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アルフレートからの誘い
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「エラ嬢! 大丈夫だったかい?」
客室のソファに座り込んだままほとんど動くことのできなかったエラの元に、アルフレートが飛び込んで来たのはどれだけ時間が経った後だろうか。
進んでいく時計の針を気にすることもなく、途中で運び込まれた料理に手をつけることもなく、身動き一つ取らずにいた。正確には取れなかった。ずっと痺れ続ける左手に、じわじわと魔力を取られているような、そんな気がして動く気になれなかったのだ。
「アルフレート様。大丈夫です」
「ダームエルから話は聞いた。エラ嬢は治癒力が使えるんだね」
「はい。ですが、この様に動けなくなってしまうのでは、どうしようもないです」
「そうまでしてでも、庭師を救ってくれて感謝してる」
アルフレートの瞳が何かを憂いている様に細められて、エラを見ながら寂しそうに笑った。
「俺がどこまで目を光らせていても、貴族っていうのは気位が高い。何の道理もなく威張り散らす者だっている。そんなことをしても、この国は良くなるはずがないのだが、すぐには変わらないのが現実だ」
「アルフレート殿下。お話を遮って申し訳ありませんが、そろそろお時間が……」
「あぁ。エラ嬢、単刀直入に言う。城で働いてみないか?」
「はい……はい? えっ? 今、何と仰いました?」
「だから、城で働かないか? そう言ったんだ」
アルフレートの言葉を聞き直しても、エラには言葉の意味が理解できなかった。
「エラ様が切り花を治癒したことをお話しさせていただきました。聖魔法に疎い私でも稀有な能力だと思いましたので、無断で失礼致しました」
唖然とした顔が直らないエラの耳に、ダームエルの穏やかな声が響く。
「そこでハーロルトに相談したんだ。あいつは今魔塔で修行中だからな。そういうことには詳しい。そしたら城に居てもらう方が良いと。聖魔法は魔塔の中でも貴重らしいし、治癒者が城内にいた方が何かとありがたい」
「で、ですが私の魔力では花束一つを回復させるだけで精一杯で。申し訳ありませんが……」
「それならば、庭師として勤めるのはどうだろう。花の世話役なら、それほど負担にもならないのではないか?」
ハーロルト第三王子が望んだ働きとは多分違うと思うが、庭師としてならエラでもやれないことはないだろう。
アルフレートの言葉に、気持ちが傾いていく様だった。
城で働くことになれば、もう冬の支度に悩む必要もない。銅貨の残り枚数を数えることも、今日食べるものに困ることもない。
「ですが……」
エラが即答できない理由はなんだろうか。
何かを気にする必要もないのに、どこか心残りがあるような。村を離れることが気がかりなのか、城に入ることが嫌なのか、エラ自身もはっきりとわからない戸惑い。
「アルフレート殿下。急なお話ではエラ様も困るでしょう。後日私が伺います。今日はそれでいかがですか?」
揺れる気持ちに整理がつかず、黙ったままのエラに助け舟を出したのはダームエルだ。
立場のある貴族。それもアルフレートの従者である彼が、アルフレートの態度を諌めエラに寄り添ってくれる。
「ダームエルが行ってくれるのならば、それでもいい。このまま帰りもエラ嬢を送っていってくれ。エラ嬢、一週間あれば答えを出してくれるか?」
「はい。わかりました」
一週間の猶予をもらい、ダームエルに自宅まで送ってもらう。
金貨一枚をもらうだけだった依頼は、エラにとって大事件となってしまった。
「ねぇ。カーサはどう思う?」
「城で働くこと? 城って言ったって庭師なんでしょ? 花の世話なら今と変わらないじゃない。それで今より良い生活ができるなら、私なら行っちゃうかな」
アルフレートとの約束の期限はもう明日だ。
結局一週間経ったところで、簡単に決断なんてできやしなかった。
エラの心に浮かぶ戸惑いは、その正体をエラ自身もうまく説明することができず、誰にも相談できていない。
それは城で感じた紋様の痺れと同様に嫌な予感を纏って、エラの決断を鈍らせる。
「そう……よね」
「エラは何に迷ってるの? 良いお話よ?」
「うん……何だろう。寂しいのかな」
「本当? エラってば、そんなに寂しがり屋だった?」
