75 / 105
幸せな日々って、多分こういうこと
ロイスナーの市場 2
しおりを挟む
「リーゼロッテ、ここがロイスナーの市場だ」
馬車の中から覗く街並みは数年前に来たときと変わっておらず、小さな街の中で領民達が穏やかに暮らしているのがわかる。
「これが、市場なのですね。皆が笑顔で、何やらわたくしまで楽しい気分にさせられます」
「それなら良かった」
「あの奥は、どうなっているのですか?」
馬車からでは見通すことのできない路地の先。その先を指差しながら、リーゼロッテがベルンハルトに問う。
「もう少し先まで、商店が並んでいるはずだが……」
ベルンハルトの返事がはっきりしないのも仕方ない。ベルンハルトが領内の視察に来る時はいつだって馬車の中から、街を見て回るだけだ。その先など、知るはずもない。
「はい。ロイスナーの市場は今ここから見える範囲が一番栄えています。ですが、その先にも小さな店が並んでおります」
「ここから見える商店は大きく、品数も多いのですが、少し高級なんです。その奥の商店ではもう少し手に取りやすいものを取り扱ってくれているので、私も日常的に使うものはそちらで買うことが多いですね」
ベルンハルトが知らないことまで、アルベルトやイレーネが言葉を添えてくれる。
「わたくし、歩いてみたいです!」
リーゼロッテがイレーネの言葉に目を輝かせていた。
「そ、それならばイレーネと行ってくるが良い。荷物持ちにアルベルトかヘルムートを連れて行っても構わない。私は馬車で待っているから」
「どうしてですか? ベルンハルト様も市場に来るのを楽しみにしていたではありませんか。一緒に参りましょう?」
市場に着けばリーゼロッテがそう言い出すとは思っていた。言い出さなければ『行っておいで』と背中を押すつもりでもいた。そのためにイレーネやヘルムートを連れてきたのだし、城内に閉じこもっているより楽しいだろう。
だが、一緒に歩くことなど考えてもいなかった。
王都の市場に行くのも抵抗があった。仮面をつけた顔を白い目で見られるのは間違いないし、気にならないわけがない。ただ、彼らに会うことは今後ないだろう、そう自分に言い聞かせて街へ出た。
しかし、今回は違う。目の前にいるのはロイスナーの領民達で、今後も会うことだってあるだろう。リーゼロッテにそんな顔をされるのは耐えられないが、だからといって領民達なら平気だということではない。
大切な人達だからこそ、遠くで見るだけで良い。敢えて近寄って、自ら傷つく必要などない。
「いや、私はここで」
「ベルンハルト様もご一緒でないならば、わたくしも参りません」
ベルンハルトの気持ちも知らずに、リーゼロッテがフイと顔を背ける。その様は何とも愛おしいが、先程の様子を見れば本音は簡単に知れる。
「リ、リーゼロッテ? そんなことを言わずに行ってくると良い。歩いてみたいと言ったではないか」
「えぇ。歩いてみたいです。市場、初めてなのですよ」
リーゼロッテはそう言いながら、もう一度ベルンハルトの方に向き直り、その白い手をベルンハルトの手に重ねた。
「ですから、ベルンハルト様と一緒に行きたいのです。心配事も楽しいことも一緒にしましょう。悩みごとは半分にして、幸せは二倍にするのです」
「二倍……」
「そうです。ね? 一緒に行きましょう?」
ベルンハルトの顔を覗き込むように下から見上げたリーゼロッテの顔が可愛らしくて、その愛おしさに自分の顔に熱が上がるのがわかる。
「そっ、そうだなっ。わかっ、わかった」
顔を赤く染めながら、つっかえつっかえ言葉を返すベルンハルトの様子に、リーゼロッテが嬉しそうに笑った。
「ベルンハルト様。あちらのお店に行ってみましょう」
馬車から降りて市場内を歩き始めれば、先程まで穏やかに笑っていた領民の顔がぎこちなくなり、こちらを伺うような視線を痛いぐらいに感じる。
(だから、嫌だったのだ)
その視線は全て自分の仮面に注がれているような気がして、そんな男の隣をリーゼロッテに歩かせてしまうことに、罪悪感が広がる。
「あちらは焼き菓子を扱うお店のようですよ」
リーゼロッテの言葉に、俯いたまま返事をしないベルンハルトの代わりに、アルベルトが言葉を返した。
返事もできず、アルベルトに下らぬ手間をかけさせる自分のみっともなさや情けなさが、さらに重くのしかかる。
「ベルンハルト様は、焼き菓子はお好きですか? 今度のお茶菓子を選びに行きましょう」
ベルンハルトの今にも立ち止まってしまいそうな体の横に垂れ下がった手が、リーゼロッテの手で握られる。
そしてそのまま、強く引かれた。
「ちょっ。待ってくれっ」
その華奢な体のどこからそんな力が出るのだろうか。突然の強い力に、つんのめるようにベルンハルトが足を進めた。
「ベルンハルト様のお好みを教えて下さいな。そしたら、これからご用意するのが楽しくなりますから」
「わたっ、私は、何でも」
「何でも良いはダメです。これが良いと仰って下さいね」
ベルンハルトの口から出てくる言葉を先に汲み取って、被せるようにリーゼロッテが告げた。
強く引かれたままの体は徐々に目当ての店に近づいていて、その店の主人が体を固くしているのがわかる。
(怖がらせているではないか!)
そんな領民の姿を見たくなくて、その視線を下に向け、思わずぐっと目を瞑る。
(焼き菓子など、何でもいいんだ)
何を思ったって止まらない足、引かれるままの手。ただただ、自分に近寄られることの恐怖を感じさせてしまうその店の主人に、申し訳なさだけが強くなる。
「貴方様が領主様でいらっしゃいますか?」
リーゼロッテよりもイレーネよりもかん高く、それでいて幼さを感じさせる声が、どこからともなく耳に届いた。
その声に驚き、思わず足を止めた。それはベルンハルトだけではなく、リーゼロッテの手の力も抜いた。
「領主様でしょうか?」
もう一度飛び込んできた声は、ベルンハルトの視界の下の方から聞こえてきた。
ベルンハルトが下を向き辺りを見回せば、アルベルトの後ろ、まるで隠れるように男の子が立っていた。
馬車の中から覗く街並みは数年前に来たときと変わっておらず、小さな街の中で領民達が穏やかに暮らしているのがわかる。
「これが、市場なのですね。皆が笑顔で、何やらわたくしまで楽しい気分にさせられます」
「それなら良かった」
「あの奥は、どうなっているのですか?」
馬車からでは見通すことのできない路地の先。その先を指差しながら、リーゼロッテがベルンハルトに問う。
「もう少し先まで、商店が並んでいるはずだが……」
ベルンハルトの返事がはっきりしないのも仕方ない。ベルンハルトが領内の視察に来る時はいつだって馬車の中から、街を見て回るだけだ。その先など、知るはずもない。
「はい。ロイスナーの市場は今ここから見える範囲が一番栄えています。ですが、その先にも小さな店が並んでおります」
「ここから見える商店は大きく、品数も多いのですが、少し高級なんです。その奥の商店ではもう少し手に取りやすいものを取り扱ってくれているので、私も日常的に使うものはそちらで買うことが多いですね」
ベルンハルトが知らないことまで、アルベルトやイレーネが言葉を添えてくれる。
「わたくし、歩いてみたいです!」
リーゼロッテがイレーネの言葉に目を輝かせていた。
「そ、それならばイレーネと行ってくるが良い。荷物持ちにアルベルトかヘルムートを連れて行っても構わない。私は馬車で待っているから」
