5 / 15
5.管澤 光輝
しおりを挟む「……ん、はぁっ……んああっ!」
拉致同然に連れてこられてから一月程が経ち――満に何度も抱かれているうちに、ナカで達することが出来るようになっていた。
こんなに暴力的な抱かれ方なのにそれでも快楽を拾えるだなんて、俺はマゾだったのかとショックを受けたが、ずっと苦痛を感じているよりはマシだろうと考えることにした。
満に、ぐぢゅんッと腰を叩き付けられ――
「ひっ、あっ、ぁああーーっ!!」
快楽の波に包まれ、その気持ちよさに身体を震わせる。
「チッ! この、ビッチがっ!」
「ひやぁあっ! まっ、待って……まだっ、いって、ぁあああ……っ!」
あまりに激しい動きに、満の腰に脚を絡めて身体を安定させる。
密着することで満のモノが奥にまで入ってきて、とても気持ち良い。
「気持ち良さそうな顔しやがって、そんなにコレが好きになったのかよ?」
「うん、うん……っ! 満……すき……!」
「……――ッ、くそ!」
表情を歪めた満に後ろ向きにされて、動物の交尾のようにガツガツと突き上げられる。
「二度と、お前のを他の誰かに注ぐんじゃねぇぞ!」
「ふああ……っ! 気持ちいい、気持ちいい! もっとっ!」
甘い声で喘ぎ、満の動きに合わせて腰を揺らす。
普段の自分からでは考えられないような醜態を晒しているが――快楽に浸された頭は、その快楽を更に欲しがっていて抗うことが出来ない。
「おら、受けとれ」
「ひあっ、あああーーっ!」
たくさんの熱がまたナカに吐き出される。
少し動かすだけで、ごぷごぷと隙間から満の精が溢れ出てくる。
「はははっ、この穴……俺のを簡単に飲み込むようになったなぁ? すげぇユルユル」
「はぁあっ、ひんん……!」
満のを埋め込んだまま、後孔のシワを指でくぱくぱと引き伸ばすようにされて身体が戦慄く。
「光樹、分かるか? 腹の奥まで俺の精液でいっぱいになってるぞ。こんなんじゃ、もうお前は抱く側になれねぇな?」
「んんっ、も……お尻、伸ばさないで……」
顔を上向きにされて口を重ねられる。
満の舌が口の中で動き回り、クチュクチュといった濡れた音を鳴らす。
お互いの舌が触れ合うのも気持ち良くて、自分から満の舌に自身の舌を絡めていく――。
未だナカに埋められているモノをぎゅうっと締め付けると、満が唸りすぐに腰の打ち付けを再開した。
♢◆♢
「ああ、荒んでる……」
ベッドでぐでんとし、ゴロゴロとしている。
これは今に始まったことではなく、ここに来てからずっとだ。
日中はベッドで身体を休め、日が落ちて満が訪れたら身体を重ねる。
逃げようかと思いもしたが、行く場所がなければ結局は捕まって終わりだ。
このような日々は、きっと満が俺に飽きるまで続くのだろう――。
「――光樹さん!」
「……?」
此処に来てから、満以外の人間から名前を呼ばれたことはなかった。
食事を運んでくる人間も、機械のように黙々とお盆を置いて出て行き回収しに来る。
だから一体どういうことかと、声の方を向き――顔をしかめた。
「なんで、お前が此処に……?」
満と自然消滅する原因となった美少年――いや、今は美青年となった人物がいる。
「満さんに呼ばれたんだ~!」
「は? 満に呼ばれた……って?」
理由が分からずにポカンとしていると、満が部屋に入って来た。
「あ~来た? じゃあ、始めようか」
目の前で美青年が服を脱ぎ、満の前に屈み――ジュルジュルと音を立たせて満のモノをフェラしている。
「え、え? な、何してんだ……?」
「なにって、見て分かるだろ?」
満は俺を見ながら腰を激しく前後し、ぶちゅぶちゅぶちゅという音が部屋に響く。
しばらくして、美青年を突き飛ばすように床に転がした。
「股を広げろ」
「もうっ! 満さん乱暴すぎ~! はい、早くナカにちょうだい!」
満が入れられるように大きく脚を広げた人物に、怒りがブワリと込み上げる。
「や、止めろっ!」
――満に抱き付いた。
「あ? 邪魔すんな。今、いいとこなんだからよ」
引き離されようとするのを、強くしがみついて阻止する。
「嫌だ、嫌だ……! 俺のを使っていいから! ほら、ここに入れてっ!」
ズボンを脱ぎ、満のをナカに埋めようとしたらおもいっきり引き離された。
「っざけんな! きったねぇだろ!!」
「……はっ、え……?」
心底汚いといった目で見られて――ぐわんぐわんと地面が波打つような感覚になる。
そんな満を見ていたくなくてバッと下を向く。
ボダボダボダと涙が落ちていき、床にたくさんの染みを作った。
汚い、汚いのか……。満にとって、俺は汚物のような存在なんだ。
きっと満はあの時から、俺を気持ち悪いと思っているのだろう。
我慢出来ずに、ヒッグヒッグと泣き声が漏れてしまった。
「……出ていけ」
ビクリと身体が揺れる。
出ていけって……もういらないってことか? 俺に、飽きたのか?
