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トンネルを一分ほどで通過するとしばらく真っ直ぐ走り、つづら折りを下りていくと木々の隙間から町がちらりと見えた。
一番下まで下ると町の方からトンネルの方に向かって川が流れており、それと交差するように橋が架けられていた。
その橋を通過すると『ようこそ猫神町へ』と歓迎を示す看板が立てられていた。
随分綺麗な道路を少し走ると周囲にあった森が開け、突然町が現れる。
山と山の窪みに作られた猫神町は案外綺麗だった。もっとボロボロな町を想像していたが、建物や道路も新しく、鎌倉の方がよっぽど古びて見える。
町の入り口にあるバス停まで送ってもらうとおじさんはまた忠告した。
「気を付けなよ。あと温泉を満喫したいならここのしきたりには逆らわない方がいい」
「……分かりました。ありがとうございます」
お礼を言うとおじさんは元来た道を戻っていった。
どうも脅かしてくる。あれも冗談なんだろうか?
まあいい。どんな町だろうとしても小説のネタになるなら我慢しよう。
さて。見たところ普通の町だ。お。地図がある。
町の入り口には町のことを詳しく描いた大きな地図が立てられていた。それによると中心部には商店や役場があり、今いるトンネル側には住宅が並んでいる。町の奥には町営の温泉施設があった。
予約している宿は町の中心にあり、ここから徒歩で五分ほどだ。 取材する前に荷物を置いていくかと歩き出したところ、地図の隣に二回り小さな看板が置かれていた。
そこには猫神伝説という文字が並び、ねこの絵が描かれている。
「これか」
すぐさまスマホを取りだして何枚か写真を撮った。
内容はこうだ。
一番下まで下ると町の方からトンネルの方に向かって川が流れており、それと交差するように橋が架けられていた。
その橋を通過すると『ようこそ猫神町へ』と歓迎を示す看板が立てられていた。
随分綺麗な道路を少し走ると周囲にあった森が開け、突然町が現れる。
山と山の窪みに作られた猫神町は案外綺麗だった。もっとボロボロな町を想像していたが、建物や道路も新しく、鎌倉の方がよっぽど古びて見える。
町の入り口にあるバス停まで送ってもらうとおじさんはまた忠告した。
「気を付けなよ。あと温泉を満喫したいならここのしきたりには逆らわない方がいい」
「……分かりました。ありがとうございます」
お礼を言うとおじさんは元来た道を戻っていった。
どうも脅かしてくる。あれも冗談なんだろうか?
まあいい。どんな町だろうとしても小説のネタになるなら我慢しよう。
さて。見たところ普通の町だ。お。地図がある。
町の入り口には町のことを詳しく描いた大きな地図が立てられていた。それによると中心部には商店や役場があり、今いるトンネル側には住宅が並んでいる。町の奥には町営の温泉施設があった。
予約している宿は町の中心にあり、ここから徒歩で五分ほどだ。 取材する前に荷物を置いていくかと歩き出したところ、地図の隣に二回り小さな看板が置かれていた。
そこには猫神伝説という文字が並び、ねこの絵が描かれている。
「これか」
すぐさまスマホを取りだして何枚か写真を撮った。
内容はこうだ。
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