紅蓮の王宮召喚士～いきなり召喚の最高峰～

試験

候補

「召喚士特集！！人気の5人をピックアップ！」

そう書かれた雑誌には、今年の優勝候補とその情報について書かれていた。


　第五候補　木の召喚士ハルス　A級召喚士
　・大イノシシの使い手。
　・地属性を思わせないスピード！
　・圧倒的サイズ！体力！重量感！

　第四候補　水の召喚士マイラ　A級召喚士
　・水属性氷系統のアイススネーク、大蛇ヒュペルの使い手。
　・噛んだ部分から凍らせる「氷毒」を持つ。
　・スピードは大会ナンバーワン！
　・獣系の召喚獣ならトップだろう。

　第三候補　木の召喚士マール　B級召喚士
　・ウッドゴーレムの使い手。
　・再生能力と増強能力により持久戦において最強か？
　・自らの枝を切り離す「自切」が可能になったことにより火が回る事に対処が可能に。
　・マイラの天敵。

　第二候補　火の召喚士ガル　さすらいの召喚士
　・レッドドラゴンの使い手。
　・昨年優勝にも関わらず優勝を辞退。
　・現在は修行中らしい。参加するかは不明。
　・王子に勝てる可能性のあるのは現時点で彼だけだろう。

第一候補　光の召喚士リード第三皇子
　・王家のドラゴン使いの血を継ぐ。
　・第一王子、第二王子は優勝。どちらも超強力なドラゴン使い。
　・今回も例年どうり第一ブロック出場。
　・できるだけ番号の遅いブロックを願いましょう。


「お前も試験受けるなら敵のことは知っておくべきだぞ。」
と、クマさん。

「まあ、この当たりブロックで優勝するのはこの俺だがな！」

「期待してるぞ、召喚士アル！」

クマさんは豪快に笑って去っていった。


「間もなく、第一ブロックの試合を始めます。対戦はコロシアムで行います。ぜひ観戦を。」

試合の時間がもうすぐだったことを忘れていた。はやくハングさんと合流しなければ。