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遊び終わると三人は屋敷に戻った。
すると六十代くらいの女性が屋敷の前で待っている。
祖母を見つけると桐乃は嬉しそうに走って行く。
「おばあちゃん!」
「あらあら。外で遊んでたの? よかったわあ。いないって言うからおばあちゃんびっくりしちゃった」
「お友達と遊んでたのよ。今度お祭りに行く約束もしたの」
桐乃はそう言うと嬉しそうに小白達の方を振り向いた。小白と蒼真は少し大人しくなる。
桐乃の祖母は二人を見て目を細めた。
「そう。よかったねえ。やっぱり子供はお外で遊ばないと。でもお父さんとお母さんには内緒よ? 知ったら心配するから」
桐乃は「うん」と頷いた。
桐乃の祖母は嬉しそうにニコニコと笑った。
「じゃあお母さんが迎えに来るまでごはん食べてお風呂入ろうか。二人とも、ありがとうね。またこの子と遊んであげてね」
それに蒼真はあはは……と苦笑しながら「はい」と答えた。
桐乃は祖母の手を握ると空いている手で小白に手を振った。
「じゃあね。ねこちゃん。またね」
小白は恥ずかしさと面倒さを感じながら小さく手を上げた。
「……バイバイ」
「バイバーイ」
桐乃は元気よく挨拶すると祖母とすぐ近くの民家に入っていった。
それを見送ると蒼真と小白は屋敷の中に歩いて行く。
「あいつんち。共働きだからおばあちゃんが面倒見てるんだって。でもおばあちゃんも毎日だと疲れるからこっちに来てるらしい」
「あいつはうるさいからな」
ぶっきらぼうにそういう小白を蒼真はなにか言いたげにニヤついた。
それから離れで夕飯を作る里香を見つけると蒼真は帰りの挨拶をした。
「先生。今日はもう帰るよ」
「全然見なかったけどあんた達どこ行ってたの?」
「秘密基地行ってた」
「またあの空き家? あんまり危ないとこは行かないでよ?」
「あぶなくないよ。ちょっとボロいけど使えるから」
「どうだか。まあ、その辺も自分で判断してね。雨の日とかは行っちゃダメだよ。危なくなったら屋根のある安全なところに逃げること」
「はいはい」
何度も同じことを言われている蒼真は面倒そうに答えた。里香は呆れて小さく嘆息し、それから小白に笑いかける。
「楽しかった?」
小白は斜め上を見て少し考え、照れ隠しに帽子を深く被った。
「……まあまあ」
「そう。よかったね。じゃあ車と人に気を付けて帰りなよ」
「うん」
小白は帽子のつばで顔を隠したまま小さくコクリと頷いた。
小白が顔を上げると奥で夕日に赤く染まる庭を見ていた老婆と目が合った。
老婆がなにもかも見透かしたように微笑すると小白はなんだかまずいところでも見られたような気分になって踵を返した。
すると六十代くらいの女性が屋敷の前で待っている。
祖母を見つけると桐乃は嬉しそうに走って行く。
「おばあちゃん!」
「あらあら。外で遊んでたの? よかったわあ。いないって言うからおばあちゃんびっくりしちゃった」
「お友達と遊んでたのよ。今度お祭りに行く約束もしたの」
桐乃はそう言うと嬉しそうに小白達の方を振り向いた。小白と蒼真は少し大人しくなる。
桐乃の祖母は二人を見て目を細めた。
「そう。よかったねえ。やっぱり子供はお外で遊ばないと。でもお父さんとお母さんには内緒よ? 知ったら心配するから」
桐乃は「うん」と頷いた。
桐乃の祖母は嬉しそうにニコニコと笑った。
「じゃあお母さんが迎えに来るまでごはん食べてお風呂入ろうか。二人とも、ありがとうね。またこの子と遊んであげてね」
それに蒼真はあはは……と苦笑しながら「はい」と答えた。
桐乃は祖母の手を握ると空いている手で小白に手を振った。
「じゃあね。ねこちゃん。またね」
小白は恥ずかしさと面倒さを感じながら小さく手を上げた。
「……バイバイ」
「バイバーイ」
桐乃は元気よく挨拶すると祖母とすぐ近くの民家に入っていった。
それを見送ると蒼真と小白は屋敷の中に歩いて行く。
「あいつんち。共働きだからおばあちゃんが面倒見てるんだって。でもおばあちゃんも毎日だと疲れるからこっちに来てるらしい」
「あいつはうるさいからな」
ぶっきらぼうにそういう小白を蒼真はなにか言いたげにニヤついた。
それから離れで夕飯を作る里香を見つけると蒼真は帰りの挨拶をした。
「先生。今日はもう帰るよ」
「全然見なかったけどあんた達どこ行ってたの?」
「秘密基地行ってた」
「またあの空き家? あんまり危ないとこは行かないでよ?」
「あぶなくないよ。ちょっとボロいけど使えるから」
「どうだか。まあ、その辺も自分で判断してね。雨の日とかは行っちゃダメだよ。危なくなったら屋根のある安全なところに逃げること」
「はいはい」
何度も同じことを言われている蒼真は面倒そうに答えた。里香は呆れて小さく嘆息し、それから小白に笑いかける。
「楽しかった?」
小白は斜め上を見て少し考え、照れ隠しに帽子を深く被った。
「……まあまあ」
「そう。よかったね。じゃあ車と人に気を付けて帰りなよ」
「うん」
小白は帽子のつばで顔を隠したまま小さくコクリと頷いた。
小白が顔を上げると奥で夕日に赤く染まる庭を見ていた老婆と目が合った。
老婆がなにもかも見透かしたように微笑すると小白はなんだかまずいところでも見られたような気分になって踵を返した。
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