チョウチョのキラキラ星

あやさわえりこ

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人間って、ほんとは優しいのかも

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 ぼくの予想はちがっていたみたいだ。
 さえちゃんは、ぼくを大きな木が生えているふかふかの地面に落ちていた、緑の葉っぱの上に乗せてくれた。しかもそこは、他にもたくさんの緑の葉っぱが落ちている木々の茂ったところだった。
 まさか……?
「人間のお家に近づいちゃダメだよ。玄関の前にある緑のマットは葉っぱじゃないよ」
 ぼくのことを助けてくれた……?
「じゃあね、あおむしさん」
 さえちゃんの後ろすがたが見えた。髪を二つに結んでスカートを履いている女の子。小さなぼくにも見えた。ぼくがさっきまでいたのはさえちゃんのお家の扉前にある玄関マットで、女の子とお母さんがそのお家に入っていくところを。


 そのあと、ぼくは木のそばに落ちていたたくさんの葉っぱをいっぱい食べてさなぎになることができた。そして、眠りから覚めてきれいなチョウチョになった。眠っている間、ぼくのことを助けてくれた優しい人間の女の子、さえちゃんに、なにかお礼がしたくて、どんなことがいいかなとずっと考えていたんだ。
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