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第3話「聖女の役目と策士なわんこ」
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俺のジョブ欄には悠生の言う通り『聖女』と書かれている。
数値はだいたい300~600で、悠也の能力の異常さを教えてくれた。
使える魔法は回復やシールドなどの補助がメインだった。スキルは【言語理解】【収納】【鑑定】……この辺はお馴染みでわかりやすいんだが、三つ謎のスキルがある。それは【乙女の誓い】と【乙女の祝福】と【乙女の純潔】なるもの。
まず乙女じゃないんですけど。
「文字に触れたら詳細もわかるよ」
「あ、そうなん?」
早速文字に触れてみる。
【乙女の誓い】
誓いの口づけを交わした相手と添い遂げる。誓約後、他の者と触れ合おうとすると相手へ神罰が降る。誓約の解除には死別が必要。
効果:対象のステータス大幅アップ
誓約対象者:瀬野 悠也
【乙女の祝福】
『乙女の誓い』により結ばれた相手に祝福の口づけを与えることができる。効果:1ゲージで相手のレベルを『1』上げる。
【乙女の純潔】
『乙女の誓い』により結ばれた相手に純潔を捧げることで寿命を延ばす。
効果:1ゲージでお互いの現在の身体状態を『1年』延ばす。
「?」
読み間違いだったかと、一度ステータスを閉じて立ち上げ直してみたが……書かれている内容は変わらなかった。
「なんか……お前の名前が書かれてるんだけど……」
「さっきのが誓いの口づけとして受け入れられたんだね」
さっきの?
『ゆうちゃん……お願い。俺を一人にしないで……俺ゆうちゃんがいないと何もできない』ってあれか!!
全く驚いた様子も、俺のスキルについても驚かないこの様子……。
「お前まさか……」
「ゆうちゃんが寝てる間に鑑定したからね。スキルのことも知ってたよ」
俺にもある【鑑定】、大賢者である悠也が持ってないわけない。
「知っててなんで?相手に神罰って、これじゃあお互い一生彼女できないじゃん。そのためにお前殺さなきゃいけないとか、できるわけないじゃん」
普段見せない真剣な目付き……と、いうよりも怒ってる?悠也の怒った顔なんていつぶりだろうか?
「この世界の『聖女』ってそういうもんらしいよ。王族へ恩恵を与える王子様の嫁を用意するための召喚。聖女の祝福の対象となった者は無双出来るみたいだから」
「何それ……身勝手すぎだろ勝手に呼び出して嫁になれっての?」
男である悠也と俺が追い出された理由はよくわかったが、自分達のために嫁として異世界からわざわざ拉致するとか、相手の都合全く考えない性犯罪者軍団じゃん。
「まぁ……俺はそれを利用させてもらったわけだけど……」
ムカムカと怒りに燃える俺の頬を悠也の手が包み込んだ。
「帰る方法はないって言われた。だったら……ダメもとで悠生を喚んでみようと思ったんだ。本当に悠生が召喚された時は本当に嬉しかったけど……早く俺と誓約を交わさないとって焦った」
先ほどまで怒りを湛えていた瞳は、少し申し訳なさに揺れている。
「あいつらは鑑定が使えないから、こちらからステータスを見せなければ確認する事はできない。だからすぐに魔法で悠生を眠らせて聖女とバレない様にしたんだ。それでもいつかバレる日が来るかもしれない……ならその前にって思って……」
「悠也……」
俺がよくわからん王子とやらの嫁にされないように……男が嫁になれるのか知らんけど。自分だってこの先、女の子と付き合えなくなるって言うのに。
「お前、俺のために「ゆうちゃん俺の気持ちに全然気づいてくれなくてさ。いつ彼女とかできるかとヒヤヒヤしてたけど、こうして無理やりだけどゆうちゃんの伴侶になれて幸せ」
ヘラっと崩れた顔に俺の感動は一気に霧散した。
悠也の気持ち?
「もしゆうちゃんに好きな人ができたら……その時は俺を殺してね?ゆうちゃんが誰かに恋をしている姿を見させられるなんて殺された方がマシだよ」
俺の手を持ち上げて、指先にキスをしてくるこいつは誰だ?
