4 / 9
人間って、ほんとは優しいのかも
しおりを挟む
ぼくの予想はちがっていたみたいだ。
さえちゃんは、ぼくを大きな木が生えているふかふかの地面に落ちていた、緑の葉っぱの上に乗せてくれた。しかもそこは、他にもたくさんの緑の葉っぱが落ちている木々の茂ったところだった。
まさか……?
「人間のお家に近づいちゃダメだよ。玄関の前にある緑のマットは葉っぱじゃないよ」
ぼくのことを助けてくれた……?
「じゃあね、あおむしさん」
さえちゃんの後ろすがたが見えた。髪を二つに結んでスカートを履いている女の子。小さなぼくにも見えた。ぼくがさっきまでいたのはさえちゃんのお家の扉前にある玄関マットで、女の子とお母さんがそのお家に入っていくところを。
そのあと、ぼくは木のそばに落ちていたたくさんの葉っぱをいっぱい食べてさなぎになることができた。そして、眠りから覚めてきれいなチョウチョになった。眠っている間、ぼくのことを助けてくれた優しい人間の女の子、さえちゃんに、なにかお礼がしたくて、どんなことがいいかなとずっと考えていたんだ。
さえちゃんは、ぼくを大きな木が生えているふかふかの地面に落ちていた、緑の葉っぱの上に乗せてくれた。しかもそこは、他にもたくさんの緑の葉っぱが落ちている木々の茂ったところだった。
まさか……?
「人間のお家に近づいちゃダメだよ。玄関の前にある緑のマットは葉っぱじゃないよ」
ぼくのことを助けてくれた……?
「じゃあね、あおむしさん」
さえちゃんの後ろすがたが見えた。髪を二つに結んでスカートを履いている女の子。小さなぼくにも見えた。ぼくがさっきまでいたのはさえちゃんのお家の扉前にある玄関マットで、女の子とお母さんがそのお家に入っていくところを。
そのあと、ぼくは木のそばに落ちていたたくさんの葉っぱをいっぱい食べてさなぎになることができた。そして、眠りから覚めてきれいなチョウチョになった。眠っている間、ぼくのことを助けてくれた優しい人間の女の子、さえちゃんに、なにかお礼がしたくて、どんなことがいいかなとずっと考えていたんだ。
0
あなたにおすすめの小説
パンティージャムジャムおじさん
KOU/Vami
児童書・童話
夜の街に、歌いながら歩く奇妙なおじさんが現れる。
口癖は「パラダイス~☆♪♡」――名乗る名は「パンティージャムジャムおじさん」。
子供たちは笑いながら彼の後についていき、歌を真似し、踊り、列は少しずつ長くなる。
そして翌朝、街は初めて気づく。昨夜の歌が、ただの遊びではなかったことに。
ローズお姉さまのドレス
有沢真尋
児童書・童話
*「第3回きずな児童書大賞」エントリー中です*
最近のルイーゼは少しおかしい。
いつも丈の合わない、ローズお姉さまのドレスを着ている。
話し方もお姉さまそっくり。
わたしと同じ年なのに、ずいぶん年上のように振舞う。
表紙はかんたん表紙メーカーさまで作成
青色のマグカップ
紅夢
児童書・童話
毎月の第一日曜日に開かれる蚤の市――“カーブーツセール”を練り歩くのが趣味の『私』は毎月必ずマグカップだけを見て歩く老人と知り合う。
彼はある思い出のマグカップを探していると話すが……
薄れていく“思い出”という宝物のお話。
まぼろしのミッドナイトスクール
木野もくば
児童書・童話
深夜0時ちょうどに突然あらわれる不思議な学校。そこには、不思議な先生と生徒たちがいました。飼い猫との最後に後悔がある青年……。深い森の中で道に迷う少女……。人間に恋をした水の神さま……。それぞれの道に迷い、そして誰かと誰かの想いがつながったとき、暗闇の空に光る星くずの方から学校のチャイムが鳴り響いてくるのでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる