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3.管澤 光輝
しおりを挟む「ぅう……ん?」
お腹が苦しくて、意識が浮上する――。
「……っ!」
色気を含むような表情をしている満が目の前にいて、反射的に仰け反った時――下腹部の異様な違和感に視線を落とす。
「へ……?」と間抜けな声が出てしまった。
――満のモノが俺のナカに半分ほど埋め込まれていたからだ。
「ぅっ! み、満……な、なんで……?」
「ん? なにが?」
意識したらお腹がもっと苦しくなり、今もミチミチと中に入り込んでくる強ばりを抜こうと満の身体を蹴り上げようとした。
しかし、ガッと脚を強く掴まれ、先ほどよりも脚を大きく広げられてしまう。
「……ぅう、離せ……!」
「はっ、おい……。まさか、今……蹴ろうとしたか? お前は、そんなことしちゃ駄目だろ。自分の家がどうなってもいいのかよ?」
家……? と考えて、両親が俺に何度も謝っていた様子を思い出す。
それで……――両親に売られた、といった答えに辿り着く。
「俺、買われたのか? いくらだ……? 何年かかったとしても返すから、だから……止めてくれ」
例え、借金のせいで身を売ることになってしまっても……満にだけは抱かれるべきではない。
満だって嫌なはずだからだ。俺を抱くなんてことは――。
「ふっ、はははっ! 何年かかっても? いくらなんて可愛いもんじゃない。お前じゃあ、一生かかっても返せない値段だよ」
「――カハッ!」
ぐちゅんッ!! ひと息に、質量のあるものがお腹の奥にまで埋め込まれた。
「ああっ、ぅう……み、つる……や、やめ……っ!」
「はははっ、光樹どうだ? 初めて後ろを使った感想は……? この中に、たくさん俺のを注いでやるからな」
早急に身体を揺さぶられて、苦しさに唸り声しか上げられない。
ガツガツと突き上げられて暫くしてから、満が小さく息をつき、奥にびゅくびゅくと熱を吐き出される。
お腹の中がじわじわと温かくなっていく――。
「光樹、処女喪失おめでとう。これで、ココは俺専用の穴だ」
ズルリと満のモノを抜かれ、俺の後孔から生暖かい液体がトロリと外に零れた。
「光樹、いいか? この身体はもう俺だけのものだ。二度と誰かを抱けると思うなよ。もし抱いたら――即刻、コレを切り落とすからな?」
俺の萎えたモノをぎゅうっと痛いくらいに握られて、俺は頭をガクガクと縦に振った。
「じゃ、後ろ向いてケツ上げろ」
「……え、お、終わりじゃ……」
「ぁあ"? なに言ってんだ。てめぇだって俺にしてた時、一回じゃ終わんなかっただろうが」
威嚇するように低い声で言われ、ビクリとする。
もし抵抗してあの男達のように殴られたら嫌だと思い、言われた通りに背を向けてお尻を上にあげた。
――ずぶぶぶ……ッ、パンパンパンパンッ!!
「……ふぅっ、んんぅ"う"っ、う"っ、う"っ!」
気持ち良さなんて一切ない。
ただ大きなモノを埋め込まれ、叩き付けるかのように出し入れされている。
この体勢のまま、お腹のナカに2回熱を注ぎ込まれた。
「ふ、ぅう……う……!」
ボタボタと涙が零れてくるのをシーツで拭う。
これは自業自得なことだ。
今まで親の威厳を振りかざし、好き勝手に生きていた。
自分さえ良ければ他人なんてどうなろうが構わないと、たくさんの人を傷付けてきた。
そのツケを払うのが、今なんだ。
きっと、過去に満と出会ったのは……俺が自分を見つめ直す、最後の救済であったのだ。
それは――こんな自分第一な俺が、満に対しては譲歩していたことが多々あったからだ。
自分が面倒だと思っていたデートだって、満とならいいかと何度も行った。
好みな容姿じゃなきゃ抱きたくないと思ってたのだって、満ならいいかと何度も肌を重ねた。
なのに、そんな特別扱いしていたはずの満すらも裏切り、自分の在り方を変えようとしなかった。
俺は、満にあんな風に嫌悪した目で見られてからやっと――満のことを“愛している”のだと気が付いた。
けど、気付くのが遅すぎた。
満は俺に失望し、幻滅されてしまったのだから――。
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