「どうしてですか? ベルンハルト様も市場に来るのを楽しみにしていたではありませんか。一緒に参りましょう?」
市場に着けばリーゼロッテがそう言い出すとは思っていた。言い出さなければ『行っておいで』と背中を押すつもりでもいた。そのためにイレーネやヘルムートを連れてきたのだし、城内に閉じこもっているより楽しいだろう。
だが、一緒に歩くことなど考えてもいなかった。
王都の市場に行くのも抵抗があった。仮面をつけた顔を白い目で見られるのは間違いないし、気にならないわけがない。ただ、彼らに会うことは今後ないだろう、そう自分に言い聞かせて街へ出た。
しかし、今回は違う。目の前にいるのはロイスナーの領民達で、今後も会うことだってあるだろう。リーゼロッテにそんな顔をされるのは耐えられないが、だからといって領民達なら平気だということではない。
大切な人達だからこそ、遠くで見るだけで良い。敢えて近寄って、自ら傷つく必要などない。
「いや、私はここで」
「ベルンハルト様もご一緒でないならば、わたくしも参りません」
ベルンハルトの気持ちも知らずに、リーゼロッテがフイと顔を背ける。その様は何とも愛おしいが、先程の様子を見れば本音は簡単に知れる。
「リ、リーゼロッテ? そんなことを言わずに行ってくると良い。歩いてみたいと言ったではないか」
「えぇ。歩いてみたいです。市場、初めてなのですよ」
リーゼロッテはそう言いながら、もう一度ベルンハルトの方に向き直り、その白い手をベルンハルトの手に重ねた。
「ですから、ベルンハルト様と一緒に行きたいのです。心配事も楽しいことも一緒にしましょう。悩みごとは半分にして、幸せは二倍にするのです」
「二倍……」
「そうです。ね? 一緒に行きましょう?」
ベルンハルトの顔を覗き込むように下から見上げたリーゼロッテの顔が可愛らしくて、その愛おしさに自分の顔に熱が上がるのがわかる。
「そっ、そうだなっ。わかっ、わかった」
顔を赤く染めながら、つっかえつっかえ言葉を返すベルンハルトの様子に、リーゼロッテが嬉しそうに笑った。
「ベルンハルト様。あちらのお店に行ってみましょう」
馬車から降りて市場内を歩き始めれば、先程まで穏やかに笑っていた領民の顔がぎこちなくなり、こちらを伺うような視線を痛いぐらいに感じる。
(だから、嫌だったのだ)
その視線は全て自分の仮面に注がれているような気がして、そんな男の隣をリーゼロッテに歩かせてしまうことに、罪悪感が広がる。
「あちらは焼き菓子を扱うお店のようですよ」
リーゼロッテの言葉に、俯いたまま返事をしないベルンハルトの代わりに、アルベルトが言葉を返した。
返事もできず、アルベルトに下らぬ手間をかけさせる自分のみっともなさや情けなさが、さらに重くのしかかる。
「ベルンハルト様は、焼き菓子はお好きですか? 今度のお茶菓子を選びに行きましょう」
ベルンハルトの今にも立ち止まってしまいそうな体の横に垂れ下がった手が、リーゼロッテの手で握られる。
そしてそのまま、強く引かれた。
「ちょっ。待ってくれっ」
その華奢な体のどこからそんな力が出るのだろうか。突然の強い力に、つんのめるようにベルンハルトが足を進めた。
「ベルンハルト様のお好みを教えて下さいな。そしたら、これからご用意するのが楽しくなりますから」
「わたっ、私は、何でも」
「何でも良いはダメです。これが良いと仰って下さいね」
ベルンハルトの口から出てくる言葉を先に汲み取って、被せるようにリーゼロッテが告げた。
強く引かれたままの体は徐々に目当ての店に近づいていて、その店の主人が体を固くしているのがわかる。
(怖がらせているではないか!)
