104 / 105
もうそれは、必要ありませんよね
ベルンハルトの思い出 2
しおりを挟む
食堂を出て、一人歩く足音が、誰もいない廊下に響き渡る。月明かりに照らされた廊下は思いの外明るくて、窓から見える澄んだ夜空に、冬が近づく気配を感じる。
一歩ずつ縮んでいく部屋との距離に、途中遠回りしてしまおうかとも考えた。
だが、思った以上に早寝のリーゼロッテを捕まえるには、時間をかけている暇はない。
部屋に着く直前、少し前にリーゼロッテの専属の侍女となったイレーネと廊下ですれ違う。イレーネがほんの少し頷く仕草は、リーゼロッテがまだ起きていることを示していた。
ベルンハルトがこの場所を訪ねてきたのは、何も一度や二度じゃない。イレーネのそんな仕草の意味を理解してしまうぐらいに、通いづめている。
そしていつだって、その扉をノックすることができずに、部屋へと戻った。
(今夜こそ)
ベルンハルトはリーゼロッテの部屋の扉を前に、小さく息を吸った。
「はい。イレーネ? どうかしたの?」
扉を叩く音に、部屋の中にいるリーゼロッテが応える。
部屋を出ていったばかりのイレーネと勘違いしたままの返事すら、愛おしく感じてしまう。
「リーゼロッテ、今、少しいいだろうか」
「ベルンハルト様?! も、もちろんです。どうぞ」
このような時間の訪問だというのに、嫌がることなく扉を開けてくれることに、安堵の息を吐いて、部屋の中へと入っていった。
「いかがされました?」
いつものようにソファに腰を落ち着ければ、リーゼロッテの顔に不安がよぎるのがわかる。
「少し、話をしたいと思ってな。もう休むところだったろうに、申し訳ない」
リーゼロッテは初めて見る部屋着姿で、ゆったりとしたその格好もまた可愛らしいと、無意識に笑みがこぼれる。
「いいえ。大丈夫です。ですが、わたくしこのような姿で、お恥ずかしい」
「こんな時間に訪ねてきた私が悪い。すぐに終わる」
「すぐに? そうですか。わかりました」
ほんの少しだけ寂しそうな顔を見せたリーゼロッテの手をつかんで、引き寄せた。
「嫌でなければ、隣に座ってくれないか?」
「……はい」
はにかみながら、ベルンハルトの隣に座るリーゼロッテのことが、愛らしくて仕方ない。ただただ、このまま隣にいられれば、それだけで何も要らない。
だが、今夜はそれだけではない。
「リーゼ。今回のこと、本当に感謝している。貴女がいなければ、国もロイスナーもどうなっていたかわからない」
「いいえ。わたくしがしたことなんて……何もかも、ベルンハルト様とレティシアにお任せしまって」
「リーゼにも、感謝の気持ちを伝えなければと、思っていた」
「そのお言葉だけで、十分です」
「いや、そういうわけにもいかないからな。何か、欲しいものはあるだろうか?」
「……ありませんよ。わたくし、今のままで十分幸せです」
「そうか。実は、しょ、食事に、誘おうと思っていた」
ベルンハルトの言葉に、リーゼロッテの目が大きく開かれ、そのままゆっくりと笑顔を作り出した。
「嬉しいです。ベルンハルト様と一緒にお食事ができるのであれば、その時間が欲しいです」
「では、今度是非」
「はい! お約束です。ですが、いいのですか?」
「それは、これのことか?」
ベルンハルトは自分の顔の仮面を指差した。
「えぇ。お食事の際に、外されるのでしょう? ご無理、なさらないでください」
「……一つ、昔話をしてもいいだろうか?」
「はい。どういうお話ですか?」
「あれは、まだ父が生きていた頃の話だ。王城へと連れていかれたことがあって、そこで一人の女性に会った」
「女性ですか?」
「あぁ。私より幾つか年下だった彼女は、私の顔を見るなり泣き出してしまってな。その頃はまだ仮面もしていなかったのだが、私の顔は、人に恐怖を感じさせてしまう。リーゼはそれでもいいか?」
「それって……」