生まれてからこれまで、一度も離れたことのない故郷を離れることに不安がないと言ったら嘘になる。
でも、きっとそれが気がかりの原因じゃないことだけは確かだ。
「自分ではそんなことないつもりだったんだけどね」
「城っていったってお休みはあるんでしょう? 歩いて帰れる距離よ。いつでも待ってるわ」
「カーサ。そうよね。ありがとう。心強いわ」
カーサに伝えた言葉だって嘘じゃない。
それでも、もうこれ以上相談しても仕方ないって、諦めの気持ちもないわけじゃない。
「お迎えは明日?」
「えぇ。そろそろ用意整えないと」
「明日は盛大にお見送りするわね」
「楽しみにしてる」
カーサとの会話はどこか他人事のようで。その場限りの会話を何とか終わらせた。
カーサと別れたその足で、向かう先はルカの元。
気がかりの原因は少しでも減らして出発したかった。
「エラ! カーサに聞いたよ。城で暮らすんだって?」
「うん。その方が暮らしも楽になるし」
「そうだよな。その方が良い」
「ルカもそう思うの?」
「そりゃそうさ。エラには幸せになって欲しいからな」
ルカの笑顔に嘘はない。
まばゆい太陽の様に輝く笑顔。
「今日は、調子いいの?」
風邪を引いてばかりだったルカの笑顔を見るのも久しぶりだった。
「あぁ。そう毎日毎日寝てばかりもいられないし、動けるうちに働かないとな」
ニカっと音がするように笑うと見える真っ白な歯。何年もの間見てきた笑顔が、エラの不安を追い払ってくれる。
「私の家に買ったばかりの毛布があるの。良かったら使って?」
「毛布? エラはどうするんだ?」
「お城には通いじゃないから、もう必要なくなるの。その代わりに畑にある花の世話をして欲しい。私も何株か持って行くけど、父さんと母さんが残してくれたものだから、このまま枯らしたくない」
「俺、花の世話とか得意じゃないけど……エラの頼みだしな。できるだけやってみる」
「そんなに大変なことしてないよ。たまに水やってくれれば大丈夫。お願いできる?」
「わかった。約束する」
「ありがと。これで安心して出発できそう」
「エラも元気でやれよ」
「ルカもね。風邪ひいちゃダメだよ」
「努力する」
「何かあったら駆けつけるから。呼んでね」
「エラこそ。いつでも帰ってこいよ」
すっと出されたルカの手に、そっと自分の手を重ねる。
ルカがいつまでも元気でいられるように、そんな思いを込めた。
客室のソファに座り込んだままほとんど動くことのできなかったエラの元に、アルフレートが飛び込んで来たのはどれだけ時間が経った後だろうか。
進んでいく時計の針を気にすることもなく、途中で運び込まれた料理に手をつけることもなく、身動き一つ取らずにいた。正確には取れなかった。ずっと痺れ続ける左手に、じわじわと魔力を取られているような、そんな気がして動く気になれなかったのだ。
「アルフレート様。大丈夫です」
「ダームエルから話は聞いた。エラ嬢は治癒力が使えるんだね」
「はい。ですが、この様に動けなくなってしまうのでは、どうしようもないです」
「そうまでしてでも、庭師を救ってくれて感謝してる」
アルフレートの瞳が何かを憂いている様に細められて、エラを見ながら寂しそうに笑った。
「俺がどこまで目を光らせていても、貴族っていうのは気位が高い。何の道理もなく威張り散らす者だっている。そんなことをしても、この国は良くなるはずがないのだが、すぐには変わらないのが現実だ」
「アルフレート殿下。お話を遮って申し訳ありませんが、そろそろお時間が……」
「あぁ。エラ嬢、単刀直入に言う。城で働いてみないか?」
「はい……はい? えっ? 今、何と仰いました?」
「だから、城で働かないか? そう言ったんだ」
アルフレートの言葉を聞き直しても、エラには言葉の意味が理解できなかった。
「エラ様が切り花を治癒したことをお話しさせていただきました。聖魔法に疎い私でも稀有な能力だと思いましたので、無断で失礼致しました」
唖然とした顔が直らないエラの耳に、ダームエルの穏やかな声が響く。
「そこでハーロルトに相談したんだ。あいつは今魔塔で修行中だからな。そういうことには詳しい。そしたら城に居てもらう方が良いと。聖魔法は魔塔の中でも貴重らしいし、治癒者が城内にいた方が何かとありがたい」
「で、ですが私の魔力では花束一つを回復させるだけで精一杯で。申し訳ありませんが……」
「それならば、庭師として勤めるのはどうだろう。花の世話役なら、それほど負担にもならないのではないか?」
ハーロルト第三王子が望んだ働きとは多分違うと思うが、庭師としてならエラでもやれないことはないだろう。
アルフレートの言葉に、気持ちが傾いていく様だった。
城で働くことになれば、もう冬の支度に悩む必要もない。銅貨の残り枚数を数えることも、今日食べるものに困ることもない。
「ですが……」
エラが即答できない理由はなんだろうか。
何かを気にする必要もないのに、どこか心残りがあるような。村を離れることが気がかりなのか、城に入ることが嫌なのか、エラ自身もはっきりとわからない戸惑い。
「アルフレート殿下。急なお話ではエラ様も困るでしょう。後日私が伺います。今日はそれでいかがですか?」
揺れる気持ちに整理がつかず、黙ったままのエラに助け舟を出したのはダームエルだ。
立場のある貴族。それもアルフレートの従者である彼が、アルフレートの態度を諌めエラに寄り添ってくれる。
「ダームエルが行ってくれるのならば、それでもいい。このまま帰りもエラ嬢を送っていってくれ。エラ嬢、一週間あれば答えを出してくれるか?」
「はい。わかりました」
一週間の猶予をもらい、ダームエルに自宅まで送ってもらう。
金貨一枚をもらうだけだった依頼は、エラにとって大事件となってしまった。
「ねぇ。カーサはどう思う?」
「城で働くこと? 城って言ったって庭師なんでしょ? 花の世話なら今と変わらないじゃない。それで今より良い生活ができるなら、私なら行っちゃうかな」
アルフレートとの約束の期限はもう明日だ。
結局一週間経ったところで、簡単に決断なんてできやしなかった。
エラの心に浮かぶ戸惑いは、その正体をエラ自身もうまく説明することができず、誰にも相談できていない。
それは城で感じた紋様の痺れと同様に嫌な予感を纏って、エラの決断を鈍らせる。
「そう……よね」
「エラは何に迷ってるの? 良いお話よ?」
「うん……何だろう。寂しいのかな」
「本当? エラってば、そんなに寂しがり屋だった?」
生まれてからこれまで、一度も離れたことのない故郷を離れることに不安がないと言ったら嘘になる。
でも、きっとそれが気がかりの原因じゃないことだけは確かだ。
「自分ではそんなことないつもりだったんだけどね」
「城っていったってお休みはあるんでしょう? 歩いて帰れる距離よ。いつでも待ってるわ」
「カーサ。そうよね。ありがとう。心強いわ」
カーサに伝えた言葉だって嘘じゃない。
それでも、もうこれ以上相談しても仕方ないって、諦めの気持ちもないわけじゃない。
「お迎えは明日?」
「えぇ。そろそろ用意整えないと」
「明日は盛大にお見送りするわね」
「楽しみにしてる」
カーサとの会話はどこか他人事のようで。その場限りの会話を何とか終わらせた。
カーサと別れたその足で、向かう先はルカの元。
気がかりの原因は少しでも減らして出発したかった。
「エラ! カーサに聞いたよ。城で暮らすんだって?」
「うん。その方が暮らしも楽になるし」
「そうだよな。その方が良い」
「ルカもそう思うの?」
「そりゃそうさ。エラには幸せになって欲しいからな」
ルカの笑顔に嘘はない。
まばゆい太陽の様に輝く笑顔。
「今日は、調子いいの?」
風邪を引いてばかりだったルカの笑顔を見るのも久しぶりだった。
「あぁ。そう毎日毎日寝てばかりもいられないし、動けるうちに働かないとな」
ニカっと音がするように笑うと見える真っ白な歯。何年もの間見てきた笑顔が、エラの不安を追い払ってくれる。
「私の家に買ったばかりの毛布があるの。良かったら使って?」
「毛布? エラはどうするんだ?」
「お城には通いじゃないから、もう必要なくなるの。その代わりに畑にある花の世話をして欲しい。私も何株か持って行くけど、父さんと母さんが残してくれたものだから、このまま枯らしたくない」
「俺、花の世話とか得意じゃないけど……エラの頼みだしな。できるだけやってみる」
「そんなに大変なことしてないよ。たまに水やってくれれば大丈夫。お願いできる?」
「わかった。約束する」
「ありがと。これで安心して出発できそう」
「エラも元気でやれよ」
「ルカもね。風邪ひいちゃダメだよ」
「努力する」
「何かあったら駆けつけるから。呼んでね」
「エラこそ。いつでも帰ってこいよ」
すっと出されたルカの手に、そっと自分の手を重ねる。
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