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最凶のダンジョンの宿屋の話
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アスとヒュウガの上質な魔力のおかげで、俺はスクスクと成長して人の形をとれる様になっていた。
まだ小さいけれど目指すは『闇の大精霊』だ。
「可愛いなぁ……カラスマ……食べてしまいたい……」
必死にヒュウガの手の中から抜け出そうとするが、がっちり握られていて抜け出せない。
握りつぶされそうで怖いし、ヒュウガの大きな口に光る牙が怖い……。
「怖いよ……ヒュウガ……」
必死に手で顔を押しやるけれど、全く効かない。
「ごめん……カラスマ……ちょっとだけ……」
ちょっとだけ……何!?
ヒュウガの大きな手が器用に服を脱がして行く。
当事者だけど客観的に見たら、いやらしい顔で人形遊びする変態だぞ。
ヒュウガの指を一生懸命押し返すけどびくともしない。
大きな舌がベロベロ俺の体全体を舐めていく。
「はは、気持ち良いのカラスマ?小ちゃいのにいっちょまえに勃ってる……」
「煩い!!離せ!!」
ぽかぽかとヒュウガの鼻を殴るけど全く効いておらず、ヒュウガは笑っている。
今の俺は500mlのペットボトルぐらいの背丈しかない。
「もぉ~可愛いなぁ。挿れたいなぁ……小指くらいなら入るかなぁ……」
熱に浮かれた目がヤバい……。
「入んないよ!!馬鹿な事、言ってないで早く離せぇ~!!」
お尻の割れ目にヒュウガの小指が触れる。
「やっ…!!本当に止めてよ、ヒュウガ!!」
グリグリと指が侵入しようと押し進んで来る。
「痛い、痛いって!!無理だよっ!!変態!!」
「カラスマ限定で変態で良い……ぐえっ!!」
ヒュウガの手が緩んで急いで逃げ出した。
ヒュウガの首に巻き付いていた、アスの触手はヒュウガから離れて俺の方へ寄って来る。
触手の頭?の上で羽を休めていると……。
チリーン、チリーン
「ヒュウガ。ほら、お客さんだよ」
ヒュウガに向かわせて、衣服を正しているとヒュウガがすぐに戻ってきた。
「あれ?お客さんじゃなかった?」
「ん~、エルフのガキがこれカラスマにってよ」
「うわぁ!!やったぁ!!」
ヒュウガ手のひらに乗っていたのはこの洞窟では手に入らない黒い宝石。
闇の結晶と呼ばれる物で俺の体とすこぶる相性が良いので石からいっぱい魔力が取れる。
お礼を言いたかったけど、リンフィはまだヒュウガの事は苦手みたいで……宿の方へ行ってしまったらしい。
宿屋経営は出来てないが、なんだかんだと馴染みのみんなが顔を見せに来てくれる。
結界は消えてしまったけれど、アスの命令でダンジョンの魔物達はこの場所へは入ってこない。魔物が近づいてこないだけでも価値がある場所と、各々自由に休息していく。そして色んなお土産を持ってきてくれた。
「良い物をもらって良かったな……」
闇の結晶にしがみついて魔力を吸い取っていると頭上から急に声がした。
「アス!!お帰り!!」
「ヤマト、良い子にしてたか?変わった事はなかったか?」
「うん……まぁいつも通りかな?」
ごまかす様にアスの前まで飛んで、その唇にキスをして肩に座ると触手がアスの体に戻って行く……。
アスの瞳の色がどんどん変わっていく……。
触手の記憶はアスに戻るから……まぁバレるよね。
「……ヒュウガ……ヤマトはまだ不安定なんだから手を出すなと言ったよなぁ……」
アスの背後から黒いオーラが溢れ出した。
アスは逃げようとしていたヒュウガの尻尾を掴むと……。
ーーーーーー
「ひでぇよぉ……せっかく毛が生え揃ってきてたのに……」
ヒュウガは毛の短く刈られた尻尾を寂しそうに見つめながら、夕飯の準備をしている。
俺とアスはご飯を食べなくても平気だけど、ヒュウガが自分の分と一緒に用意してくれるので、一緒に食卓を囲む。
美味しい物は美味しいと感じるし、家族で食卓を囲む時間が心の栄養だ。
いつも料理を手伝ってくれていたヒュウガは料理が得意になっていて、ダンジョンで魔獣を捕まえてきては料理をしてくれている。
「アスは俺の旦那様だけど、ヒュウガは俺のお嫁さんだね」
「はぁ~!?俺が嫁!?どっちが嫁か、その体に教え込んでやろ……は!!」
アスの目の色が変わった事でヒュウガは口をつぐむ。
「大きくなったら覚えとけよ……」
じっとり見てくるヒュウガの視線を無視して、俺用に用意されたお人形サイズのご飯を頬張る。
「美味しい!!ん~幸せ!!」
大好きな夫と妻?に囲まれて過ごす、幸せな日常。
最恐で最狂に最凶と人は言うが……俺にとってここは最幸のダンジョンだ。
ーーーーーー
「ねえ……大丈夫?アストラウス様に怒られたりしない?」
「大丈夫だって、狼はともかく、アストラウス様ならここに入る前に気づいてるって、止められなかったって事は許されたってことよ」
「そうそう悪い事をする訳じゃないんだから」
「ヤマトちゃんの世界では誕生日には贈り物をするらしいから、私たちからの贈り物するだけだもの」
「狼に見つかる前に早くやっちゃいましょうよ」
「都合よくエターナルローズもあるし核に使っちゃう?」
「ヤマトちゃんも多少の闇魔法を使える様になったし、回路さえ作ってあげれば大丈夫よね」
「ここをこうして、ああして……よし!!後はみんなで一気に魔力を通せば……」
「……どう?成功かしら?」
『ヴ……ヴオォォォン……と……当旅館へご宿泊ありがとうございます。ダンジョンの喧騒を忘れ、美味しい料理、癒しの温泉でゆっくりと贅沢なひと時をお過ごしください。私はサービス係のセバスチャンと申します』
まだ小さいけれど目指すは『闇の大精霊』だ。
「可愛いなぁ……カラスマ……食べてしまいたい……」
必死にヒュウガの手の中から抜け出そうとするが、がっちり握られていて抜け出せない。
握りつぶされそうで怖いし、ヒュウガの大きな口に光る牙が怖い……。
「怖いよ……ヒュウガ……」
必死に手で顔を押しやるけれど、全く効かない。
「ごめん……カラスマ……ちょっとだけ……」
ちょっとだけ……何!?
ヒュウガの大きな手が器用に服を脱がして行く。
当事者だけど客観的に見たら、いやらしい顔で人形遊びする変態だぞ。
ヒュウガの指を一生懸命押し返すけどびくともしない。
大きな舌がベロベロ俺の体全体を舐めていく。
「はは、気持ち良いのカラスマ?小ちゃいのにいっちょまえに勃ってる……」
「煩い!!離せ!!」
ぽかぽかとヒュウガの鼻を殴るけど全く効いておらず、ヒュウガは笑っている。
今の俺は500mlのペットボトルぐらいの背丈しかない。
「もぉ~可愛いなぁ。挿れたいなぁ……小指くらいなら入るかなぁ……」
熱に浮かれた目がヤバい……。
「入んないよ!!馬鹿な事、言ってないで早く離せぇ~!!」
お尻の割れ目にヒュウガの小指が触れる。
「やっ…!!本当に止めてよ、ヒュウガ!!」
グリグリと指が侵入しようと押し進んで来る。
「痛い、痛いって!!無理だよっ!!変態!!」
「カラスマ限定で変態で良い……ぐえっ!!」
ヒュウガの手が緩んで急いで逃げ出した。
ヒュウガの首に巻き付いていた、アスの触手はヒュウガから離れて俺の方へ寄って来る。
触手の頭?の上で羽を休めていると……。
チリーン、チリーン
「ヒュウガ。ほら、お客さんだよ」
ヒュウガに向かわせて、衣服を正しているとヒュウガがすぐに戻ってきた。
「あれ?お客さんじゃなかった?」
「ん~、エルフのガキがこれカラスマにってよ」
「うわぁ!!やったぁ!!」
ヒュウガ手のひらに乗っていたのはこの洞窟では手に入らない黒い宝石。
闇の結晶と呼ばれる物で俺の体とすこぶる相性が良いので石からいっぱい魔力が取れる。
お礼を言いたかったけど、リンフィはまだヒュウガの事は苦手みたいで……宿の方へ行ってしまったらしい。
宿屋経営は出来てないが、なんだかんだと馴染みのみんなが顔を見せに来てくれる。
結界は消えてしまったけれど、アスの命令でダンジョンの魔物達はこの場所へは入ってこない。魔物が近づいてこないだけでも価値がある場所と、各々自由に休息していく。そして色んなお土産を持ってきてくれた。
「良い物をもらって良かったな……」
闇の結晶にしがみついて魔力を吸い取っていると頭上から急に声がした。
「アス!!お帰り!!」
「ヤマト、良い子にしてたか?変わった事はなかったか?」
「うん……まぁいつも通りかな?」
ごまかす様にアスの前まで飛んで、その唇にキスをして肩に座ると触手がアスの体に戻って行く……。
アスの瞳の色がどんどん変わっていく……。
触手の記憶はアスに戻るから……まぁバレるよね。
「……ヒュウガ……ヤマトはまだ不安定なんだから手を出すなと言ったよなぁ……」
アスの背後から黒いオーラが溢れ出した。
アスは逃げようとしていたヒュウガの尻尾を掴むと……。
ーーーーーー
「ひでぇよぉ……せっかく毛が生え揃ってきてたのに……」
ヒュウガは毛の短く刈られた尻尾を寂しそうに見つめながら、夕飯の準備をしている。
俺とアスはご飯を食べなくても平気だけど、ヒュウガが自分の分と一緒に用意してくれるので、一緒に食卓を囲む。
美味しい物は美味しいと感じるし、家族で食卓を囲む時間が心の栄養だ。
いつも料理を手伝ってくれていたヒュウガは料理が得意になっていて、ダンジョンで魔獣を捕まえてきては料理をしてくれている。
「アスは俺の旦那様だけど、ヒュウガは俺のお嫁さんだね」
「はぁ~!?俺が嫁!?どっちが嫁か、その体に教え込んでやろ……は!!」
アスの目の色が変わった事でヒュウガは口をつぐむ。
「大きくなったら覚えとけよ……」
じっとり見てくるヒュウガの視線を無視して、俺用に用意されたお人形サイズのご飯を頬張る。
「美味しい!!ん~幸せ!!」
大好きな夫と妻?に囲まれて過ごす、幸せな日常。
最恐で最狂に最凶と人は言うが……俺にとってここは最幸のダンジョンだ。
ーーーーーー
「ねえ……大丈夫?アストラウス様に怒られたりしない?」
「大丈夫だって、狼はともかく、アストラウス様ならここに入る前に気づいてるって、止められなかったって事は許されたってことよ」
「そうそう悪い事をする訳じゃないんだから」
「ヤマトちゃんの世界では誕生日には贈り物をするらしいから、私たちからの贈り物するだけだもの」
「狼に見つかる前に早くやっちゃいましょうよ」
「都合よくエターナルローズもあるし核に使っちゃう?」
「ヤマトちゃんも多少の闇魔法を使える様になったし、回路さえ作ってあげれば大丈夫よね」
「ここをこうして、ああして……よし!!後はみんなで一気に魔力を通せば……」
「……どう?成功かしら?」
『ヴ……ヴオォォォン……と……当旅館へご宿泊ありがとうございます。ダンジョンの喧騒を忘れ、美味しい料理、癒しの温泉でゆっくりと贅沢なひと時をお過ごしください。私はサービス係のセバスチャンと申します』
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