「その女性は、とても優しい方だった。初めての王城で、右も左もわからずに戸惑っている私に、笑顔で話しかけてくれて。そんな彼女を怖がらせることになってしまった」
「その女性って……」
「彼女が、私の初恋の人だと思う。その後、何年も忘れることができなかった。彼女の笑顔も、泣き顔も、今でも頭に焼き付いて離れない」
ベルンハルトの話を聞けば聞くほど、リーゼロッテの目に涙が溜まる。
初恋だなどと、聞きたくなかったのかもしれない。
今でもベルンハルトの頭に焼き付いたままの、幼女の顔。
「そんな顔でもいいと言ってくれるなら、一緒に食事をしよう」
「そんな顔だなんて……痛くはないんですよね?」
「あぁ。痛みはない」
「よかった……貴方が、痛がっているんじゃないかって、心配で仕方なかったんです」
「覚えて、いてくれたのか?」
「ごめんなさい。話を聞いて、思い出しました。ベルンハルト様は、そんなに大切に思っていてくれたんですね」
「幼い頃のリーゼに出会えた思い出は、ずっと忘れることができなかった。あの温室で再び貴女に出会えたことは、夢のようだった」
初恋の人に、たった一人愛した人に、嫌われるのが怖くて、向き合うことから逃げた。
そんな自分に寄り添い続けてくれたリーゼロッテと、今度こそ素顔で笑い合いたい。
それはベルンハルトの勝手な願望でしかない。
「嬉しいです。ベルンハルト様の気持ち、教えていただけて」
「怖ければすぐにでもそう言って欲しい。もしリーゼが嫌なら、もう二度と仮面をはずしたりしないから」
「うふふ。わたくし、怖くなどありませんよ」
「そうは言っても……見れば何と思うか」
「わかります。怖くないです。それどころか、感謝しているんですよ」
リーゼロッテがそう言って得意気に笑う理由が、ベルンハルトには理解ができない。
「何故?」
「そのあざがあるから、ベルンハルト様とこうして夫婦になることができたんですもの」
「ふっ。それもそうだ。それだけは、あざに感謝しなくてはならないな」
ベルンハルトが唯一あざに感謝できたこと。
それを同じようにリーゼロッテが感じてくれていたことに、つい笑みがこぼれる。
「もう、その仮面は必要ありませんよね」
リーゼロッテがそう言って伸ばしてきた手を、抵抗することなく受け入れた。
ベルンハルトが長い間仮面で隠し続けていた龍の鱗のあざに、リーゼロッテの細い指が触れる。
外気にすらほとんど晒されたことのない皮膚は、どこに触れられるよりも敏感で、言葉にできないような感情が、体の奥から湧き上がってくるのがわかる。
何度も感じた、リーゼロッテへの愛おしさを、今ほど感じたことはない。
リーゼロッテの赤い唇が、そのあざへ口づけを落とした。
一人で眠るには大きすぎるベッドが、ようやくその意味を成す。寂しい独り寝の日々は、今夜終わりを告げる。
ベッドサイドのテーブルに置かれた白い仮面を、月の光が優しく照らしていた。
一歩ずつ縮んでいく部屋との距離に、途中遠回りしてしまおうかとも考えた。
だが、思った以上に早寝のリーゼロッテを捕まえるには、時間をかけている暇はない。
部屋に着く直前、少し前にリーゼロッテの専属の侍女となったイレーネと廊下ですれ違う。イレーネがほんの少し頷く仕草は、リーゼロッテがまだ起きていることを示していた。
ベルンハルトがこの場所を訪ねてきたのは、何も一度や二度じゃない。イレーネのそんな仕草の意味を理解してしまうぐらいに、通いづめている。
そしていつだって、その扉をノックすることができずに、部屋へと戻った。
(今夜こそ)
ベルンハルトはリーゼロッテの部屋の扉を前に、小さく息を吸った。
「はい。イレーネ? どうかしたの?」
扉を叩く音に、部屋の中にいるリーゼロッテが応える。
部屋を出ていったばかりのイレーネと勘違いしたままの返事すら、愛おしく感じてしまう。
「リーゼロッテ、今、少しいいだろうか」
「ベルンハルト様?! も、もちろんです。どうぞ」
