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4.管澤 光輝
しおりを挟む「……み、み……つる、……もうっ……」
何時間経ったか分からないが、きっと長い時間が経過しているはず――。
お腹が満の精液によって、張っていて痛いほどだからだ。
グイと身体を仰向けにされ、鼻で笑われた。
「ははっ、なっさけねぇ顔。こんな顔、昔のあいつらが見たら失望するだろうな? こ~んなメス顔になってんだからさぁ……。ほら、言ってみ? 『俺は、満のメスになりました~』って」
「……っく、……」
パッと顔を横に向ける。
蔑んだような満の目――俺のことが『大嫌い』だと分かる目だった。
「おい、なに無視してんだ? 早く言えよ」
顎を掴まれ、ググと力を込められる。
「……み、満は……俺が嫌いなんだろ? なんで、こんなこと……出来るんだよ……?」
満は俺が嫌いなのに、ここまで長時間も行為を出来るのが理解出来ない。
俺は、満と自然消滅してから誰とも行為を出来なくなった。
誰かとやりたいという性欲自体が消失してしまったのだ。
自分が原因のくせに、何を言っているのだと責められるだろうが……満に汚いものを見るような目を向けられたことがトラウマとなっているのかもしれない。
「はははっ! ああ、すっげぇ大っ嫌い」
身体を折り畳むようにされて、ナカをばちゅッばちゅッと突き上げられる。
「いっ……ぅう……痛、痛いっ!」
「本当、マジで大嫌い。お前なんか……!」
「は、ぅうっ……――んん"ぅ!」
ぐちゅぐちゅと満の舌が俺の舌に絡まってくる。
泣いたからか、鼻が詰まっていて息が苦しい。重なっている隙間を少しでも開けようと、はふはふと口を大きく開けても、覆われるように口付けられてしまう。
それでバタバタと暴れたら、ナカを強くガツンと突き上げられ一瞬意識が飛んだ。
もう無駄な抵抗を止めて、入ってくるその舌を受け入れた。
満の唾液をたくさん流し込まれ、ただ素直にそれを飲み込んでいく――酸欠になり、ぼんやりとする
――……舌が口の中から出ていった。
「いいか、覚えておけ。俺を拒否することは許さない。勿論、俺以外の誰かと身体を重ねることもだ。もし、破ったら……薬漬けにしてぶっ壊してやる」
ガツッ、ガツッ、ガツッ! 身体を貫通しようとしてるのかと思うほど強く、ナカを突かれる。
「はっ……み、つるっ、ぐぅ、う……!」
こんなのは身体を重ねているのではなく、暴力を振るっているのと同じだ。
痛みで、目がチカチカする。
少しして――びゅるるるッと、何度目か分からない熱をお腹の奥底に注ぎ込まれた時に、ようやく意識を落とすことが出来た。
♢◆♢
次に目を覚ますと、満が部下だと言っていた人達から低姿勢で謝罪をされた。
至るところが傷だらけなのに、こんなのは当たり前であるような顔をしていて、それが逆に怖かった。
そして、俺に電話があると言われ――相手は両親からだった。
俺は本当に満に売られたらしい。
しかも、信じられないくらいの値で。
ならどう足掻いたとしても、俺の逃げ場は何処にもない……――。
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