我が道のゆくすえ

龍仙一

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龍宗地の初体験

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「ふう、職場に20分前にはついたが朝の通勤ラッシュはキツイな孤島と違って」思いながら

地は3階の研修会場へ、向かった、会場には10名程の男女が来ていた、とりあえず空いててる席につき
女性に挨拶してみた

「おはようございます、暫く相席させてもらいますね」「はい、どうぞ私は高宮珪ですよろしくお願い」
「ぼくは龍宗地です、よろしくお願いいたします」「そろそろ研修の時間ですね」

<皆さん、唐来システムで新人研修と人事を担当している
候さゆりです、よろしくお願いいたします、まず机の上に置いてあるのが我が社の企業理念と就業規則の資料になります、まず読んでいただいいて実際の業務内容の説明を聞いて頂き
午後からそれぞれの部署にはいっていただき実際の業務について頂きますのでよろしくお願いいたします>


「眠たくなりそうだわ」「大丈夫ですか、研修中に居眠りしたら恥かきますよ」「そうね」

そんな、たあいのない話しをして、あとはもくもくと講師の話しを聞いたあと実際の業務につくことになった

部署につく簡単な自己紹介をしたあと真新しいデスクについて50代半ばと思われる高田洋平さんが指導役につき
「ほう、結構若そうだな年いくつだ」「今年で25になります」「ならば覚えるのも早いだろうな、事務職の経験はあるか」「今回が始めてですがエクセルやワードを勉強していたのでなんとかなるとおもいます」

「そうだな、まずは納品書の入力お願いしますかね、まず入力業務の項目を選んでいただいて、納品書入力を選んでください」「はい、わかりました」「私は他の業務があるから入力ミスとかしたら報告お願いしますよ」

「お疲れ様、どう初仕事」高宮さんから勤務中にプライベートメールが届いた

「なんで俺のパソコンにメール送ることできたの」「私、経理事務やってるからid番号わかれば送れるのよ、誰にでも」「まずいだろう、バレたら、昼休み一緒にだったら少し話そう、とりあえずメール履歴を完全削除しとくから今後は勤務中に送らないでくださいよ」「はい、分かりました」

さっそく履歴を完全削除して納品書入力も終わり、次に何を入力くすればいいのか、指示を仰ぐことにした

とりあえずメールを高田さんに送った

「入力終わりましたかそれじゃ、返品伝票の入力お願いします」「分かりました」かくして龍宗地の
初出勤の一日あっという間にすぎ

会社を出るとき高宮珪と顔合わせた「今日は充実してた」「いや、孤島から出てきた俺には人の多さに圧倒されるし
「仕事は何とかなったけど殆ど座りぱなしだったからなんか疲れたよ、君はどうだった、都会に育ちそうだから慣れたもんなんじゃ」

「人の多さはいつものことだし座り仕事はなれちゃたし、最近は都会から脱出て毎日でもテレワークしたい気分だわ」

「何なら俺のおじさんの家にきみるかい、田圃もあるし山や川もあるし自然が一杯だよ」「どうしようかな、初給料が出たら考えてみるね」といいそそくさと駅に向かっていた

「あったばかりで誘ったのはまずったかな」

駅に到着すると釉子が手を振っている「どうだった今日」と電車に乗ると話しはじめた

「なとか、うまくいったよ」「それは良かった」おしゃべりをしながらだと時間が経つのもはやく
最寄り駅に到着した

すると駅の改札に到着しすると高宮珪がいた

「あら、龍宗さん、駅一緒だったん、ですね。えーと隣りの子は誰、君の彼女」

「いや、幼馴染の龍釉子だよ」「よろしくね!やるじゃない地こんな奇麗な子と同じ職場なんて」

そう言うと足早に歩き始めて丁度叔父の家の近くを通るバスがバス停に着いたので乗って先にいった
「人きりだね」と珪が笑みを浮かべて尋ねる「そうだね、家でまで送るよ」「ありがとう」数十分程歩くと商店街があり通りを抜けると簡素な一戸建ての住宅が見えてきた
「両親と一緒に住んでるの」「うん、親とバッタリあったりしたら恥ずかしいからこの辺でいいよ」「あ~あ、そうだね、バス停の方に戻るよ、じゃあね、また明日」きびすを返してバス停に向かい叔父さんの家に戻った

「お帰りなさい、彼女と少しは仲良くなれた」釉子が部屋の窓から顔を出す
「窓か顔出して空でも眺めてたのかな」「そうだよ、夕飯できてるから早く上がっておいで」
玄関の鍵を開けて中に入ると着替えてダイニングに向かった






















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