このような時間の訪問だというのに、嫌がることなく扉を開けてくれることに、安堵の息を吐いて、部屋の中へと入っていった。
「いかがされました?」
いつものようにソファに腰を落ち着ければ、リーゼロッテの顔に不安がよぎるのがわかる。
「少し、話をしたいと思ってな。もう休むところだったろうに、申し訳ない」
リーゼロッテは初めて見る部屋着姿で、ゆったりとしたその格好もまた可愛らしいと、無意識に笑みがこぼれる。
「いいえ。大丈夫です。ですが、わたくしこのような姿で、お恥ずかしい」
「こんな時間に訪ねてきた私が悪い。すぐに終わる」
「すぐに? そうですか。わかりました」
ほんの少しだけ寂しそうな顔を見せたリーゼロッテの手をつかんで、引き寄せた。
「嫌でなければ、隣に座ってくれないか?」
「……はい」
はにかみながら、ベルンハルトの隣に座るリーゼロッテのことが、愛らしくて仕方ない。ただただ、このまま隣にいられれば、それだけで何も要らない。
だが、今夜はそれだけではない。
「リーゼ。今回のこと、本当に感謝している。貴女がいなければ、国もロイスナーもどうなっていたかわからない」
「いいえ。わたくしがしたことなんて……何もかも、ベルンハルト様とレティシアにお任せしまって」
「リーゼにも、感謝の気持ちを伝えなければと、思っていた」
「そのお言葉だけで、十分です」
「いや、そういうわけにもいかないからな。何か、欲しいものはあるだろうか?」
「……ありませんよ。わたくし、今のままで十分幸せです」
「そうか。実は、しょ、食事に、誘おうと思っていた」
ベルンハルトの言葉に、リーゼロッテの目が大きく開かれ、そのままゆっくりと笑顔を作り出した。
「嬉しいです。ベルンハルト様と一緒にお食事ができるのであれば、その時間が欲しいです」
「では、今度是非」
「はい! お約束です。ですが、いいのですか?」
「それは、これのことか?」
ベルンハルトは自分の顔の仮面を指差した。
「えぇ。お食事の際に、外されるのでしょう? ご無理、なさらないでください」
「……一つ、昔話をしてもいいだろうか?」
「はい。どういうお話ですか?」
「あれは、まだ父が生きていた頃の話だ。王城へと連れていかれたことがあって、そこで一人の女性に会った」
「女性ですか?」
「あぁ。私より幾つか年下だった彼女は、私の顔を見るなり泣き出してしまってな。その頃はまだ仮面もしていなかったのだが、私の顔は、人に恐怖を感じさせてしまう。リーゼはそれでもいいか?」
「それって……」
「その女性は、とても優しい方だった。初めての王城で、右も左もわからずに戸惑っている私に、笑顔で話しかけてくれて。そんな彼女を怖がらせることになってしまった」
「その女性って……」
「彼女が、私の初恋の人だと思う。その後、何年も忘れることができなかった。彼女の笑顔も、泣き顔も、今でも頭に焼き付いて離れない」
ベルンハルトの話を聞けば聞くほど、リーゼロッテの目に涙が溜まる。
初恋だなどと、聞きたくなかったのかもしれない。
今でもベルンハルトの頭に焼き付いたままの、幼女の顔。
「そんな顔でもいいと言ってくれるなら、一緒に食事をしよう」
「そんな顔だなんて……痛くはないんですよね?」
「あぁ。痛みはない」
「よかった……貴方が、痛がっているんじゃないかって、心配で仕方なかったんです」
「覚えて、いてくれたのか?」
「ごめんなさい。話を聞いて、思い出しました。ベルンハルト様は、そんなに大切に思っていてくれたんですね」
「幼い頃のリーゼに出会えた思い出は、ずっと忘れることができなかった。あの温室で再び貴女に出会えたことは、夢のようだった」
初恋の人に、たった一人愛した人に、嫌われるのが怖くて、向き合うことから逃げた。
そんな自分に寄り添い続けてくれたリーゼロッテと、今度こそ素顔で笑い合いたい。
それはベルンハルトの勝手な願望でしかない。
「嬉しいです。ベルンハルト様の気持ち、教えていただけて」