満にそう聞き返すことは出来なくて、ノロノロと扉の方に足を向けると――強く腕を掴まれた。
「てめぇ、なにそいつと一緒に逃げようとしてんだよ?」
「――え?」
言われたことに驚いて、満を見上げる。
満は扉の方に向かって「さっさと出ていけ」と再び言う。
それで満の視線を追って扉の方を見ると、あの美青年が舌打ちをしてブツブツと悪態つきながら去って行くのが見えた。
グイと、満の方へと顔を向かされ――
「おい、逃げようなんて考えんじゃねぇぞ」
ギラギラとした狂気を宿した目に、鋭く睨み付けられた。
5
あなたにおすすめの小説
「これからも応援してます」と言おう思ったら誘拐された
あまさき
BL
国民的アイドル×リアコファン社会人
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
学生時代からずっと大好きな国民的アイドルのシャロンくん。デビューから一度たりともファンと直接交流してこなかった彼が、初めて握手会を開くことになったらしい。一名様限定の激レアチケットを手に入れてしまった僕は、感動の対面に胸を躍らせていると…
「あぁ、ずっと会いたかった俺の天使」
気付けば、僕の世界は180°変わってしまっていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
初めましてです。お手柔らかにお願いします。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しております
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
美澄の顔には抗えない。
米奏よぞら
BL
スパダリ美形攻め×流され面食い受け
高校時代に一目惚れした相手と勢いで付き合ったはいいものの、徐々に相手の熱が冷めていっていることに限界を感じた主人公のお話です。
※なろう、カクヨムでも掲載中です。
悪辣と花煙り――悪役令嬢の従者が大嫌いな騎士様に喰われる話――
ロ
BL
「ずっと前から、おまえが好きなんだ」
と、俺を容赦なく犯している男は、互いに互いを嫌い合っている(筈の)騎士様で――――。
「悪役令嬢」に仕えている性悪で悪辣な従者が、「没落エンド」とやらを回避しようと、裏で暗躍していたら、大嫌いな騎士様に見つかってしまった。双方の利益のために手を組んだものの、嫌いなことに変わりはないので、うっかり煽ってやったら、何故かがっつり喰われてしまった話。
※ムーンライトノベルズでも公開しています(https://novel18.syosetu.com/n4448gl/)
脱落モブ男が人気アイドルに愛されるわけがない
綿毛ぽぽ
BL
アイドルを夢見るも、デビューできずオーディション番組に出演しても脱落ばかりの地味男、亀谷日翔はついに夢を諦めた。そしてひょんなことから事務所にあるカフェで働き始めると、かつて出演していた番組のデビューメンバーと再会する。テレビでも引っ張りだこで相変わらずビジュアルが強い二人は何故か俺に対して距離が近い。
━━━━━━━━━━━
現役人気アイドル×脱落モブ男
表紙はくま様からお借りしました
https://www.pixiv.net/artworks/84182395
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる