはその細い腰を掴んで絨毯の上に降ろす。
お風呂に行くときも着替えのときも、すべてヴァレリラルドが抱きかかえ、寝台や長椅子に腰かけさせて、アシェルナオの世話をしていた。
自分の足で歩く。当たり前のことを軽い気持ちで実行しようと足を踏み出したアシェルナオの視線が何気なく右足に向く。
その途端、アシェルナオの体が大きく前方によろけた。
「ナオ!」
絨毯に手をつく前にヴァレリラルドの両手がのびてアシェルナオを支える。
「最後までしなくても、無体なことをしたんじゃないでしょうね?」
言いたいことが山ほどあるテュコが低い声を出す。
「こんなに敵が多いのに、無体なことができるはずがないだろう……。ナオ、大丈夫?」
「うん……」
ヴァレリラルドに立たせてもらって、アシェルナオはもう一度右足を前に出す。だが、絨毯を踏みしめるはずの右足は体を支えきれずにバランスを崩して再びヴァレリラルドに支えられた。
「ナオ?」
「足が……」
アシェルナオは蒼白な顔でヴァレリラルドを見上げた。
一瞬、場の空気が凍りついた。
「ナオ……?」
かすれた声で、ヴァレリラルドが名を呼ぶ。だが、アシェルナオはその顔を見つめたまま、静かに首を振った。
「……歩けない」
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エール、いいね、ありがとうございます。
諸事情で本日は短めの更新になりました。すみません。
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