KADO

透けてるブランディシュカ

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 作られた世界へとびこむ。

 現実世界とは違う断りの世界へ。

 私たちは双子だから。

 妹にできることは私にもできた。

 こんな奇跡の力よりも、異世界へ飛び込む力よりも。

 あなたを救う力のほうが欲しかった。



 死なないと救えない。

 殺さないと救えない。

 生きたままじゃ救えない。

 あなたなら、だれも死なないファンタジーストーリーを作れるのだろう。

 そんな世界を、その奇跡の力で神様として作り出す事ができるのだろう。



 けれど私じゃできない。

 ハッピーエンドにするには、死んでもらわないと、できない。

 殺さないと、かけない。

 優しい世界なんて、想像できないから、創造なんてできない。





 現実世界で救われないなら、死んで別の世界で幸せになってほしい。

 こんな考えは間違っているけれど、私はあなたじゃないから、何も思いつかない。




 私は異世界へ旅立つ。

 最愛のあなたを救うために。

 きっと、ほぼ、百パーセント無理だろうけれど、姉としてあきらめるわけにはいかないから。

 ほかのだれが見捨てたとしても、救えなかったとしても、私はあなたの姉だから。


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