どうやら、自然消滅した元カレに復讐されるようだ

未知 道

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5.管澤 光輝

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「……ん、はぁっ……んああっ!」

 拉致同然に連れてこられてから一月程が経ち――満に何度も抱かれているうちに、ナカで達することが出来るようになっていた。

 こんなに暴力的な抱かれ方なのにそれでも快楽を拾えるだなんて、俺はマゾだったのかとショックを受けたが、ずっと苦痛を感じているよりはマシだろうと考えることにした。

 満に、ぐぢゅんッと腰を叩き付けられ――

「ひっ、あっ、ぁああーーっ!!」

 快楽の波に包まれ、その気持ちよさに身体を震わせる。

「チッ! この、ビッチがっ!」
「ひやぁあっ! まっ、待って……まだっ、いって、ぁあああ……っ!」

 あまりに激しい動きに、満の腰に脚を絡めて身体を安定させる。
 密着することで満のモノが奥にまで入ってきて、とても気持ち良い。

「気持ち良さそうな顔しやがって、そんなにコレが好きになったのかよ?」
「うん、うん……っ! 満……すき……!」
「……――ッ、くそ!」

 表情を歪めた満に後ろ向きにされて、動物の交尾のようにガツガツと突き上げられる。

「二度と、お前のを他の誰かに注ぐんじゃねぇぞ!」
「ふああ……っ! 気持ちいい、気持ちいい! もっとっ!」

 甘い声で喘ぎ、満の動きに合わせて腰を揺らす。
 普段の自分からでは考えられないような醜態を晒しているが――快楽に浸された頭は、その快楽を更に欲しがっていて抗うことが出来ない。

「おら、受けとれ」
「ひあっ、あああーーっ!」

 たくさんの熱がまたナカに吐き出される。
 少し動かすだけで、ごぷごぷと隙間から満の精が溢れ出てくる。

「はははっ、この穴……俺のを簡単に飲み込むようになったなぁ? すげぇユルユル」
「はぁあっ、ひんん……!」

 満のを埋め込んだまま、後孔のシワを指でくぱくぱと引き伸ばすようにされて身体が戦慄く。

「光樹、分かるか? 腹の奥まで俺の精液でいっぱいになってるぞ。こんなんじゃ、もうお前は抱く側になれねぇな?」
「んんっ、も……お尻、伸ばさないで……」

 顔を上向きにされて口を重ねられる。
 満の舌が口の中で動き回り、クチュクチュといった濡れた音を鳴らす。
 お互いの舌が触れ合うのも気持ち良くて、自分から満の舌に自身の舌を絡めていく――。

 未だナカに埋められているモノをぎゅうっと締め付けると、満が唸りすぐに腰の打ち付けを再開した。



 ♢◆♢


「ああ、荒んでる……」

 ベッドでぐでんとし、ゴロゴロとしている。
 これは今に始まったことではなく、ここに来てからずっとだ。

 日中はベッドで身体を休め、日が落ちて満が訪れたら身体を重ねる。

 逃げようかと思いもしたが、行く場所がなければ結局は捕まって終わりだ。

 このような日々は、きっと満が俺に飽きるまで続くのだろう――。


「――光樹さん!」
「……?」

 此処に来てから、満以外の人間から名前を呼ばれたことはなかった。
 食事を運んでくる人間も、機械のように黙々とお盆を置いて出て行き回収しに来る。

 だから一体どういうことかと、声の方を向き――顔をしかめた。

「なんで、お前が此処に……?」

 満と自然消滅する原因となった美少年――いや、今は美青年となった人物がいる。

「満さんに呼ばれたんだ~!」
「は? 満に呼ばれた……って?」

 理由が分からずにポカンとしていると、満が部屋に入って来た。

「あ~来た? じゃあ、始めようか」

 目の前で美青年が服を脱ぎ、満の前に屈み――ジュルジュルと音を立たせて満のモノをフェラしている。

「え、え? な、何してんだ……?」
「なにって、見て分かるだろ?」

 満は俺を見ながら腰を激しく前後し、ぶちゅぶちゅぶちゅという音が部屋に響く。
 しばらくして、美青年を突き飛ばすように床に転がした。

「股を広げろ」
「もうっ! 満さん乱暴すぎ~! はい、早くナカにちょうだい!」

 満が入れられるように大きく脚を広げた人物に、怒りがブワリと込み上げる。

「や、止めろっ!」

 ――満に抱き付いた。

「あ? 邪魔すんな。今、いいとこなんだからよ」

 引き離されようとするのを、強くしがみついて阻止する。

「嫌だ、嫌だ……! 俺のを使っていいから! ほら、ここに入れてっ!」

 ズボンを脱ぎ、満のをナカに埋めようとしたらおもいっきり引き離された。

「っざけんな! きったねぇだろ!!」
「……はっ、え……?」

 心底汚いといった目で見られて――ぐわんぐわんと地面が波打つような感覚になる。

 そんな満を見ていたくなくてバッと下を向く。
 ボダボダボダと涙が落ちていき、床にたくさんの染みを作った。

 汚い、汚いのか……。満にとって、俺は汚物のような存在なんだ。
 きっと満はあの時から、俺を気持ち悪いと思っているのだろう。

 我慢出来ずに、ヒッグヒッグと泣き声が漏れてしまった。

「……出ていけ」

 ビクリと身体が揺れる。
 出ていけって……もういらないってことか? 俺に、飽きたのか?

 満にそう聞き返すことは出来なくて、ノロノロと扉の方に足を向けると――強く腕を掴まれた。

「てめぇ、なにそいつと一緒に逃げようとしてんだよ?」
「――え?」

 言われたことに驚いて、満を見上げる。
 満は扉の方に向かって「さっさと出ていけ」と再び言う。
 それで満の視線を追って扉の方を見ると、あの美青年が舌打ちをしてブツブツと悪態つきながら去って行くのが見えた。

 グイと、満の方へと顔を向かされ――

「おい、逃げようなんて考えんじゃねぇぞ」

 ギラギラとした狂気を宿した目に、鋭く睨み付けられた。


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