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第一章 入学式
はじめての王都で
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シウレの白い花が咲き乱れ、風に吹かれた花弁が街道を白亜に染める。
太陽の光は温かく、寒い冬が終わったことを告げていた。
アウスティア王国の王都『イグヴァーン』は、春の季節の陽気を受けながら、いつも以上の活気に満ちていた。
春は新しい住民たちが到来する出会い季節である。
「リウの奴、どこいったんだ?」
大勢の人混みで歩くのもままならない大通りで、長身の少年が人だかりから頭を出して辺りを見回している。
年の頃は十代半ば、長い黒髪を頭の後ろで束ねている。皮のジャケットの身体は筋肉で引き締まっており、長身でスマートなように見えるものの、その実は鍛えられた戦士の体である。そして、その腰には兵士が身に着けているものと同等の大振りの長剣を差ている。
「ダメ、見つからない」
少年の声に答えたのは金髪の美少女だった。年齢は少年と同じくらいだろう。
大きな碧い瞳が特徴的な、あどけなさを残しつつも、将来を約束されたような美貌をもっている。決して高級なものではないが、清潔感のある軽装、ひざ丈のスカートが動きに併せてヒラヒラと舞う。
王都の東に位置するこの大通りは、早朝だというのに多くの往来があった。
近くの区画で朝市をおこなっていたため、買い物終わりの買い付け人たちをよく見かける。また、ここは王城や公官庁への出勤ルートにもなっており、身なりの良い人が文字通り人の川を作っていた。
「どうしよう、カイくん。このままじゃ入学式に間に合わないよ」
不安気な少女は涙目になっている。その目線は遠くにそびえたつ時計台に向けられていた。
「こういうときでもリウはマイペースだからな」
長身の青年、カイは弱ったという風に頭をかき乱すと、思い立ったように少女に向き合った。
「アヤはこのままこの区画を探してくれ。俺はもう少し城側を探してみる。見つからなくても、時間には学園で落ち合おう」
少女―アヤはうなずく。
「うん。リウくんのバカ」
「ああ、ほんとにバカだ」
そういって二人はそれぞれ走り出すのだった。
*
カイとアヤの二人が王都の東側を走り回っている頃、リウはそこから何ブロックも離れた倉庫街にいた。
太陽の光を反射して輝く赤髪を揺らしながら、キョロキョロと何かを探している。倉庫街も端に来ると人影は無く、ただ同じようなレンガ作りの建物が無機質に並んでいるだけだった。
「どこにいったんだろ。さっきのボーム」
ボームとは自立型の機械人形だ。両手で持てるぐらいの球状をしており、それぞれの得意な能力で主人をサポートするように作られている。非常に高価なもので、所有できる人間は貴族などのお金持ちか、大きな組織に勤めるエンジニアくらいだ。
リウも書物で得た知識こそあれ、実物を見たことは無かった。
それが、町中を一人、この場合は一体というが、でコロコロと転がっていたのだった。それを見たリウの瞳は爛々と輝いて。自分でも気が付かないうちに、ボームを追っていた。
結果として、一緒に王都に来ていた幼馴染の二人とは逸れ、今自分が王都のどこにいるのかもわからないことになってしまった。
「おそらくマスターの命令で動いているんだよね。それにしても起用に転がっていたなぁ。近くで見たいなぁ」
辺りを見渡すが、ボームどころか野良猫一匹見当たらない。無人の倉庫街は不気味にそびえ立ち、大きな影を伸ばしていた。
そんなとき、視界の隅にゆっくりと転がる球体が入り込んだ。
危なげなく倉庫街を横切るボームは、そのままリウの目の前を通り過ぎて、入り口が開け放たれていた倉庫の中に消えていった。
リウは一瞬だけ躊躇したものの、すぐに好奇心が勝り、ボームのあとを追うようにして、倉庫の入り口を覗き込んだ。
倉庫は暗く、明り取りの窓も鉄板で塞がれていた。 壁に備え付けられた、魔導灯の淡い光が、倉庫の中に輪郭を浮かび上がらせている。
広い倉庫の敷地には、大小さまざまな機械の部品らしきものが積み重ねられていた。その多くがシーツによって隠されており、正体を伺い知ることができない。
リウが慎重に中へ入ると、倉庫は思ったよりも埃臭くなかった。
まわりの機械部品にも降り積もった汚れは無く、最近も人の出入りが頻繁であったことを物語っている。
暗がりの中にボームの姿を見ることはできなかったが、どこからか転がるような音が聞こえてくる。
リウはその音に惹かれるように、中へ中へと進んでいった。
そのとき、倉庫の入り口で音がした。
リウの場所からは、大きな機械部品の陰に隠れて見ることはできないが、複数の足音が倉庫の中へと入ってくる。リウは思わず物陰に身を潜めた。
「よくもこれだけのパーツを運び込んだよ」
男の声が聞こえる。擦れた耳障りな声だ。
「だいぶ苦労したさ。特に最新の制御系なんか、移動させるだけでえらく鐘をとられたよ」
応じる男の声はすこし若い。他にも何人かの男たちがいるようだが、会話に加われる気はなさそうだ。
「あんなもの、どこから手に入れたんだ?」
「いくらあんたでも、入手ルートは教えられないね」
男たちは倉庫の奥に進みながら話している。リウは姿勢をずらして、機械の隙間から男たちの姿を捉えた。男たちは五人。掠れた声の初老の男と、マスクで顔を隠した男、そして護衛のような男が三人。護衛の男たちは小ぶりの剣を腰に差ている。
「これは今回分の金だ。次も頼む」
初老の男が布袋を渡す。けっこうな重みのある袋だった。
「確かに。次のパーツも既に手配済みだ。金が続く限りは協力しよう」
マスクの男は、袋の中身を確かめもせずに懐にしまった。
男たちが踵を返して立ち去ろうとしたとき、突然物陰から丸い物体が飛び出した。先ほどのボームだ。
「なんだコイツは!?」
男たちの頭上高くに飛び上がったボームは、男たちの周りを何度か飛び跳ねると、慌てふためく男たちの目の前で激しい光を放った。
光は男たちや倉庫に並ぶ機械を暗闇から浮かび上がらせ、一瞬だけ倉庫の全体像が明らかになる。
(感光性水晶を使った記録装置だ!)
リウは光が放たれた瞬間に、ボームから耳を突くような独特の音がしたのを聞いた。ボームは繰り返し光を放っている。
感光性水晶は光の像を記録できる特殊な水晶だ。対象を透明なガラスで捉え、そこから入り込む光の像を、水晶の構造内に保存する。日々改良が進み、一つの水晶に保存できる像の数が増え、記録装置全体の大きさも小型化されていると聞いた。
(最新型は手で持てるくらいの大きさだとは聞いてたけど、ボームに搭載できるなんて)
目の前で起きている混乱した状況とは裏腹に、リウの好奇心は最高潮に達していた。今すぐにでも目の前のボームに飛びつきたい。そしてできることなら分解して徹底的に調べたい。
「あ、こら!」
それまで男たちを翻弄するかのように飛び跳ねていたボームが、突如として方向を変えて、倉庫の出口かた飛び出ていった。慌てた男たちは、急いでボームを追う。
「写真を撮られた!その丸いのを絶対に逃がすな!」
マスクの男が叫ぶ。護衛の男たちが急いで出口から出ていくと、大声を出しながらボームを追いかけて行った。マスクの男と初老の男はその背中を見届けると、悪態をついて倉庫の奥へと消えていった。
リウは興奮と緊張で高鳴る胸を撫で下ろし、物陰から姿を出す。倉庫は再び静寂に包まれていた。
しかし、それも長くは続かないかもしれない。男たちが戻ってくる前に、急いでこの倉庫を出ないといけない。男たちの会話から、危険な臭いを感じる。願わくば、あのボームが逃げ切って欲しいと思う。
目立たないように、機械の間を縫うように移動して出口へと向かう。その時、ふと見た先に、他とは違う上質なシートで覆われている物を見つけた。
大きさはリウが両手を広げたくらい。形状から箱のようだ。
リウは一瞬躊躇したものの、好奇心に負けてシートを剥ぎ取った。現れたのはガラスでできた透明な箱だった。箱の中には、金色に輝く円盤状の板が八枚収まっている。円盤の表面には様々な色で描かれた複雑な模様が走っていた。
いけない事と思いながらも、リウは箱を開けて円盤を手にした。円盤を傾けると、魔導灯の光の当たり方によって、模様の色が変わっていく。
円盤の裏は鏡面状になるまで摩耗されており、リウの姿が反射している。そのリウの姿の後ろで何かが動いた。
後ろからリウの肩を掴もうと、太い腕がぬっと伸びてくるのが見えた。
リウは咄嗟に体を捻るとその腕を躱し、大きく後ろに飛んだ。相手は思わぬ動きに動揺して、行動が遅い。
リウはそのまま倉庫の出口まで一気に走り抜けた。出口の外にさっきの男たちがいたらという予想は杞憂に終わった。
倉庫の外は相変わらずの無人で、人影もボームも見当たらない。
背後に人の気配を感じて、リウは振り向かずにそのまま走り出した。
手にあの円盤を持ったままだということに気付いたのは、倉庫街を抜けて大通りに出たときだった。
太陽の光は温かく、寒い冬が終わったことを告げていた。
アウスティア王国の王都『イグヴァーン』は、春の季節の陽気を受けながら、いつも以上の活気に満ちていた。
春は新しい住民たちが到来する出会い季節である。
「リウの奴、どこいったんだ?」
大勢の人混みで歩くのもままならない大通りで、長身の少年が人だかりから頭を出して辺りを見回している。
年の頃は十代半ば、長い黒髪を頭の後ろで束ねている。皮のジャケットの身体は筋肉で引き締まっており、長身でスマートなように見えるものの、その実は鍛えられた戦士の体である。そして、その腰には兵士が身に着けているものと同等の大振りの長剣を差ている。
「ダメ、見つからない」
少年の声に答えたのは金髪の美少女だった。年齢は少年と同じくらいだろう。
大きな碧い瞳が特徴的な、あどけなさを残しつつも、将来を約束されたような美貌をもっている。決して高級なものではないが、清潔感のある軽装、ひざ丈のスカートが動きに併せてヒラヒラと舞う。
王都の東に位置するこの大通りは、早朝だというのに多くの往来があった。
近くの区画で朝市をおこなっていたため、買い物終わりの買い付け人たちをよく見かける。また、ここは王城や公官庁への出勤ルートにもなっており、身なりの良い人が文字通り人の川を作っていた。
「どうしよう、カイくん。このままじゃ入学式に間に合わないよ」
不安気な少女は涙目になっている。その目線は遠くにそびえたつ時計台に向けられていた。
「こういうときでもリウはマイペースだからな」
長身の青年、カイは弱ったという風に頭をかき乱すと、思い立ったように少女に向き合った。
「アヤはこのままこの区画を探してくれ。俺はもう少し城側を探してみる。見つからなくても、時間には学園で落ち合おう」
少女―アヤはうなずく。
「うん。リウくんのバカ」
「ああ、ほんとにバカだ」
そういって二人はそれぞれ走り出すのだった。
*
カイとアヤの二人が王都の東側を走り回っている頃、リウはそこから何ブロックも離れた倉庫街にいた。
太陽の光を反射して輝く赤髪を揺らしながら、キョロキョロと何かを探している。倉庫街も端に来ると人影は無く、ただ同じようなレンガ作りの建物が無機質に並んでいるだけだった。
「どこにいったんだろ。さっきのボーム」
ボームとは自立型の機械人形だ。両手で持てるぐらいの球状をしており、それぞれの得意な能力で主人をサポートするように作られている。非常に高価なもので、所有できる人間は貴族などのお金持ちか、大きな組織に勤めるエンジニアくらいだ。
リウも書物で得た知識こそあれ、実物を見たことは無かった。
それが、町中を一人、この場合は一体というが、でコロコロと転がっていたのだった。それを見たリウの瞳は爛々と輝いて。自分でも気が付かないうちに、ボームを追っていた。
結果として、一緒に王都に来ていた幼馴染の二人とは逸れ、今自分が王都のどこにいるのかもわからないことになってしまった。
「おそらくマスターの命令で動いているんだよね。それにしても起用に転がっていたなぁ。近くで見たいなぁ」
辺りを見渡すが、ボームどころか野良猫一匹見当たらない。無人の倉庫街は不気味にそびえ立ち、大きな影を伸ばしていた。
そんなとき、視界の隅にゆっくりと転がる球体が入り込んだ。
危なげなく倉庫街を横切るボームは、そのままリウの目の前を通り過ぎて、入り口が開け放たれていた倉庫の中に消えていった。
リウは一瞬だけ躊躇したものの、すぐに好奇心が勝り、ボームのあとを追うようにして、倉庫の入り口を覗き込んだ。
倉庫は暗く、明り取りの窓も鉄板で塞がれていた。 壁に備え付けられた、魔導灯の淡い光が、倉庫の中に輪郭を浮かび上がらせている。
広い倉庫の敷地には、大小さまざまな機械の部品らしきものが積み重ねられていた。その多くがシーツによって隠されており、正体を伺い知ることができない。
リウが慎重に中へ入ると、倉庫は思ったよりも埃臭くなかった。
まわりの機械部品にも降り積もった汚れは無く、最近も人の出入りが頻繁であったことを物語っている。
暗がりの中にボームの姿を見ることはできなかったが、どこからか転がるような音が聞こえてくる。
リウはその音に惹かれるように、中へ中へと進んでいった。
そのとき、倉庫の入り口で音がした。
リウの場所からは、大きな機械部品の陰に隠れて見ることはできないが、複数の足音が倉庫の中へと入ってくる。リウは思わず物陰に身を潜めた。
「よくもこれだけのパーツを運び込んだよ」
男の声が聞こえる。擦れた耳障りな声だ。
「だいぶ苦労したさ。特に最新の制御系なんか、移動させるだけでえらく鐘をとられたよ」
応じる男の声はすこし若い。他にも何人かの男たちがいるようだが、会話に加われる気はなさそうだ。
「あんなもの、どこから手に入れたんだ?」
「いくらあんたでも、入手ルートは教えられないね」
男たちは倉庫の奥に進みながら話している。リウは姿勢をずらして、機械の隙間から男たちの姿を捉えた。男たちは五人。掠れた声の初老の男と、マスクで顔を隠した男、そして護衛のような男が三人。護衛の男たちは小ぶりの剣を腰に差ている。
「これは今回分の金だ。次も頼む」
初老の男が布袋を渡す。けっこうな重みのある袋だった。
「確かに。次のパーツも既に手配済みだ。金が続く限りは協力しよう」
マスクの男は、袋の中身を確かめもせずに懐にしまった。
男たちが踵を返して立ち去ろうとしたとき、突然物陰から丸い物体が飛び出した。先ほどのボームだ。
「なんだコイツは!?」
男たちの頭上高くに飛び上がったボームは、男たちの周りを何度か飛び跳ねると、慌てふためく男たちの目の前で激しい光を放った。
光は男たちや倉庫に並ぶ機械を暗闇から浮かび上がらせ、一瞬だけ倉庫の全体像が明らかになる。
(感光性水晶を使った記録装置だ!)
リウは光が放たれた瞬間に、ボームから耳を突くような独特の音がしたのを聞いた。ボームは繰り返し光を放っている。
感光性水晶は光の像を記録できる特殊な水晶だ。対象を透明なガラスで捉え、そこから入り込む光の像を、水晶の構造内に保存する。日々改良が進み、一つの水晶に保存できる像の数が増え、記録装置全体の大きさも小型化されていると聞いた。
(最新型は手で持てるくらいの大きさだとは聞いてたけど、ボームに搭載できるなんて)
目の前で起きている混乱した状況とは裏腹に、リウの好奇心は最高潮に達していた。今すぐにでも目の前のボームに飛びつきたい。そしてできることなら分解して徹底的に調べたい。
「あ、こら!」
それまで男たちを翻弄するかのように飛び跳ねていたボームが、突如として方向を変えて、倉庫の出口かた飛び出ていった。慌てた男たちは、急いでボームを追う。
「写真を撮られた!その丸いのを絶対に逃がすな!」
マスクの男が叫ぶ。護衛の男たちが急いで出口から出ていくと、大声を出しながらボームを追いかけて行った。マスクの男と初老の男はその背中を見届けると、悪態をついて倉庫の奥へと消えていった。
リウは興奮と緊張で高鳴る胸を撫で下ろし、物陰から姿を出す。倉庫は再び静寂に包まれていた。
しかし、それも長くは続かないかもしれない。男たちが戻ってくる前に、急いでこの倉庫を出ないといけない。男たちの会話から、危険な臭いを感じる。願わくば、あのボームが逃げ切って欲しいと思う。
目立たないように、機械の間を縫うように移動して出口へと向かう。その時、ふと見た先に、他とは違う上質なシートで覆われている物を見つけた。
大きさはリウが両手を広げたくらい。形状から箱のようだ。
リウは一瞬躊躇したものの、好奇心に負けてシートを剥ぎ取った。現れたのはガラスでできた透明な箱だった。箱の中には、金色に輝く円盤状の板が八枚収まっている。円盤の表面には様々な色で描かれた複雑な模様が走っていた。
いけない事と思いながらも、リウは箱を開けて円盤を手にした。円盤を傾けると、魔導灯の光の当たり方によって、模様の色が変わっていく。
円盤の裏は鏡面状になるまで摩耗されており、リウの姿が反射している。そのリウの姿の後ろで何かが動いた。
後ろからリウの肩を掴もうと、太い腕がぬっと伸びてくるのが見えた。
リウは咄嗟に体を捻るとその腕を躱し、大きく後ろに飛んだ。相手は思わぬ動きに動揺して、行動が遅い。
リウはそのまま倉庫の出口まで一気に走り抜けた。出口の外にさっきの男たちがいたらという予想は杞憂に終わった。
倉庫の外は相変わらずの無人で、人影もボームも見当たらない。
背後に人の気配を感じて、リウは振り向かずにそのまま走り出した。
手にあの円盤を持ったままだということに気付いたのは、倉庫街を抜けて大通りに出たときだった。
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