そんな領民の姿を見たくなくて、その視線を下に向け、思わずぐっと目を瞑る。
(焼き菓子など、何でもいいんだ)
何を思ったって止まらない足、引かれるままの手。ただただ、自分に近寄られることの恐怖を感じさせてしまうその店の主人に、申し訳なさだけが強くなる。
「貴方様が領主様でいらっしゃいますか?」
リーゼロッテよりもイレーネよりもかん高く、それでいて幼さを感じさせる声が、どこからともなく耳に届いた。
その声に驚き、思わず足を止めた。それはベルンハルトだけではなく、リーゼロッテの手の力も抜いた。
「領主様でしょうか?」
もう一度飛び込んできた声は、ベルンハルトの視界の下の方から聞こえてきた。
ベルンハルトが下を向き辺りを見回せば、アルベルトの後ろ、まるで隠れるように男の子が立っていた。
19
あなたにおすすめの小説
普段は地味子。でも本当は凄腕の聖女さん〜地味だから、という理由で聖女ギルドを追い出されてしまいました。私がいなくても大丈夫でしょうか?〜
神伊 咲児
ファンタジー
主人公、イルエマ・ジミィーナは16歳。
聖女ギルド【女神の光輝】に属している聖女だった。
イルエマは眼鏡をかけており、黒髪の冴えない見た目。
いわゆる地味子だ。
彼女の能力も地味だった。
使える魔法といえば、聖女なら誰でも使えるものばかり。回復と素材進化と解呪魔法の3つだけ。
唯一のユニークスキルは、ペンが無くても文字を書ける光魔字。
そんな能力も地味な彼女は、ギルド内では裏方作業の雑務をしていた。
ある日、ギルドマスターのキアーラより、地味だからという理由で解雇される。
しかし、彼女は目立たない実力者だった。
素材進化の魔法は独自で改良してパワーアップしており、通常の3倍の威力。
司祭でも見落とすような小さな呪いも見つけてしまう鋭い感覚。
難しい相談でも難なくこなす知識と教養。
全てにおいてハイクオリティ。最強の聖女だったのだ。
彼女は新しいギルドに参加して順風満帆。
彼女をクビにした聖女ギルドは落ちぶれていく。
地味な聖女が大活躍! 痛快ファンタジーストーリー。
全部で5万字。
カクヨムにも投稿しておりますが、アルファポリス用にタイトルも含めて改稿いたしました。
HOTランキング女性向け1位。
日間ファンタジーランキング1位。
日間完結ランキング1位。
応援してくれた、みなさんのおかげです。
ありがとうございます。とても嬉しいです!
妹が聖女に選ばれました。姉が闇魔法使いだと周囲に知られない方が良いと思って家を出たのに、何故か王子様が追いかけて来ます。
向原 行人
ファンタジー
私、アルマには二つ下の可愛い妹がいます。
幼い頃から要領の良い妹は聖女に選ばれ、王子様と婚約したので……私は遠く離れた地で、大好きな魔法の研究に専念したいと思います。
最近は異空間へ自由に物を出し入れしたり、部分的に時間を戻したり出来るようになったんです!
勿論、この魔法の効果は街の皆さんにも活用を……いえ、無限に収納出来るので、安い時に小麦を買っていただけで、先見の明とかはありませんし、怪我をされた箇所の時間を戻しただけなので、治癒魔法とは違います。
だから私は聖女ではなくて、妹が……って、どうして王子様がこの地に来ているんですかっ!?
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
刷り込みで竜の母親になった私は、国の運命を預かることになりました。繁栄も滅亡も、私の導き次第で決まるようです。
木山楽斗
ファンタジー
宿屋で働くフェリナは、ある日森で卵を見つけた。
その卵からかえったのは、彼女が見たことがない生物だった。その生物は、生まれて初めて見たフェリナのことを母親だと思ったらしく、彼女にとても懐いていた。
本物の母親も見当たらず、見捨てることも忍びないことから、フェリナは謎の生物を育てることにした。
リルフと名付けられた生物と、フェリナはしばらく平和な日常を過ごしていた。
しかし、ある日彼女達の元に国王から通達があった。
なんでも、リルフは竜という生物であり、国を繁栄にも破滅にも導く特別な存在であるようだ。
竜がどちらの道を辿るかは、その母親にかかっているらしい。知らない内に、フェリナは国の運命を握っていたのだ。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。
※2021/09/03 改題しました。(旧題:刷り込みで竜の母親になった私は、国の運命を預かることになりました。)
【完結】婚約者と仕事を失いましたが、すべて隣国でバージョンアップするようです。
鋼雅 暁
ファンタジー
聖女として働いていたアリサ。ある日突然、王子から婚約破棄を告げられる。
さらに、偽聖女と決めつけられる始末。
しかし、これ幸いと王都を出たアリサは辺境の地でのんびり暮らすことに。しかしアリサは自覚のない「魔力の塊」であったらしく、それに気付かずアリサを放り出した王国は傾き、アリサの魔力に気付いた隣国は皇太子を派遣し……捨てる国あれば拾う国あり!?
他サイトにも重複掲載中です。
【完結】令嬢は売られ、捨てられ、治療師として頑張ります。
まるねこ
ファンタジー
魔法が使えなかったせいで落ちこぼれ街道を突っ走り、伯爵家から売られたソフィ。
泣きっ面に蜂とはこの事、売られた先で魔物と出くわし、置いて逃げられる。
それでも挫けず平民として仕事を頑張るわ!
【手直しての再掲載です】
いつも通り、ふんわり設定です。
いつも悩んでおりますが、カテ変更しました。ファンタジーカップには参加しておりません。のんびりです。(*´꒳`*)
Copyright©︎2022-まるねこ
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
転生メイドは絆されない ~あの子は私が育てます!~
志波 連
ファンタジー
息子と一緒に事故に遭い、母子で異世界に転生してしまったさおり。
自分には前世の記憶があるのに、息子は全く覚えていなかった。
しかも、愛息子はヘブンズ王国の第二王子に転生しているのに、自分はその王子付きのメイドという格差。
身分差故に、自分の息子に敬語で話し、無理な要求にも笑顔で応える日々。
しかし、そのあまりの傍若無人さにお母ちゃんはブチ切れた!
第二王子に厳しい躾を始めた一介のメイドの噂は王家の人々の耳にも入る。
側近たちは不敬だと騒ぐが、国王と王妃、そして第一王子はその奮闘を見守る。
厳しくも愛情あふれるメイドの姿に、第一王子は恋をする。
後継者争いや、反王家貴族の暗躍などを乗り越え、元親子は国の在り方さえ変えていくのだった。
【完結】白い結婚で生まれた私は王族にはなりません〜光の精霊王と予言の王女〜
白崎りか
ファンタジー
「悪女オリヴィア! 白い結婚を神官が証明した。婚姻は無効だ! 私は愛するフローラを王妃にする!」
即位したばかりの国王が、宣言した。
真実の愛で結ばれた王とその恋人は、永遠の愛を誓いあう。
だが、そこには大きな秘密があった。
王に命じられた神官は、白い結婚を偽証していた。
この時、悪女オリヴィアは娘を身ごもっていたのだ。
そして、光の精霊王の契約者となる予言の王女を産むことになる。
第一部 貴族学園編
私の名前はレティシア。
政略結婚した王と元王妃の間にできた娘なのだけど、私の存在は、生まれる前に消された。
だから、いとこの双子の姉ってことになってる。
この世界の貴族は、5歳になったら貴族学園に通わないといけない。私と弟は、そこで、契約獣を得るためのハードな訓練をしている。
私の異母弟にも会った。彼は私に、「目玉をよこせ」なんて言う、わがままな王子だった。
第二部 魔法学校編
失ってしまったかけがえのない人。
復讐のために精霊王と契約する。
魔法学校で再会した貴族学園時代の同級生。
毒薬を送った犯人を捜すために、パーティに出席する。
修行を続け、勇者の遺産を手にいれる。
前半は、ほのぼのゆっくり進みます。
後半は、どろどろさくさくです。
小説家になろう様にも投稿してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる