56 / 105
魔法が使えたって
ベルンハルトの決意 1
しおりを挟む
「リーゼロッテ!」
ベルンハルトはいつものように庭に降りていくリーゼロッテの姿を見ていた。
その時間はベルンハルトにとって最も幸せな時間だ。それなのに真っ青な顔をしてリーゼロッテが椅子へと座り込んだ途端、執務室を飛び出していた。
レティシアが来ていたように見えた。
ヘルムートは一体何をしていたのだろうか。
ベルンハルトが庭にたどり着いたときには、リーゼロッテは既にレティシアの背中に乗って飛び去った後。
その一部始終を見ていたであろうヘルムートに、責め立てる視線を投げかけたのは言うまでもない。
「ヘルムート、其方見ておったよな」
「はい。散歩に行くと仰っていましたよ」
ベルンハルトの不機嫌な声色にも、動じない態度のヘルムートは、悪びれもせずにそう言ってのけた。
いくらベルンハルトがその力を振りかざしたところで、きっとヘルムートは何ともない顔で笑っているだろう。
「ベルンハルト様の手にかけられるのであれば、それはそれまでの人生ということ。慎んでお受けいたしますよ」そんなふうに笑って話していたことがある。それは多分ヘルムートの本音で、今もなお同じように考えているに違いない。
ただの執事であったはずの男。今は何の力もない庭師。魔力だってベルンハルトに敵うわけもない目の前の男は、一体どんな過去を送ってきたのだろうか。
「はぁっ。私はやはり、其方が苦手だ」
ベルンハルトは頭を抱え、リーゼロッテが飛び立った空を見上げた。
「それはそれは。私はベルンハルト様にお仕えできること、光栄に思っているのですが。こうしていても仕方ありませんね。お茶でも淹れますから、お座り下さい」
さっきまでリーゼロッテが座っていた椅子を勧められ、素直に腰を下ろした。
このまま、待つしかないのだろう。
「其方の淹れるお茶を味わうのも、久しぶりだな」
「そうですね。アルベルトが専属になるまでは、私の役目でしたから」
「リーゼロッテにも、淹れてくれているんだな。以前、褒めていたのを聞いた」
「おや、そのように私の話をしていただけるとは、ありがたいことです。次はより美味しいものをお淹れしなくてはなりませんね」
軽快に会話を重ねながら、手慣れた所作でお茶を淹れてくれる。その洗練された手の動きは、到底真似できるものではないと、改めて感心する。
「さぁ、どうぞ。ベルンハルト様は、今でも温かいものがお好きですか?」
汗ばむ様な気候になっても、温かいものを好んでいたことを覚えているのか。余計な口を挟む必要のない心配りに、つい居心地の良さを覚える。
隙を見せてはいけない相手だと、忘れてしまいそうだ。
「其方の淹れるお茶だけは、何ものにも負けぬな」
「だけ、ですか?」
「だけ、だ」
ベルンハルトが嫌な思いをしないようにと、抜群の程度が図られた会話、空気。そのどれもが幼い頃から味わってきたもの。リーゼロッテのことを心配している中で与えられた懐かしい時間。
ささくれだった心が、凪いでいくのを感じた。
そんなヘルムートとのひと時に終わりを告げたのは一頭の龍だった。
「クラウス!」
前回の討伐で出会った、レティシアよりも一回り小さい龍。レティシアを慕い、レティシアの為に動くその様子に、種別を越えて好感を抱く。
「ベルンハルト様、レティシア様がお呼びです。大きい布袋を持ってくるようにと言付かっております。用意が整いましたら、背中にどうぞ」
クラウスの言葉を聞きつけたのか、次の瞬間にはヘルムートの手元に布袋が用意されており、ベルンハルトは屈んだクラウスの背中に乗った。
ヘルムートから布袋を受け取れば、いつでも出発できる。
(これは、どこから出したのだ)
ヘルムートの周到さに、若干の恐怖を覚えながら、ベルンハルトはリーゼロッテの元へと飛び立った。
