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女性からホテルの部屋に酒を飲むため誘われる。
恥ずかしながらこんな甘いシチュエーションは初めてだった。
だが時と場合による。朝陽はライバルだ。部屋に入った途端、鈍器で殴られ、気絶している間に手足を縛られ、俺が事件を解決できないようにする気かもしれない。
二件も殺人が起きたからか、俺の警戒心は今までにないほど増していた。
部屋に置いてあったビールが入った袋を取ってきて、そわそわしながらエレベーターを待っていると朝陽が腕を組んで眉をひそめた。
「遅いわね」
ようやく来たエレベーターに俺と朝陽は乗り込んだ。エレベーターの中は無言で、それが余計にあれこれと警戒させる。
四階に着くと俺は左右に首を振り廊下を確認した。どうやら潜んでいる人はいないらしい。
「なにキョロキョロしてるの?」
「いや、パパがいるかなって」
「あ。そうね。あたしも今日フロアのトイレにいるんじゃないかと思って探してみたけどいなかったわ」
こいつも探してくれてるのか。意外と優しいな。
いや、待て。油断させて襲う算段かもしれない。油断するな。
でもなんで女の部屋に行って俺が襲われる心配をしないといけないんだ。普通は逆だろ。でも作家だからな。大した腕力もないし。
朝陽は403のプレートが貼られたドアの鍵を開けた。ドアを開いて中の明かりを付ける。
「ほら。入って」
俺はゴクリとつばを飲み込んで中を覗いた。
どうやら誰もいそうにない。杞憂か? あるいは酔ったところを襲うつもりだろうか?
考えていると朝陽に背中を押された。
「なにやってるのよ。早く入って。誰かに見られるでしょ」
他人に見られたら困ることをするつもりなのか?
ドアを閉めると朝陽は警戒する俺を睨んだ。
「なによ?」
「…………いや、べつに」
「なんでそっちが警戒してるわけ? 普通あたしがすべきでしょ?」
「俺が作家じゃなかったらそうだろうな」
「なによそれ」
朝陽は呆れながら部屋の奥に行き、椅子に座った。
俺はテーブルに酒が入った袋を置く。
「それで? 話ってなんなんだ?」
「……まずは飲ませて。あら。結構いいお酒じゃない。なに? もしかして実はあと三泊できるとか?」
袋の中を物色した朝陽は缶を手に取り驚いていた。
「大槻さんにもらったんだ」
「ああ。あの銀行員の人。あの人もアリバイあったわよね?」
「岩間が殺された朝に部屋の中にいたからな。夜に外へ出てたら受付から見えるだろ」
「これであたし達以外の宿泊者は全員シロってわけ。なら犯人は町の人間ね。あるいはあなたか」
朝陽はプルタブを開けてゴクリとビールを飲んだ。
どうやら俺を先に酔わせて監禁する気はないらしい。少し安堵し、俺もビールに手を伸ばす。久しぶりのちゃんとしたビールだ。
「俺が殺すとしたら必死に書いた作品をボツにした担当だよ」
「ボツになるたびに殺されてたら編集者なんて絶滅してるでしょうね。まあ止めはしないけど。あの歳で役職なかったら菅原さんはもう出世しないでしょうし。なんだかんだで誰が担当に付くかでその作家の寿命は決まるからね」
「ひどいな」と俺は苦笑した。
「でも事実じゃない。狙い目は副編くらいかしら」
「なんでだ? それなら編集長の方がいいんじゃないか?」
「編集長が優秀だと他の編集部に引き抜かれたりするけど、副編なら昇格して終わりだから。理想は何人かの元担当が偉くなってくれることだって先輩作家は言ってたわ。そしたら新しい企画とか新レーベルの立ち上げに呼ばれるからって」
「へえ」
「へえって、あなた他の作家と情報交換しないの?」
残念なことにそんな情報をくれる作家はいない。
「お、俺は一匹狼だからな。作家たるもの群れないんだよ」
「あらそう」
朝陽はニヤニヤとしながらビールを飲んだ。見透かされているようでいい気はしない。
「そんなことより話ってなんだ? その世渡り術が話したかったのか?」
「そんなわけないでしょ」
朝陽はムッとしながら空いている左手で髪を指に巻いた。
どうやら話しづらいことらしく何度か口を開くが声は出てこない。
それが自分でもじれったくなったのか朝陽はビールを飲み干し、頬をほんのり赤めながら俺を睨んだ。
「……予定が変わったの」
「…………予定?」
「そう。予定。本当はもう少しここに居られる予定だったんだけど明後日には帰らないといけなくなったのよ」
奇しくも俺と同じだ。残金的には明後日にはおさらばしなければならない。
「どんな予定だよ?」
朝陽は眉をひそめながら横目で言いたくなさそうに言った。
「………………娘よ」
「……は?」
ポカンとする俺に朝陽は続けた。
「今は母親のところに預けてるんだけど、母親に抜けられない用事が入って明後日の夜には迎えに行かないといけなくなったの。だから明後日の朝までに事件を解く必要があるわ」
朝陽は溜息をついた。
突然の告白に俺は困惑していた。
「え? 結婚してたのか? こんなところに一人で何泊もしてるから独身だと思ってた」
「独身と言えば独身よ。今は離婚して一人で育ててるの。賞を取って本が売れて、余裕ができた頃に娘ができて、そのままって流れで結婚したわ。でも去年浮気されて離婚したの。信じられる? 預けておいた娘を置いてパチンコ行ってたのよ? その上借金まで見つかって、だから見限った。この人とは一緒にやっていけないって」
憤りと後悔が混ざり合う朝陽にどう反応していいか困った。
「ふうん……。まあけど、お前なら一人でも育てていけるだろ。売れっ子作家なんだし」
励ましたつもりが朝陽にハッと笑い飛ばされた。
「売れっ子? あなたいつのこと言ってるのよ? あんなの最初だけじゃない。たしかに賞金と重版分の印税でそれなりの額をもらったわ。でも一度に来たせいで税金はすごいし、生まれる娘の準備だったり、マンションの頭金で全部なくなった。そのあと出した本は最初ほど売れないし、小説だけでは食べていけないから今は別で仕事しながら育児と家事を終わらせて空いた時間に書いてるの。ここに来るのだって大変だったんだから。休みを取るのも娘を預かってもらうのもね」
朝陽はビール缶を握ったままテーブルに突っ伏した。
まさかそんな事情があったとは。もっと余裕があって優雅な生活を送ってると思ってた。
「……大変だな」
「あなたが思ってる以上にね。けどまあ、普通のシングルマザーよりは小説の収入がある分いいんだろうけど。元旦那は養育費払うって言ったのに振り込みは遅れてばっかりだし。あてにしてたら親子共々路頭に迷うわ」
「……なるほど」
俺はビールをグビッと飲む。
ここでも書き続けているのは少しでも収入を得る為か。
プライドが高い朝陽のことだ。悩んでいても打ち明けられなかったんだろう。酒の力を借りてようやくってところだ。
「それで? 俺に慰めてほしかったのか? それとも仕事に育児に奮闘しているのを褒めてほしいとか?」
朝陽は顔を上げ、酔った顔で俺を弱々しく睨んだ。
「自惚れないで。そんなわけないじゃない。男が口にするその場限りの言葉なんて聞きたくもないわ」
「じゃあなんだよ? なんで部屋に連れて来た?」
朝陽は目を伏せて告げた。
「…………その、協力しない?」
「は? 協力って?」
「あなたも分かったでしょ? あたし達が事件を解くには情報が足りないことを。だから共有するの」
「それぞれが持ってる情報を出し合おうってことか」
たしかに優花さんのことでは知らないことが多かった。他にもある可能性は高い。
「まあ事件が解けなかったらそれでもいいだろうな。でも解けたらどうするんだ? どっちが本にする?」
「先に解いた方。それでいいでしょ。今のままなら解くことさえできないわ。そしたら今回の旅行は全部無駄になる。そうなるよりはどちらかが解いたらいい。時間もない今、それが最善じゃない?」
「たしかにそうだけど……」
俺は腕を組んで考えた。
この提案自体が罠かもしれない。俺の情報が欲しいだけの可能性もある。朝陽の持ってる情報は役に立たない。それが分かっているから効率的に情報を集めようとしてるのかもしれない。
ただ現状のままだとなんの成果も挙げられないまま敗走が濃厚だ。それを避ける唯一の方法は……。
視線を上げると朝陽と目が合った。
朝陽は力強く言った。
「なに悩んでるわけ? 作家なんて職業自体がギャンブルじゃない。なら賭ける時は大きく太く賭けなさいよ。それができないならあなたには一生チャンスなんて訪れないわ」
言いたい放題だ。でも事実でもある。
俺が浮上するにはきっかけが必要だった。なにか強力なきっかけが。俺はそれを求めてこの町に来た。
それがこの事件を解くことで、その為の分水嶺が今かもしれない。
失敗を恐れるなら出し抜かれる可能性もあるしここは手を引くべきだが、成功を求めるなら勇気を出すべきだ。
「成功することだけを考えろ、か」
「なに? なんの話?」
「アメリカの話だ」
朝陽は意味が分からず眉をひそめた。
俺は嘆息し、決心した。
「分かったよ。組もう。でも俺が先に解いても泣き言言うなよ?」
「こっちの台詞よ。契約成立ね」
俺は渋々、朝陽は不敵に笑い合い、互いに持っていたビール缶をぶつけた。
恥ずかしながらこんな甘いシチュエーションは初めてだった。
だが時と場合による。朝陽はライバルだ。部屋に入った途端、鈍器で殴られ、気絶している間に手足を縛られ、俺が事件を解決できないようにする気かもしれない。
二件も殺人が起きたからか、俺の警戒心は今までにないほど増していた。
部屋に置いてあったビールが入った袋を取ってきて、そわそわしながらエレベーターを待っていると朝陽が腕を組んで眉をひそめた。
「遅いわね」
ようやく来たエレベーターに俺と朝陽は乗り込んだ。エレベーターの中は無言で、それが余計にあれこれと警戒させる。
四階に着くと俺は左右に首を振り廊下を確認した。どうやら潜んでいる人はいないらしい。
「なにキョロキョロしてるの?」
「いや、パパがいるかなって」
「あ。そうね。あたしも今日フロアのトイレにいるんじゃないかと思って探してみたけどいなかったわ」
こいつも探してくれてるのか。意外と優しいな。
いや、待て。油断させて襲う算段かもしれない。油断するな。
でもなんで女の部屋に行って俺が襲われる心配をしないといけないんだ。普通は逆だろ。でも作家だからな。大した腕力もないし。
朝陽は403のプレートが貼られたドアの鍵を開けた。ドアを開いて中の明かりを付ける。
「ほら。入って」
俺はゴクリとつばを飲み込んで中を覗いた。
どうやら誰もいそうにない。杞憂か? あるいは酔ったところを襲うつもりだろうか?
考えていると朝陽に背中を押された。
「なにやってるのよ。早く入って。誰かに見られるでしょ」
他人に見られたら困ることをするつもりなのか?
ドアを閉めると朝陽は警戒する俺を睨んだ。
「なによ?」
「…………いや、べつに」
「なんでそっちが警戒してるわけ? 普通あたしがすべきでしょ?」
「俺が作家じゃなかったらそうだろうな」
「なによそれ」
朝陽は呆れながら部屋の奥に行き、椅子に座った。
俺はテーブルに酒が入った袋を置く。
「それで? 話ってなんなんだ?」
「……まずは飲ませて。あら。結構いいお酒じゃない。なに? もしかして実はあと三泊できるとか?」
袋の中を物色した朝陽は缶を手に取り驚いていた。
「大槻さんにもらったんだ」
「ああ。あの銀行員の人。あの人もアリバイあったわよね?」
「岩間が殺された朝に部屋の中にいたからな。夜に外へ出てたら受付から見えるだろ」
「これであたし達以外の宿泊者は全員シロってわけ。なら犯人は町の人間ね。あるいはあなたか」
朝陽はプルタブを開けてゴクリとビールを飲んだ。
どうやら俺を先に酔わせて監禁する気はないらしい。少し安堵し、俺もビールに手を伸ばす。久しぶりのちゃんとしたビールだ。
「俺が殺すとしたら必死に書いた作品をボツにした担当だよ」
「ボツになるたびに殺されてたら編集者なんて絶滅してるでしょうね。まあ止めはしないけど。あの歳で役職なかったら菅原さんはもう出世しないでしょうし。なんだかんだで誰が担当に付くかでその作家の寿命は決まるからね」
「ひどいな」と俺は苦笑した。
「でも事実じゃない。狙い目は副編くらいかしら」
「なんでだ? それなら編集長の方がいいんじゃないか?」
「編集長が優秀だと他の編集部に引き抜かれたりするけど、副編なら昇格して終わりだから。理想は何人かの元担当が偉くなってくれることだって先輩作家は言ってたわ。そしたら新しい企画とか新レーベルの立ち上げに呼ばれるからって」
「へえ」
「へえって、あなた他の作家と情報交換しないの?」
残念なことにそんな情報をくれる作家はいない。
「お、俺は一匹狼だからな。作家たるもの群れないんだよ」
「あらそう」
朝陽はニヤニヤとしながらビールを飲んだ。見透かされているようでいい気はしない。
「そんなことより話ってなんだ? その世渡り術が話したかったのか?」
「そんなわけないでしょ」
朝陽はムッとしながら空いている左手で髪を指に巻いた。
どうやら話しづらいことらしく何度か口を開くが声は出てこない。
それが自分でもじれったくなったのか朝陽はビールを飲み干し、頬をほんのり赤めながら俺を睨んだ。
「……予定が変わったの」
「…………予定?」
「そう。予定。本当はもう少しここに居られる予定だったんだけど明後日には帰らないといけなくなったのよ」
奇しくも俺と同じだ。残金的には明後日にはおさらばしなければならない。
「どんな予定だよ?」
朝陽は眉をひそめながら横目で言いたくなさそうに言った。
「………………娘よ」
「……は?」
ポカンとする俺に朝陽は続けた。
「今は母親のところに預けてるんだけど、母親に抜けられない用事が入って明後日の夜には迎えに行かないといけなくなったの。だから明後日の朝までに事件を解く必要があるわ」
朝陽は溜息をついた。
突然の告白に俺は困惑していた。
「え? 結婚してたのか? こんなところに一人で何泊もしてるから独身だと思ってた」
「独身と言えば独身よ。今は離婚して一人で育ててるの。賞を取って本が売れて、余裕ができた頃に娘ができて、そのままって流れで結婚したわ。でも去年浮気されて離婚したの。信じられる? 預けておいた娘を置いてパチンコ行ってたのよ? その上借金まで見つかって、だから見限った。この人とは一緒にやっていけないって」
憤りと後悔が混ざり合う朝陽にどう反応していいか困った。
「ふうん……。まあけど、お前なら一人でも育てていけるだろ。売れっ子作家なんだし」
励ましたつもりが朝陽にハッと笑い飛ばされた。
「売れっ子? あなたいつのこと言ってるのよ? あんなの最初だけじゃない。たしかに賞金と重版分の印税でそれなりの額をもらったわ。でも一度に来たせいで税金はすごいし、生まれる娘の準備だったり、マンションの頭金で全部なくなった。そのあと出した本は最初ほど売れないし、小説だけでは食べていけないから今は別で仕事しながら育児と家事を終わらせて空いた時間に書いてるの。ここに来るのだって大変だったんだから。休みを取るのも娘を預かってもらうのもね」
朝陽はビール缶を握ったままテーブルに突っ伏した。
まさかそんな事情があったとは。もっと余裕があって優雅な生活を送ってると思ってた。
「……大変だな」
「あなたが思ってる以上にね。けどまあ、普通のシングルマザーよりは小説の収入がある分いいんだろうけど。元旦那は養育費払うって言ったのに振り込みは遅れてばっかりだし。あてにしてたら親子共々路頭に迷うわ」
「……なるほど」
俺はビールをグビッと飲む。
ここでも書き続けているのは少しでも収入を得る為か。
プライドが高い朝陽のことだ。悩んでいても打ち明けられなかったんだろう。酒の力を借りてようやくってところだ。
「それで? 俺に慰めてほしかったのか? それとも仕事に育児に奮闘しているのを褒めてほしいとか?」
朝陽は顔を上げ、酔った顔で俺を弱々しく睨んだ。
「自惚れないで。そんなわけないじゃない。男が口にするその場限りの言葉なんて聞きたくもないわ」
「じゃあなんだよ? なんで部屋に連れて来た?」
朝陽は目を伏せて告げた。
「…………その、協力しない?」
「は? 協力って?」
「あなたも分かったでしょ? あたし達が事件を解くには情報が足りないことを。だから共有するの」
「それぞれが持ってる情報を出し合おうってことか」
たしかに優花さんのことでは知らないことが多かった。他にもある可能性は高い。
「まあ事件が解けなかったらそれでもいいだろうな。でも解けたらどうするんだ? どっちが本にする?」
「先に解いた方。それでいいでしょ。今のままなら解くことさえできないわ。そしたら今回の旅行は全部無駄になる。そうなるよりはどちらかが解いたらいい。時間もない今、それが最善じゃない?」
「たしかにそうだけど……」
俺は腕を組んで考えた。
この提案自体が罠かもしれない。俺の情報が欲しいだけの可能性もある。朝陽の持ってる情報は役に立たない。それが分かっているから効率的に情報を集めようとしてるのかもしれない。
ただ現状のままだとなんの成果も挙げられないまま敗走が濃厚だ。それを避ける唯一の方法は……。
視線を上げると朝陽と目が合った。
朝陽は力強く言った。
「なに悩んでるわけ? 作家なんて職業自体がギャンブルじゃない。なら賭ける時は大きく太く賭けなさいよ。それができないならあなたには一生チャンスなんて訪れないわ」
言いたい放題だ。でも事実でもある。
俺が浮上するにはきっかけが必要だった。なにか強力なきっかけが。俺はそれを求めてこの町に来た。
それがこの事件を解くことで、その為の分水嶺が今かもしれない。
失敗を恐れるなら出し抜かれる可能性もあるしここは手を引くべきだが、成功を求めるなら勇気を出すべきだ。
「成功することだけを考えろ、か」
「なに? なんの話?」
「アメリカの話だ」
朝陽は意味が分からず眉をひそめた。
俺は嘆息し、決心した。
「分かったよ。組もう。でも俺が先に解いても泣き言言うなよ?」
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