「ねぇゆうちゃん、俺はね……ずっとゆうちゃんと恋人になれたらって思ってた。ずっと触れたかった……」
======
悶々します。
隣に寝ている悠也からは寝息が聞こえてくる。
あんな告白をしておいて安眠してんじゃねぇと文句を言いたくなるが……あのまま、あの話を続けられていても気まずかった。
いつもと違う悠也。
俺が知ってる悠也とは違う悠也。
悠也が俺の事を?
幼稚園の時、同じ漢字なのに読み方が違ってなんでだろうって話をしてて、そんな事から仲良くなって家も近かったから登校班も一緒で……。
正直、悠也をそんな風に見たことがなくて……いきなり好きなんて言われたって『なんで?』の気持ちがいっぱいで考えられない。
告白されて悠也が俺に向けていた好意の本当の意味を知る前に、聖女のスキルのせいで俺と悠也はすでに添い遂げる関係になってしまっているのだ。
悠也は何の躊躇いもなく俺にキスをした。
躊躇いもなくっていうか、すごく積極的に何度もされた。
そのせいか何なのか、ステータスのスキル名の横に書かれているゲージバーが溜まっていく。鑑定によると、これがいっぱいに溜まるたびに悠也のレベルが上がるらしい。すでに……上がる必要がないほどのステータスだったが。
そして……そしてスキル【乙女の純潔】の力、寿命を伸ばして長生きするためのものらしいけど……問題なのは純潔を捧げるという部分。つまりこれは……悠也とそういう関係にならなければ発動されないということ。
聖女様がそんなことをして良いんですか!?と『巫女さん』のイメージでツッコんでしまうが、元々王家の嫁探しのための召喚だ。そりゃヤレるよな。
悠也はあの時何と言った?
「二人で永遠に」と言った。
バカだが頭が良い悠也が気づかないわけがない。あいつは俺とセックスする事も視野に入れている。
俺と?悠也が?
当然その場合……おそらく、多分、かなりの確率で聖女である俺が挿れられる方だろう。
悠也が俺に……。
先ほど頬を撫でてきた悠也の手つきを思い出す。
先ほど間近で感じた悠也がの吐息を思い出す。
悠也の感触と悠也の熱……。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
それ以上想像してはいけないと、大声で誤魔化し跳ね起きた俺の横で悠也もごそりと動いた。
「ゆうちゃん?……怖い夢みちゃった?だめだよ。もう日本じゃないんだから……大きな声を出したら魔物が来ちゃうよ……明日はいっぱい動くから早く寝なきゃ……」
寝ぼけ眼で俺の腕を掴み引き寄せると、マントで巻き込むように抱かれてしまう。さっきよりも近くで聞く悠也の寝息。ゆっくり上下する胸の動きすら伝わる密着感。
寝る?寝る?寝る!?
寝れるかこんなんもんっ!!
「……ゆうちゃん、起きて……」
あ……いつの間にか普通に寝てたわ。
悠也の声で、目を開けるとすでに周りは明るい。
最初はドキドキして眠れないと思っていたけど、数十分も経てば人間、睡眠欲には逆らえないし、側にある気配は小さな頃からずっと一緒にいた悠也だ。すぐに安堵感に眠りに落ちた。
「おはよ……俺がゆうちゃんを起こす側ってなんか新鮮……」
そう言いながら、まだぼんやりしていた俺の額に唇を押し付けてくる悠也。ああ……悠也に彼女がいたらコイツはこんなんなのか……こんな甘い顔をするんだな。
そんなことを考えながら、起き上がり何かを始めようとする悠也の後ろ姿を追う。
「追い出される時、黙ってお城の食料庫のもの根こそぎ収納に詰め込んできたけど……すぐに食べられそうなものないなぁ……パンぐらい?う~ん、味なさそう。ハムとかスライスされてないんだ」
一点を見つめブツブツ呟いている悠也。
食料庫のもの根こそぎ収納……王様たちはさぞ怒り狂っていることだろう。城というぐらいだから兵とか使用人とか……結構な人数分って事だろ?もしこれが戦争だったら、食糧が根こそぎ消えたなんて窮地に追いやられている。
ぼんやりしていて人畜無害のような男だったのに……意外に強かだったんだな、悠也。
数値はだいたい300~600で、悠也の能力の異常さを教えてくれた。
使える魔法は回復やシールドなどの補助がメインだった。スキルは【言語理解】【収納】【鑑定】……この辺はお馴染みでわかりやすいんだが、三つ謎のスキルがある。それは【乙女の誓い】と【乙女の祝福】と【乙女の純潔】なるもの。
まず乙女じゃないんですけど。
「文字に触れたら詳細もわかるよ」
「あ、そうなん?」
早速文字に触れてみる。
【乙女の誓い】
誓いの口づけを交わした相手と添い遂げる。誓約後、他の者と触れ合おうとすると相手へ神罰が降る。誓約の解除には死別が必要。
効果:対象のステータス大幅アップ
誓約対象者:瀬野 悠也
【乙女の祝福】
『乙女の誓い』により結ばれた相手に祝福の口づけを与えることができる。効果:1ゲージで相手のレベルを『1』上げる。
【乙女の純潔】
『乙女の誓い』により結ばれた相手に純潔を捧げることで寿命を延ばす。
効果:1ゲージでお互いの現在の身体状態を『1年』延ばす。
「?」
読み間違いだったかと、一度ステータスを閉じて立ち上げ直してみたが……書かれている内容は変わらなかった。
「なんか……お前の名前が書かれてるんだけど……」
「さっきのが誓いの口づけとして受け入れられたんだね」
さっきの?
『ゆうちゃん……お願い。俺を一人にしないで……俺ゆうちゃんがいないと何もできない』ってあれか!!
全く驚いた様子も、俺のスキルについても驚かないこの様子……。
「お前まさか……」
「ゆうちゃんが寝てる間に鑑定したからね。スキルのことも知ってたよ」
俺にもある【鑑定】、大賢者である悠也が持ってないわけない。
「知っててなんで?相手に神罰って、これじゃあお互い一生彼女できないじゃん。そのためにお前殺さなきゃいけないとか、できるわけないじゃん」
普段見せない真剣な目付き……と、いうよりも怒ってる?悠也の怒った顔なんていつぶりだろうか?
「この世界の『聖女』ってそういうもんらしいよ。王族へ恩恵を与える王子様の嫁を用意するための召喚。聖女の祝福の対象となった者は無双出来るみたいだから」
「何それ……身勝手すぎだろ勝手に呼び出して嫁になれっての?」
男である悠也と俺が追い出された理由はよくわかったが、自分達のために嫁として異世界からわざわざ拉致するとか、相手の都合全く考えない性犯罪者軍団じゃん。
「まぁ……俺はそれを利用させてもらったわけだけど……」
ムカムカと怒りに燃える俺の頬を悠也の手が包み込んだ。
「帰る方法はないって言われた。だったら……ダメもとで悠生を喚んでみようと思ったんだ。本当に悠生が召喚された時は本当に嬉しかったけど……早く俺と誓約を交わさないとって焦った」
先ほどまで怒りを湛えていた瞳は、少し申し訳なさに揺れている。
「あいつらは鑑定が使えないから、こちらからステータスを見せなければ確認する事はできない。だからすぐに魔法で悠生を眠らせて聖女とバレない様にしたんだ。それでもいつかバレる日が来るかもしれない……ならその前にって思って……」
「悠也……」
俺がよくわからん王子とやらの嫁にされないように……男が嫁になれるのか知らんけど。自分だってこの先、女の子と付き合えなくなるって言うのに。
「お前、俺のために「ゆうちゃん俺の気持ちに全然気づいてくれなくてさ。いつ彼女とかできるかとヒヤヒヤしてたけど、こうして無理やりだけどゆうちゃんの伴侶になれて幸せ」
ヘラっと崩れた顔に俺の感動は一気に霧散した。
悠也の気持ち?
「もしゆうちゃんに好きな人ができたら……その時は俺を殺してね?ゆうちゃんが誰かに恋をしている姿を見させられるなんて殺された方がマシだよ」
俺の手を持ち上げて、指先にキスをしてくるこいつは誰だ?
「ねぇゆうちゃん、俺はね……ずっとゆうちゃんと恋人になれたらって思ってた。ずっと触れたかった……」
======
悶々します。
隣に寝ている悠也からは寝息が聞こえてくる。
あんな告白をしておいて安眠してんじゃねぇと文句を言いたくなるが……あのまま、あの話を続けられていても気まずかった。
いつもと違う悠也。
俺が知ってる悠也とは違う悠也。
悠也が俺の事を?
幼稚園の時、同じ漢字なのに読み方が違ってなんでだろうって話をしてて、そんな事から仲良くなって家も近かったから登校班も一緒で……。
正直、悠也をそんな風に見たことがなくて……いきなり好きなんて言われたって『なんで?』の気持ちがいっぱいで考えられない。
告白されて悠也が俺に向けていた好意の本当の意味を知る前に、聖女のスキルのせいで俺と悠也はすでに添い遂げる関係になってしまっているのだ。
悠也は何の躊躇いもなく俺にキスをした。
躊躇いもなくっていうか、すごく積極的に何度もされた。
そのせいか何なのか、ステータスのスキル名の横に書かれているゲージバーが溜まっていく。鑑定によると、これがいっぱいに溜まるたびに悠也のレベルが上がるらしい。すでに……上がる必要がないほどのステータスだったが。
そして……そしてスキル【乙女の純潔】の力、寿命を伸ばして長生きするためのものらしいけど……問題なのは純潔を捧げるという部分。つまりこれは……悠也とそういう関係にならなければ発動されないということ。
聖女様がそんなことをして良いんですか!?と『巫女さん』のイメージでツッコんでしまうが、元々王家の嫁探しのための召喚だ。そりゃヤレるよな。
悠也はあの時何と言った?
「二人で永遠に」と言った。
バカだが頭が良い悠也が気づかないわけがない。あいつは俺とセックスする事も視野に入れている。
俺と?悠也が?
当然その場合……おそらく、多分、かなりの確率で聖女である俺が挿れられる方だろう。
悠也が俺に……。
先ほど頬を撫でてきた悠也の手つきを思い出す。
先ほど間近で感じた悠也がの吐息を思い出す。
悠也の感触と悠也の熱……。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
それ以上想像してはいけないと、大声で誤魔化し跳ね起きた俺の横で悠也もごそりと動いた。
「ゆうちゃん?……怖い夢みちゃった?だめだよ。もう日本じゃないんだから……大きな声を出したら魔物が来ちゃうよ……明日はいっぱい動くから早く寝なきゃ……」
寝ぼけ眼で俺の腕を掴み引き寄せると、マントで巻き込むように抱かれてしまう。さっきよりも近くで聞く悠也の寝息。ゆっくり上下する胸の動きすら伝わる密着感。
寝る?寝る?寝る!?
寝れるかこんなんもんっ!!
「……ゆうちゃん、起きて……」
あ……いつの間にか普通に寝てたわ。
悠也の声で、目を開けるとすでに周りは明るい。
最初はドキドキして眠れないと思っていたけど、数十分も経てば人間、睡眠欲には逆らえないし、側にある気配は小さな頃からずっと一緒にいた悠也だ。すぐに安堵感に眠りに落ちた。
「おはよ……俺がゆうちゃんを起こす側ってなんか新鮮……」
そう言いながら、まだぼんやりしていた俺の額に唇を押し付けてくる悠也。ああ……悠也に彼女がいたらコイツはこんなんなのか……こんな甘い顔をするんだな。
そんなことを考えながら、起き上がり何かを始めようとする悠也の後ろ姿を追う。
「追い出される時、黙ってお城の食料庫のもの根こそぎ収納に詰め込んできたけど……すぐに食べられそうなものないなぁ……パンぐらい?う~ん、味なさそう。ハムとかスライスされてないんだ」
一点を見つめブツブツ呟いている悠也。
食料庫のもの根こそぎ収納……王様たちはさぞ怒り狂っていることだろう。城というぐらいだから兵とか使用人とか……結構な人数分って事だろ?もしこれが戦争だったら、食糧が根こそぎ消えたなんて窮地に追いやられている。
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