「リーゼロッテ!」
ベルンハルトが見つけたのは、大量の魔力石の真ん中で、顔を赤くして俯くリーゼロッテ。
その魔力石の正体を、ことの顛末をレティシアから聞きながら、ベルンハルトはたった一つのことが気にかかって仕方なかった。
(リーゼロッテが、魔法を使える)
その事実はベルンハルトの頭の中にこびりつき、嫌な想像をかき立てる。
リーゼロッテは魔法が使えないからと、貴族から、家族から虐げられていたはずだ。それが使えるとわかってしまったのなら、もうベルンハルトの側にはいてくれないのではないか。
こんな強大な魔力、王城で歓迎されないはずがない。いつ、連れ戻されてしまうのか。
いや、この魔力を盾に、自ら王都に戻ることだってできるはずだ。こんな辺境地にいる必要もない。
初めて歩いた王都の市場は、人も物も輝きを放っていて、ロイスナーでは到底太刀打ちできない。あんなに栄えた場所へと戻ることができるのなら、すぐにでもそうするだろう。
この醜いあざがあるから、リーゼロッテと結婚することができた。それを我慢していても、離婚を突き付けられるのは時間の問題か。
「リーゼロッテ、これは貴女が持っていればいい」
それを持っていれば、自分の価値をバルタザールに認めさせることができるだろう。
自分の力で得たものは、自分の為に使うといい。
(レティシアの力を借りなければ、魔獣を倒すことのできない私とは違う。自分の力だけで手に入れたものなのだから)
酷い言い方をした。冷たい言い方をした。
あんな言い方をすれば、またリーゼロッテが傷つくのはわかっている。
だが、すぐに自分が手に入れた状況に気がつくだろう。
こんな仮面の伯爵の下から逃げ出すことができるのだ。そして王都で幸せになる道が待ってる。
はやくそのことに気がつけばいい。
リーゼロッテが幸せになる道を、進んでいけばいい。
ベルンハルトはいつものように庭に降りていくリーゼロッテの姿を見ていた。
その時間はベルンハルトにとって最も幸せな時間だ。それなのに真っ青な顔をしてリーゼロッテが椅子へと座り込んだ途端、執務室を飛び出していた。
レティシアが来ていたように見えた。
ヘルムートは一体何をしていたのだろうか。
ベルンハルトが庭にたどり着いたときには、リーゼロッテは既にレティシアの背中に乗って飛び去った後。
その一部始終を見ていたであろうヘルムートに、責め立てる視線を投げかけたのは言うまでもない。
「ヘルムート、其方見ておったよな」
「はい。散歩に行くと仰っていましたよ」
ベルンハルトの不機嫌な声色にも、動じない態度のヘルムートは、悪びれもせずにそう言ってのけた。
いくらベルンハルトがその力を振りかざしたところで、きっとヘルムートは何ともない顔で笑っているだろう。
「ベルンハルト様の手にかけられるのであれば、それはそれまでの人生ということ。慎んでお受けいたしますよ」そんなふうに笑って話していたことがある。それは多分ヘルムートの本音で、今もなお同じように考えているに違いない。
ただの執事であったはずの男。今は何の力もない庭師。魔力だってベルンハルトに敵うわけもない目の前の男は、一体どんな過去を送ってきたのだろうか。
「はぁっ。私はやはり、其方が苦手だ」
ベルンハルトは頭を抱え、リーゼロッテが飛び立った空を見上げた。
「それはそれは。私はベルンハルト様にお仕えできること、光栄に思っているのですが。こうしていても仕方ありませんね。お茶でも淹れますから、お座り下さい」
さっきまでリーゼロッテが座っていた椅子を勧められ、素直に腰を下ろした。
このまま、待つしかないのだろう。
「其方の淹れるお茶を味わうのも、久しぶりだな」
「そうですね。アルベルトが専属になるまでは、私の役目でしたから」
「リーゼロッテにも、淹れてくれているんだな。以前、褒めていたのを聞いた」
「おや、そのように私の話をしていただけるとは、ありがたいことです。次はより美味しいものをお淹れしなくてはなりませんね」
軽快に会話を重ねながら、手慣れた所作でお茶を淹れてくれる。その洗練された手の動きは、到底真似できるものではないと、改めて感心する。
「さぁ、どうぞ。ベルンハルト様は、今でも温かいものがお好きですか?」
汗ばむ様な気候になっても、温かいものを好んでいたことを覚えているのか。余計な口を挟む必要のない心配りに、つい居心地の良さを覚える。
隙を見せてはいけない相手だと、忘れてしまいそうだ。
「其方の淹れるお茶だけは、何ものにも負けぬな」
「だけ、ですか?」
「だけ、だ」
ベルンハルトが嫌な思いをしないようにと、抜群の程度が図られた会話、空気。そのどれもが幼い頃から味わってきたもの。リーゼロッテのことを心配している中で与えられた懐かしい時間。
ささくれだった心が、凪いでいくのを感じた。
そんなヘルムートとのひと時に終わりを告げたのは一頭の龍だった。
「クラウス!」
前回の討伐で出会った、レティシアよりも一回り小さい龍。レティシアを慕い、レティシアの為に動くその様子に、種別を越えて好感を抱く。
「ベルンハルト様、レティシア様がお呼びです。大きい布袋を持ってくるようにと言付かっております。用意が整いましたら、背中にどうぞ」
クラウスの言葉を聞きつけたのか、次の瞬間にはヘルムートの手元に布袋が用意されており、ベルンハルトは屈んだクラウスの背中に乗った。
ヘルムートから布袋を受け取れば、いつでも出発できる。
(これは、どこから出したのだ)
ヘルムートの周到さに、若干の恐怖を覚えながら、ベルンハルトはリーゼロッテの元へと飛び立った。
「リーゼロッテ!」
ベルンハルトが見つけたのは、大量の魔力石の真ん中で、顔を赤くして俯くリーゼロッテ。
その魔力石の正体を、ことの顛末をレティシアから聞きながら、ベルンハルトはたった一つのことが気にかかって仕方なかった。
(リーゼロッテが、魔法を使える)
その事実はベルンハルトの頭の中にこびりつき、嫌な想像をかき立てる。
リーゼロッテは魔法が使えないからと、貴族から、家族から虐げられていたはずだ。それが使えるとわかってしまったのなら、もうベルンハルトの側にはいてくれないのではないか。
こんな強大な魔力、王城で歓迎されないはずがない。いつ、連れ戻されてしまうのか。
いや、この魔力を盾に、自ら王都に戻ることだってできるはずだ。こんな辺境地にいる必要もない。
初めて歩いた王都の市場は、人も物も輝きを放っていて、ロイスナーでは到底太刀打ちできない。あんなに栄えた場所へと戻ることができるのなら、すぐにでもそうするだろう。
この醜いあざがあるから、リーゼロッテと結婚することができた。それを我慢していても、離婚を突き付けられるのは時間の問題か。
「リーゼロッテ、これは貴女が持っていればいい」
それを持っていれば、自分の価値をバルタザールに認めさせることができるだろう。
自分の力で得たものは、自分の為に使うといい。
(レティシアの力を借りなければ、魔獣を倒すことのできない私とは違う。自分の力だけで手に入れたものなのだから)
酷い言い方をした。冷たい言い方をした。
あんな言い方をすれば、またリーゼロッテが傷つくのはわかっている。
だが、すぐに自分が手に入れた状況に気がつくだろう。
こんな仮面の伯爵の下から逃げ出すことができるのだ。そして王都で幸せになる道が待ってる。
はやくそのことに気がつけばいい。
リーゼロッテが幸せになる道を、進んでいけばいい。
35
あなたにおすすめの小説
婚約破棄で追放されて、幸せな日々を過ごす。……え? 私が世界に一人しか居ない水の聖女? あ、今更泣きつかれても、知りませんけど?