「怖ければすぐにでもそう言って欲しい。もしリーゼが嫌なら、もう二度と仮面をはずしたりしないから」
「うふふ。わたくし、怖くなどありませんよ」
「そうは言っても……見れば何と思うか」
「わかります。怖くないです。それどころか、感謝しているんですよ」
リーゼロッテがそう言って得意気に笑う理由が、ベルンハルトには理解ができない。
「何故?」
「そのあざがあるから、ベルンハルト様とこうして夫婦になることができたんですもの」
「ふっ。それもそうだ。それだけは、あざに感謝しなくてはならないな」
ベルンハルトが唯一あざに感謝できたこと。
それを同じようにリーゼロッテが感じてくれていたことに、つい笑みがこぼれる。
「もう、その仮面は必要ありませんよね」
リーゼロッテがそう言って伸ばしてきた手を、抵抗することなく受け入れた。
ベルンハルトが長い間仮面で隠し続けていた龍の鱗のあざに、リーゼロッテの細い指が触れる。
外気にすらほとんど晒されたことのない皮膚は、どこに触れられるよりも敏感で、言葉にできないような感情が、体の奥から湧き上がってくるのがわかる。
何度も感じた、リーゼロッテへの愛おしさを、今ほど感じたことはない。
リーゼロッテの赤い唇が、そのあざへ口づけを落とした。
一人で眠るには大きすぎるベッドが、ようやくその意味を成す。寂しい独り寝の日々は、今夜終わりを告げる。
ベッドサイドのテーブルに置かれた白い仮面を、月の光が優しく照らしていた。
64
あなたにおすすめの小説
普段は地味子。でも本当は凄腕の聖女さん〜地味だから、という理由で聖女ギルドを追い出されてしまいました。私がいなくても大丈夫でしょうか?〜
神伊 咲児
ファンタジー
主人公、イルエマ・ジミィーナは16歳。
聖女ギルド【女神の光輝】に属している聖女だった。
イルエマは眼鏡をかけており、黒髪の冴えない見た目。
いわゆる地味子だ。
彼女の能力も地味だった。
使える魔法といえば、聖女なら誰でも使えるものばかり。回復と素材進化と解呪魔法の3つだけ。
唯一のユニークスキルは、ペンが無くても文字を書ける光魔字。
そんな能力も地味な彼女は、ギルド内では裏方作業の雑務をしていた。
ある日、ギルドマスターのキアーラより、地味だからという理由で解雇される。
しかし、彼女は目立たない実力者だった。
素材進化の魔法は独自で改良してパワーアップしており、通常の3倍の威力。
司祭でも見落とすような小さな呪いも見つけてしまう鋭い感覚。
難しい相談でも難なくこなす知識と教養。
全てにおいてハイクオリティ。最強の聖女だったのだ。
彼女は新しいギルドに参加して順風満帆。
彼女をクビにした聖女ギルドは落ちぶれていく。
地味な聖女が大活躍! 痛快ファンタジーストーリー。
全部で5万字。
カクヨムにも投稿しておりますが、アルファポリス用にタイトルも含めて改稿いたしました。
HOTランキング女性向け1位。
日間ファンタジーランキング1位。
日間完結ランキング1位。
応援してくれた、みなさんのおかげです。
ありがとうございます。とても嬉しいです!
妹が聖女に選ばれました。姉が闇魔法使いだと周囲に知られない方が良いと思って家を出たのに、何故か王子様が追いかけて来ます。
向原 行人
ファンタジー
私、アルマには二つ下の可愛い妹がいます。
幼い頃から要領の良い妹は聖女に選ばれ、王子様と婚約したので……私は遠く離れた地で、大好きな魔法の研究に専念したいと思います。
最近は異空間へ自由に物を出し入れしたり、部分的に時間を戻したり出来るようになったんです!
勿論、この魔法の効果は街の皆さんにも活用を……いえ、無限に収納出来るので、安い時に小麦を買っていただけで、先見の明とかはありませんし、怪我をされた箇所の時間を戻しただけなので、治癒魔法とは違います。
だから私は聖女ではなくて、妹が……って、どうして王子様がこの地に来ているんですかっ!?
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
刷り込みで竜の母親になった私は、国の運命を預かることになりました。繁栄も滅亡も、私の導き次第で決まるようです。
木山楽斗
ファンタジー
宿屋で働くフェリナは、ある日森で卵を見つけた。
その卵からかえったのは、彼女が見たことがない生物だった。その生物は、生まれて初めて見たフェリナのことを母親だと思ったらしく、彼女にとても懐いていた。
本物の母親も見当たらず、見捨てることも忍びないことから、フェリナは謎の生物を育てることにした。
リルフと名付けられた生物と、フェリナはしばらく平和な日常を過ごしていた。
しかし、ある日彼女達の元に国王から通達があった。
なんでも、リルフは竜という生物であり、国を繁栄にも破滅にも導く特別な存在であるようだ。
竜がどちらの道を辿るかは、その母親にかかっているらしい。知らない内に、フェリナは国の運命を握っていたのだ。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。
※2021/09/03 改題しました。(旧題:刷り込みで竜の母親になった私は、国の運命を預かることになりました。)
【完結】婚約者と仕事を失いましたが、すべて隣国でバージョンアップするようです。
鋼雅 暁
ファンタジー
聖女として働いていたアリサ。ある日突然、王子から婚約破棄を告げられる。
さらに、偽聖女と決めつけられる始末。
しかし、これ幸いと王都を出たアリサは辺境の地でのんびり暮らすことに。しかしアリサは自覚のない「魔力の塊」であったらしく、それに気付かずアリサを放り出した王国は傾き、アリサの魔力に気付いた隣国は皇太子を派遣し……捨てる国あれば拾う国あり!?
他サイトにも重複掲載中です。
【完結】令嬢は売られ、捨てられ、治療師として頑張ります。
まるねこ
ファンタジー
魔法が使えなかったせいで落ちこぼれ街道を突っ走り、伯爵家から売られたソフィ。
泣きっ面に蜂とはこの事、売られた先で魔物と出くわし、置いて逃げられる。
それでも挫けず平民として仕事を頑張るわ!
【手直しての再掲載です】
いつも通り、ふんわり設定です。
いつも悩んでおりますが、カテ変更しました。ファンタジーカップには参加しておりません。のんびりです。(*´꒳`*)
Copyright©︎2022-まるねこ
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
転生メイドは絆されない ~あの子は私が育てます!~
志波 連
ファンタジー
息子と一緒に事故に遭い、母子で異世界に転生してしまったさおり。
自分には前世の記憶があるのに、息子は全く覚えていなかった。
しかも、愛息子はヘブンズ王国の第二王子に転生しているのに、自分はその王子付きのメイドという格差。
身分差故に、自分の息子に敬語で話し、無理な要求にも笑顔で応える日々。
しかし、そのあまりの傍若無人さにお母ちゃんはブチ切れた!
第二王子に厳しい躾を始めた一介のメイドの噂は王家の人々の耳にも入る。
側近たちは不敬だと騒ぐが、国王と王妃、そして第一王子はその奮闘を見守る。
厳しくも愛情あふれるメイドの姿に、第一王子は恋をする。
後継者争いや、反王家貴族の暗躍などを乗り越え、元親子は国の在り方さえ変えていくのだった。
【完結】白い結婚で生まれた私は王族にはなりません〜光の精霊王と予言の王女〜
白崎りか
ファンタジー
「悪女オリヴィア! 白い結婚を神官が証明した。婚姻は無効だ! 私は愛するフローラを王妃にする!」
即位したばかりの国王が、宣言した。
真実の愛で結ばれた王とその恋人は、永遠の愛を誓いあう。
だが、そこには大きな秘密があった。
王に命じられた神官は、白い結婚を偽証していた。
この時、悪女オリヴィアは娘を身ごもっていたのだ。
そして、光の精霊王の契約者となる予言の王女を産むことになる。
第一部 貴族学園編
私の名前はレティシア。
政略結婚した王と元王妃の間にできた娘なのだけど、私の存在は、生まれる前に消された。
だから、いとこの双子の姉ってことになってる。
この世界の貴族は、5歳になったら貴族学園に通わないといけない。私と弟は、そこで、契約獣を得るためのハードな訓練をしている。
私の異母弟にも会った。彼は私に、「目玉をよこせ」なんて言う、わがままな王子だった。
第二部 魔法学校編
失ってしまったかけがえのない人。
復讐のために精霊王と契約する。
魔法学校で再会した貴族学園時代の同級生。
毒薬を送った犯人を捜すために、パーティに出席する。
修行を続け、勇者の遺産を手にいれる。
前半は、ほのぼのゆっくり進みます。
後半は、どろどろさくさくです。
小説家になろう様にも投稿してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる