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血汐の杯の話
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…………暖かい。
両脇から温もりを与えられている。
意識が浮上して……目に入ったのは旅館の天井だ。
「おはよう、ヤマト」
右頬にアスからキスされて……
「おはよ……カラスマ」
左頬にヒュウガからキスされる。
ベッドの上、目覚めると裸のアスとヒュウガに挟まれていた……俺も裸だ。
…………何があった。
気怠かった体が妙にスッキリしているのが怖い……。
ーーーーーー
旅館の調理場で朝食を用意する。
おにぎりとお味噌汁とたまご焼き。
おにぎりの具はヒュウガの好きなトキトロシャーモンの塩焼きとワイバーンの角煮。
お味噌汁はミョウガたっぷり。
何があったか怖くて確認できないが……昨夜起こった何かを忘れてもらう為……。
昔話でミョウガを食べると物忘れが激しくなると聞いた事がある……真偽の程は知らないが……。
「おいヒュウガ。皿はここか?」
「アス、これも運んどいてくれ」
背後から聞こえる会話に耳を疑った。
まるで友達同士のような二人……昨日までは上下関係がしっかりしていたのに。
いつの間にそんなに仲良くなったの?
まさか……記憶の無い間に俺が2人とやったんだろうと、二人の前で二人を欲しがる欲張りで浅ましい姿を見られてしまったと思っていたけど……俺とではなく、眠る俺の横であの2人がやっていたのでは……。
ア……アスが入れる方?入れられる方?
どっちのアスも素敵だ……!!
思わずおにぎりを力一杯握ってしまった。
アスとヒュウガは……タイプは違う2人だが2人ともカッコいいし……あ……ありかもしんない。
その動画なら見てみたい……アスの気持ちが初めてわかった。
悶々とおにぎりを握り続けているとヒュウガに頭を叩かれた。
「楽しそうに作ってるところ悪いが全部声に出てるぞ」
マジで?妄想が全部聞かれてしまっていた?
アスを見るとクスクスと笑っていた。
「ヒュウガと血の契りは交わしたが体を交わす気はないぞ。俺が愛してるのは変わらずお前一人だ」
俺のお尻にヒュウガの手が伸びて来た。
「あれだけ愛してると伝えているのに物覚えの悪い子には体に教えてやらなきゃなぁ……アス?」
アスの手も俺のお尻を撫でてくる。
「そうだな。夕べの出来事も知りたそうだし……後でゆっくり実演で教えてやろうか」
知りたくない……知りたくないですっ!!
朝食は出来上がったが、ニコニコと笑う2人に挟まれて取る食事は味など全くわからなかった。
ーーーーーー
朝食を食べ終わると両脇から抱えられて、ヒュウガの部屋に連行された。
「ねぇ……ち……血の契りって何?」
アスの膝の上に座らされた俺の足をヒュウガが撫でている。
くすぐったい……。
「杯の中にお互いの血を混ぜて飲むんだ。体の中にお互いの血を取り入れて血族に近い関係になる」
アスは俺の頭に顔を埋め、指先で俺の髪を弄っている。
「俺とアスで誓いを立てたんだよ……カラスマを二人で愛すると……」
ヒュウガは顔を上げて真っ直ぐな目で俺の目を見る。
「カラスマ、俺もお前の夫にしてくれ」
「え?でも……」
アスの方に目を向けると、優しく微笑まれた。
その目には嫉妬や怒りはない。
「一妻多夫の種族は結構いる。勿論一番は俺だとして……ヤマトがヒュウガに惹かれる事に罪悪感を覚えて悩む必要はない。ヒュウガとは血の契りを交わしたからな……あれも俺の様なもんだ」
「???……ごめん……まだ話が読めない」
いきなり夫が二人ですと言われても……流れがわからない。
「難しく考えるなヤマト……ヒュウガは俺の触手だとでも思えばいい」
「なんで俺がお前の触手にならなきゃいけねぇんだよ!!」
「俺の血の方が強いからだ。その気になればお前の体も乗っ取れるぞ」
「げ……マジかよ……」
二人はわりと息が合っていそうだ。
「触手なんかより俺の方が良い男だよな?」
触手と張り合うのか……だがヒュウガよ、アスの触手はなかなか男前だ。
ヒュウガの顔が近づいて来て唇が重ねられた。
アスの舌が俺の首筋を舐めていく。
「ん……んん……んぅ」
後ろから回されたアスの手がズボンの中に入り込み俺のモノを握り込んで、ヒュウガが俺のシャツをはだけさせ乳首を舌先で転がしていく……気持ちいい……気持ちいいけど……。
何か変……ドキドキ、ドキドキして……ときめきというよりも……。
「や……待って……何か……何かおかしい……」
2人の手を振り払う。
ドキドキがドクドクに変わって……体が……熱い……ドクン、ドクンと心臓が波打つ。
力が抜けアスの腕の中に倒れ込んだ。
「ヤマト!?」
「カラスマ!!」
アスとヒュウガの慌てた声が、とても遠く聞こえた……。
両脇から温もりを与えられている。
意識が浮上して……目に入ったのは旅館の天井だ。
「おはよう、ヤマト」
右頬にアスからキスされて……
「おはよ……カラスマ」
左頬にヒュウガからキスされる。
ベッドの上、目覚めると裸のアスとヒュウガに挟まれていた……俺も裸だ。
…………何があった。
気怠かった体が妙にスッキリしているのが怖い……。
ーーーーーー
旅館の調理場で朝食を用意する。
おにぎりとお味噌汁とたまご焼き。
おにぎりの具はヒュウガの好きなトキトロシャーモンの塩焼きとワイバーンの角煮。
お味噌汁はミョウガたっぷり。
何があったか怖くて確認できないが……昨夜起こった何かを忘れてもらう為……。
昔話でミョウガを食べると物忘れが激しくなると聞いた事がある……真偽の程は知らないが……。
「おいヒュウガ。皿はここか?」
「アス、これも運んどいてくれ」
背後から聞こえる会話に耳を疑った。
まるで友達同士のような二人……昨日までは上下関係がしっかりしていたのに。
いつの間にそんなに仲良くなったの?
まさか……記憶の無い間に俺が2人とやったんだろうと、二人の前で二人を欲しがる欲張りで浅ましい姿を見られてしまったと思っていたけど……俺とではなく、眠る俺の横であの2人がやっていたのでは……。
ア……アスが入れる方?入れられる方?
どっちのアスも素敵だ……!!
思わずおにぎりを力一杯握ってしまった。
アスとヒュウガは……タイプは違う2人だが2人ともカッコいいし……あ……ありかもしんない。
その動画なら見てみたい……アスの気持ちが初めてわかった。
悶々とおにぎりを握り続けているとヒュウガに頭を叩かれた。
「楽しそうに作ってるところ悪いが全部声に出てるぞ」
マジで?妄想が全部聞かれてしまっていた?
アスを見るとクスクスと笑っていた。
「ヒュウガと血の契りは交わしたが体を交わす気はないぞ。俺が愛してるのは変わらずお前一人だ」
俺のお尻にヒュウガの手が伸びて来た。
「あれだけ愛してると伝えているのに物覚えの悪い子には体に教えてやらなきゃなぁ……アス?」
アスの手も俺のお尻を撫でてくる。
「そうだな。夕べの出来事も知りたそうだし……後でゆっくり実演で教えてやろうか」
知りたくない……知りたくないですっ!!
朝食は出来上がったが、ニコニコと笑う2人に挟まれて取る食事は味など全くわからなかった。
ーーーーーー
朝食を食べ終わると両脇から抱えられて、ヒュウガの部屋に連行された。
「ねぇ……ち……血の契りって何?」
アスの膝の上に座らされた俺の足をヒュウガが撫でている。
くすぐったい……。
「杯の中にお互いの血を混ぜて飲むんだ。体の中にお互いの血を取り入れて血族に近い関係になる」
アスは俺の頭に顔を埋め、指先で俺の髪を弄っている。
「俺とアスで誓いを立てたんだよ……カラスマを二人で愛すると……」
ヒュウガは顔を上げて真っ直ぐな目で俺の目を見る。
「カラスマ、俺もお前の夫にしてくれ」
「え?でも……」
アスの方に目を向けると、優しく微笑まれた。
その目には嫉妬や怒りはない。
「一妻多夫の種族は結構いる。勿論一番は俺だとして……ヤマトがヒュウガに惹かれる事に罪悪感を覚えて悩む必要はない。ヒュウガとは血の契りを交わしたからな……あれも俺の様なもんだ」
「???……ごめん……まだ話が読めない」
いきなり夫が二人ですと言われても……流れがわからない。
「難しく考えるなヤマト……ヒュウガは俺の触手だとでも思えばいい」
「なんで俺がお前の触手にならなきゃいけねぇんだよ!!」
「俺の血の方が強いからだ。その気になればお前の体も乗っ取れるぞ」
「げ……マジかよ……」
二人はわりと息が合っていそうだ。
「触手なんかより俺の方が良い男だよな?」
触手と張り合うのか……だがヒュウガよ、アスの触手はなかなか男前だ。
ヒュウガの顔が近づいて来て唇が重ねられた。
アスの舌が俺の首筋を舐めていく。
「ん……んん……んぅ」
後ろから回されたアスの手がズボンの中に入り込み俺のモノを握り込んで、ヒュウガが俺のシャツをはだけさせ乳首を舌先で転がしていく……気持ちいい……気持ちいいけど……。
何か変……ドキドキ、ドキドキして……ときめきというよりも……。
「や……待って……何か……何かおかしい……」
2人の手を振り払う。
ドキドキがドクドクに変わって……体が……熱い……ドクン、ドクンと心臓が波打つ。
力が抜けアスの腕の中に倒れ込んだ。
「ヤマト!?」
「カラスマ!!」
アスとヒュウガの慌てた声が、とても遠く聞こえた……。
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