向原 行人
ファンタジー
第三王子が趣味で行っている冒険のパーティに所属するマッパー兼食事係の私、アニエスは突然パーティを追放されてしまった。
というのも、新しい食事係の少女をスカウトしたそうで、水魔法しか使えない私とは違い、複数の魔法が使えるのだとか。
私も、好きでもない王子から勝手に婚約者呼ばわりされていたし、追放されたのはありがたいかも。
だけど私が唯一使える水魔法が、実は「飲むと数時間の間、能力を倍増する」効果が得られる神水だったらしく、その効果を失った王子のパーティは、一気に転落していく。
戻ってきて欲しいって言われても、既にモフモフ妖狐や、新しい仲間たちと幸せな日々を過ごしてますから。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【完結】婚約者と仕事を失いましたが、すべて隣国でバージョンアップするようです。
鋼雅 暁
ファンタジー
聖女として働いていたアリサ。ある日突然、王子から婚約破棄を告げられる。
さらに、偽聖女と決めつけられる始末。
しかし、これ幸いと王都を出たアリサは辺境の地でのんびり暮らすことに。しかしアリサは自覚のない「魔力の塊」であったらしく、それに気付かずアリサを放り出した王国は傾き、アリサの魔力に気付いた隣国は皇太子を派遣し……捨てる国あれば拾う国あり!?
他サイトにも重複掲載中です。
ギルド受付嬢は今日も見送る~平凡な私がのんびりと暮らす街にやってきた、少し不思議な魔術師との日常~
弥生紗和
ファンタジー
【完結】私はギルド受付嬢のエルナ。魔物を倒す「討伐者」に依頼を紹介し、彼らを見送る毎日だ。最近ギルドにやってきたアレイスさんという魔術師は、綺麗な顔をした素敵な男性でとても優しい。平凡で代わり映えのしない毎日が、彼のおかげでとても楽しい。でもアレイスさんには何か秘密がありそうだ。
一方のアレイスは、真っすぐで優しいエルナに次第に重い感情を抱き始める――
恋愛はゆっくりと進展しつつ、アレイスの激重愛がチラチラと。大きな事件やバトルは起こりません。こんな街で暮らしたい、と思えるような素敵な街「ミルデン」の日常と、小さな事件を描きます。
大人女性向けの異世界スローライフをお楽しみください。
西洋風異世界ですが、実際のヨーロッパとは異なります。魔法が当たり前にある世界です。食べ物とかファッションとか、かなり自由に書いてます。あくまで「こんな世界があったらいいな」ということで、ご容赦ください。
※サブタイトルで「魔術師アレイス~」となっているエピソードは、アレイス側から見たお話となります。
この作品は小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
断罪された大聖女は死に戻り地味に生きていきたい
花音月雫
ファンタジー
お幼頃に大聖女に憧れたアイラ。でも大聖女どころか聖女にもなれずその後の人生も全て上手くいかず気がつくと婚約者の王太子と幼馴染に断罪されていた!天使と交渉し時が戻ったアイラは家族と自分が幸せになる為地味に生きていこうと決心するが......。何故か周りがアイラをほっといてくれない⁉︎そして次から次へと事件に巻き込まれて......。地味に目立たなく生きて行きたいのにどんどん遠ざかる⁉︎執着系溺愛ストーリー。
追放された回復術師は、なんでも『回復』できて万能でした
新緑あらた
ファンタジー
死闘の末、強敵の討伐クエストを達成した回復術師ヨシュアを待っていたのは、称賛の言葉ではなく、解雇通告だった。
「ヨシュア……てめえはクビだ」
ポーションを湯水のように使える最高位冒険者になった彼らは、今まで散々ポーションの代用品としてヨシュアを利用してきたのに、回復術師は不要だと考えて切り捨てることにしたのだ。
「ポーションの下位互換」とまで罵られて気落ちしていたヨシュアだったが、ブラックな労働をしいるあのパーティーから解放されて喜んでいる自分に気づく。
危機から救った辺境の地方領主の娘との出会いをきっかけに、彼の世界はどんどん広がっていく……。
一方、Sランク冒険者パーティーはクエストの未達成でどんどんランクを落としていく。
彼らは知らなかったのだ、ヨシュアが彼らの傷だけでなく、状態異常や武器の破損など、なんでも『回復』していたことを……。
使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる