KADO

透けてるブランディシュカ

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 心が壊れた。

 バラバラに砕けた。

 人間だけど、そうじゃない。

 それは人形。

 人形が落ちている。

 だって、それは心がないから人形。




 心が壊れた。

 バラバラだから、何とかしないと。

 妹を助けなきゃ。

 大切なこと忘れないようにしなきゃ。

 残したものを無駄にしないようにしなきゃ。

 でも、考えがなにもまとまらない。

 何をどう考えたらいいのだろう。

 今、一番大切なものは、妹を助けること。

 妹のためになることをすること。

 だから、近くにあるものをコピーしよう。





 魔女を見た。

 不屈の心にあこがれた。

 あきらめないようにしようとあらためてちかった。

 無限の魔女を見つけた。

 何もできないどんつまりのひびをあがく方法を少しだけみつけた。

 遊戯の魔女で拙く歩く方法を知った。

 少しだけ人らしさを取り戻した。




 絆の物語を見た。

 擦り切れてしまいそうな子供を知識の本におさめた。
 私は私を俯瞰して少しだけ見れるようになった

 絶望の物語を見た。

 嘘で塗り固めた少女を知識の本におさめた。
 調子に乗らないようにいましめないと、私は救えなかったのだから。


 繰り返しの物語を見た。

 絶望に抗う少年の知識を本におさめた。
 ご飯を食べる方法を思い出した。




 壊れたものを、ほんものではないもので。つくろっていく。

 いびつだけど、生きていくためには必要だから。

 目的のためには。





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