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最終章
278.心の闘士②
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早速、《次元の眼》を使いこなしてきた。コルの前では…ああは言ったが…。勝てる奴が存在するのか?マーベインですら、敗れたあんな化け物に。
アルスは《次元の眼》を蹴り飛ばし、先程作った岩の後ろで隠れていた。
タクシェンの心物は、相手の心物を奪う能力だ。つまりは…スノ、ナット、コル…そして、《守護者の刃》は奪われているだろう。
……いや。無理か?
「…考えるだけ考えて、やるだけやってから初めて何かが分かるもんだ。それで、敗北しかないと分かればその時はその時だ。」
アルスは《避役の長棒》を元の棒の形へと戻し、それを左手に構えてタクシェンに向かって歩き出した。
《守護者の刃》をくぐり抜けれた前例は…フロスが行った騒音で聴力を奪い、大量の人間で視力を奪った状態での、不意打ち。つまり、不意打ちさえ成功できれば、勝てる!
「どこからでも来い。タクシェン。」
初っ端は挑発。…と、思わせといて全力の防御。
《避役の長棒》を手に持っている限り、攻撃は全て防御できる!
「なら、こう攻めてみようか。」
タクシェンはそう、アルスの挑発にあえてと言った感じで乗っかり、《心の混沌》を突き出した。そして、ポンポンポン。小型化した大岩をいくつかアルスに放った。
来る。ガファーの奴だ。…なら!
ブスッ!!
アルスは《避役の長棒》を硬く太い猛獣用の鉄格子に変形させて、地面に刺した。そして、刺した部分の先端を伸ばし固定させた。
ガンガンガン!
その結果、飛ばされた大岩を止めることができた…が。
「…クゥ…。」
いくつかの破片が、内部に入り込みアルスの右肩に当たった。
「どうだ…タクシェン。…俺は負けるつもりは…ねぇぞ?」
そう言いながら、タクシェンへとアルスは近づく。
1歩1歩、大地を踏み鳴らしながら…。しかし、次の瞬間、タクシェンはこう口にした。
「…ハァ。そろそろ飽きてきた、貴様ら全員を蹂躙して飽きたんだよ。私を通せ。」
「…るせぇよ。通すか。…この国の…みんなの…世界の…運命がかかってるんだ。」
「なら尚更だ。私がいい世界を作ってやる。それを止めようとするから悪いのだ。…神のいる世界はいいと思わないか?」
「…良い神様だっ…た場合だがな…。」
「…あ?」
「ミシェルも…フロスも…。救いの手1つでこんな事にはならなかった人に…救いを与えないようなケチがいい神様か?
レイさんに…スノさん。マーベインさん…そして、コルにナット。その他にも勇敢で正義のために戦った誇り高き人をなんの感情もなく殺すのがいい神様か?
俺の…故郷を燃やし尽くしたのがいい神様か?」
分かっている。こいつに対話なんて意味ないって。だが、一言いってやりたい。
「なわけねぇだろ!!お前は…心物頼りのただの薄汚ねぇ人間だ!!大物気取ってんじゃねぇ!蟻よりも小さい器持ってるくせによぉ!!」
アルスは《次元の眼》を蹴り飛ばし、先程作った岩の後ろで隠れていた。
タクシェンの心物は、相手の心物を奪う能力だ。つまりは…スノ、ナット、コル…そして、《守護者の刃》は奪われているだろう。
……いや。無理か?
「…考えるだけ考えて、やるだけやってから初めて何かが分かるもんだ。それで、敗北しかないと分かればその時はその時だ。」
アルスは《避役の長棒》を元の棒の形へと戻し、それを左手に構えてタクシェンに向かって歩き出した。
《守護者の刃》をくぐり抜けれた前例は…フロスが行った騒音で聴力を奪い、大量の人間で視力を奪った状態での、不意打ち。つまり、不意打ちさえ成功できれば、勝てる!
「どこからでも来い。タクシェン。」
初っ端は挑発。…と、思わせといて全力の防御。
《避役の長棒》を手に持っている限り、攻撃は全て防御できる!
「なら、こう攻めてみようか。」
タクシェンはそう、アルスの挑発にあえてと言った感じで乗っかり、《心の混沌》を突き出した。そして、ポンポンポン。小型化した大岩をいくつかアルスに放った。
来る。ガファーの奴だ。…なら!
ブスッ!!
アルスは《避役の長棒》を硬く太い猛獣用の鉄格子に変形させて、地面に刺した。そして、刺した部分の先端を伸ばし固定させた。
ガンガンガン!
その結果、飛ばされた大岩を止めることができた…が。
「…クゥ…。」
いくつかの破片が、内部に入り込みアルスの右肩に当たった。
「どうだ…タクシェン。…俺は負けるつもりは…ねぇぞ?」
そう言いながら、タクシェンへとアルスは近づく。
1歩1歩、大地を踏み鳴らしながら…。しかし、次の瞬間、タクシェンはこう口にした。
「…ハァ。そろそろ飽きてきた、貴様ら全員を蹂躙して飽きたんだよ。私を通せ。」
「…るせぇよ。通すか。…この国の…みんなの…世界の…運命がかかってるんだ。」
「なら尚更だ。私がいい世界を作ってやる。それを止めようとするから悪いのだ。…神のいる世界はいいと思わないか?」
「…良い神様だっ…た場合だがな…。」
「…あ?」
「ミシェルも…フロスも…。救いの手1つでこんな事にはならなかった人に…救いを与えないようなケチがいい神様か?
レイさんに…スノさん。マーベインさん…そして、コルにナット。その他にも勇敢で正義のために戦った誇り高き人をなんの感情もなく殺すのがいい神様か?
俺の…故郷を燃やし尽くしたのがいい神様か?」
分かっている。こいつに対話なんて意味ないって。だが、一言いってやりたい。
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